阪神12R 3歳オープン 芝1800m フラワーC(G3)
◎(02)マリアビスティー
○(17)マイネイサベル
▲(05)トレンドハンター
△(03)マヒナ
△(06)ヤマノラヴ
△(07)サトノフォワード
【見解】
重賞にしてはかなり手薄なメンバー。
牝馬限定戦・長い直線が魅力の◎に期待。
【各馬短評】
マリアビスティー
(牝、父ハーツクライ、母ダリンダ、栗東・矢作芳人
)
牡馬相手や距離不足のレースが続いて
素質を存分に発揮しきれないでいるが、
今回の条件なら持ち味である末脚がフルに生きる舞台。
このメンバー相手の決め手勝負なら上位だけに、
そろそろ人気を覆す激走があっても不思議ではない。
マイネイサベル
(牝、父テレグノシス、母マイネレジーナ、美浦・水野貴広
)
前走のクイーンC(G3)は上がり最速の末脚で追い込み2着。
ただ、後方のインでうまく脚を溜めて最内をロスなく回る
完璧な競馬だったけに、過大評価は禁物。
今回は実績最上位ということで人気を集めそうだが、
関西の競馬場・右回りコースでは
今までパフォーマンスが落ちている点も気になるところで、
あえて対抗までの評価に留めたい。
トレンドハンター
(牝、父マンハッタンカフェ、母ロイヤルペルラ、栗東・松田博資
)
今回が芝のレース初挑戦で未知の部分が大きいものの、
血統・フットワークから芝もこなせそうなタイプ。
この中間CWラスト1F11秒台の
素軽さを感じさせる時計を連発しており、
出来に関してはデビュー以来一番の印象。
折り合いに不安のないタイプなので、
内でうまく脚を溜めるがことができれば楽しみ。
マヒナ
(牝、父キングカメハメハ、母モアムーンライト、美浦・勢司和浩
)
前走の菜の花賞は、直線で外に出すときに
外の馬に迷惑を掛けて降着となったものの、
好位のインでうまく脚を溜めて、
直線外からまとめて差し切り勝ち。
二週前のアネモネS(OP)へ向けての最終追いであった
3/9に美P63.2-12.2馬也と絶好の動きを披露していただけに、
ここまで出走が延びてしまったことは悔やまれるが、
レース振りは一戦ごとに良くなっており、
再度内枠を引いた今回も侮れない存在。
あとは、初の長距離輸送を無事クリアできるかどうか。
ヤマノラヴ
(牝、父アグネスデジタル、母ヤマノバイオレット、美浦・牧光二
)
前々走のフェアリーS(G3)では、
スタート出遅れ勝負処でも外々回るロスがありながら掲示板を確保。
前走の菜の花賞は降着繰り上がりでの1着ではあったが、
いつもよりゲートを出て好位で流れに乗れたように、
レース振りは一戦ごとに良くなってきている印象。
距離延長・長距離輸送と克服すべき課題は多いが、
あまりにも人気がなさすぎるここは要注意。
サトノフォワード
(牝、父ネオユニヴァース、母アドマイヤライト、栗東・平田修
)
前走のデビュー戦は、
コーナリングはぎこちなかったものの、
好位で折り合うレースセンスの良さを見せて快勝。
キャリアが浅いだけにフルゲートでゴチャついたときにどうかだが、
血統・レース振りから距離延長は問題ないタイプ。
再度注目したい。
【無印の人気馬】
ハブルバブル
(牝、父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルズ、栗東・池江泰寿
)
デビュー戦の勝ちっぷりの良さから人気を集めそうだが、
気性がまだ子供でアテに出来ない現状。
前走出遅れを挽回するのにハイペースで飛ばす競馬をして
完全にリズムを崩してしまっただけに、
連闘・距離延長で折り合いが難しくなりそうな点も大きな懸念材料。
今回はリスクの割に人気になりすぎている印象。