と言っても、陰謀とかそんなんじゃないのですが・・・


■何を仕出かすかわからないお金持ちの恐怖


鳩山マモーさん・・・・何を言い出すのかと思えば

ここは、笑いを取るところではないでしょう^^


小沢氏資金は国際交流のため=鳩山氏

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032800350

(時事)



 民主党の鳩山由紀夫幹事長は28日、山口市で街頭演説し、小沢一郎代表の多額の政治献金を疑問視する声があることについて

小沢氏は普通の政治家ができない、外国との草の根の交流事業を行っている。だからお金がかかっている。怪しいところにお金を使っているのではないかという疑いを持たれているかもしれないが、そんなことは一切ない」

と強調した。


 鳩山氏は交流事業の例として、小沢氏が自民党時代から続けている中国との民間交流事業「長城計画」や、幕末に渡米したジョン万次郎を記念した日米交流などを挙げた。


いや、小沢さんのは全部私腹ですし。



長城計画

民主党訪中団

http://aoki.trycomp.com/2007/12/post-3.html

(青木直人さん)


ジョン万次郎

http://antikimchi.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=%96%9C%8E%9F%98Y&vs=http%3A%2F%2Fantikimchi.seesaa.net%2F&fr=sb-sesa&ei=Shift_JIS

(アンチキムチさん)



で小沢さんは恐ろしいですが

何度も書いていますように

鳩山幹事長の恐ろしさはちょっとニュアンスが違う。


ご存知、鳩山閨閥というのは

我が国最強のエスタブリッシュメントの何とか。


しかも教育界最高峰をぽっぽぽっぽと排出する。


その上、腐るほどの資金がある。


つまり、最強のバックボーンを背景とした

最強の政治道具を持っている・・・・はずなんですが^^


鳩山兄弟はやばい。


何がやばいといって

お母上の安子ゴッドマザー含めて

非常に政治的視野が狭い


何が恐ろしいと言って、

最強の武器を持った政治家が

「政治的視野が狭い」というのが

どれほど恐ろしい事かわかるでしょうか?


単なる「金持ちのボンボン」ですむ話ではありません。


これは、祖父である故鳩山一郎氏とて同じです。


結果的に、ソ連抑留者解放や

国連加盟という成果を得た・・・


と評価されていますが

あくまで「結果」であって

抑留者解放も

国連加盟も、当時の国際状況から見て

どちらも時間の問題という段階であったのです。


それをソビエトは

手放す前に換金・・・もとい、利用しようとして

それにまんまと引っかかったのであります。


視野の狭い、危機意識のない政治言動というのは

「究極のボンボン」(普通のボンボンではだめです。)

のなせる業なのです。


これが視野の狭いエスタブリッシュメント政治家の恐ろしいところなのです。




第022回国会 予算委員会 第30号
昭和三十年七月十四日(木曜日)

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/022/0514/02207140514030a.html




○北澤委員 ソ連の日本に対する熊度についての問題はこの程度にしまして、次の問題に移ります。
 ソ連は過般西ドイツに対しましても国交の正常化と、それから西独のアデナウアー首相がソ連を訪問するようにという招請を出したわけです。これに対する西ドイツ政府のとったやり方と、鳩山内閣が日ソ交渉開始に当ってとったやり方を比べますと、そこに雲泥の差があるのであります。鳩山総理はソ連のドムニッキ一氏から非公式に文書を受け取って、それで日ソの交渉を始めた。ところが西ドイツの場合におきましては、パリにありますソ連の大使館から四ドイツの大使館に正式に覚書をもって、国交の正常化と、西独首相のソ連訪問を招請する、こういうような態度、正式のルートをとっておる。日本のように裏口外交をやっておらない。のみならず、西独政府はこのソ連の申し出につきましては、まずもってアメリカその他の自由諸国と十分に協議をした上でないと回答できないと申しまして、さっそくアデナウアー首相はアメリカに渡りまして、アメリカの大統領、英米仏の外務大臣と十分な協議をした上で、自由諸国との連携を密接にとった上でソ連に対して回答を出しておる。しかもその回答におきましては、捕虜の釈放、東ドイツの非承認、ドイツの東部国境を認めない、こういうようなはっきりした条件を出した。

~~

ところが日本の場合におきましては、ドムニッキー書簡を受けて、そしてそれに対して十分の準備もなく、また自由諸国とも十分の連絡もなく、不用意に無準備にそれに回答しておる。この西ドイツのやり方と日本の鳩山内閣のやった仕方を見ますと、そこに雲泥の差がある。


~~


私どもはこういう点から考えましても、今回の日ソ交渉に入る日本政府のやり方が軽率であった、準備が十分でなかったということを痛感せざるを得ないのであります。今後この日ソ交渉を成功に導くためには、日ソ交渉だけを切り離してもこの成功はおぼつかない、結局どうしても自由、共産両陣営全体としての関係の調整が必要である、これと切り離して日ソの交渉だけをやってもなかなか成功はおぼつかない。そこで結局この十七日からゼネバで開催されます四国巨頭会談とにらみ合せをしてやらなければ、ソ連としても日本としましても踏み切った交渉はできないのじゃないかと私は思うのでありますが、そういう点から考えますと、私どもは、やはり西独のアデナウアー首相がとったように、自由主義陣営と十分な協議をして、その強力な支持のもとにソ連との交渉を始めた方が、日本の主張を貫徹する上において有利でなかったか、こういうふうに考えるわけでありますが、その点についての鳩山総理と外務大臣のお考えを伺いたいと思います。


○鳩山国務大臣 私はソ連との交渉を開始する時期を誤まったとは思っておりません。あなたのおっしゃるように、ジュネーヴの巨頭会議がやはりアジアの方の問題にも影響があるということは、あなたと同点見であります。ジュネーヴの方が世界平和の方に一歩具体的に進めば、ソ連との交渉もいい方に一歩進むものと私は考えております


ドムニッキーは当時暗躍したソ連代表部主席ですが

ソ連スメルシの対日情報部とチェーカーの諜報作戦部門の残党が

KGB組織化の際に、対日部門を再編成した時の駐日責任者だった人物です。



きち@石根-ドムニッキー


で国会でやりとりのあった問題・・・

ドムニッキーと鳩山一郎の手交の顛末について。

あまり、ネット上に関連項目がないので

わかりやすくまとまっているこちらを拝借。



奇々怪々なる交渉の舞台裏

http://www3.realint.com/cgi-bin/tarticles.cgi?MACOTO0828+108



昭和31年1月、鳩山内閣は国会を解散して総選挙に臨むことになった。ところがその解散をした翌日の1月25日、麻布狸穴にある元ソ連代表部のドムニッキーという男が、秘かに鳩山邸を裏口から訪問して、日付も署名もない文書であるが、鳩山首相に手交している。


~~


一国の首相たる鳩山が外務省を経ず、正体の知れないドムドニッキーから、しかも、日付も署名もない文書を受け取るということは、軽率の謗りは免れない。(外交上はままあるようだが)最初、ドムニッキーは、重光外相に手交せんとしたが、重光は正式なルートでないので拒否している。


鳩山の異常なまでもの、日ソ国交に対する熱意もさることながら、ドムニッキーの外務省を飛び越えた行動は、始めから出発点が違っていた。鳩山にドムニッキーを紹介した馬島・杉原両参議院議員らが裏面工作し、鳩山結党以来の片腕である農相河野一郎、駐英大使であった松本俊一は帰国し、立候補して代議士となり、鳩山側近の一人に加わっていた。彼らが鳩山のブレーンとして、ドムニッキーを通じて秘密交渉を続けて、外務省はつんぼ桟敷に置かれていた。したがって、当初より二元外交の観があった。
重光外相においては、鳩山は非常に熱心であるが、ソ連の態度を甘く考えているのではないかと思っていた。長く外交畑に育って苦労してきた重光である。したがって、この交渉は一筋縄でゆかぬから慎重にやれねばならないと考えていた。しかるに鳩山は、素性も知れぬドムニッキーを相手に、しかも外務省を通さず秘かに交渉しているのである。重光ならずとも深く危惧するところであったのである。


今の感覚でいうと

ソ連代表部の人間が(しかも正式な交渉指定をされていない)

首相の私邸に出向いて秘密会談をもっただけで問題ですが

当時の状況においては、もっと深刻な出来事だったわけです。


冒頭にありますが、この秘密会談は1/25だけではない。

遡ること2週間以上前の一月七日にも

同じく鳩山邸で二人は密会しているわけです。


で、その時から50年の時を経て、

鳩山家は、ロシアの敬愛する^^閨閥として、

最大限の謝意^^を贈られておられる^^



ロシアから 鳩山一郎先生の銅像寄贈

http://www.yuaiyouth.or.jp/douzo200702.htm

(日本友愛青年協会)



きち@石根-トロイ



この危うい状況がわかるでしょうか?


さすが、故末次一郎先生門下の方は見抜いておられる。




日ソ共同宣言の功罪

http://blog.canpan.info/fukiura/daily/200702/28

吹浦忠正(ユーラシア21研究所理事長)の新・徒然草



 ところで、この共同宣言は、領土問題が解決されなかったら平和「条約」とはならず、「宣言」に留まり、その後の条約締結交渉がそこで約束されたのであった。しかし、それでも交渉はその後の50年、満足に行なわれたことは、いわば数回しかないといっても過言ではない。もし、共同宣言で「2島返還」が謳われていなかったら、交渉はもっとスムーズだったに違いない。共同宣言が問題をより複雑にしてしまっているのだ

 その締結者である鳩山首相にフットライトをあて、今、ロシアは「2島返還論」をプレイアップしようとしているのだ。下心なく、誰がこんなことをするものだろうか。きょうの参列者たちのどのくらいの数の人が、そのあたりをしっかりと理解して臨んでいるのだろうかと、少々、不安になった。



銅像は、我が国の対露外交に今も生きる呪詛を埋め込んでくれたお礼ですか。


鳩山マモー由紀夫さんは


変節漢で

ブーメランで

にわとり脳


ですが

視野に入った事にしか、その明晰な頭脳を活かせないのでしょう。


究極の御曹司は

常に絶対的な自信を持って行動する。


例えそれが視野の狭い判断であっても。


それが、圧倒的財力と人脈を持っていたら

強力な武器を背景に

着実に成し遂げるんですから。



それは、「恐怖」そのものです^^