無心とは、思考のゼロポイントに立ち返ること | 読書のすすめ 清水克衛の日々是好日

無心とは、思考のゼロポイントに立ち返ること

最高のパフォーマンスを人がしたとき

「無心でした」とよく言います。さて、無心とは

なんでしょう?もし、無心になれるならなったみたい。

誰もがそう思うはずです。しかし、そうは言っても

大変な修行でもしなきゃとても「無心」だなんて

なれないんじゃないの?そう思われるのも

ごもっともです。私もそう思います。いや、思っていました。

この本を読むまでは。

 

【「無心」という生き方---真逆のものさし】

形山睡峰著

「無心」とは、人間誰でも本来もっているもの。

その証拠に赤ちゃんは無心です。

信じられないでしょうけど、ぼくにも赤ちゃんだったことがあるんです。(笑)

 

赤ちゃんは物事や出来事に出会った時、

それに色、すなわち好きとか嫌いとか、上だとか下だとか、

善とか悪だとかという見方をしない、ただあるがまま受け取りますよね。

無心とはまさにこのことだったのです。

しかし、いつのまにか大人になっていくと、損得勘定が

なんにでも生まれてきてしまうので、憧れの無心には

なれないでいるのです。その思考クセは今急に無くせと

言われてもなかなか出来るもんじゃありません。

それこそ滝に打たれたり厳しい修行をしなくてはなりません。

でも、大丈夫なんです。

今までの思考クセ、色をつけるクセに気づけばいいのです。

これでだいぶ無心が近づきます。普段、私たちはそれさえも

気付かずに自分で自分の機嫌を悪くしているのです。

これでは「無心」へと向かう道とは逆方向に進んでしまっているのです。

 

パッ!と出来事に出会った瞬間、すぐに色がついてる!と

認識されればいいのです。これ、読後すぐにやってみたのですが、

そんなに難しいことではありませんでした。

 

悩み・矛盾多き現代人には最強のアイテムが無心。

あっという間に心スッキリです。

 

著者は禅のお坊さんなのですが、読んでみると

ものすごい読書家であられるようです。

達磨大師、西行、沢庵といった仏門に限らず、

孔子や孟子、世阿弥に諭吉、鉄舟、ニーチェやホーキング博士と、

洋の東西を問わず、面白いお話し、楽しく興味深いお話しも

満載です。

 

いま、私たちに本当に必要なのは、いつの間にか、

気付かないうちになっていた思考クセはどこからきて、

それはどういう意味なのかを真剣に一人ひとりが

考えてみることであると思っています。

 

そのために、一度思考に色がついていない、赤ちゃんのような

思考のゼロポイントに立ち返ることで、

世界や仕事や生き方のなどの「そもそも」が観えてきます。

 

そうなると、本の読み方も人との出会いも、

上位で価値ある有益なモノへと変化してしまうでしょう。

そんな風景に出会うためにも楽しみにこの本を読んでみてくださいね。

 
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8月28日(日) 14:00~16:00
「逆のものさし講 東京勉強会」
参加費:逆のものさし聴講生 無料
※今回は、一般の方のお申込みも受付!
参加費はお1人2000円で参加可能です。

逆のものさし講東京勉強会、
お申込先メールアドレス↓
dokusume@gmail.com 
担当:小川まで

 

そろそろ「真逆のものさし講」待ってるよ!(笑)