原子力発電所が、なぜ!?海のそばに建てられるのか!?お気づきになった人達はたくさんいると思うけど、原発が生み出す熱量があまりにも高く、随時、海水を使って炉を冷やさなければならないからだ。
海水を取り込んで、炉の横まで持っていき、冷やす。
これを、稼働中の原発は24時間、365日、行っている。
厚い鋼鉄の炉を冷やすために海水を取り込むわけだから、原子炉の横を通った海水は温かくなる。
これを温廃水と言う。
温排水と言う人もいるけど、実際は微量の放射能も含んでおります。
そう言えば少し話がづれますけど、07年に福島の薄磯海岸と言うところで、講演をしたことがある。
確か、その前の日だと思うけど、福島のお気に入りの河口で波乗りをして、海から上がり、近くの喫茶店で昼食をした時である。
喫茶店のオーナーと原発の話になり、オーナーがこう言った。
『だいぶ前の話だけど、東電の人が来て、今日は海に入らないで下さいと言われたことが、過去に2回ほどあったと言う』。
まぁ、別に不思議な話ではないよね…連日、連夜の報道を見ると。
温廃水に話を戻します。
以前にもよく紹介しましたが、温廃水の話は、京都大学原子炉実験所教授の小出さんから話を知ったんだけど、一秒間に70トン海水をくみ取り、プラス7度温めて海に戻している。
では、毎秒70トンってどれくらいの水量?かと言うと、東京の多摩川が、毎秒30トン。
宮崎市の中心を流れるあの巨大な河口の大淀川が、毎秒100トン。
いかに毎秒70トンと言う量が膨大な水量なのが想像できる。
次に、日本に降る年間降水量は6500億トンで、そのうち、4000億トンが川から海に流れ、2500億トンが蒸発したり、地下水となる。
日本には現在54基ありますが、全部稼働した場合、1000億トンの海水が、7度温められる。
今日、紹介したいのは、原発一基が毎秒70トンもの海水を7度温めているんだけど、それを空気計算した時、いったいどれだけの空気を温めているのか!?ということを小出さんに以前に計算していただきました。
皆さんに想像してもらいたい。
直径30メートル、高さ100メートルの巨大ヘアードライヤーとでも言おうか!?それが日本に54個(稼働中の場合)あり、空に向かって温風を、24時間、365日、空に向かって吹き続ける。
もちろん、そんなことはしていないので、簡単に海水と空気は比べられないが、海水を毎秒70トン、プラス7度温める熱量がどれくらいなのか?
小出さんの計算によると、一時間に東京ドーム700個の空気がプラス7度温める計算になる。
1時間で700個だよ!
何時間で東京都の面積になるんだろうと想像したくなる。
例えば、地球を直径1メートル にした場合の有名な話があるよね。
大気が何ミリで、海の深さが何ミリという話。
僕は思うんだが、明らかに日本の回りの海水温は上昇した。
それが太陽の光でなったか?
温暖化でなったか?は、置いといて、小出さんの本にもたくさん書かれているんだけど、温暖化が地球環境に悪いというなら、このような『海温め装置』こそ、真っ先に廃止しなくてはならないと!。
そして、僕は思う、、、今、地球には、350基ぐらいの原子力発電がある。
これらすべてが、いったいどれだけの地球の水を温めたのか?
その量は、琵琶湖ぐらいなのか?
それとも、カスピ海ほど?
はたまた、日本海に匹敵するほど?
それとも、もっと全然多いのか?
一度、計算してみたい。
例えば、地球を直径1メートルにした話に当てはめて、ミニチュア実験みたいに…。
それと、海の中には膨大な二酸化炭素がある。
大気の量と比較した場合、海の中には大気の10倍ぐらい二酸化炭素がある。
それで『海は地球の肺』と呼ばれている。
その海を温めているわけだから、炭酸飲料の炭酸が温かくなるとブクブク上がってくるのと同じで、海の二酸化炭素も、水温が上がればブクブク上がってくる。
例えば、15度における二酸化炭素の水の溶解度は、1リットル→2グラム。
22度は、1リットル→1,62グラム。
つまり、0,38グラムが大気に移った計算になる。
そんなの!ちょっとじゃん!と思うと思うけど、『ちりもつもれば山となる』と思うよ。
海を温めると言うことは、とんでもないことで、なぜ!?このようなことが、温暖化問題を協議していく上で話あわれないのか!?
まぁ、簡単に想像がつく(利権)。
一つ言えることは、いずれ時間の問題で協議されるだろう。
今日の話は、あまりに膨大な想像力が必要で、僕にもすべては簡単にはわからない。
だけど、言おうとしていることはわかると思う。
海は広いから、温廃水をバンバン流しても、気象には影響しないと言うのが推進派の見解だが、はたして本当なのだろうか?
僕は、子供の頃、デンマークに住んでいた。
日本に引っ越し思ったことがある。
デンマークに比べて北海道のほうが緯度が全然低いのに、北海道のほうが寒いのである。
僕は気になってしょうがなかったので、調べたら、ヨーロッパの横には暖流が流れていた。
その時思ったのが、海水温と天気って密接な関係なんだなということ。
今年は、ラニーニヤだから、こういう天候の傾向があるとか、、、今年は、エルニーニョだから、こう言う傾向あるとか、海水温の変化が地球規模で影響している。
問題は、温廃水の量がびびたるものだから、温暖化には関係ないというのが推進派の主張だけど、僕にはそう思えない。
今は、温廃水より放射能汚染のほうが大事なのは、重々わかっている。
でも、温廃水の話は、長い目で見たら、避けて通れない問題になるだろう。