ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
自分の長所というのは、分かっているようで案外分かっていません。
あるクライアントさんは「どうしてそんな細かいところまで気が回るんですか?」と、いつも驚くくらい気配りのできる方です。
ご本人はあまり自覚がないのですが、
・空気を読む
・人の顔色を読む
・気配を察する
ということに関しては、人並み以上の嗅覚をお持ちです。
このため、目は別のところを見て、手は別の作業で動かしながらも、「お客様の気持ちをどう読むか」ということを常に感じながら仕事をされています。
サービス業でこれができるというのはすごいことだと私は思います。
でも、ご本人にとってはそれが当たり前のことなので、特に人に伝えようとされていません。
しかし、ちょっとした気遣いの差が、長期的に見ると大きな差となって表れてきます。
だからこそ、このクライアントさんの長所は言語化して、しっかり伝えねばと思います。
短所については自分でどのくらい自覚しているかを別にすれば、本人も薄々は気づいています。
一方で、長所はすごい価値を持っているのに原石のまま埋もれていることがあります。
原石を発掘するのはとても楽しい仕事。
そして、ご本人が自分で原石を発掘できるようになれば、日々の仕事ももっと楽しくなるのではと思います。
その際、その人を突き動かす原動力である心意気を言語化して、自覚できれば、自分の隠れた長所にも気づきやすくなります。
なぜなら、言語化することで、自分の思考の癖にも気づいて客観的な視点を持つことにつながるから。
そして、「感情→思考→行動」という流れに沿って考え、自分の行動を感情や思考と紐づけて振り返る習慣をつけることで、再現性が高まります。
なお、弊社では今月から新たに「10個の質問」を基に喫緊の課題を解決し、仕事の取り組み方に変化をもたらす「社外保健室」を始めました。
自分の思考の癖を知って、スッキリ納得する形で仕事の成果につなげたい方はお気軽にお問い合わせいただければ嬉しく思います(7月13日までは「弊社設立16周年の特別企画」もやっています)。