「巨大な不正を放置するのか?」とメールいただきました。

違います。

私はAPAでも何でも問題あれば追求すればいいと書いています。


問題は安晋会とかなんとか変なあさってな方向にミスリードするなって事。

いい加減な検査実態の蔓延を矮小化したり、問題点を挿げ替えるなと言いたいのです。


刷り込み

↑こんな感じで蔓延・・・・


藤田さんの告発については

かな◆KANAtaylfcのBlog さんが詳しいのでどうぞ。

ようは今回の告発三物件もイーホームズに責任があります。

その後三物件がどのように問題対処したかはいずれ明らかになるでしょう。


建築確認検査の実態は↓が参考になります。

建築構造設計会議室


見せ金が別件とか言うが小嶋も木村も全部別件。

資本金については一般の企業の資本金とは意味が違う

あくまで確認検査業務遂行に必要な条件・・裏づけです。

陰謀とか口利きとか・・・それって↓のような物でしょう?


イーホームズ藤田東吾、都議に働きかけ依頼


イーホームズ社長の藤田東吾容疑者が、民間確認検査機関の指定を受けるために、

かつて伊藤公介・元国土庁長官の秘書を務めた経験のある吉原修・東京都議=自民=に、

国土交通省への「働きかけ」を依頼していたことが分かった(2006年4月27日)

田容疑者の依頼を受けた吉原都議は国交省に要請しており、

一連の耐震偽装に政治家が深くかかわっている実態が改めて浮かび上がった。

合同捜査本部の調べや関係者によると、

イーホームズは2001年5月に国交相から住宅性能評価機関の指定を受けたが、受注実績が

ほとんどなかったため、建築確認申請を審査できる民間確認検査機関の指定を得ることを計画。

藤田容疑者は同10月に増資の登記をした直後、国交省に指定の申請を行った。

しかし、同省は同社の企業規模を理由に東京都内のみの検査業務ができる都指定の検査機関

になるよう指導した。

ところが、全国展開を希望していた藤田容疑者は、吉原都議に

「国に指定の申請を出しているのになかなか下りない。どうして時間がかかるのか聞いてほしい」

と要請。

吉原都議は国交省に出向き

「友達が申請をしているが時間がかかっているようだ。なるべく早くお願いします」

同社が国交相指定の確認検査機関になるよう求めたという。


同社はその後の12月21日に国交相の指定を受け、建築確認検査の業務を開始した。

藤田容疑者は

この指定を受けるために、同社の資本を2300万円から5000万円に増資したが、

増資に必要な資金を知人の司法書士から借り、間もなく返却した架空増資だったとして逮捕されている。

無理な増資だったうえに、指定を受けるために、吉原都議を利用していたことになる。



吉原都議の資金管理団体「吉原修連合後援会」と同都議が支部長を務める

「自民党東京都町田市第3支部」の政治資金収支報告書によると、

藤田容疑者から2団体に対し、2002年に計36万円、2003年に計39万円、2004年に計326万円の献金があった。

藤田容疑者と吉原都議は青年会議所時代からの友人。


吉原都議は毎日新聞の取材に

「藤田君から電話があり、何課だか覚えていないがアポを取って国交省に行った。

(藤田容疑者と)一緒かどうかは覚えていないが、

友達のために、頼まれて何もしないわけにはいかなかった。お金をもらうために口利きしたことはない」

と話している。


「<イーホームズ>都議に働きかけ依頼 検査機関の早期指定で」

(毎日新聞2006年4月27日)

「藤田容疑者、都議に口利き依頼=イーホームズの国指定「よろしく」

(時事通信2006年4月27日)


イーホームズ、確認検査員名義借り


イーホームズは社外の国家資格保持の名義を借りて

国土交通省に指定確認検査機関の指定を行った。

(2001年11月)


建築基準適合判定資格者の国家資格を持つ2人以上の確認検査員が必要だったが、

社内に資格保持者がいなかったため、社外の保持者3人に頼み、名義を借りて申請していた。

検査補助員についても同社従業員5人を登録していたが、

登録時に本人の了解を得ていたのは1人だけで、他は勝手に登録していた。

(「確認検査員“名義借り”」読売新聞5月18日)


担当者全員が天下り


偽装物件の検査を担当したイーホームズの10人は、

全て都府県の建築主事からの天下りで構成されていた。元は公務員である。

年齢は50~60歳代が多い。

審査の際、10人は、国交省令で定められた文書が添付されていなかったり、

各ページの仕様が通常と異なったりする点を見過ごし、

耐震強度が基準を大幅に下回る建物に建築確認を出していた。

(「偽造見過ごしのイーホームズ、担当者全員が天下り社員」朝日新聞2005年11月26日)


民主党の長妻昭(「次の内閣」国土交通担当)は

「イーホームズの確認検査員29人のうち24人が地方自治体のOBだ」と指摘する。

(「国交省OBが検査機関に天下り、民主・長妻氏が明かす」読売新聞2005年12月4日)


検査員が天下りであることについてイーホームズは開き直っている。

「イーホームズの検査員は全て行政出身の検査員です。

(偽装物件の審査時において)

審査のレベルは行政と同等との自負があります」

(イーホームズ株式会社2006年1月15日)


で藤田さんは検査プログラムに文句言っていますが


申請図書には使ったプログラムが国交相の認可を受けたものであることを示す大臣印入りの

「認定書」が添付されていなかった

代わりに計算用ソフトの販売会社が姉歯事務所に発行した利用者証明書(利用許可書)が

添付されていた。


↑ようはプログラム云々の問題ではないわけです。


以上はこの問題について非常によくまとめられているこちら から抜粋させていただきました。


つまり

首相に直接面談して何事か出来る立場ではない

と言うこと。


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この偽装問題のポイントは


1.民間委譲以前からの杜撰な建築確認検査体制

2.姉歯の何が問題?---「自壊の可能性が出てくるまで無茶をした」

3.イーホームズの犯罪的怠慢と杜撰さ

4.国会でも”民間委譲”について問題となった「出資株主」問題。

  (日本ERIがそのもの。検査される奴が自分で検査するという矛盾)

5.書式と様式とガイドラインが合致していれば通してしまう確認。

6.「遡及」問題・・・・・・大手ゼネコンが国交省に脅されている問題

  (天下り。その脅迫原因を消滅させないための早い手打ち)

etc・・・


特に6についてはまた。ポイントは「阪神淡路大震災」

(陰謀というより「逆手」)


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ところで

きっこの日記はこの一連の話題でまたアクセスが集中したでしょう。

そのタイミングでまたやらしいエントリー差し込んでいます。


数の暴力には数の抗議を


だから何でもかんでも「アベシンゾー」にくっつけるのやめい!


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しかしわかりやすいお人です。


きくちゆみ

きくちゆみ・・・・とだんな

■ピースボートの「核」しきれない初体験

きくちゆみの限りない妄想の世界
(ヒロさん日記さん)