マルシュルトゥカ | キルギスに生きる/写真ブログ

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青年海外協力隊として、
中央アジアのキルギス共和国にて野菜隊員として活動中。
キルギスの話をするブログ。

木曜日と金曜日に首都のビシュケクに上がって来たんです。
出張ってことで。

今年のキルギスは暖冬らしく、
12月に上がった時は―20℃くらいでしたが、
今のビシュケクは昼間は10℃くらいにまで上がり、
なんだかすでに春の陽気です。

ま、まだ油断はできませんが。

今回は市内のバザールを回って価格を調査するという目的だったので、
一日中市内を回っていたのですが、
車を持っていない人間が市内を移動する場合には、
トロリーバスやバス、マルシュルトゥカ(ミニバス)、タクシー等を使います。

最近のぼくはマルシュルトゥカをよく使います。

首都ビシュケクの交通手段のうち、
トロリーバスについては前に書きましたが、
http://ameblo.jp/dokodemoegao/entry-11441002585.html

バスとトロリーバスは日本でもあるような普通のバスのようにバス停で止まるので、
あまり市内について知らなくても気軽に乗れるんです。
そして少し安い。
残念ながら時刻表は無いのでいつ来るかはわからないし、本数は多くはありません。

そしてタクシーですが、
もちろんタクシーは高いので(日本から考えるとめっちゃ安い)
夜だとか荷物が多い時にしか乗りません。

マルシュルトゥカ(マルシュ)はというと、
すごくたくさんの数が走っていて、
普通のトロリーやバスが走らないような細かな道を走るようなマルシュもあります。

そしてなんといっても、乗りたいところで乗れて、降りたいところで降りれるというのが
マルシュの使い勝手のいいところなのです。


そんなわけで、最近はマルシュを使っているのですが、
最近よく使っている理由にはもう一つあって、

市内の地理に少し詳しくなったから理由があります。

マルシュルトゥカは助手席あたりにおいてある板に、
主な行き先が書いてあり、
それを見て乗らなければいけません。

何台も走っているマルシュの板を見て、自分の行き先を探さなければなりません。
最初はキリル文字にも慣れていないので、読んでいるうちに行ってしまったとかよくありました。

ま、これはまだいいんです、すぐ慣れるので。

問題は、主な行き先しか書いていないので、
はじめて乗る番号のマルシュだと、
地理が分かっていて、ある程度のルートや方向を想像できないと、
どこを走っているのか全く分からなくなってしまいます。

便利なマルシュはそれだけ多くの人が使うわけで、
特に朝や夕方などの通勤、帰宅時にはすごく込み合います。

ハイエースくらいの大きさの車に、
多い時で30人近くの人がぎゅうぎゅうで乗りあうので、
相当な込み具合です。

そうなると窓からほとんど外をのぞくことができません。
体の感覚だけで、位置を把握しなければなりません。

今右に曲がったからどこどこあたりかなとか。

いつも決めた番号に乗っていればルートもすぐに覚えてなんの問題も無いのですが、
ぼくみたいに時々首都に上がってきて乗るような人間にとっては、
なかなか覚えれません。

来たばかりのころは語学も微妙で、地理も全然わからない中で乗るマルシュは
緊張したものです。

ま、いまでもたまに間違えて乗りますけどね。

でも今は、語学とか地理とかが分かるようになっただけ
心に余裕ができたっていうか、
それで、最近はマルシュを多く使うようになりました。

っていうかやっと使えるようになったって感じです。

写真はそんなマルシュルトゥカとトロリーバス。



147番のマルシュルトゥカ。番号の横に書いてあるのが主な行き先。
番号でルートが決まっているので、番号とルートを覚えておくと便利。



たまに故障したりして止まります。




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