経済の面から考える社会貢献という事で一番に頭に浮かぶのは、「納税」でしょう。
税金には色々な意味があると思いますが、私が考える事は、所得の分配と公共事業ですね。
日本に限って言うと、労働人口を単純に5000万人として、その5000万人の人にはそれぞれ自分が携わっている仕事があり、その所得から納税している訳です。
高額所得者と言われる人もいれば、日雇いで働く人もいます。
それぞれの才能を生かし、今の所得を獲得している、という事に成ると思います。
なので、やはりそこには格差と言いましょうか、稼げる仕事にいる人、そうではない人、所得の額には幅がある訳ですね。
その幅を、納税によってある程度調整して、広く日本で暮らす人に決まった規則に則って、配分する、という事になります。
私は、これは行き過ぎず適正なら、悪い事ではないと思っています。
次に公共事業ですね。
実際に、公共事業に携わるのは民間の企業ですが、国土全体を捉え、長期的な視点で国を設計して国造りをしていくのは、政治家の力が必要であると思います。
まあ、公共事業に関しては、建設国債を発行するというのもありますが、直接的な利用としては、そうなると思います。
昨日の勉強会でも、お金の話になったのですが、信用創造という形でお金が作られる事を考えると、民間はドンドンお金を借りて、そのお金を適切にしかも大胆に回すことにより、経済が活性化するのです。
ですから、金融機関からすれば、元本返済と言うのはあまり重要ではない。
金利を払わないと利益が出ませんのでそれは必要ですが、借りたお金を利用してもっと社会が活性化する事に使い、世の中が発展する方向に持っていく事の方が余程、重要な事であったりします。
細かい事は、紙面での説明では難しいので控えますが、お金に関する考え方を少し変えるだけで、借金というものの意味合いが違ってくる、と思うのですね。
そう考えると、キチンと納税してそれで信用を得て、その信用でお金を借りて、社会のために事業をして利益を出し、もっと多く納税しもっと信用を獲得し、もっとお金を借りて、もっと世の中のために事業展開する。
この様に考えると、借金と言うのは全く悪い事ではなくなる、という事ですね