田村ゆかりFCイベント2007ビホー・アフター@C.C.Lemonホール | 羊飼いの戯言

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作品の感想や雑感をつらつらと述べたblog

 去年に引き続き渋谷のC.C.Lemonホール(旧・渋谷公会堂)で行われたMellow Pretty主催ののFCイベントに参加してきました。
 C.C.Lemon
 土曜日は台風が足早に駆け抜ける一日だったのですが、日曜日は台風一過の晴天でまさにイベント日和。ちなみに近隣にあるO-EASTではアイドルマスターのイベントが行われていたのですが(11.03の大阪も実はどっかぶり)、まさか開演直前の伝書鳩で自らがそれをネタにしてこようとは思いませんでしたが。

 座席は結構前方左寄りだったのですが、FCイベントは肩の力を抜いてと国民の皆さんが共有する時間をまったりと愉しむものと決めているので、メモを取りつつゆるーく参加。しかし3時間何かしらの事態が進行しているとメモするだけで半端無い量になってしまいますなぁ、手元のメモだけで実に12ページありますが、流石に明日以降普通にお仕事なのでぼちぼち清書していくつもり。が、簡潔に言うと「純粋に楽しかった!」の一言に尽きますね。

(以下10.30 update分)
16:40 会場到着。
 物販に並ぼうと思ったのですが結構な長さの待機列だったので諦めて入場。会場内はのお歌が延々流れていますが、ステージには中央に大きなスクリーン、左右に窓枠を模したオブジェが二つ吊り下げられており、そしてひな壇が。一瞬、すわ今年も写真撮影か、と思いましたがパノラマで撮るにしても左右に長過ぎるよなぁ、と思い打ち消しました。


17:01 開演予定時刻にブザーが鳴り場内拍手。そしてみっしーの前説が。
 「ねえちょっと皆聞いてくれるかな。最初に言っておきたいんだけど、録音とか撮影とかしてるとイベントが続けられないじゃない。今だけ聞いている振りして勝手なことするなんて、ちゃんと言うとおりにしてくれないと意味無いじゃない。私の前説そんなに間違ってる? …少し頭冷やそうか。」
 正になのはシリーズプロデューサーであるみっしー自ら「黒なのは」をパロディー化した絶妙の注意事項でした。


17:08 少し間をおいていよいよイベントスタートですが、今年のOPフィルムは「過酷を極めるライブツアー、国民の体力の限界」を打破するためにBOBが立ち上がったということで『Bob's Boot Camp』という自主制作ムービー。
 どこからどう見ても『Billy's Boot Camp』のパクリで、Bobの指導の下walking、circle、手拍子に始まりライブで用いられる合いの手で身体を動かそうという趣旨でしたが、これが実に素晴らしい出来でした。
 「パン、パパン」の練習で後ろに流れるのは『Little Wish』のBメロだったので、当然身体に染み付いた「Fu! Fu!」をBメロラストに入れてしまう人が多かった(含管理人)のですが、すかさず「ハイハイは余計だぞ」という分かってらっしゃるツッコミが。そして締めはSweet Milky Wayでセットリスト漏れした『Baby's Breath』を配置するという心配りで、つくづくファン心理を心得たスタッフがついてるなぁと感心。


 そして大盛り上がりの中ムービーが終わったところで、司会のみっしーとが登場。の服装はピンクのフリフリのミニスカートにエプロンドレス、そして頭にカチューシャというかなり最初からクライマックスな衣装

 「FCイベントで立って始まるってどうかな? あんなにボブが受けるとは思わなかった。正直スベることも想定していた。中身(去年と)違う人。今年のボブも去年のボブもガチャガチャのコーナーにいたけど」 去年のFCイベントで大運動会で活躍したボブも今年のボブもMellow Prettyスタッフのようですね。

 「今年でFCイベント6回目だよ」ということで会場から拍手。しかしまだ皆立ったままなので、「特にないから座って」で着席します。

 「去年に引き続いてC.C.Lemonホール。去年も来ていた人いっぱいいると思いますが、まず『Bob's Boot Camp』。ちょっと(流行)遅れ?って思ったけど大丈夫だった」 つかみはバッチリでしたねぇ。
 そして「ゆかりの衣装は、これは反則なんですよ」というみっしーの振りに反応してひな壇の裏に隠れてしまうですが、「ゆかりん!」コールで再び前へ。しかし「回って!」の声には「嫌だ!」×3回と即答。すぐさま「びんぼっちゃま!」とCutie Cutie ConcertのMCネタで客席からツッコミが入り、思わず懐かしさが。


 「一年経って、相変わらず17歳ですか?」、「別に」、「うわ、沢尻(エリカ)気取りだ。一年間どうですか?」、「特に」、「写真集も出されたと思うんですが?」、「そうですね、出しましたね。ギロッ」と騒動にもなった沢尻エリカ風の受け答えで場内を沸かせた後、「写真集買った人?」で多数の手が上がり「川田さん、ワンチャリンですぜ」と舞台下のカメラマンの川田さんを労ってみせます。
 「セクシー水着写真なども…」、「セクシーはないよね? 『エロが足りませんね』ってライターの斉藤(剛士?)さんから言われたんですけど。」 写真集そらいろ。については特にそれ以上推すこともなく、あっさりした触れ方でした。


 「去年は大運動会をやりましたが、これ(ひな壇)はマスゲーム用でしょ? 毎年メロプリも大きくなってセットが派手になってきた。お金ないって言ってたのにねぇ。」と相変わらず絶不評だったと思しきマスゲームネタを引きつつ今年の出し物へ。


#1 生お姫様の秘密
 最早恒例の企画で、「なんかタイトルがやだなぁ」といいつつも、国民からメールで寄せられた質問にその場で答えていきます。しかし何故かが質問を読み上げてみっしーに解答を迫るという流れになってみたり。

1) 最近何をググりましたか?
 「ニコニコ、ブックマークして無いもん。後はUFJカード。これ、本当にググったわ。『支払いいくらだっけ?』って思って」 確かにはニコニコ動画のアカウントを持っていそうですね。あと管理人もAMEXのサイトをググって月の支払い額をcheckしたりするので、この辺の行動は実に良く分かります。


2) totoBIGで6億当たったら何を買いますか?
 みっしーが宝くじで1万円当たったと聞いて、「当たった? 当たった?」と土下座しつつおねだりする様は、その昔事務所の新年会でよき姉貴分である浅川悠女史に土下座しておねだりした絵面を思い起こさせました。
 「ダイスキなお金が6億円家にやってきましたよ、コンコン」、「いや、怪しい。昨日のスパムメールでもsubjectに『お金、あげます』ってあって開けなかったもん」 相変わらず上手い切り返し。
 「フェリックスガム、6000万個」、「そんなに要らない。フェリックスガムと一緒に『のしいかさん太郎』買うよ。駄菓子。勿体ないじゃん。…あんなにお金を稼いでいた『ふぇんふぇん』の社長さんも」 時事ネタである「円天」ネタを微妙にぼかして絡めつつ解答。ちなみに駄菓子の名前は正式にある『のしいか太郎』と『酢だこさん太郎』がごちゃ混ぜになってしまったっぽいですな。


3) めろーんステッキに他の効果は無いんですか?
 「嫌々やらされているめろーんステッキはめろめろになる以外に効果は?」、「無いよ! アレは何も効果は無いよ。プラセボ。あれから魔法は出ないよ」 と割とシュートなコメント。


4) 姫様は今、幸せですか?
 「アァ゛?」と絡み声を出し、「ちょっと。仕事中に『アァ゛』って」と窘められ、一転「皆がいるから幸せだよ」と猫なで声。しかし「今、悪魔みたいな目になってた」


5) 猫に名前をつけてください、ゆかりんが名付け親になってくれませんか?
 「嫌だ」と言いつつ「絶対その名前で呼ぶ? 本当に? …『たたみいわし』」とこれまた絶妙なネーミングセンス。ちなみに本物の鰯のように白銀の毛色の猫のようですね。

6) ゆかりんのお洋服の着こなしに憧れていて、以前はBABYとかAngelic Prettyとか…(長いわ!)が多かったけど、最近はエミキュー(Emily Temple cute)やMILKなどに変わっていて、最近はどこのブランドが…(長いわ!
とみっしーのツッコミが二発入りながらの質問。流石に大多数の殿方置いてけぼりの質問ですが「エミキューも好きだけど、ココ何年かはBABY行ってないですねぇ。」 ちょっと空気が淀んだ所で客席後方から「シマムラ」とツッコミが入り会場内どっと笑い。みっしーも「お前が笑いを取って行くな」と返しますが、「じゃあ、それで」。

 ここで『生お姫様の秘密』は終了し一旦みっしーとは袖に捌けます。


#2 うさ動画その1
 アイキャッチ代わりに流れるのは「うさ動画」。画面中央のスクリーンに動画が流れますが、めろーんステッキを持ったしょこらが客席にめろーん攻撃を繰り出す映像。客席の一部が「めろーん」と反応しますが、すかさず「今、めろーんてなった人、うさぎに浮気ですよ。くっくっくっくっ…」という字幕が出るという上手い仕掛け。


#3 姫のエプロン
 コーナー名が出るやどよめきますが「パクリはいつもやん? 違う、オリジナルの企画」と言いつつみっしー再登場。様々な食材や調味料、調理器具が並んだお料理台も袖から登場します。
 「何て恐ろしい。料理大好きのに実際に料理を作ってもらおう。さっきのエプロン姿はこういうことです。ホンマに怖いで。実際に作ってもらって抽選で皆様の誰かに試食してもらいます」という説明に引き続き、ヘッドセットの登場。「おう、任せろ」とやる気満々ですが「選ばれた人は罰ゲームだと思って。何とか食べられるものを…」と心配顔なみっしー。

 今日のメニューは「江戸前風巻き寿司」ということで台上に用意された様々な食材から適切なものを選んで制限時間20分以内に作るというコーナー。食材に関しては「さっきまでカチンコチンになっていたから賞味期限は大丈夫なので」とのこと。


 先ずは「寿司飯を」ということでご飯を桶に明け、お酢・砂糖・お塩を振って混ぜます。その後は「シイタケ入れるでしょ? ちらし寿司と間違った」、「ハムはおかしいだろ。おなか痛くなったら困るよね。なまものはマズイよね」と呟いたり、BGMの『candy smile』の『ステップで♪』にあわせて脚を高々と上げてみせたり、包丁を振りかざして「誠くん?」と『School Days』ごっこをするなど余裕を見せつつ進行。

 しかし具材は、鮭を切って叩いてならしたり、玉子焼きを細く切り分けたり、桜でんぶ、ネギトロ巻き、とろろ昆布、焼き鳥缶、カニ缶、バナナ、梨を持ち出したりと徐々に怪しげな方向へ。ちなみにバナナはが一口囓ってから巻いたため「間接キスか?」と場内騒然としたのですが、結局その一かけらはが自ら食したため事なき(?)を得ました。


 結局出来上がったのは
1) 鮭・玉子焼き・桜でんぶの巻き寿司
2) ネギトロ巻き・梅・桜でんぶの巻き寿司(具材として市販のネギトロ巻きが入っている)
3) カニ・焼き鳥入り巻き寿司
4) バナナ・梨・桜でんぶ・とろろ昆布をご飯で閉じて海苔で巻いたもの
5) チキンラーメンとろろ昆布和え
の5品。これを抽選で選ばれた3名が食して行き、一番上手く誉められた人にはご褒美ということだったのですが、先ずは「みっしー、毒見は?」、「それくらいしないとね…。バケツ用意して」とみっしーが味見。
 は5)のチキンラーメンをすすって「あっ、こうなるんだ。」 どうやら味が濃い模様。しかしながらみっしーは本気で戻しそうになり「テレビ的(演出)じゃなくて、本当に不味い。正直、お客さんに食べさせたくない。C.C.Lemonホールでこんなに食べ物を粗末にすることになるとは…」と心配しきり。1)に関しては「卵は偉大やね。全ての悪条件を卵が包んで、俺を救ってくれる」 2)については「これは美味い。やっぱり『売っている物(=ネギトロ巻き)』は美味いね」 4)は「バナナは偉大やね。バナナが全部消してくれる。しかし海苔があわねぇー」とのこと。
 さすがにも代表者3名(男性2名、女性1名)の顔ぶれを見て「ちょっと待ってね、女の子当たっちゃったかぁ。美味しくないからね、お礼とか言わないで。ホント全部食べなくてもいいからね?」と何度も何度も気遣います。


 1)から順に切り分けていくのですが、試食者以外の分の余りが出たので客席前方におすそ分け。ワラワラと群がってくる様を見て「ハイエナかよ?」とコメントしてみせますが、ココでお皿を持って1F客席後方や2F席などいわゆる「後方支援席」へ自らがデリバリーサービスへ出ます。みっしーの「一人で行かんといて」という心配げな声を他所に、スタッフ一名だけを連れてずんずん客席へ降りて行ってしまいましたが、客席の国民も近くになれば手を伸ばしておすそ分けに預かろうとするものの、ドッと寄って来てカオス状態になることもありません。わざわざ注意されずとも全員が自重して行動できるというお行儀の良さに感心しました。一昨年の伝言ゲームといい、去年の借り物競争といい、が後方支援席に対して積極的なサービスを施して気遣ってくれるのが恒例になっているとはいえ、客席もきちんと弁えているあたりは流石です。
 とはいえプロデューサーのみっしーは結構心配しきりで、「ゆかりん、自重自重、戻って」と半分本気で呼びかけたり、「次回からは二度とないね、このコーナー」と内包するトラブルが気になっていた様子。


 最終的には「味の二段活用」、「これから頑張ってください」、「次回のこのコーナーに期待します」などの感想が並ぶ中、全品目を食べきった方が優勝しましたが、「『大成功~!』はしてない。初めて思った、『二度とないな』って。マスゲーム以来かな」というみっしーの声がの腕前をある意味端的に表現していたかもしれません。そして「いくら醤油とかとかが残ってるやんけ。絶対美味しいのに~」というオチを残しつつ「初登場の『姫のエプロン』のコーナーでした」で締め。


#4 うさ動画その2
 しろ・くろ・しょこらの三匹が一つしかないプリンを取り合ってじゃんけんで雌雄を決しようとします。が、全員ぐーしか出せず決着がつかないというところで幕。


#5 第2回ゆかり王国センター試験
 「めでたく第二回を迎えましたセンター試験」ということでがお着替えの間みっしーがつなぐコーナー。事前に配布・回収された解答用紙の中から優秀作品を発表していき、最優秀作品には賞品が出ます。

 ・ニコニコ動画の弾幕
 ・ライブ後に疲れ果てている情景
 ・自民党総裁選風景(福田勝利、ロー○ン麻生敗北)
 ・実にタイムリーなN○VAうさぎネタ(ピンクうさぎは自重しろ)
 ・殺人現場
 ・チケット到着の風景
 ・新聞の切り抜きを使った「家政婦は見た」
 ・幽体離脱
 ・JoJo風の吹き出し
 ・お化けネタ
 ・武道館未来予想図(『恋せよ女の子』での武道館デビューに備えるも、まさかのセットリスト漏れでデビューかなわず、悲しみに打ちひしがれるパペット控え室の図)

がノミネート。以上の中から拍手で最優秀解答が選ばれましたが、「自民党総裁選」と「武道館未来予想図」の二つが甲乙つけがたく二つが選出されました。昨年の「伝書鳩を運ぶ鳩山兄弟」といい政治ネタは強いですね。


#6 うさ動画その3
 しろ・くろ・しょこらの三匹が『惑星のランデブー』で"So, Let's Jump!"をキめた所、勢い余ってくろが飛んでいき「萌えるゴミ」にはまるというオチ。くろの「中の手」がモザイク処理されている凝り具合が光りました。


#7 第一次スーパーゆかり対戦2007
 ピンクのフリルのドレスにネコ耳といういでたちで再登場の
 「タイトルの割にはゆるーいゲーム」というわけで、ココからは客席を席番号でAチーム:1-16番、Bチーム:17-34番、Cチーム:35-55番に分け、ゆかりチームと合わせた4チームで対抗戦を行うという形式。なお、ゆかりチームには昨年に引き続き助っ人Bobが参戦しますが、「OP(のBoot Camp)受けて良かったね、飯塚君」と中の人(スタッフさん)が早速明かされてしまったり。なおBobは客席からの声を拾っては芸人のネタをパクって笑いを誘っており、「初代より笑いが取れるね」とみっしーから誉め言葉。

 ルールとしては「ゆかりんクイズグランプリ」、「ゆかりんとゲーム対決」、「C.C.Lemon横断しりとり大会」という三種目を行い、各種目ごとに順位でポイント(1位:50点、2位:30点、3位:10点、4位:0点)が振られます。そして最終的な得点が高いチームが優勝チームとなり賞品がもらえるという物。


#7-1 ゆかりんクイズグランプリ
 各チーム3名ずつ代表者が抽選で選ばれ、「音楽」「社会」「芸術」「ノンジャンル」の4つの分野から選んで出題されるクイズに早押しで答えるゲーム。4つのジャンルに分かれてはいますが、いずれもに関する問題なだけにゆかりチームが有利なのは変わりありません。


・曲名にハートが入ってる曲を2曲
・「ゆ」で始まる曲を1曲
・『惑星のランデブー』で「ジャンプ」は何回出てくるか?
・NEKO & NECOが初めて登場したのは?
・Sweet Milky Wayツアーが開催された都道府県名を全て答えよ
・Mellow Prettyが作られたのは何年?
・『田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』の初代のOP曲は?
・2005年のFCイベントのタイトルは?
・野球延長による『いたずら黒うさぎ』の休止は何回?(みっしーが2回と読み上げてしまいノーカウント)
・Mellow Prettyのスタッフで一番えらい人は何色?
・毎年お正月に放送されるNHKラジオドラマ内で、『マツケンサンバ』を歌ったのはどの作品?
・ギャラクシーエンジェル、蘭花フランボワーズのフランボワーズの由来は何?
・怪盗天使ツインエンジェルの予告の台詞は?
・コンピューターのマックの愛称で知られるマッキントッシュは何のりんごの種類?


 ざっとこの辺りが上がりましたが、結構ガチで答えに来るに対して、読み上げ式の早押しクイズなのにボタンに手をおかず画面を眺めているだけの「ぬるい」回答者が多く、1位:ゆかりチーム、:2位:Cチーム、3位:Aチーム、4位:Bチームという結果に。
 流石のも『スクライド』のラディカル・グッドスピードの名台詞を用いて「速さが足りない」と、やんわりと一刺し。


#7-2 ゆかりんとゲーム対決
 用意されたDS Liteを使って対戦ゲーム。は「『テトリス』と『火の鳥』得意」とアピールしますが、「ぷよぷよ」、「ナルト」、「ご当地検定」、「太鼓の達人」、「マリオカート」、「ボンバーマン」の中からランダムで選ばれたゲームで対戦。
 これまた各チーム1名ずつ代表者が抽選で選ばれましたが、選手が出揃う間しきりに膝かっくんを仕掛けて緊張をほぐそうとするの気遣いが見て取れました。

 選手が揃い「マリオカート」で対戦することになりましたが、「スーファミ以来」、「64以来」と全般にブランクの長い人や初心者が多かった割には競った展開になりました。2レース行ってトータルポイントの順に1位:ゆかりチーム、:2位:Aチーム、3位:Cチーム、4位:Bチームという結果に。

 この時点でAチーム:40点、Bチーム:0点、Cチーム:40点、ゆかりチーム100点と事実上「二位争い」の展開になったのですが、途中経過がうまく表示できなかったためやや分かりにくくなってしまったのが残念。


#7-3 C.C.Lemon横断しりとり大会
 去年好評を博した借り物競争のグレードアップ版なのですが、今回は借り物のお題をしりとり形式で変化させていき、集めた人数がそのまま得点になるというもの。
 つまり、「オペラグラス」を持っている人→「Suica」を持っている人→「カード」を持っている人→「時計」を持っている人→「胃薬」を持っている人→「リストバンド」を持っている人→「トートバッグ」を持っている人…とつないでいって、出来るだけ多く集めよう、というルール。制限時間は10分でしたが、既出なようで斬新なアイデアのゲームでした。


 各チームごとに2名のキャプテンが抽選で選ばれ、手分けして探していくのですが、基本的には「客席に降りて『お題』にマッチした人を探し出す係」と「舞台上で待ち構えて『お題』がつながっているか確認して並べていく係」に手分けして作業をしていくのが効率的。


 ここで『が賢い&客席想いだなぁ』と感じたのは、A-Cチームのキャプテンが一階席からばかり集めているのを見て即座にマイク片手に2階席に上がって行ったこと。マイクによるアナウンスの通りの良さもそうですが、何しろ二階席には他のチームからのpick upが来ないので競合なく片っ端から候補者を刈り取っていけるわけです。それに、たとえ自分のチームに利しない行動であっても、自らの声掛けだと喜んで裏切る国民ばかりですからね(笑)。


 というわけで最終的には「1位:ゆかりチーム 31人、2位:Aチーム、Cチーム 28人、4位:Bチーム 20人」で合計100名以上のお客さんが壇上に上がる結果となりました。混乱して見えた割には「ちゃんとお題がつながっているか」の答え合わせも案外スムーズで、グダグダに見えてナイスアイデアなゲームとなりました。なお、「やまとなでしこTシャツ」を持って行った勇者には思わず拍手をしてしまいましたが、「カルドセプト」はともかく「らきすた」を呈示した方にはみっしーの熱視線が浴びせかけられたとか。


 この時点で19:55とそろそろ終りの時間だったのですが、何と得点を総計すると「1位:ゆかりチーム 131点、2位:Aチーム、Cチーム 68点、4位:Bチーム 20点」という結果に。流石に2チーム分の賞品は用意されていなかったため、みっしーと飯塚君Bobが繋ぐ中「ちょっと待ってて」と袖に消えていく。数分後に「皆、ゆかりにひれ伏せ」と言いつつ帰ってきます。何と各チームから代表者を一人ずつ抽選で選び、と「あいこはダメよ」式のじゃんけんで勝ち抜いたチームが賞品を得られるという決定戦に。
 Aチーム vs Cチームにならず本来なら全く目が無いはずのBにもチャンスが与えられたことで、みっしーは「これでBチームが勝ったら凄いね」と言っていたのですが、何とその呪いの言葉通りにBチームが大逆転勝利で勝ち抜けるという大どんでん返し。これにはみっしーも「すっかり盛り下がってたじゃん、Bチーム。客席の真ん中が沈むと客席全体の雰囲気が下がるのよ」と言いつつ苦笑いしきりでした。
 そして見事代表戦を勝った「はない君」が「はーなーい! Fu!」と勝利のハイタッチで迎えられる中、『Bチームの方は終了後席を立たずにお待ちください』とのアナウンスが。


#8 エンディング
 かくして、大逆転劇に客席のざわめきが抜けきらぬままにエンディングへ。
 「気づいてないと思うけど、もう3時間立ちました。ぼちぼちエンディングへ。久々のFCイベントどうだった?」
 「料理楽しかった!
 「もう、料理コーナーは『無い』でしょ。おなか痛くなった人いないよね?」
 「意外と上手くできたなぁ」
 「バナナと海苔は合いません。次回はお料理コーナーはやりません」
 「いいよ、マスゲームやるから」
 「皆はどっちがいい? 料理? 来年はどんなコーナーがあるか分かりませんが…」
とグダグダトークのさなか二つほど告知。


 一つ目は2007.12.24発売のライヴDVD。『Pinkle Twinkle Party 2006』と『ツアー2007 Sweet Milky Way』の模様を収めた3枚組のDVDが発売されるということで、お値段は「いっぱい万円」とか。なお、神戸公演と名古屋公演の間に訪れた喫茶マウンテンでの一幕も収録されているそうで「凄いブサイクに映ってる、あまりの不味さに」と自ら述べますが、ここでもみっしーが「今日の料理もマウンテンのゴーヤと張るよ? 勝ったと思ってるの?」と苦言を呈します。
 もう一つは2008.03.28(金)の日本武道館公演の告知。詳細はまだ未定のようですが「本当に来る? でもこれだけの人が来てもまだ2000人なんだよねぇ。お友達、近所の人、家族を連れてきてね」とアピール。


 そしてとみっしーが退場した後は「国民の食欲や体力は回復し危機は去った」という締めの動画とスタッフロール。スペシャルサンクスにKONAMI広報の「よしいみさこ」さんの名前があったのですが、あちこちから「よしいさんだ、よしいみさこだ」と文字通り『ざわ… ざわ…』というオーラが立ち上ったのには笑ってしまいました。
 打ち出しは20:12で、丁度丸三時間のイベントでしたが、正直あっという間でした。

 

 基本的にFCイベントはライヴと違って肩の力を抜いて楽しむもの、と国民が一緒になってグダグダと遊ぶ時間と空間を共有するものと考えているのですが、そういう意味で『とにかく楽しかった!』の一言に尽きるイベントでした。全体の構成もさほどstrictには作られておらずも積極的に客席に降りますし、国民もそれを当然として余裕を持って受け止めるお行儀の良さ、度量の深さが感じられる雰囲気でした。新しく参加された方も、歌のあるライヴとはまた一味も二味も違ったゆかりイベの楽しさを知った人も多かったのではないでしょうか。今週末には大阪公演がありますが、そちらも大変楽しみです。

 ところで、管理人はAチームだったので残念ながら戦利品を入手できなかったのですが、Bチームに属していたまちばりあかね氏 が快く譲って下さったので無事にゲット。昨年に引き続き特製缶バッジ入手であります。多謝深謝。
 戦利品
 最後のじゃんけんを見事勝ち抜いたBチーム代表「は○い君」こそ、正に「俺勇者」を名乗っていいかも、ですね。