子ども達に研究・開発型指導をしている
二宮です。
徒競走では、
「位置について」
「ヨーイ」
「バン！」
となって競走が始まります。
その時に、スタートしていない子が
いたら、完全にビリですよね。
運動会でこんな光景を見ることは
ほとんどありませんが、勉強の場面では
こんなことは非常に多く見られます。
先日、１月に入塾したお子さんとの
やりとりです。
私 「最近学校では算数何やってるの」
生徒「約数と倍数です」
私 「はじまったばかり？」
生徒「いえ、もう３回とか４回・・・」
私 「では、約数って何？」
生徒「・・・・」
別のバージョン
私 「英語はもう現在完了に入りましたか？」
生徒「はい。」
私 「では現在完了って何？」
生徒「・・・・」
勉強の基本３段階の１段目である“定義”が
できていないお子さんがこんなに多いのです。
まわりのお子さんはスタートしているのに、
位置についてもいない子は、取り残されて
しまいます。
それに対して、長く指導している場合は
このようになります。
私 「おっ、今度のテストは受動態だね。受動態って何？」
生徒「えっと、“される”？」
私 「まあ、そうだね。
では、“僕は水を飲む”を日本語のままで受動態にして。」
生徒「私は水を飲まされる」
私 「それ、違うよ。」（笑）
あれれ、全然お手本になりませんでした。（爆）
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二宮 智宏