私は仕事がら、ビジネス関連の書籍を時々読みますが、そのビジネスを興すネタとして、「世の中に、こういうのがあったらいいのに。」と思う事を事業にすると良い、と言われています。
これは、本当に当然のことで、もっと便利に、もっと快適に、と思うのは人間として当然の欲求でもあります
代表例はやはり、自動車ですよね
自動車が出来るまでは、馬で遠出していましたが、馬は動物ですからその都度休ませる必要がありますし、睡眠も取ります
食料も必要ですし、機嫌が悪くなる事もあるでしょう。
その点、自動車はガソリンさえ入れれば、文句を言わずに休憩も取らずに、睡眠もとらずに動かすことが出来ます
今の世の中は、自動車のお陰で社会が一変しましたよね。
「世の中に、こういうのがあったらいいのに。」というのは、カッコよく言うと、「ニーズ」と言ったりしますが、このニーズに答える事により、ビジネスが成り立つわけですね。
ここで、問題ですがそのニーズに答えるのは良しとして、それには費用が掛かりますが、その掛けた費用が回収できなくては(利益が出なくては)、その事業を続けることは出来ません
これが売り上げ、そして粗利益ですが、そのためにはどうすれば良いのでしょうか。
これまた単純で、電卓をたたく
昔はそろばんを弾く、と言っていましたが、あの大実業家の渋沢栄一や、電力王の松永安左エ門も確かそんな言葉を残していると思います。
何も難しい事はないと。
採算が合うか合わないか、を一生懸命計算する、という事ですね。
これ、いま風に言うと、事業計画書を作成するとか、いうのですよね。
要は、計算ですよね。
ニーズに答えるために考えた事業が、末端のお客様に商品やサービスを届けるまでに掛かるコストが回収できるかどうかを、計算する。
まあ確かに、その計算をするためには色々な項目がありますので難しく感じてしまいますが、根本はシンプル、だという事ですね。
私なんかの場合は、末端のお客様がアパートを借りる入居者様ですから、ニーズに合うお部屋を出来るだけ安く、ご提供するためにはどうすれば良いか、というのを考える、という事ですね。
なので、私もそうですが、普段から、「こうあればいのに・・・」を意識しながら、生活する事が経営者の仕事で、投資家の使命かな、とも思います