人間が「どん底」から這い上がれる本当の理由 | 人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

超深層心理レベルから人生のステージアップをサポートします。カウンセラー、セラピスト歴は28年です。

 

人生が破綻する経験をしたあと、猛然と

力を発揮し大きな願望を実現する人たち

がいます。

 

「どん底」を体験する意義

 

極端な話、世の中には、「三とう」と

いう言葉があるのですがご存じですか?

 

「倒産・投獄・闘病」の3つです

 

明治時代に「電力の神様」と言われた

松永安左ェ門は本物の成功者というもの

は、どれか一つは経験していると言い

ました。

 

それ以外にも「どん底」を体験してから

生きる力に火がついたというケースは

たくさんあります。

 

このようなことに対する解釈はいろいろ

あると思います。

 

生きることの意味を本当に深く考える機会

になるから

 

普通に生きているということがいかに

チャンスに恵まれているか気づくから

 

どん底に落ちればつまらないプライドも

なくなり必死になるから

 

どれも当たっているとは思います。

 

けれども、私は別な視点で捉えたいと

思います。

 

「潜在的適応戦略」の破綻

 

人間は、生い立ち、成長過程で主に親との

関係で、自分はどのようなやり方、考え方

で、居場所を得て生き延びてゆくのかと

いう基本的なパターンを作り上げます。

 

それを私は「潜在的適応戦略」と呼ぶと

いうことを度々お伝えしてきました。

 

潜在的適応戦略の内容で一例を紹介

します。

 

根底には、「捨てられる」ことが究極の

恐怖としてあり、「捨てられる」に結び

つくかもしれない、「怒られること」

「嫌われること」「失望させること」へ

の恐怖があり・・・

 

父の期待に応えようとしながら、母親の

精神的な支えとなろうとし、しかも

完璧主義でいつも優秀であろうとする。

 

しかも期待を裏切ることへの罪悪感、

十分に優秀でないことへの羞恥心、

そして見下されたり否定されることへの

屈辱感をバネに非常に頑張る。

 

こんな筋書きがベースに作られた

潜在的適応戦略にとっては生存の道と

居場所は、

 

厳しい期待と要求をする人のそれらに

応えることと、自分の支えを必要として

いる人を支えることによって得られるわけ

ですから、そういう人、シチュエーション

と結びつきます。

 

それは、非常に厳しい期待や要求をされる

職場で働きながら、ダメ出しばかりする

上司の要求を満たそうとしながら、

かつダメな部下の尻拭いをやりながら

オーバーワークを繰り返すということ

かもしれません。

 

またそういう職場でバリバリ働きつつ

個人的な恋愛ではダメンズウォーカー

かもしれません。

 

母親との共依存が強かった場合、

いつまでも親元を離れることができず、

いつまでも独身でいるかもしれません。

 

また、親元を離れて働いても結局燃え尽き

症候群などでうつ病になり、退職して親元

に帰って来る羽目になるかもしれません。

 

このパターンでは魂を抑圧しているのに、

能力は発揮することが求められるので、

そこで過剰補償という心の働きを駆使する

のが特徴です。

 

過剰補償というのは、よく劣等感をバネに

とか屈辱感をバネにといったものがそれに

当たります。

 

過剰補償というのは一定期間、成長の役に

立つ面はありますが、ずっと続けることは

できません。

 

それはストレス反応そのものであり、

心と体を徐々に蝕んでゆくからです。

 

しかも人の力を頼めず一人で問題を抱え

込みどこかで破綻を来たしやすいわけです。

 

だから、繰り返し燃え尽き症候群でうつ病

を発症する可能性もあります。

 

こうして行き詰まってきても、それまで

後生大事にしてきた「潜在的適応戦略」は

簡単には手放せません。

 

そしてついには、どこかで無理が来て

破局を迎えることがあるのです。

 

その時、心の奥で何が起きるのか?

 

その時、人間の潜在意識に何が起こるの

でしょう?

 

その時、それまでの「潜在的適応戦略」が

もはや役に立たないと判定され、リセット

が起きるのではないでしょうか?

 

そして、その時、深く眠っていた魂に火が

点くのではないでしょうか?

 

けれどもそのために破局を経験しなければ

ならないのでしょうか?

 

私はそうは思いません。

 

自分の心の奥に深く向き合い、これまでの

「潜在的適応戦略」を手放し、新しい

魂の欲求をベースにした新しい適応戦略を

育ててゆくことで、できるだけ緩やかに

移行することが可能です。

 

ただし、その過程を自分一人の力で行う

のはほぼ無理だと思います。

 

そのためのサポートが可能なのが

LibertyWingsプログラムであると

確信しています。

 

人生に行き詰まりを感じた時、

このままの生き方やり方ではもう無理だ

と感じた時、それは人生の転換点が

来ているのかもしれません。

 

もしあなたが、カウンセラーや

セラピストであるか、目指している場合、

このような転換が必要なら一刻も早く

その移行に取り組む必要があります。

 

なぜなら、カウンセリングに訪れる人の

多くが、このような転換点で悩んでいる

からです。

 

カウンセラーやセラピスト自身が、

そのような転換を乗り越えた体験がないと

適切なサポートができません。

 

「過剰補償」をベースにしてカウンセラー

やセラピストを頑張り、成功や名声を求め

一時的に成功や名声を得ることはできる

かもしれません。

 

けれどもそうした成功や名声が絶対に

持続はできません。

 

カウンセラー、セラピスト自身が精神的に

成長し続けることが長期的には何より大切

なのです。

 

カウンセラー、セラピスト自身、そして

それらを目指す人自身が自分自身に深く

向き合う機会を常に持ちましょう。

 

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