ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
先日あるクライアントさんとお話していた時、ご自身の職種がいろいろと変わっていることに、少しコンプレックスを持っておられることが分かりました。
日本の場合、「その道一筋五十年です」という人はすごく尊敬されるのに対して、「以前は全く別の仕事をやっていました」という場合、あまり良いようには受け取られません。
このため、知らず知らずのうちに劣等感を抱かれていたのです。
けれども、たとえ仕事(スキル)が変わっても、その背景にあるものが首尾一貫していたら、それはそれで素晴らしいことです。
クライアントさんの場合も、ご本人を突き動かす原動力である心意気に沿っている点では同じであることに気づいていただきました。
私自身も起業して以降、メインとして取り組んでいる仕事が
資金繰り対策→業務改善→人材育成
というように、数年単位で変わってきたことにコンプレックスを抱いていた時期がありました。
「あなたは何の専門家ですか?」
と質問された際に、その分野一筋と比べると、どれもが中途半端に思えてしまったのです。
しかしながら、自分の心意気を自覚した後で考えてみると
経営者が何か壁にぶつかって、自分の思い通りにならない状況をなんとかしたい
という点では同じであると気づきました。
例えば、資金繰り。
売りたい商品があるのに、原材料費が手元にないと、商品を作れないので、お客様から求められているのに、商品を売ることができません。
また、せっかく良い商品があるのに、その商品の魅力を社員がお客様に伝えることができないと、売上につながりません。
このように考えていくと
・資金繰り:お金
・業務改善:モノ
・人材育成:人
は私の中では、すべてつながっており、
経営者が本来の力を発揮するために障害となっているものを取り除く
ということでは首尾一貫しています。
自分の心意気と自分が取り組んでいる仕事がつながっていることが分かると、コンプレックスはなくなりました。
ビジネスの核となる心意気が同じであれば、魚屋さんをやろうが、大工さんをやろうが、その仕事を通して、提供する根本的な価値の部分は変わりません。
要はその部分をまずは本人が自覚しているかどうかがポイントになります。
人は何かとつながっていると安心する生き物です。
でも、普段から意識的に考えていないと、実際には存在しているつながりを見落としてしまうので、気をつけましょう。
自分の「こうしたい」はあるのに、現実はかけ離れている。この現状を突破するのはスキルでもノウハウでもなく、「ビジネスの真の核があるかどうか」です。
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