究極のエレガント・リオハ ”Contador” @小笠原伯爵邸
1964年生まれのリオハのボデガ・コンタドールの天才醸造家ベンハミン・ロメオさんが、初来日
2004年、2005年ヴィンテージはパーカーポイント100点を連続獲得したことでも有名です
4年熟成のドングリのみ食べて育った究極のハモン・イベリコベジョータとともに楽しむ美食の饗宴が、小笠原伯爵邸で行われました
ナッツの芳香がクラクラするほど、アミノ酸の旨味が爆発して美味しい生ハムを切り分けるカサルバの社長
ベンハミンはカタルーニャでも力強いスパークリングのカバを造っている
食前にワイナリーの説明
樹齢100年以上の樹を大切にして、一切妥協のない完璧なブドウ栽培をしている
雲丹のチュピート セロリの香り イベリコプレサのブリオッシュ 野菜のピスト ピメントンデラペラのアイオリ
ハモン・イベルコの社長のスピーチ 通訳している左の女性はスペイン在住の方
シガーラとイベリコ「カサルバ」のパパーダ ポワローのクレマ ピンクペッパーオイル
プレディカドール・ブランコ 2009
クリント・イーストウッドが「ペイル・ライダー」(訓戒者)の映画の中で、かぶっていた帽子
悪をくじいていく姿に自らのミッションを重ねて表現しているとのこと
最上のブドウを収穫するためにバッタバッタと余分なものを切り落としていくそうだ
フレンチオークの新樽100%で発酵・熟成 ビウラ、マルヴァジア、ガルナッチャ・ブランカ
リッチでグラ、コンドリュウやエルミタージュ・ブランより強烈
赤のプレディカドールはテンプラニーリョ主体で3%のガルナッチャを加えることでフレッシュさを出している
黒オリーブやスパイスがコート・ロティのようで、とっても上品
ケ・ボニート・カカレアバ2010
「素敵な鳴き声」という意味 ブドウ畑に鳥が巣を作っている写真をベンハミンに見せてもらいビックリしました
上品でミネラル感がありモンラッシェをフローラルにしたような驚愕の白ワイン 酸を残すために朝摘みしたり地区別なケアをするそうだ 樹齢は100年超えとのこと
ラ・ビーニャ・デ・アンドレス・ポメオ2001
ベンハミンの父親の名前の畑 初ヴィンテージ テンプラニーリョ
贅沢な造りを追求する芸術家らしい赤ワイン
帆立貝のプランチャ あおり烏賊のタリアテール ハモンのエスプーマ 黒オリーブオイル
フォアグラのアサード ブドウソース カッソナードのミガス マカデミアナッツのヌーベ
和牛ロース肉 根セロリのクレモソ ペコロスのコンフィ 黒トリュフソース
コンタドール2009
テンプライーリョ97% ガルナッチャ3% フレンチオーク新樽100%熟成 (他の赤も同様)
生産量が5700本なので、ロマネ・コンティと比べられるようだ
100年以上の樹齢の樹から見事なフィネスの溢れるワインができる
チョコレート、プラムやカシス、タイム、ローズマリー、ウイキョウ、、華やかで複雑、しかも恐るべき繊細さも備えている
「飲んだ時に心の振るえが止まらないようなワイン」を造るというベンハミンの言葉は本当でした
初めての日本では「龍吟」と「小笠原伯爵邸」の料理が素晴らしかったと私に語っていました
洋梨の赤ワイン煮 蜂蜜のアイスクリーム
最後にゴンサロシェフと若いスタッフが登場してご挨拶
豪華絢爛の贅をつくしたお料理、そして今熱い視線を浴びているエレガントなスペインワインの饗宴はいつまでも余韻が長く続く素敵な会でした