2年前の救急病棟体験をふりかえる②搬送~それぞれの思い | 夜 雨 た ん の 世 界

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四十路突入www

いい大人とくそガキ.の狭間を漂う・・・そんなあたくし「ようたん」の生活のひとこま

それから仙台の第3次救急の病院に運ばれることになり
救急隊の人に担がれて救急車に乗った

連絡した夫はそっちの病院にもう着いていた


廊下で待ってる時は最悪なことしか浮かばない

時間外で、熱が出たらしい子どもを連れて来てた家族
インフルエンザ脳症のリーフレットを見ながら話をしてるのが聞こえてくる
「怖いよねぇ~。亡くなってる子もいるんだってね~」と呑気に。

他人事。

そう、いつもなら我々だって他人事風に語る、そっち側の人間なはず、
それなのに、
今まさに、自分たちがその当事者になってる?

信じられない現実


このまま新型でインフルエンザ脳症で死亡したら・・・
明日あたり新聞に載るのかぁって思ったり

あの家でお葬式を出すの?
幼稚園児の葬儀を?
嘘でしょう?

娘はいなくなるの?



これから私どうやって生きていこう


娘の全てがつまったあの家にはもういれないしょぼんしょぼんしょぼん

もし、意識が戻ったとして、何か障害が残ったらどうしようしょぼん
もうママもパパもわからなくなってたらどうしようしょぼん

もう話できなかったら・・

あんなにいろんなことよく知って、生意気におしゃべりしてたのに寝たきりとかになったら・・(涙)


いや、でも障害が残っても、生きててくれてるだけでいいよね?(涙)
って夫に言ったら頷いてた。
ほんとに、ただ生きてくれてることだけを願ってた
この頃、第二子のことばかりで頭いっぱいだったけど、目の前のこの命ひとつ守りきれないで何が第二子だ!
自分には娘だけで十分だ、
子どもの数だけこんな心配しなくちゃいけないなんて無理だ・・・っておもった。


パルカ母に電話
「意識なくなった」
「え?嘘何それちょっと!」
充電なくて話が途中で終了

以後、ずーっと心配してて悶々としてたらしい

私の実家では、2日前に撮った七五三の写真を見ながら、電話の音にびくびくしていたらしい。父は、もしかしてだめかもと思ったと言っていた

リコ命のM爺は、運転すると事故りそうだからと電車でかけつけた。
病院はマスク必至だからと、急いでマスクを買って、電車の中で付けようとしたら、
なんだかびじゃびじゃする・・・・?

顔にのせる濡れたシートマスクだったとあせる

慌てぶり半端なし。

つづく