先日、触れた某大学薬学部と某臨床病理研究所が行った「子宮内膜症は原因不明の病気でディーゼル排ガスとの関係を示す成果」について、この大学グループの責任者に連絡を取り試験の方法などを伺うと同時に、直噴ガソリンエンジンのPMの件をご存知ですかとも質問してみました。 特にナノサイズのPMに関しては、ディーゼル・ガソリン共今後問題になると予想されるのでこの回答に関しては興味津々でした。

とここが、その回答は:

1)ディーゼル排ガスに特に限定していませんが、今のところ
 重点的にディーゼル排ガスの健康影響を解析しています。
2)結核研究所にあるディーゼル排ガス曝露装置を使用しました。
  エンジンから出る排ガスを希釈トンネルで希釈し、調節弁で
一定の微粒子濃度にした排ガスをチャンバーに導き妊娠マウスに
曝露しています。
貴重な情報有難うございました。「直噴ガソリンエンジン車」
とはどのような車か、またナノ粒子をどれほど排出しているか
教えて戴ければ幸いです。 」


おいおい、この研究者グループは、何のために研究しているのか疑問になってしまいます。 現在このような研究を行っても、今後排気ガス試験の基準を作るときの参考にもならない研究です。 と言うのも、現在少なくともいかなる化学物質も、暴露されると何らかの影響がある事は、公知の事実でハウス症候群を代表するアレルギー等はこの際足るものです。 本来なら、ラットを環境基準内にある都内の交差点で生活させたグループと排ガス等の影響の無い地域で生活させたラットに差が出たらな分かります。 また、ガソリン車の排ガスも同じような条件で行って比較したなら少しは意味があるでしょう。 この研究は、ディーゼルバッシングの何物でもないと思います。 もしかしたら、この試験、ホルムアルデヒドで、被爆しても同じ結果が出ても不思議の無い、研究と個人的には思ってます。 それに、直噴ガソリンエンジン車とは?の質問には、おいおいそれでも技術者かと言いたいぐらいです。 今の世の中興味だけでこのような研究をしてしかも新聞発表するなんて、許される発言ではないと思うのです。


でも、最後に、かなり強烈な回答を丁寧に行うと「貴重な情報ありがとうございました。」 本当にそう思っったんでしょうか? まあ、そうであることを願っています。 でも研究課題の本来の目的は何なのか、「誰も証明してないからやってみた。」 ってな具合の研究は、おやめなさい! 結果が出たら、それではどう対処したらよいかまでの物でなければ、新聞発表などは行わないのが礼儀では? ディーゼルバッシングが続く限りこのような、事へは講義していきます。


なお、最後に:

本来、回答の文章を載せるのは、控えるべきですが、この怒りは抑えようが無いのであえて載せました。