犬も人間と同じで、歯の手入れが必要です。

犬の歯の手入れは、片手で犬の唇をめくって押さえ、歯の表面を指に巻きつけたガーゼで磨きます。

さらに、歯の間などを犬用歯ブラシや子供用歯ブラシで磨きましょう。

犬は歯茎から出血しやすいので、柔らかい歯ブラシで優しく磨いてあげるのがコツと言えます。


また、歯を磨く時は、歯の一本一本を丁寧に円を描くように磨いてあげるのが上手に磨くコツです。

特に奥歯や歯の外側は汚れが溜まりやすいので、よく見て綺麗に磨いてあげると良いですよ。

犬の歯にも人間同様、歯石が溜まります。

歯石を取る時には、スケーラーという歯石を取る道具を使って綺麗に取ってあげてください。


犬の歯の手入れは、子犬の時期から歯磨きをして歯磨きに慣れさせておくことが理想ですが、そうでない場合は歯磨きの際に鼻先や口を触られるのを嫌がってしまうことがあります。

そんな時は、少しずつ褒めながらコミュニケーションを取って、嫌がらずに口元に触れるように訓練する必要があるでしょう。


犬は基本的に人間に比べて虫歯になりにくいと言われています。

本来、犬の口は無臭ですから、口臭がある場合は虫歯や歯の汚れがあると考えた方がいいですね。

できれば毎日、歯の手入れをするのがベストですが、できない場合には3日に一回くらいを目安に歯の手入れをすると良いでしょう。

普段から歯磨き効果のあるおもちゃや歯垢をとる効果のあるガムなどを与えるのも、歯の手入れに役立つと思います。