■タミフルは政治銘柄だが・・・


柳沢厚労相も官僚まかせで頼りなさ爆発ですが

それなりに世論に配慮して四苦八苦しています。

タミフル、10代投与を中止…異常行動また2例で

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070321it01.htm

(読売)


インフルエンザ治療薬「タミフル」の使用後に異常行動を起こした事例が新たに2例あったことが判明し、厚生労働省は20日、10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の「中外製薬」(東京都中央区)に指示した。

 厚労省ではこれまで、タミフルについて「安全性に問題はない」としていたが、対応が必要と判断した。ただ、10歳未満については中止は求めず、これまで通り保護者に注意を呼びかけるとしている。

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 これまでの事例から、異常行動を起こした場合、親などが制止しにくい年代の10代に対象を絞り、「原則として使用を差し控える」ことを求めている。10歳未満については、インフルエンザ自体による死亡事例も他の年齢層と比べ多く、タミフル服用の必要もあるとして、使用中止は求めず、これまで通り、インフルエンザと診断されてから2日間、目を離さないよう保護者に呼びかける


 厚労省によると、昨年10月末現在で、16歳未満でタミフル服用後に死亡した事例は16例。また、17歳の事例1件も含め、異常行動後に転落死するなどした事例はこれまでに5件が確認されている。しかし、専門家が症例を検討し、因果関係に否定的な見解を示したことなどから、「現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えない」としてきた。21日未明に記者会見した厚生労働省の黒川達夫審議官は、「新たな事例が報告され、(安全性を)再度評価しなおし、注意喚起のレベルを上げようということになった」と述べた。


まぁ陰謀臭い話この上ないわけですが、実際に起こった事故を無視するわけにはいきません。

タミフル使用禁止に!【おいらのせいか?】

http://my.shadow-city.jp/?eid=383328

(ネットゲリラさん)


タミフル騒動に関して専門家にインタビューしてみた。

http://ameblo.jp/oharan/entry-10026993700.html

(おはら汁さん)


でラムズフェルド氏が小泉さんに導入させたっていう雰囲気になっていますが


日本政府と ラムズフェルド元国防長官の タミフル利権疑惑!?

http://blog.livedoor.jp/aoyama211111/archives/50720980.html

(青山貞一さん)


どちらかというと実際はシュルツさん。

シュルツはベーカー元国務長官関連の投資グループに参加しているのですが

(カーライルとは別)米国内での新型インフルエンザに関する調査報告を

例の年次要望書の補足資料に添える形で提案した米シンクタンクの

筆頭顧問だったとの事。


たしかにラムズフェルドは元会長さんなんですが

クリントン政権下ではNMD関連中心で、ギリアド等はEPF関連の腰掛と見られています。


タミフル特許を持つギリアド社の大株主というんでラムズフェルドが目立っていますが

ギリアドはカーライルのバイアウト案件といわれ、カーライルの実質TOPであったベーカーの

医薬事業投資関連でシュルツは色々動いていたらしい。


実際、ギリアドといえばHIV関連などで有名ですが、治療用麻酔薬の企業を買収したり、

バイオベンチャーを傘下に収めたりと

スイスノバルティスのような医療関係の投資会社のようなもの。

タミフル特許も投資によって取得しています。


でカーライル社(Pエクイティファンド)といえばラムズフェルドなのですが

PEFは投資案件ごとに投資組合を作りますので

大株主にカリフォルニア元知事とか色々政治家の名前がでてくるのは

ファンドパートナーとかクライアントなので怪しい話ではない。


戦争で儲ける人たち ブッシュを支えるカーライルグループ

http://atamanisutto.livedoor.biz/archives/50778151.html

(あたまにスッと入るあらすじ・・戦争で儲ける人たち紹介)


でどちらかというと医薬投資案件はシュルツさんが率先しています。

なぜか「ドラッグ合法化推進」スローガン打っていましたが

それも医薬関連投資の一環。


小泉さんというのは知らないことは官僚丸投げですので

タミフルの大量確保も官僚主導でしょう。


しかし、おはら汁さんも書いているように

今後タミフルが貴重な存在になるかも知れない。


ところでアメリカは民主党へのシフトが匂ってくると

こういったファンドグループに所属する資本家議員というのは

超党派グループを組織して、政治方針をコロッと変えたりします。


ベーカー、シュルツっていうのもそういう人なんですが

同時に「多極化」というスローガンを覗かせます。


共和党・民主党っていう別だけで見ていると「??」となります。


ラムズフェルドなんかも父ブッシュとは敵対していましたが

父ブッシュの関与するカーライルに参加すると、

クリントン政権下ですでに息子ブッシュの路線のための基礎を作って

息子ブッシュで政権入り・・というわけです。


資本家政治屋というのは常に「金」を向いているので

わかりやすいといえばわかりやすい。


ちなみにカーライル日本パートナーにオリ○クス宮内さんが・・・

ていうのもわかりやすい。