4歳から16歳まで、ずっと参加していたPTNAピアノコンペティション。審査員席に座っているのは、なんだか不思議な気分でした。
自分自身、励まされ、傷つきもしていた採点表。
あの数分という時間で、参加者の方を判断することはとっても難しくて、限られた中で、できるだけ愛情のあるコメントを書きたいと、精一杯書かせていただきました。
A2級、A1級の、ピアノを始めて数年、いや数ヶ月?という参加者の皆さんに点数をつけるのは本当に心苦しかったです。
審査員の先生によって、かなりの点差がうまれるのはもちろんですが、音楽は正解を求めるものではないということを、参加者の皆さんに覚えておいてほしいなぁと、審査を通して改めて感じました。課題曲を通して、作曲家、時代背景、歴史を知り、偉大な音楽家たちの演奏をたくさん聴き、音楽を深く深く知っていくことが何より大切なだなぁと心から思います。私自身もそうです。
私たちは、長~い音楽史の最後の小っちゃな点にいる訳ですもんね。自分の演奏だけでなく、様々な面に目を向けてみると、見えてくることがたくさんあるのだと思います。
審査員長の渡邉康一郎先生はじめ、先生方が温かくフォローしてくださり、とても居心地良く、初めての審査を無事に終えることができました。
渡邉先生、厚地とみ子先生、野畑さおり先生、津田智佳子先生、サポートしてくださいました本部の堀さん、倉持さんはじめ、スタッフの皆さま、ありがとうございました。
楽しいひとときでした。
ゆうな