福岡・筑前の中2自殺、「人権侵犯」として法務局が調査
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06121503.htm
(九州読売)
福岡県筑前町の三輪中2年男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、福岡法務局が
「生徒への一連のいじめ行為は人権侵犯に当たる可能性がある」として独自調査に乗り出した。
調査結果を踏まえ、学校側に再発防止に向けた指導を行うとみられる。
法務局は町教委が設けた調査委員会が12日に出した中間報告書を入手。1年生時の担任の
軽率な言動が生徒たちのいじめを誘発した可能性があることや、学校側にいじめを見つける努力
が足りなかったことを指摘しているため、改めて学校側の対応を精査する。
生徒らへの聴取は人権保護の観点から行わない方針。
法務局が人権侵犯を調査する場合、被害を訴える人や関係者から相談を受けて行うのが一般
的だが、今回は全国的にいじめを苦にした自殺が相次いでいることや、事案の重大性を考慮し、
職権で調査を始めた。
今後、人権侵犯の事実が確認されれば、学校に解決策を求める「要請」や、校長や教師ら
に直接対策を求める「説示」などを行う。
法務省が把握しているいじめの件数は昨年が約720件で、2001年以降増え続けているという。
昨年までの5年間で、いじめ問題に関連して学校への「要請」を6件、教師らへの「説示」を9件行
っている。
福岡法務局人権擁護部は「調査を始めたのは事実だが、
調査内容や期間などは守秘義務があり、明かせない」としている。
>法務局が人権侵犯を調査する場合、被害を訴える人や関係者から相談を受けて
>行うのが一般的だが、今回は全国的にいじめを苦にした自殺が相次いでいることや、
>事案の重大性を考慮し、職権で調査を始めた。
↑
ちがうでしょう。本来、この手の報道は法務局が調査に着手して、関係者からその調査の事実に
基づいて報道機関がキャッチするが、今現在関係者に「調査」として接触した事実は聞かれない。
「調査を始めたのは事実だが」などと受身の回答をしているがリークは法務局側でしょう。
一連の教委・学校・行政の隠蔽工作に満を持して法務局人権擁護部が加担をしたと言うことです。
公的な機関が「調査をした」「説示をした」という実態のわからない結果をもって、一連の事件の
収束に対する免罪符を与え、事件の風化を加速させる行為でしかありません。
人権擁護局は間違っても「同推」問題など口にはしないでしょう。
そもそも法務局には監督権限など最初から無く、「要請」「説示」などは民間団体でも行える。
真相追求の主な流れがWebに起因しているので、どこぞのネット風評対策の専門家なんかの
入れ知恵で対応しようとしているのが見え見えです。
↓本来、法務省擁護局の方針に基づく地域施策が、福岡にでは「同和」優先になります。
北朝鮮拉致問題の拉の字も出てきません。
福岡法務局人権擁護部が主導する
福岡県人権啓発活動ネットワーク協議会
http://www.jinken.go.jp/fukuoka/fukuoka_index.html
福岡法務局人権擁護部が作る
福岡・筑紫地域人権啓発活動ネットワーク協議会
http://www.jinken.go.jp/fukuoka/11fukuoka/fukuoka_fukuoka-00index.html
ヒューマンアルカディア
http://www1.sphere.ne.jp/f-jinken/
協議会運営については法務省通達の範囲において問題はありません。
しかし法務省施策の問題点を巧妙に地域運動に利用しています。
(同和問題・男女平等・DV・・・法務省施策の問題点ばかりピックアップ)
必要で大切な施策は地方への伝達施行が遅れ、害悪は見事に
オンタイムで反映される・・・・
さて
なめ猫♪さんが以下報告をされています。
福岡県議会で三輪中学校いじめ自殺事件について県教委から報告
http://genyosya.blog16.fc2.com/blog-entry-172.html
↑
文教委の様子からも馴れ合いの雰囲気がよくわかります。
強い問題提示の意見にも何か反論するわけでもなく「はいはい」という程度でしょう。
なめ猫♪さんも指摘されているように何故現担任のことが一切出てこないのでしょう。
福岡法務局の調査などなにも期待してはいけません。
やろうとしていることは事件の風化を加速させる免罪符作りです。
この事件に関してはたよりになる共産党の動きですが
某県のように共産党の申し入れにより法務局人権擁護局が動いたなどとは思えません。
共産党のど真ん中の質問もぐだぐだとかわされています。
高瀬菜穂子議員一般質問(速記録・大要)
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/hidesato/gijiroku/gijiroku200612ta.html
七年間で80人もの児童が自殺する異常事態への認識が欠けています。
7年間で自殺者64人 県内の小中高生 小学生は全国の2割
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20061214/20061214_017.shtml
しかし県内児童自殺者統計一つとっても県教委把握と警察把握で全く違う。
しかも県教委は文部省統計なんかを出してくる。
当事者意識欠如の一端を露呈していると言えます。
教育現場の荒廃は一部の強圧的な教師グループが現場を支配することによる
組織背景にも問題があります。
それによって他の教員、運営経営側が従属的な立場になってしまうのです。
それをうやむやにしています。
その強圧的教師の背景にあるのが何であるのかは明白でしょう。
<西日本新聞12月17日朝刊-いじめ自殺の周辺5>より抜粋 (未確認)
会話は突然、打ち切られた。福岡県筑前町立三輪中2年のある生徒宅。
自殺した少年=当時(13)のいじめに関係したという本人から話を聞いている最中だった。
玄関口で少しずつ口を開き始めたわが子をみとがめ、母親が割って入った。「話すことなんか、何もないですっ」
少年の自殺から2ヶ月余り。一連の報道で「筑前町」「三輪中」は全国に知れた。
その”騒動”に戸惑い、反発が入り交じり、 親たちはなお警戒心を緩めずに拒絶反応をしめす。
「うちの子の方がいじめられていた」「前から、死にたいって言っていたというじゃないですか」・・・。
そんな声も聞こえる。いじめにかかわったとされる生徒たちは、既に遺族宅を訪れ謝罪しているが、親が付き添ったケースは少ないという。
依然姿を見せない親もいる。
「何がいけなかったのか。向き合おうとしている子はいるはずなのに、そうさせないようにしているのは親じゃないですか」。
遺族に同情的な母親の一人はもどかしさを募らせる。
少年の自殺から2ヶ月余り。一連の報道で「筑前町」「三輪中」は全国に知れた。
その”騒動”に戸惑い、反発が入り交じり、
親たちはなお警戒心を緩めずに拒絶反応をしめす。
「おはよう。行ってらっしゃい」。中学校の校門前では、そろいのジャンパーを
着た父母たちが毎朝、登校する生徒一人一人に声を掛けている。
「事件直後に比べると、生徒たちもようやく落ち着きを取り戻してきました。母親の一人は安堵の表情を浮かべた。
だが、その光景を撮ろうとレンズを向けた瞬間、顔を背け、漏らした。
良いことでも、悪いことでも、もう書かんで」
学校や町教委に、やむにやまれぬ思いをぶつける遺族に対し、
地域では心無い言葉もささやかれている。
遺族を支える父母の一人は、ある保護者に遺族を訪ねて慰めるよう頼んだ。
当人はいったん了承したが、しばらくして返ってきたのは
「私が訪ねると○○(遺族の名字)派と言われる」だったという。
高校受験を控えた3年生やその親への影響を思ってのことなのか。
遺族に直接「もうあんまり騒がない方がいいですよ」と忠告する住民もいる。
↑
事実なら地域全体に漂う異様な背景を感じます。
なんですか、その○○(遺族名)派って。
実際記事になっていないとしても実態に近いでしょう。
県警は、生徒に対する聴取は授業に支障のない範囲で放課後などに
保護者同伴でなければ行わないとしている。
しかし上の記事のような現状では、この事件の犯罪性の解明など出来ません。
尚、記事は以下のように続きます。
少年が自殺した日、学校のトイレで、他の生徒と一緒に少年を囲んだとされる同級生。
その子を伴って既に遺族宅を訪ねている父親は、重い口を開いた。
「『いじめ』か『ふざけ』かと聞かれたら『ふざけ』と思う。でも多人数で囲んだのだから、それは(世間では)通用しない」
そう思いながらも「たまたま、あの場にいただけ」と、息子の行為すべてをいじめと批判されることに割り切れなさがにじむ。
同級生のある母親は「本当のところはどうだったのか。娘に聞きたい気持ちはあるが聞けない。明るさを装っているけれど、 心は傷ついているようだから」と現在の心境を語る。
「うちの子を含め同級生、保護者は一生、何かを背負って生きていかねばならないのでしょう。 ご遺族のわが子を思う気持ちが痛いほど分かる。分かるからこそ、私もわが
子を守りたいのです」。別の母親は心情を社会部に寄せた。
少年の自殺から数日後の保護者会。衝撃が冷めやらぬ中、同級生の保護者の一人が切々と訴えた。
「私の子供は、いじめやクラスの様子の変化に気づかなかった。級友の動きに鈍感だった子を育てたことが悔しい。
いじめに気づいていたと言うお子さんもいたが、何かしてあげられなかったのか。保護者として私たちも(問題を)真摯に受け止めましょう」
保護者が、わが子と、さらに今回の「事件」と向き合うには、なお時間が必要なのだろうか。
と続きます。
保護者児童当事者の仲にも事件に真摯に向き合おうと考える人もいるのに
周囲の空気はそれを許さないようです。