美人が多くて有名なベネズエラですが、ミス・ベネズエラが射殺された事件を覚えている人も少なくないのではないでしょうか。
ここ数年、石油頼みのチャベス主義が破綻し、インフレと物資の不足に加え、凶悪犯罪の増加で、たくさんのベネズエラ人が隣国へ移住しています。
ペルーにも、たくさんのベネズエラ移民がたどり着いています。
2016年の2月3日以前にペルーに入国しているベネズエラ国民に対して、el Permiso Temporal de Permanencia (PTP) という、一時的な永住資格を付与しています。この資格があれば、教育や医療を受ける権利が得られます。
移民局の発表によると、すでに6,000人がこのPTPを所持しており、3,000人が申請中だそうです。
未成年では、484人の男の子と455人の女の子の合計900人はすでに権利を持ち、学校に通っているそうです。
この権利のおかげで、違法滞在になることもなく、落ち着いて住むことができるので、安心ですよね。
ただ、子供たちは子供たちで、ペルーの学校に馴染むことに苦労しているようです。
~歴史と英語の授業~
16才のベネズエラ人のライアン君は
「ペルーの歴史については、よく知らないので授業で困ることは多い。でも先生がサポートしてくれているのでよかった。あとは、英語の授業には苦労している。ベネズエラでは第二言語として必修で英語を勉強することはないから。」
と語りました。
~スポーツ~
ベネズエラでは、野球が国民的なスポーツであるのに対して、ペルーではサッカーです。道や公園でサッカーをすることにだんだん慣れてきたという、12才のアンドリアくん。
~経済的な問題~
月曜日から金曜日までは学校。週末は本屋さんでアルバイトをしているというライアン君。お父さんは、生活費を稼ぎ、今もベネズエラに住んでいるお母さんへ仕送りをするために、朝から晩まで働いているそうです。
アクセントは違いますが、同じスペイン語なので、生活になれることができれば、言葉の壁というものはないのかなと、個人的に感じています。
最後にベネズエラ人といえば!ダンス
ベネズエラ人のRossneydisちゃんは、学校中のペルー人の生徒の誰よりもダンスが上手
ベネズエラではかなり小さい時から踊りを学ぶそうです。
ペルー人も踊るんですけどね~
この写真を見ただけでも、すでにセクシーで、素敵だわ
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