平野博文官房長官は17日の記者会見で、15日夜に日程を公表せず、地元大阪に戻っていたことについて「出張する場合には必ず緊急の帰京態勢を作り、ルールに沿って行動している。危機管理の懸念は無用だ」と述べ、問題はないとの認識を示した。その上で「何をしに行くかは申し上げないが、(東京を)離れることは申し上げてもいいかもしれない」と述べ、今後は日程に限り、事前公表する考えを示した。

 平野氏は会見で、官房長官が東京を離れる際、内規で(1)首相が在京(2)官房副長官の1人が在京--との条件があると指摘。震災発生など緊急時には首相官邸に戻るため、事前に長官の「緊急輸送計画」の策定が義務づけられており、平野氏は「緊急時にどういう状態で戻れるか、きちっと準備して、公務をすることは認められている」と強調した。【横田愛】

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