湯川さんと加山さんとBABYMETAL | ベビメタ・ラブ <BABYMETAL LOVE>

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メタル世代より少し年上のロック世代からのベビメタ愛ブログです!
BABYMETALについて思いきり主観で書いてますがご容赦を!

湯川れい子さんが、彼女の80th記念本「音楽を愛して、音楽に愛されて~ぴあ Special Issue 湯川れい子 80th記念BOOK~」の中の企画「小泉純一郎Special対談」で、小泉純一郎氏にBABYMETALの結成からこれまでの経緯を簡単に説明し、彼女らを絶賛したうえでネットで検索するよう勧めているようです。


この本、まだ読んでいませんが、湯川れい子さんといえば、今年GW前に出演したNHKテレビ番組でも、「BABYMETALに夢中!」と話していましたね。



湯川れい子 ベビーメタルを語る 投稿者 J-Shock


それにしても、このインタビューで、湯川さんに「BABYMETALって知ってる?」と聞かれて、「イケメンですか?」と聞き返していた小野文惠アナ、ビルボードで坂本九さん以来の記録を作って、日本でもあの時期よく取り上げられていたのに、BABYMETALを知らなかったんですねー。


小野アナといえばNHKのバラエティ番組系の看板女子アナの一人であり、しかもすぅさんと同郷、広島県出身なのに残念です。


まだまだBABYMETALのMETAL RESISTANCEの道のりは長く果てしないようですね。






この番組中でも話されていましたが、湯川れい子さんは、ビートルズの厳戒態勢の来日時、共同記者会見以外のマスコミ取材がシャットアウトだった中、彼らが滞在しているホテルに突撃取材したことでも有名です。
その時に湯川さんがリンゴ・スターと撮った写真がこれ。撮影はジョージハリスンだそうです。





今年は、ビートルズ来日からちょうど50周年。
当時直接ビートルズと会って話をした日本人はごくわずかでしたが、もう一人、ビートルズと会って一緒に食事をした有名人がいます。

湯川さんと同様に、現在BABYMETALに夢中な加山雄三さんです。

外国人にとって、まだ日本食が珍しかった50年前、加山さんは「すき焼きが食べたい」というビートルズのリクエストに応えて、彼らをすき焼き屋に連れて行き、食べ方を教えたそうです。
(そういえば、映画「若大将シリーズ」での加山さんの家はすき焼き料亭でしたね。)





今でこそ、ビートルズといえば、「ローリングストーン誌が選ぶ偉大なアーティスト100」で長年1位に君臨し、日本でも絶大な支持を集め続けていますが、来日当時の叩かれ方は壮絶だったようです。

当時の史実によれば、
・TBSの『時事放談』で細川隆元と小汀利得が「こじき芸人に武道館を使わせてたまるか」「夢の島(ゴミ処理場)で演れ」「騒いでいるのはキチ○イ少女ども」と発言、全国のファンから抗議の電話とハガキが殺到した。
・右翼などからも同様のビートルズ反対運動が起こる。
・全国の中学・高校の教師・PTAがビートルズのコンサートへは行かないように生徒たちに通達するなど、問題が広がる。
・この状況に対し、ビートルズからのメッセージ「歓迎していただくのはうれしいですが、どうか節度を持って静かに聞いて欲しいです」云々が届き、読売新聞朝刊に掲載される。

などなど、ビートルズ来日は日本中を揺るがす大騒動だったようです。


そんな中、湯川れい子さんや加山雄三さんは、当時ビートルズが好きであることを公言し、しっかりと行動で示されていました。

そんなお二人ですが、湯川さんは今年、加山さんは来年、それぞれ80歳を迎えられます。
そして、このお二人は、50年前、ヘイターの多かったビートルスを支持したように、今、やはりアンチやヘイターのまだまだ多いBABYMETALを熱く支持してくれています。






50歳〜60歳で、新しい音楽を否定し過去の音楽しか聴けなくなる音楽愛好家もいれば、お二人のように80歳を過ぎても新しい音楽を受け入れる感性を持つ方々もいます。

BABYMETALに出会うまでの50代の私は、正直言って前者に近かったのですが、今は後者の真っ只中にいます。
BABYMETALのおかげで、最近のメタルやそれ以外の未知の音楽に触れて、それまで知らなかったアーティストの魅力を知ることができました。
もちろんその中心にあるのはBABYMETALです。

60歳を過ぎても、80歳になっても、湯川さんや加山さんのようにありたいと思います。