いにしえの道、白い雲
『シッダールタは微笑んで、青空にくっきりと刻まれた
ピッパラ樹の葉を見上げた。
長い尾が風に揺れて、まるで誘うように前にうしろに
はためいていた。
その葉を深く見つめてみると、葉のなかに太陽や星の
存在がはっきりと見えた----------
太陽や光や熱がなければ、この一枚の葉は
ここに存在することはできない。
「これがこのように在るのは、あれがあのようにあるからだ」。
その葉のなかに雲も見えた--------------
雲がなければ雨は降らない。雨が降らなければ、
木の葉はここに存在できない。
大地、時間、空間、心------すべてがこの一枚の葉のなかにあることを悟った。
この一瞬に、全宇宙がこの葉のなかに在る。
一枚の葉の存在は、まことに素晴らしい奇蹟であった。
------------ひとつひとつの現象が、
他のすべての現象を可能にしている。一のなかにすべてがあり、
すべてが一のなかに包含されている。』
【小説ブッダ---いにしえの道、白い雲】ティク・ナット・ハン著 池田久代訳
仏教は釈尊が作られたのですが、
はじめは宗教ではなく、心の勉強会でありました。
今風にあえて言えば、
心理学&メンタルトレーニングみたいなも。
さらに思うのが、自然科学や物理学も含まれていたんじゃないかとも
思います。
この小説は人間としのブッダに注目し今目の前に
彼がいるような錯覚すら起こりそうな本なのです。
この本の著者が面白い。
1926年にヴェトナムで生まれ、
10代で出家し禅僧となってヴェトナム戦争のさなか、
中立の立場から平和と停戦を訴えたり
「行動する仏教」として活躍をされています。
この本をぜひ読んでいただいて、
人間ブッダをあなたの心の一部に取り込んでみていただきたいと思います。
ブッダの生きていた時代も今の世とおなじように
混迷・混沌とした時代でした。
だからこそ、いまこの本を読んで心を安定し、
先行きを照らす人間になっていこうじゃありませんか!!!
出来ましたら【「幸福な生き方」実践の書--幸福に生きるための仏教の知恵】
→【人生を悔いのないものにする参考書---禅語に学ぶ生き方。死に方。】
→【小説ブッダ---いにしえの道、白い雲】の順番で読んでいただくと
いっそう深く心にガツンと響くと思います。
ほんとに今すぐにでもたくさんの人に読んでいただきたいと
強く思います。
たまーに、こういう響く本に出会うと
心が熱く萌えてしまいますね。
ピッパラ樹の葉を見上げた。
長い尾が風に揺れて、まるで誘うように前にうしろに
はためいていた。
その葉を深く見つめてみると、葉のなかに太陽や星の
存在がはっきりと見えた----------
太陽や光や熱がなければ、この一枚の葉は
ここに存在することはできない。
「これがこのように在るのは、あれがあのようにあるからだ」。
その葉のなかに雲も見えた--------------
雲がなければ雨は降らない。雨が降らなければ、
木の葉はここに存在できない。
大地、時間、空間、心------すべてがこの一枚の葉のなかにあることを悟った。
この一瞬に、全宇宙がこの葉のなかに在る。
一枚の葉の存在は、まことに素晴らしい奇蹟であった。
------------ひとつひとつの現象が、
他のすべての現象を可能にしている。一のなかにすべてがあり、
すべてが一のなかに包含されている。』
【小説ブッダ---いにしえの道、白い雲】ティク・ナット・ハン著 池田久代訳
仏教は釈尊が作られたのですが、
はじめは宗教ではなく、心の勉強会でありました。
今風にあえて言えば、
心理学&メンタルトレーニングみたいなも。
さらに思うのが、自然科学や物理学も含まれていたんじゃないかとも
思います。
この小説は人間としのブッダに注目し今目の前に
彼がいるような錯覚すら起こりそうな本なのです。
この本の著者が面白い。
1926年にヴェトナムで生まれ、
10代で出家し禅僧となってヴェトナム戦争のさなか、
中立の立場から平和と停戦を訴えたり
「行動する仏教」として活躍をされています。
この本をぜひ読んでいただいて、
人間ブッダをあなたの心の一部に取り込んでみていただきたいと思います。
ブッダの生きていた時代も今の世とおなじように
混迷・混沌とした時代でした。
だからこそ、いまこの本を読んで心を安定し、
先行きを照らす人間になっていこうじゃありませんか!!!
出来ましたら【「幸福な生き方」実践の書--幸福に生きるための仏教の知恵】
→【人生を悔いのないものにする参考書---禅語に学ぶ生き方。死に方。】
→【小説ブッダ---いにしえの道、白い雲】の順番で読んでいただくと
いっそう深く心にガツンと響くと思います。
ほんとに今すぐにでもたくさんの人に読んでいただきたいと
強く思います。
たまーに、こういう響く本に出会うと
心が熱く萌えてしまいますね。