ココ・ファームの醸造所とグロウワーズ・ランチ@足利市
「NOVO」と北海道のピノ・ノワール&シャルドネで造られる「北ののぼ」は
ここでアルコール発酵後、酵母と砂糖を加え瓶内二次発酵
3年オリ(酵母の死骸)とともに熟成させてから、このピュピトルに瓶を差し込み園生が毎日8分の1ルミュアージュ
オリは瓶にへばりついているので、瓶口に下げるのは根気が必要
このラックの中で3年間熟成させる
生産量が非常に少ないので、オリ抜き、捕酒も全て手作業で行う
柴田醸造長は打栓のデモンストレーション
勿論、打栓とミュズレ付けも手作業です
ステンレスのバリックで、プテイ・マンサンを熟成中
木樽のように空気との流通はないので、酸化的な熟成はしないけれど
大きなステンレスタンクよりは、熟成が微妙に早まる
SO2(酸化防止剤)を全く入れない自然派で志が高い人は、ワインが酸化しないように使用していることが多い
ココ・ファームは、野生酵母で発酵させSO2は最低限に使用するだけなので
ステンレス・バリック利用するのね
岩盤を掘って樽熟成庫にしている
創設者の川田さんが、はじめショベルカーで1人で頑張ったが
崩れてきて危ないので、途中からプロに任せて洞窟をつくったとのこと
柴田さんが、プレス器が2つに増えたと喜んでいた
小さいのは、除梗破砕器
発酵用タンクは、予想以上に大きい
オーダーメイドの日本製
ランチタイム
畑に面した広々としたカフェの奥にセッテイングされていた
10種類のワイン
ワイングラスは、リーデルやロブマイヤーの高級品なので
ワインの本当の美味しさを楽しめます
地産地消のフレッシュな野菜が特に素晴らしかったです
どれも個性がしっかりあり、洗練されている
最後のデザートワインは、ロバの足音
自社畑のブドウで造る甲州版ヴィン・サント
トスカーナと同様に、遅摘みしたブドウを干して、前年のワインに漬け込み発酵させる
6ヶ月の発酵後、フレンチオークの小樽で76ヶ月熟成
濃密でトロリとした甘口ですが、大橋マスターオブワインの評価では、栃木のワインの中で最も高得点とされている
Ashicoco 2015 甲州94.9%、デラウエア4.1%
風のエチュード シャルドネ92%、プテイ・マンサン8%
プテイ・マンサン 2014
甲州F..O.S. 2014 勝沼のブドウから造られるオレンジ・ワイン
赤見のぼっこ 2016 小公子100% 田舎式発酵ワイン
風のルージュ 2014 ツヴァイゲルト79.4%、メルロ20,6%
第一楽章 2014 マスカット・ベイリーA100%
こころみノートン2015 ノートン91%、タナット9%
陽はまた昇る 2013 タナット63.4%、カベルネ・ソーヴィニョン36.6%
マタヤローネ マスカット・ベイリーA100% デザートワイン
ロバの足音 甲州100% デザートワイン
ココ・ファームでは20種類強のワインを造っていて、どれもネーミングがチャーミング
山形県や長野県の契約農家から冷蔵トラックで運ばれるブドウもあり、適地適品種をスローガンに、健康で熟したブドウから素晴らしいワインを造っています
私は甲州で造られたオレンジ・ワインにフィネスを感じ、美味しかったので多めに買って帰りました
NOVOも予約しなくては