新たに加わった派遣の方はとても優秀な経歴でACCAもあと3科目を残すのみ。
前任者がいささか頼りないところがあったので
「こりゃ楽しみだ」
上司を含め皆が期待を込めたキラキラした目で彼女のことを見つめていたのだが、
ここに来てちょっとしたエラーが発生。

彼女、「超」が付く真面目な人であった。

分からないことは分かるまでトコトン質問する態度を崩さず。
それは正しい態度であるのだが、
度が過ぎてまるで取調室の刑事のごとし。
追求の手は例え相手が上司だろうと緩めることは無い。

その洗礼を受けて席に戻ってきた上司が私にポツリ。

「I know what I'm talking about (自分の言っていること位分かってるっつうの」

これってお気楽イギリス人には稀有なこと。
うちの上司も優秀な人だが、同時におふざけもする人だし。(たまにしつこい程に)

私も先月月次の真っ只中に月次処理の説明を彼女にしたのだが、
月次中って常にお尻に火がついてる状態で
正直新人のトレーレニングなんてとても、なのである。
彼女も経理人だからその辺分かっているはずなのにガンガン質問攻め。
お陰で当初の3倍以上の時間を費やすことに。

致命的なのは彼女、ギャグ、特に下ネタを全く受け付けない!!!
かなりお堅い脳の持ち主のようです。

うちのような会社にいる限り、彼女すごく窮屈な思いをするんじゃないかな。
彼女の背後にセールスチームが陣取っていてとにかく彼ら「Fワード」を連発するし。
もちろん客との電話を叩き切ってからだが。
句読点に漏れなくFワードがくっついてきますって位の頻発さ。

私が入社した当時そのラフさに「うへえ」と思った。
同じく同僚も「うへえ」と思ったらしい。
だけど2人とも半年で慣れたね。
でもこの派遣の彼女の場合はどうだろう。

「やばいじゃん、彼女うちの会社既に大ッ嫌いだよ」

慌てる同僚。

「なんなんだろうね、なにか宗教的なものなのかね」

あくまでも真面目な上司。
同僚が悲鳴を上げる。

「ねえ、これが彼女の目に入ったら訴訟物?」

これというのは













ピーターアンドレ2013年カレンダー。

しかも卓上サイズではなく、壁掛けサイズ。
これを同僚は机に立てかけ毎日うっとり眺めている。

「ダメに決まってるじゃん、こんな全身生殖器みたいな男」
「マジー?困ったー。こまったあ」


彼女には『カレンダーを即効しまう』という選択肢は無いらしい。


「せめて派遣嬢の目に入らない努力はするわ」


今は直接仕事で関わることが無いからその可能性は低いが、もってあと1ヶ月だろう。


私はその時の派遣嬢の反応を実はちょっと楽しみにしている。

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