鎌倉腰越小学校 講演 | @DAVID

鎌倉腰越小学校 講演

 

 

日本は四方八方、海に囲まれながら、あまりに海のことを知らない人が多いと僕は若い時から思っていた。

 

年間を通して海に一回も入らなくても、間接的に全国民が海から恩恵を受けている。

 

例えば、海産物や毎日変わる天気や水である。

 

日本は海に囲まれているから雨量がとても多い国で、水不足がなく森林も生き生きしている。

 

海からの恩恵は計り知れず、もっと学校教育で大事な海のことを勉強するべきだとつくづく思っていた。

 

日本全国で昔から海は危ないから近づくなとか、海と陸地の狭間にコンクリートを入れる場所が多すぎる。

 

日本の海岸線の70パーセント近くは護岸工事が入っていて、自然の海岸線は30パーセントしかない。

 

海外の人が日本に来て良く言うのは、コンクリートポイント。

 

サーフィンするところをコンクリートポイントと呼び、海外からみるとこれは異常と言っていいほどコンクリートの過剰投入である。

 

河川の氾濫や津波や高波の危険性も十分承知だが、自然の猛威から人間が引くことも大事で、危ないところに住まない努力が必要だと思う。

 

僕が強調したいことは、海との正しい付き合い方で、海は時には怖いが、正しく付き合えば、とても優しく癒してくれる。

 

 

 

授業の5時間目と6時間目に自分の講演を入れてくれて、腰越小学校3年生に説明したことは、マイクロプラスチックのことを主に、波の出来方や波の速度の話、離岸流の見方や危険性、離岸流にはまった時の対処の仕方 そして、津波の速度の話。

 

マイクロプラスチックは、総量で言ったら年間でクレジットカード半分ぐらいのプラスチックを食べているんじゃない。

 

人間が捨てたものは、自分達に返ってくるということ。

 

クイズ形式や質問ありありの、とにかく楽しく興味を持ってもらうことを心がけた。

 

なぜなら海を好きになってもらうことが一番大切だから。

 

この授業が実現したのは、腰越小学校の先生がサーフィンをしていて、去年の鎌倉ウルトラプログラムの際に声をかけてくれて、うちの小学校でもしてくださいと言われ実現した経緯だった。

 

じつは僕は子供の頃に腰越漁港でよく釣りをしていた。

 

腰越小学校の先生はおそらくそれを知らずに僕を誘った。

 

僕は頭が子供の頃、今より金髪だったから、腰越漁港ではちょっと有名で、おっ、また来たな、小僧、今日はこういう釣り方がいいぞとよく池田丸のおっちゃんに教えてもらって、実際に大人顔負けで成果を残していた。

 

そして、その時に腰越漁港の横に流れている川が日本一汚い川とテレビで知り、衝撃を受けていた。

 

あれから40年が経ち、まさか?!自分が腰越小学校に呼ばれるなんて思いもしなかった。

 

なぜ?これほどの偶然が自分に起こるのか?もう自分でもわからないんだよ。

 

ただ、一つ言えるのは悪い気はしなく、人生の道しるべ的な、、、なんとも言えない出来事。

 

話はそれたが、来年はサーフィンの授業をしようと思っている。

 

実際に海に行って、波の小さい日に60名のあのうるさい (笑)  3年生が4年生になるのかな、教えようと思っている。

 

うるさいことは良いこと。