【老舗の手打タンメン】つるや食堂 | タンメンで溺れる男

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タンメン大好きどけんや@マン

東毛食堂ツアー(後編)

二件目はどこに行こうか協議の末決まったのが、邑楽町のつるや食堂さん。

太田から館林方面へ20分ほどですかね。



この信号機があるとこでストップ

ひらがなで『うずら』です。

ほーらありました。



う~ん。渋くて素敵!

さっそく店内へ。

だいぶ広いですね。



入って正面にテーブル席、右手に小上がり、右奥にお座敷があります。

50人くらいは余裕で入れそうです。

麺類のメニューはラーメン400円から。

手打ちラーメン店の中ではかなりお安いです。

ご飯物のメニューもやはりお安い。

チャーハンは350円です。

ランチタイムセットなんかなくても、1000円以内でラーメン類+丼ものor定食と余裕のW注文が可能です。

お店の利益よりも常連さんが永く通ってくれるよう、生活の糧としてお店を営むぎりぎりの値段設定だと思います。


私はタンメン。ラー親分は五目ラーメン。それぞれを注文し待ちます。

お客さんの大半は常連さんに思えます。

手打ラーメンをうたう派手な幟や看板などは一切なく、ちょくちょく来てくれる地元の方の安らぎの場。

麺類以外の注文も多く、定食つまみながら一杯やる方もいたり。

しかし、私がいる間にどじょうオーダーはありませんでしたね。

この地域はどじょうを愛好する方が多い地域性なのですかね。

私が幼い頃、今はもう亡くなった祖父が近所の小川でどじょうを獲ってきて、柳川風の鍋にしてちょくちょく食べさせてくれたっけ。

30年以上も前の記憶が懐かしく蘇ってきます。

そういう思い出に浸れる空気がこちらにはあります。


程なくして私のタンメンがやってきましたよ。

丼もそこらの佐野系ラーメンのサイズではなく、タンメンや広東などの具材を多く入れるための深いもの。

このボリュームでワンコインですか。

素晴らしいですね。

さっそく麺をずるずるっと。


半透明に透き通るピロピロ。

すすると、舌をやさしく撫でながら通り抜けていく感じはもう

か♡い♡か♡ん

とても滑らかで、東毛老舗系手打麺のお手本のような食感。

柔らかめなのが逆に優しくて私は好き。

風味がより際立ち、小麦本来の味わいが満喫できますね。

『美味しい!』と思わず声に出しちゃいましたw



たっぷりの野菜は彩も鮮やか。

ニラが入ることにより風味に一味加わるのがとてもいい印象です。

やはり野菜は香りも大事。

ただうまい~



スープは淡い色合いで澄んだものですが、一口で『ああ。タンメンだ』って思う野菜の甘みと塩気のキレが絶妙ですね。

油分も多すぎなくも少なくもない程々さが、より明確なタンメンアピールをしてます。

野菜を炒めて、スープをいれ煮込むことによって生まれる一体感があってこそタンメンと呼べると私は思ってます。

うまい!




タンメンの美味しさは食べる方によって色々あるとは思います。

火傷しそうな高温のスープが癖になったり、

野菜の旨味がとけ出した穏やかな味わいだったり、

野菜の色々な食感が楽しめたり、

お腹いっぱい食べてもスッキリしてたり、

様々。

元々、中華料理にこういう野菜たっぷりが当たり前のタンメンは存在しません。

漢字で書くと【湯麺】

汁ありそば全般をさします。

発祥は横浜と言われていますが、主に関東から東でこよなく愛されてます。

関西より西ではマイナーです。

我々が住む栃木県、西隣の群馬県、そして北の福島県。

タンメンに主に使われる野菜の名産地。

そして北関東、福島が誇る手打ちラーメンの文化。

その融合がもたらす奇跡の一杯。

皆様も味わってみませんか?

本当に美味しいと思える一杯に出会ったら、

はまってしましますよ^w^

あ~こわいこわい(笑)




ここであの味わいが作られるんですね。




3月のお休みなど
 

看板も味があります~



素晴らしいお店でした~

ごちそう様です~ どけんやマン

店舗情報   つるや食堂
住所       群馬県邑楽郡邑楽町鶴1233-40
営業時間    11:00~14:00ぐらい/中休みあり夜は?
定休日     木曜日
駐車場     あり




ラー親分の五目ラーメン

親分同行どーもでした

またよろしく銅像^w^