夏の甲子園

先日、夏の甲子園
高校野球に行ってまいりました。

花巻東ＶＳ帝京

という、屈指のカードです。


試合も追いつ追われつ、
両者決してあきらめない素晴らしいものでした。


応援しにいったつもりでしたが、
逆に球児たちから何か大切な熱いものをいただいた気分です。


特に驚いたのが、

花巻東の選手たちが、内野ゴロなどで
ファーストでらくらくアウトになる場面でも
ファーストベースの先、20メートルくらいまで
全力疾走するんです。


普通は、
ピッチャーゴロなどで打ち取られたら
ファーストベースを踏む時点で走るのをやめます。

しかし、花巻東の選手たち全員が
アウトになろうがセイフになろうがおかまいなしで
全力でベースの先まで駆け抜けます。

何を無駄のことを・・・と、思うのが普通です。

しかし、気を抜かないこの行為こそが
『あきらめない』という強さと、

自分たちが何のために戦うのかという最も大切なことを
一時も忘れないという強い意志につながっていくんだろうと思います。


勝負の向こうにある、他助の精神を
花巻東の選手諸君に与えていただきました。


わたくし、お恥ずかしながら
ついつい応援に力が入ってしまって
選手応援団の中で大声だしていたら
係りの人に叱られました。(笑)









負けて流した涙に、
彼らの本気さを感じ
「来年も応援に来るからね」と、
もらい涙で反省しながら球場を後にしました。


やっぱり、
「もらう側」ではなく、「与える側」の方が
かっこいい！！！


【ギヴァー（THE GIVER）記憶を注ぐ者】