記憶術講座の第三回として
数字変換法を紹介します。
数字変換法はドイツのウィンケルマンにより発明された方法で、数字の暗記に特化しています。
資格の重要な数字、歴史の年号、数学の公式、物理の公式、化学反応式の数字などが覚えやすくなります。
日常生活なら周りの人の誕生日、電話番号、パスワードの暗記にも向いています。
数字変換法は主に欧米で使われております。
少々分かりづらいかもしれませんが、欧米の方法をまず紹介します。
1.
子音置換法0=z、s、c(サ行のc)
1=t、d、th
2=n
3=m
4=r
5=l
6=sh、ch、j、g(ヂャ行のg)
7=k、c(カ行のc)、g(ガ行のg)、ng
8=f、v、w
9=p、b
これらは子音なので間に勝手に母音をはさんで、単語を作ります。
32ならmoon、14ならdeerという感じで語呂合わせで覚えやすくなります。
英語やヨーロッパ系の言語に馴染みのある人は結構覚えやすいかと思います。
ちなみに
記憶力大会で紹介したドミニク・オブライエン氏はDominic systemとして別の方法を使っています。
1=A
2=B
3=C
4=D
5=E
6=S
7=G
8=H
9=N
0=O
覚えたい数字を2桁ずつアルファベットにします。
そしてそのイニシャルを持つ有名人に変換します(例えば40→DO→ドミニク・オブライエン)。
2.
五十音式数字変換法故渡辺剛彰氏が提唱したので渡辺式変換法とも呼ばれます。
0=わ、ん
1=あ行
2=か行
3=さ行
4=た行
5=な行
6=は行
7=ま行
8=や行
9=ら行
欧米式の子音置換法を機械的に日本語バージョンにした感じです。
数字から言葉にするルールは決まっているので、思い出すときに間違って思い出してしまうことが無くなること、無理やりではなく理解して覚えられることが長所と言えます。
短所としては、この変換に慣れるためのトレーニングが必要になってくることです。
22=菊、43=肘という感じです。
最初は数字を2つずつに分けると良いでしょう。
数字変換法はペグ(かけ釘)が数字なので、ペグが足りなくなるという心配がありません。
そして何より、自分に合った状態に変換できるのが良いと思います。
また変換した言葉も無理に覚えるのではなく、しっかりと
イメージしながら覚えましょう。
そのためにはイメージしにくい言葉は避け、具体的な言葉に変換するとより覚えやすくなるでしょう。
ぜひ数字の暗記に活用してみてください。
以上「記憶術 数字変換法」でした。
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