豊洲市場問題について、各テレビ番組で連日報道されていますが、
コメンテーターの論調で(特にフジテレビ系列が気になりますが)、
「リスクゼロはありえないのだから、
問題をはらみながらも豊洲市場に移転すべきだ」
というものが多くなっているのが気になります。

次々問題がでてきているのに、臭いものに蓋をするような形で
豊洲移転で決着するのはおかしいでしょう。

石原都知事が犯人だ、いや都庁職員だ、という犯人探しも
問題の本質的な解決にはなりません。

市場関係者がこれからも仕事が継続できるように保障すること。
食品を販売する側にとっても、消費する側にとっても、
市場の環境について、安心・安全が守られることが大切だと思います。

けれど、その前提が崩されるような不安材料が
またでてきましたね。

昨日のテレビ朝日、羽鳥慎一のモーニングショーの
「そもそも総研」で、新しい問題がでたということを
特集していました。

豊洲市場が地盤沈下しているという疑惑



埋立地の地下に、土壌をとどめておく堰があるそうですが、
それが壊れているのではないか?という指摘されていました。
実際に、11年の東日本大震災のときにも、市場周囲の
道路に地盤沈下や地割れがでた。もし堰が緩んだり、
壊れたら、市場そのものに傾く現象がおきるのでは?
というもの。



東京都の回答は「市場問題プロジェクトチームで検証する」
というもので、これは以降の質問への回答でも一貫しています。

豊洲市場の構造計算と実際の建設に違いがある
耐震基準に問題があるのでは?



テレビ朝日が手にいれた〝豊洲市場〟の構造計算書について、
エコノミスト建築家 森山さん や 構造設計1級建築士 高野さん
によると、豊洲市場の4階部分のコンクリートが、
構造計算書では1センチと記載されているが、
実際には15センチで建築されている。









森山氏は「そもそも1センチはありえない」と指摘。
コンクリートには砂利など含まれているので1センチは
超える。どうしてそう記載したのかという理由について
「耐震基準を満たすためには、建物自体を軽くする必要が
あったのではないか」と推察していました。








公共施設は「普通の建物よりも(必要保有水平耐力を)
1・25くらい余裕をもたせなさい」とされている。
この点からみても1センチはありえない。



けれど、そうなると、もともと1センチで構造計算して
いた建物に、15センチのコンクリートが使われていると、
地震による横揺れ、縦揺れに建物自体がもつのか?
という疑問がでてくる。これは細かく検証しないと
いけないということです。

これについても番組から都庁に質問すると



プロジェクトチームで検証という回答。

う〜ん、本当不安になる材料ばかりでてきます。

地下空間、〝謎水〟で豊洲問題追及の先頭にたって
きた日本共産党都議団ですが、ここにきてさらに
新しい問題を発見しました。

重機搬入口あった
豊洲“当初から盛り土なし”裏付け


プロジェクトチームでの検証は勿論必要ですが、
都議会において、徹底的に事実を明らかにすること、
問題を有耶無耶にして豊洲移転を進めることだけは
絶対にしてはいけませんね。



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