こんにちは 柴田です。
前回、赤ちゃんとお話をしていますか?という記事を書きました。
お話をする時に、もう一つ大切なことがあります。
それは、赤ちゃんと目を合わせるということです。

おっぱいやミルクを与えている時に、スマホを見ているママがいますよね。
これでは、赤ちゃんの脳を刺激することは出来ません。目を合わせるということは、とても大切なことです。
【見ることによって脳が発達する】
生まれたばかりの赤ちゃんの目は、ごく最近まで、まだ見えないものと思われていましたが、実は見えているのです。
でも赤ちゃんの視力は、生まれた時はピンぼけです。
そして、成長とともに、ゆっくりゆっくり鮮明になっていくのです。
その時に、物を見ることで脳が刺激され、見る力が育っていきます。
赤ちゃんは、ママの顔が大好きです。
ママと目を合わせる訓練をすることによって、次第にピントが合うようになります。
この“鮮明に物を見る事”が、脳の「視覚野」を育てるために大切なことなのです。
この「視覚野」の発達には、目で見た映像を脳に送り、脳がその映像を正しく理解する訓練が必要なのです。
あなたが赤ちゃんの目を見ないと、赤ちゃんもピントを合わせて見ようという意欲が湧いてきません。
「あっ、ママがアタチの顔を見ているみたい」
と思うからこそ、赤ちゃんも一生懸命ママの顔にピントを合わせようと努力してくれるのです。
【見ることの練習】
また、見える範囲も大人とは違います。
生まれたばかりの赤ちゃんの視野は、瞳と瞳の延長線上ほどしかないといってもよいほどです。
具体的には、目から15~20cmほど先が焦点距離になります。
ですので、見ることの練習をして下さい。
寝かせている赤ちゃんの顔の正面で、お母さんの顔がみえるようにします。
そして、赤ちゃんのほおに息が掛かるほど近づいて、だんだん顔を離し、視線の合うところを探して下さい。
そして、優しく話しかけてあげて下さい。
左右もゆっくり動いて、赤ちゃんの目でそれを追わせます。
1日に何度もするおむつ替えのときなどに、この「見ること」の練習をしてあげましょう。
以上のような目の運動をすることは脳にとって大切なことなのです。
赤ちゃんは、物を見ることによって脳の神経細胞の回路ができ、脳の発達に繋がってゆくのです 。
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