世界マルベック・デイ セミナー@アメリカンクラブ | 奥山久美子の美と健康のワインライフ

世界マルベック・デイ セミナー@アメリカンクラブ

濃い色と濃厚な味わいのイメージがあるマルベックだが、この数年フローラルなエレガント系マルベックが注目されているルンルン

今回のセミナーでウコ・ヴァレーのマルベックの存在、その豊かなミネラル感に衝撃を受けましたおんぷ


アルゼンチンワイン協会は2011年に、毎年4月17日「マルベック・ワールド・デイ」と定め、アルゼンチンや海外でイベントを開催

2016年には世界54ヵ国、70都市で協会主催によるイベントが行われている


今年は、1816年7月9日に独立したアルゼンチンの200周年にあたり、4月19日には世界ソムリエ・コンクールが行われ、石田博ソムリエ(アジア・パシフィック代表)、森覚ソムリエ(日本代表)が出場する

誰が優勝するのか今からとっても楽しみですおんぷ

アメリカンクラブで、ワイン情報誌「ヴィノテーク」マネジング・エディターの蛯沢登茂子さんによる最新情報セミナーが行われました

まずはアルゼンチン共和国大使館の方からの挨拶

マルベックのルーツは、フランス南西部のカオール地区だが、フィロキセラ後(19世紀後半)は栽培面積が激減、現在はアルゼンチンが最大の栽培地

アンデス山脈の東側にあるブドウ畑は、高い標高(600~1400メートル)に拓かれているので昼夜の気温差が激しく、太陽光は鋭く強いので果皮が分厚くなり、糖度は高く酸はしっかりキープされる

標高3000メートルの世界一高い畑もあるというのだから驚きだ

年間降雨量は200mmと灌漑が必要




6種のマルベックをテイスティング

カテナ・サパタ・ニカシア・ヴィンヤード2011の味わいは圧巻でした


一般的なマルベックの特徴は、濃い赤紫を呈し、香りは赤や黒のフルーツ・黒コショー・パプリカもあれば、甘いスパイスやスミレの花のようなものまである、味わいはタンニンがしなやかで酸が余韻までしっかりと残る


ここ数年、注目されているのがウコ・ヴァレー Valle de UCO

パーカーのワイン・アドヴォケイトのアルゼンチン・トップ10や、ティム・アトキンのトップ100の中でウコ・ヴァレーのものが断トツに多い


チャーミングな果実味に野性味を加えた感じのマルベックを私は昔から好きですが、益々洗練されて美味しくなってきたことが嬉しいですチューリップ