WOOYOUNGMI 2013 S+S !!!

　はい、バタバタしてるのを良い事にサボってました。続いては韓国人デザイナーによるブランド、WOOYOUNGMI (ウーヨンミ)の報告と行きましょう。



　会場はパレ・ド・トーキョー。改装中のこの建物の最上階のスペースでのショー開催です。3.1 phillip limもこちらでしたね。反対側の建物はパリ市立近代美術館として活動してまして、私の大好きな作品、ラウル・デュフィの『電気の精』でも有名です。



　さて、忘れてました。4日目の俺様ファッションチェックです。相変わらずのシック・パンクがテーマですが、この日は少し、グット・ボーイなイメージで。少し恥ずかしいんですけどね。俺的にはね。。。。

　トップス/合皮を使い、ショートスリーブのトレーナーを作ってみました。暑さ対策にラグランのラインや、脇、背中心にネットを使い、通気性を意識したのですが、あんま関係なかったですね。。。。キルト/グレーのデニムをベースに、サテンや裏地の素材を使い少しアバンギャルドに仕立てました。サングラス /DIOR HOMME、シャツ、ソックス/GAP、シューズ/BOTTEGA VENETA、クラッチは以前手作りしたもの。



　1988年から韓国で活躍し、パリデビューは2002年、シックでエレガントなスタイルが得意で、韓国男子の凛として美しいスタイルを得意としています。

　さて今回のテーマはカメラマンSteve McCurry(スティーブ・マッカリー)の展覧会がスタート地点となっています。彼の有名な作品、『アフガンの少女』を始めとする作品は、デザイナーにカメラマンの興味を想像させました。カメラマンが初めて旅を始めた70年代後半のインド、ネパール等のアジア各地の文化は、まだそこまで世界中に知られてなかったそうです。

　ステーブ・マッカリーが様々な文明を探す旅をしたように、デザイナー、ウーヨンミも自分のクリエイションの旅に出掛けます。それは、様々なエスニックの要素を集める旅。世界中で収集されたものは次シーズンのコレクションを彩ります。

　こちらは、夏に涼しい、グレーのコートのセットアップです。東南アジアをイメージさせるチェックのパンツと、アフリカを彷彿させるプリントのシューズも素敵です。



　収集されたエスニックなモチーフには、ジオメトリックなパターンもありました。暑苦しくなりがちなこの手のプリントも、ショートスリーブ、ショートパンツで涼しさをプラスしていますね。

　カメラマン、スティーブ・マッカリーがカメラ道具を詰めて、世界中を旅したように、旅情を駆り立てる大きめのバッグが素敵ですね。



　スティーブ・マッカリーの有名な作品、『アフガンの少女』のモデルの少女が纏っていた、バーガンディーの色をイメージさせるカラーのスーツも登場します。小さめの肩、細めのラペルに二つボタン、短めの丈と、次シーズンはコンパクトなジャケットが主流のようですね。



　パリの蚤の市で見付けたバラのモチーフのプリントは、アフリカにルーツを持つ物で、ストライプ等の幾何学的な模様が多かったので、紅一点でしたね。こちら、コートになってましたね。他にもいろんなアイテムにプリントされていましたね。クラッチバッグとか。ちょっと欲しいかも。。。。



　次シーズン、様々なコートが登場しています。春夏シーズンなので、軽量化された爽やかなコートは60'Sのほっそりしたラインから、ゆったりしたリラックス感のある物迄、様々です。

　こちらは、雲のプリントらしく、やはりアジアで伝統的なパターンのようですが、かなりモダンにアレンジされていましたね。



　今回、ポイントになってるのが、60'Sのシルエットです。ほっそりしたシルエットの中にも、トレンドのリラックス感が取入れられ、丈は少し短めに設定されています。ジオメトリックでエスニックなプリントも、とてもエレガントに昇華されていましたね。



　バラのプリントはモノトーンでも登場します。グレーのシャツとのコーディネイトが涼しげですね。他に、色違いのバラプリントのブルゾンとニットに使い、コーディネイトしたりと素敵でしたね。



　モノトーンのコーディネイトも、涼しげでエレガントです。ワンパターンになりがちなホワイトシャツには、襟とボディ部分に品の良いデザインでプリントが入っています。



　次シーズントレンドのコーラルピンクは、ウーヨンミではより淡く、ソルベピンクになって登場していました。カッチリ仕立てられたエレガントなジャケットに、同じトーンのストライプのパンツと、シャツの襟、シューズまでカラーリングされて素敵でしたね。



　同じ、ソルベ・カラーの組み合わせでプリントされたTシャツも登場。上品なデザインの中に込められた、エスニックムードが素敵ですね。

　だらしなく見えがちな、夏のTシャツスタイルは気を付けないと大変な事になります。皆さん、Tシャツ程きちんとした良い物を選ぶように心がけて下さいね！



　細かい織りが素敵な涼しげなマテリアルで作られたスーツですね。やはりジャケットはコンパクトに仕立ててあります。



　オールストライプのセットアップです。全てのアイテムの柄合わせが揃っているのが凄いですね。



　様々なジオメトリックなエスニックモチーフは、複雑に構成され、やはりいろんなアイテムに登場しますね。ボトムにショートパンツのセットアップもありましたね。こちらはネイビーやサックス等涼しげなカラーとコーディネイトされてましたね。



　フィナーレのウー ヨン ミ氏とウー ジャン ヘー氏。今回も姉妹で素敵なコレクションを発表しましたね。

　さて、次シーズンのウーヨンミですが、トレンドのリアルクローズをさらに進めながらも、アジア人として様々なエスニックなモチーフが上品に登場していましたね。韓国ではトップブランドのウーヨンミ、日本ではVIA BUS STOPで扱っています。是非、エレガントで凛としたウーヨンミの世界をお楽しみ下さいね。


　WOOYOUNGMIの2012-13 A+W パリスメンズコレクションの模様はこちら からどうぞ。
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