国旗


■さっさと追い払いましょう


竹島については、

悲劇の村山政権時代がありまして

平成7年から、その悪政を引きずる8年にかけてが

竹島暗黒の時期でありました。

橋本内閣も何をしていたんだという時期ですが・・・

本当の意味での「韓国実効支配」はこの時からはじまったのではないかと。

それまでは、ならずものの腰掛・・・・・


で産経H8.2.25記事なんですが




ADIZ


つまり、

韓国空軍が、竹島上空を防空識別圏(ADIZ)に設定しているのに

我が国航空自衛隊は竹島上空を入れていない・・・・

という問題が露呈したわけです。


その質問はこちら


第136回国会 安全保障委員会 第3号

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/136/0250/13602230250003c.html

(衆議院 平成八年二月二十三日) 



○町村委員 

~~
 大綱の特色を伺う前に、一点だけ、ちょうど今国会では新しい国連海洋法の批准の問題、そして日韓における竹島あるいは日中間の尖閣列島、こういう問題があるのです。実は我が党の中でも、例えば日本の航空自衛隊の防空識別圏というのがありまして、尖閣列島は防空識別圏の中に入っているのだけれども、竹島は入っていない、これはもう日本としては事実上、竹島は我が国の領土であるということを放棄したに等しいのではないか、こういう議論があるのでありますけれども、領土、領空という問題とこの防空識別圏というのはどういう関係に立つのか、必ずしも国民の皆さんによく理解をされていない面があると思いますので、ひとつわかりやすい説明をしていただきたいと思うのです。


○秋山(昌)政府委員


~~

 御指摘のとおり、竹島につきましては防空識別圏外としておりますが、これは、同島におきましては現在我が国の施政が事実上妨げられていることや、同島に関する問題は外交上の経路を通じまして平和的に解決していくべきものであることなどの事情から、防衛庁といたしましては、今申し上げました防空識別圏の設定目的にかんがみまして、同島を防空識別圏内としていないものでございます


~~


○町村委員 


 ちょっと今の答弁だと、現実にそれを支配しているか、あるいは施政が及んでいるかいないかで区別がついているのだというような御説明だと、それはまた大変大きな議論を呼ぶのではないかと私は思うのですよ。


 私が今まで関係者から聞いた話では、これはアメリカがかつて空を全部コントロールしていて、今でもそういう面があるのでしょうけれども、アメリカが日本と韓国の間に、まあ適当に線を引いたといったらそれは言い過ぎなのでしょうけれども、かなりアメリカの便宜によって現在の防空識別圏を、これは韓国の防空識別圏ですよ、これは日本の防空識別圏ですよといって引いたものをそのまま日本と韓国が受け継いだのだ、だから、たまたま竹島は向こうの防空識別圏に入っているというだけのことであって、施政権が及ぶの及ばないのということとは関係なく決まっているのだ、こう私は聞いたのでありますが、違いますか。


○秋山(昌)政府委員


 航空自衛隊が領空侵犯の措置をとるためにこの防空識別圏を設定したのは、ちょっと今資料が見当たりませんが、昭和四十四年であったかと記憶します。そのときに米国が既にしいていた防空識別圏をほぼ踏襲をしたというのは、御指摘のとおりでございます。しかし、そのときに我が国がそれを踏襲する、防衛庁として部内の規則で決めるというときの考え方といたしましては、尖閣諸島と違いまして、竹島に対しては実効的な施政権が及んでいないということを考慮したものでございます。


○町村委員


 ここのところは、結論は両国間で平和裏に解決をすべき問題ということでいいのでありますけれども、今のような御答弁であるならば、今の防空識別圏のあり方につきましても、平和裏に話し合いの一項目として、それならばこのあり方についても、政府としてはこの一項目を当然日韓間の協議の中で加えていただきたい、このことを私は要望しておきたいと思います。
~~


マッチー、そこで終わりかよ・・

という話でありますが

その後具体的に防空識別圏の対応が語られなくなったのでした。


その前に、この答弁の4日前、

政府はこういうことをしてしまっています。


同年産経2月21日記事



竹島2


「国連海洋法条約」に絡む排他的経済水域設定基本方針策定に際し、

漁業交渉における主張は非常に重要であるのに、譲歩しちゃったわけです。


そのあとに防衛識別圏問題が露呈した・・・・・


村山政権につづく、

社会党、さきがけというお荷物を抱えていた結果がこれです。


で同時期に・・・

というより

併行して、竹島では

平成7年11月より、韓国による埠頭建設が始まっていたのです。


この問題が我が国国会で問題提議されたのは完成直前でした。

政府与党内、国防委員会においては

すでに把握していたことなのに、

毎日新聞の報道によって知ったかのような受け答え^^


この埠頭建設が、竹島の問題の大きな障害となるというのに。


第139回国会 予算委員会 第1号

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/139/1380/13912101380001c.html

(衆議院 平成八年十二月十日)



○斎藤文夫君

~~

 引き続いて、竹島問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
 去る六日の毎日新聞に、我が国の領土である竹島に韓国側が埠頭を建設している写真が報道されました。外務省はこの事実をどうごらんになられて、韓国側の不当行為に抗議をされたか、お聞かせをいただきたい。


○政府委員(加藤良三君)

 事実関係について私から申し上げます。
 九日の午前、私から在京韓国大使館の公使に対しまして、竹島の領有権問題に関する我が国の一貫した立場、すなわち竹島は我が国固有の領土であるというその立場を述べました上で、改めて本件工事が行われているということに対して遺憾の意を申し入れますとともに、工事の中止を求めました


○斎藤文夫君

 この際、竹島が歴史的にも国際的にも日本の固有の領土であるという証明をぜひ国民に聞かせていただきたいと思います。


~~


○斎藤文夫君

 お聞きをすれば、全く竹島は我が国固有の領土であると確認をしたところでございます。それが今日、韓国が防波堤をつくって何らかの対応をしていこう、これはもう重大な領土侵犯でございます。
 本来でしたら外務大臣がここにおられて御意見を承りたいところでございますが、きょうは高村次官がおいでになっております。ぜひひとつ高村次官、この問題について外務省は今後どう対応していくのか。事が重大な出来事だけに、日本の外交がともすればへっぴり腰だとしばしば指摘をされるところでございます。それだけに、白は白、黒は黒、明確に言い切れる国際国日本にならねばならないと思います。御意見をお聞かせください。


○政府委員(高村正彦君)

 竹島は我が国の固有の領土であるという我が国の立場は一貫したものでございます。そして、そのことは累次にわたって韓国側に申し入れてきております。そして、今度の工事についても、先ほど加藤局長がお答えしたように、中止方を相手方に申し入れたところでございます。


 ただ、一方で、日韓両国の立場の違い、これが両国民の感情的対立になって両国の友好関係、協力関係が損なわれるということは適切でない、こういうことでございますので、これからも粘り強くこの問題について冷静に両国で話し合っていく、そういった態度で臨んでまいりたい、こういうふうに思っております。


○斎藤文夫君

 領土侵犯というこの冷厳なる事実に対して、外務省はともすればただ抗議を申し込んだ、その形式的な手順を踏んだことでついうやむやにしてきたのが今日までの状況だと、このように思いますので、何としてももっとありとあらゆる外交ルートを通じてこの工事の中止を強く求め、しかも現実に中止されたというところまで御努力をいただかなきゃならないと思いますが、いかがでございますか。重ねて御答弁を願います。

~~


○斎藤文夫君

 総理にお尋ねを申し上げます。
 承りますと、来年の一月、大分の別府におきまして、総理は韓国の金泳三大統領と会見をされると承っております。ぜひひとつ、この問題はそういうときにしっかりとお話をいただく


~~
 こういう観点に立ちまして、ぜひひとつ総理にはそのときの会談でこの竹島問題を取り上げ、御解決をいただくよう最大の御努力を願いたいと思いますが、いかがお考えになっておられますか。


○国務大臣(橋本龍太郎君)

~~
 今、高村外務政務次官からも申し上げましたように、竹島についての日本の主張、また立場というものは一貫したものでありますし、その一貫した立場というものは韓国側にも累次申し述べてまいりました。そして、私は大統領に首脳という立場でお目にかかりましたのはことしの春が初めてでありますけれども、その際におきましても日本としての主張を申し述べると同時に、主張すると同時に、日韓関係全体が竹島の問題をめぐって大変困難な状況でありました三月の時点でありますから、この問題について双方の主張を述べ合いました上で、この問題だけで日韓関係を壊してしまってはいけない、また漁業問題などにつきましてはこの問題とは切り離して協議を進めるという考え方で合意をいたしました


六月の時点でもその合意を確認しながら、現在もその漁業交渉等を進めているさなかであります。
 私は、明年の一月時点の首脳会談というものについて、現時点で云々することは差し控えたいと思います。しかし、当然のことながら我々は我々の主張を持っておるわけであります。そして、両国のこの問題についての立場の相違というものが両国関係を感情的な対立に持ち込んでしまうような、あるいは友好協力の関係を損なうような状態はつくりたくない、その点は私は本当にそう思います。そうした上で、友情の中にもきちんと話すべきことは話していく、そうした姿勢で臨みたいと考えております。


遺憾とか

申入れとか

抗議とか

主張とか・・・・・・・・・


この埠頭建設という大問題から

何年経っているのでしょうか?


奇しくも、この時期に、

ADZIを質問した町村さんと

埠頭問題で答弁された高村さん。


現在の政府・内閣責任者として

この失われた時間をどうされるのか、お聞きしたいもんです。


・EEZ基本方針策定と漁業交渉

・埠頭建設看過

・防空識別圏問題


平成8年がまさしく、竹島問題暗礁の分岐点であったのです。


さすがにこの時は私も

市井の端くれの身でありながら

総理、関係議員に強く対応を申し入れたものです。


ですので


口では立派なことをおっしゃるが

その実、何もしないし、パフォーマンスだけ・・・

という先生が

どなたとどなたか・・

というのは

結構身に染みて理解しております^^


昨日は竹島の日でありましたので

関係資料を眺めておりましたが

何も変わらず、実効支配が強化されただけの

この十数年が、なんとも無駄な月日であったことかと。

まさに竹島は溶けつつあります。


「あたご」には

舞鶴への帰路にて

是非、竹島海域を通ってください。