経済産業省原子力安全・保安院は14日、全国の商業原発を対象に、昨年度発生したトラブルや故障、運転状態などを基に5段階評価した「成績表」を公表した。多数の点検不備が発覚した島根原発1、2号機を除く52基中、23基で安全上の課題があり、追加検査などを行う必要があるとした。
 評価は故障やトラブルの深刻度の度合いと、緊急停止の回数など運転状況の二つの基準による総合判断。29基は及第点の「課題なし」「軽微な課題あり」だった。やや重い「課題あり」が2基、さらに程度が重い「重要な課題あり」が21基あった。最低評価の「許容できない課題あり」はなかった。
 「課題あり」「重要な課題あり」とされた23基については基本検査に加え、評価書を基に故障やトラブルへの対策が取られているかなどの点から検査項目を追加したり、検査の人員や期間を増やしたりするなどしてより綿密な検査を実施する。
 東京電力は17基中、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発や、排水管の誤接続で放射性物質を海に流した福島第2原発など計14基で追加検査が必要とされた。 

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