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2016-09-27 23:59:59

DRIES VAN NOTEN 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 それでは今日はPARIS MEN'S COLLECTION前半の山場の一つ、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)のリポートをお伝えしましょうね。

 

 

 

 今回、昨年11月13日のパリ 同時多発テロ以来最初のコレクションになったのですが、多くのブランドが安全の為にギリギリまで会場を明かさないとか、招待者のみにのみ通達するなんて事が多かったのですが、普段は早々と情報を公開しているこのブランドもしかりでございました。。。。

 

 2区と9区の間辺りで開催するという事前情報に『そんな広い場所あったかしら???』なんて思っていると、届いた招待状に書かれていた住所は『l'Opér Garnier』。。。。。パリコレではお馴染みの場所で、良くプレゼンテーション等を行うサロンはあまりにも狭過ぎ。。。。ジョン・ガリアーノのDiorの時のように正面の大階段を使うのかしら?等と勝手な妄想が続きます。

 

 コレクションの為にガルニエ宮に向かうと、コレクションはこっちから!と警備員に誘導されオペラ座の周囲をぐるりと回り、なにやら搬入口のような場所へ。。。雑然としたバックヤードを通り、小さなドアを抜けたら。。。。。。。。なんと、そこはオペラ座の舞台の上。。。。。。。。。。。え?舞台の上で行うんですかぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 これは、驚愕。。。。。。今までかつてオペラの舞台の上でコレクションを行ったブランドは皆無だそうで、ドリス・ヴァン・ノッテン本人の意向で長い間リクエストをしていたそうです。パリ・オペラ座に詳しい方ならご存知でしょうが、実際公演しているよりもリハーサルやセッティングでクローズしている事が多いこの劇場の舞台上は、年間ほぼ100%スケジュールが埋まっています。多分一瞬の空いた時間を使用して今回の夢のようなコレクションが実現した事でしょう。。。。素晴らし過ぎる。。。。。。

 

 

 なのでバレエ男子の私としては、人生初、44歳にして、生涯で今後あるかないか解らないパリ・オペラ座の、八百屋舞台の板の上に立ちましたので、記念に一枚。。。。。ほんと、死ぬかと思いました!!!!!

 

 

 この日はネイビーのカシミアのコートでございます。もともとこのコート、ウエストにボタンを付けて、そこから下が取り外し可能な仕様にしておりまして、この日はジャケットで着用しました。フロントには、やはり取り外し可能な同じカラーのコード刺繍とミンクのトリミングをあしらったパーツを付けています。

 

 タータンチェックにミャオ族の刺繍が施した、ドリス ヴァン ノッテンのキルトスカートとパンツをコーディネイトしましたが、この日は日本人ジャーナリストの殆どがこの時のコレクションのアイテムを着用していましたねぇ。。。。

 

 ジャケット/我が社のHAUTE COUTURE、キルトスカート、パンツ/DRIES VAN NOTEN、シューズ/VIKTOR&ROLF、サングラス/LOEWE

 

 

  私が着席したのは舞台向かって下手側の袖に用意されたシートでした。丁度舞台上を横から見る形でございまして、一体どんな風な演出なんだろうとソワソワしながら待っていると、まず緞帳が緩やかにあがります。。。

 

 『嗚呼、オペラ座の緞帳の内側に居るなんて!!!!』と思っていると、円形のせりに綺麗に並んでいるのはカメラマン達。。。。ニコニコしながら手を振る彼らに着席したゲスト一同が拍手を送ります。

 

 『とすると、反対側のホリゾントからモデルが出て来るって事????』なんて考えていると、ゆっくりと背景があがり、そこには琥珀色に輝く美しいシャンデリア。。。。。。そして、その下に一斉に並んだモデル達。。。。。ここは舞台に上がる直前にダンサー達がUPをするリハーサルルームです。もの凄い美しいインテリアのお部屋で、どれだけ美意識の高い建造物かとため息の連続です。

 

 舞台上にライトによるランウェイはスーっと1本現れると、待望のコレクションがスタートします。。。

 

 

 今回のドリス ヴァン ノッテンのリリースの中にはこんな言葉を見付ける事は出来ます。

 

 飾り立てられた装い、華麗、グラフィック、冷笑、確信、スポーツ、シック、挑発的、アール・ヌーヴォー、サケデリック、クリムト、グレイトフル・デッド、ビートニック、根拠あるスタイル、幻覚、、、、、、、、平和運動家。。。。

 

 

 ミリタリーやサイケデリックをベースに様々な要素を、奥深く、緻密に、濃厚に融合させながら、一触即発の危うい世界情勢を冷静に捉え、決して声高にではなく、エレガントに世界平和をささやくような美しいコレクション、、、、舞台上にはそんな美しい作品が次から次へと登場します。

 

 ミリタリーの要素としては、かつて階級や地位を誇示していた勲章や章飾はその役目を終え、ユニフォームから取り外され、全く違う解釈で新しいウエアを平和的に飾ります。手仕事で丁寧に刺繍された立体的なモチーフやレースやリボンをあしらったもの。。。自由なアイディアで再解釈されたモチーフは子供がベースボールカードを並べて楽しむように、実に無邪気にアイテムを飾り、、即賞に用いられるグログラン リボンもオプ・アートのように旋回しながらウエアの袖や見事にレイアウトされます。

 

 

 サイケデリックなモチーフとしては、アメリカ出身のアーティストWes Wolson(ウェス・ウィルソン)によってアレンジを加えられた、サイケデリックなモチーフが登場しています。

 

 Wes Wolson(ウェス・ウィルソン)は1937年アメリカ カリフォルニア出身のアーティストで70年代を中心に活躍したアーティストでございまして、サイケディリックアートと呼ばれる当時のムーブメントを牽引した一人でもあります。3Dレタリングとも言われる文字を立体的にした表現で人気を呼び、数ある有名なアーティストのレコードジャケットやロックコンサートのポスター等を手がけ、特に60'~70'Sの人気ロックプロモーターBil Graham(ビル・グレアム)とのコラボレーションにより生まれた作品等は有名で、ロックファンなら一度は目にした事があるかと思います。

 

 今回彼のモチーフはミリタリーカラーのコートやカーゴパンツにシックなトーンでプリントされたり、また上質なシルクジャガードで極彩色で描かれ、さながらアールヌーヴォーのムードです。彼の描いたピーコックのモチーフはプリントはもちろん、レースやエンブレムとなって、役目を終った勲章等のモチーフと並列に並べられていましたね。

 

 

 既に前置きが長くなっておりますので、とっとと進めましょう!!!!まずファーストルックに登場するのは、こちらのコートのルックです。

 

 厚手のブラックのウールで仕立てられたコートは、一度ミリタリーのコートを解体して再構築したようなユニークなデザインが取り入れられています。トップスのフラップはあえて左右アシンメトリーにあしらわれ、厚みのあるスリーブと縦長の力強いシルエットが印象的です。

 

 胸元に施された、オプ・アートの第一人者Victor Vasarely(ヴィクトル・ヴァザルリ)のグラフィカルな作品に描かれるような有機的なモチーフは、ミリタリーの即賞やエポーレットに飾られていたグログランリボンを新たに再解釈したもので、真っすぐのリボンにプリーツをたたんでこのユニークなタッチを描いたアップリケです。

 

 実に静かに、でも強い意志のような物を感じない訳にはいかないファーストルックから、厳かにコレクションはスタートしました。。。。 

 

 

 偶像破壊主義者的にミリタリーのデコレーションや勲章を、ウエアに落とし込んだアイテムの一つのこちらのベスト。。。。本来の意味合い等が全て無視され、ウェス・ウィルソンが描く華麗なピーコックのモチーフ等と供に、ピースフルに敷き詰められているのがお解りになるかと思います。

 

 勲章や章飾は本来大量生産で作られるアーミーの衣服に、階級や地位を明確に誇示する為に作られた物です。リボンと供にエンブレムのような物が飾られた物ばかりではなく、胸ポケットやエポレットに施すパイピングのラインの1本から細かく意味があります。

 

 もはや意味を成さないそのモチーフが愛おしむようにその造形を評価され、新たな価値観で意味を成しているのは、ひたすら消費へとエスカレートし続ける、昨今のファッションへのアンチテーゼとも言えるのかもしれませんねぇぇぇ。

 

 

 ウェス・ウィルソンのサイケデリックなパターンは今回様々な素材に落とし込まれていますが、まずはこちらの光沢のあるシルクジャガードのバージョンです。

 

 面白かったのが、アクセント カラーで用いられていたパープルが実に効果的で、ディープパープルからバイオレットまで、ミリタリーカラーとこんなにもマッチするんだなぁと感心させられましたね。

 

 こちらは図案化したピーコックのモチーフが使われたコートで、緩やかなAラインのシルエットが華麗で、襟のエコファーもアグレッシブなムードですねぇぇぇ。。。

 

 お得意のテープ使いのディテールや、ミリタリーカラーのパンツと合わせる辺りが、ドリス ヴァン ノッテンのメソッドでもある『折衷様式』の今季の解釈なんでしょうねぇぇ。。。

 

 

 上のルックでも使用されていたムラ染めに染色したエコファーのストールは、今季のルックに世紀末的な独特のデカンダンスをプラスしていて、ダンディな男性像を表現していました。

 

 豪華なシルクジャカードのコートにあしらうのも素敵ですが、こちらのようにストリート スタイルに取り入れてもさらにユニークな印象になります。ネイビーのピンストライプのジャケットの上から、身頃を隠す程のボリュームでストールをコーディネイトしています。

 

 重厚感のあるトップスとは対照的に、ボトムスはショートパンツのサイドとヘムにはエンブレムをポップにあしらい、アーミーのアンダーウエアーのようなレギンスで軽やかにまとめています。

 

 アイテム単品が個性的なのはもちろんですが、ドリス ヴァン ノッテンはそのコーディネイトも実にユニークですねぇ。。。こういうインパクトのあるアイテムを多用しながらも、人に不快感を抱かせない上品なスタイリングを作り上げるセンスに、今回も脱帽でございました!!!!!

 

 

 私好みのエキセントリックなルックばかり御紹介してしまいましたが、デイリーにすぐにでも取り入れる事が可能なアイテムが豊富なのもこのブランドのすばらしい所で、着る人によって全く表情変えるというのも、世界にこれだけ沢山あるブランドの中でも希有な存在です。

 

 しっかりとしたミリタリー ブランケットのようなウールは、今季沢山登場しますが、やはり存在感のあるデザインがオススメですね。左はモッズコートとしてもお馴染みのM51のようなパーカーのデザインで、ウエストの部分に施されたボタンによって、裾の部分を取り外しジャケットとしても楽しめたり、前だけ外してスワローテイルのようにも着る事が出来ます。。。

 

 実はこのヘムのデザインは、この日に私が着ていたネイビーのコートと全く同じで、ミリタリーというテーマと同じくまるかぶりでございました。。。。www 色んなスタイルで楽しめるのでお得です!!!!(持論)

 

 右はミリタリーのオーバーコートのデザインをベースに、大きめのテイラード カラー、ゴールドのボタンがアクセントのアイテムです。袖のエンブレムはウェス・ウィルソンのサイケデリックなモチーフが施され、ミリタリーではあまり使われないパープルやターコイズのアクセントカラーがここでも効いていましたね。

 

 

 毎回恒例のドリス ヴァン ノッテンのジップブルソン、お好きな方多いかと思われますが、ここ数シーズンキャッチーなテーマが多かっただけに、50'Sのムードを感じさせるアイテムとのマッチングも素晴らしく秀作が続いています。

 

 今季はこんなレトロチックなムードです。ヴァーガンディーのベルベットをベースにカフスとヘムのリブにアクセントカラーを取り入れ、胸元の大きなレースのエンブレムも、もちろんウェス・ウィルソンの描いたピーコックでございます。

 

 これは、、、、今季のトレンドを見事に表現しておりますので、ヘビロテ間違いなしのアイテムになりそうですねぇ。。。

 

 

 いや。。。。そりゃ着ますよね。。。。当然ですよねぇ。。。。。????

 

 コレクションでも注目していたネイビーのウール地に様々なエンブレムが飾られたピースは、やはり他のジャーナリストの皆様も釘付けでございまして、自由な発想で並べられたモチーフと、カラーの潔さが実にスタイリッシュでございましたね。。。

 

 手仕事で仕上げられた丁寧な勲章やリボン、ピーコックのモチーフ等様々な要素が混在しますが、ゴールドでトーンを揃えているので上品に纏まっていますね。

 

 喉から手が出る程欲しいんですけど、、、、、、、、手仕事が多用されたアイテムはお値段も流石でございまして。。。。。。まだ、悩んでますけどね。。。そろそろシーズン終りますけど。wwww

 

 

 プレスリリースに書かれていたアール・ヌーヴォーやグスタフ・クリムト。。。世紀末好きの私からすると、どんな風に登場するのか楽しみでございましたが、こんな感じだとは!!!!!いやぁ〜脱帽でございます。

 

 勲章やワッペンの金の糸はクリムトが裸婦像の回りを飾った金箔と、ウェス・ウィルソンの3Dレタリングのグルービーなムーブメントは、アール・ヌーヴォーの有機的でアシンメトリーなバランスと呼応します。何一つ世紀末的な要素は使われていないのに、あの時代独特の装飾過剰で退廃的なムードを、コンテンポラリーに見せてくれているのにはため息が出ます。

 

 ピーコックのジャガードのエンパイヤジャケットの上に、金糸の勲章やエンブレムを飾り、ミリタリーカラーのコットンにサイケデリックなパターンをあしらい、レギンスを合わせる。。。。実に濃厚で耽美ながらも、軽やかさも感じさせてくれるコーディネイトです。

 

 一つ気になったのが、本来勲章は一つだけ授与されるものなので、片方の胸のフラップや肩章にのみアシンメトリーに飾られるものですが、ドリス・ヴァン・ノッテンはあえてのシンメトリーに施し、権威的な意味を持たせたくなかったように感じました。パンツやジャケットのスリーブのみにアシンメトリーにあしらわれているのも、絶対本来の勲章はこんな所に飾らないという彼自身の定義によって施されています。

 

 このトリックに気付いた時。。。。。。。鳥肌が立ちましたねぇ。。。。。。

 

 

 ホワイトのシャツにブラックのパンツというエターナルなコーディネイトの中にも、今季のテーマであるミリタリーとサイケデリックの不協和音の調べが響き渡ります。

 

 トップスのシャツは、シャツなんですけどガンパッチやエポレット等ミリタリー トレンチのディテールがあしらわれています。トレンチのウエアストから切り離した部分はスカートとしてワイドパンツの上にあしらわれています。つまりこのコーディネイト、上下でトレンチコートを着ている事になるんですねぇぇ。。。

 

 スカートのフロントにはファーストルックで登場した、オプアートのようにリボンをあしらったディテールが見られます。ゴールドのルレックスを使用していますが、ガラリと赴きの変えノーブルな印象を感じさせましたね。

 

 

 ガーメントの解体と再構築のアイディアはなんとシューズでも行われています。ブラウンやバーガンディーとブラックをバイカラーで楽しみ、一見するとエレガントなのに実はかなりアバンギャルドというユニークなアイテムが注目でしたね。

 

 左はアーミースタイルのマーチングブーツに、サンダルのようなディテールが程されていて、アッパーや踵の部分に施されたストラップに複雑にループを通すデザインでございます。ループ自体が平織りテープというのもこのブランドらしいです。

 

 右はクラシカルなシティシューズにゴルフシューズのタッセルがあしらわれたアイテムで、トウの部分とタッセルはバーガンディー、サドルの部分をブラックにしてコントラストを付けていましたねぇ。。。。

 

 

 

 

 今回のフィナーレは全員のモデルが登場した後、まず誰も居ない客席に向かってテイク・ア・バウをし、その後振り向いてゲスト達に向かって行うという、オペラ座の伝統的流儀で幕を閉じました。

 

 

 コレクション終了後ジャーナリスト達は口々に『今回のテロを予見していたようなショー』という声が聞かれ、私も何だかもの凄い運命的な物を感じました。最終的にな演出やアレンジを変えたとしても、やはり服自体は半年以上前からクリエイションしているもの。。。多くの人が関わっているビッグプロジェクトなので、そう簡単に変更する事は出来ません。

 

 となると、例えばミリタリーの象徴的なモチーフが面白いと思いながらも、今回のように独自のストリーが生まれるのは、彼自身が日頃から多くの情報や文化、文学に目を通り、その中で自然に感じている事なのでしょう。。。。やっぱり、ジーニャスです、、、、彼は。

 

 

 

 絶対に銃声の音が聞こえない、刹那の間でも平和の中で芸術を堪能する場所のオペラ座の舞台の上。。。。今回のコレクションを敢えてそこで行う事は、ドリス・ヴァン・ノッテン自身からの平和を願う強い想いの現れだったのは、もう、言うまでもないですねぇ。。。。。

 

 

 

 はっきり書かせて頂きます。。。。。。。。。今回の私が見たショーの中で、ベストコレクションでございました。。。。

 

 

 

 

 

 

 DRIES VAN NOTEN 2016 SS Men's collectionのPARISでのリポートはこちらからどうぞ。

 

 DRIES VAN NOTEN 2016 SS Women's collectionの東京でのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

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2016-09-19 23:59:59

PIERRE HARDY 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。


 
 


 それでは今日は、私の大好物のPARISのシューズブランド、PIERRE HARDY(ピエール アルディー)のリポートをお伝えしましょうね。。。

 
 
 
 今回サンジェルマン・デ・プレにほど近いプレスルームでのプレセンテーションとなりましたが、由緒正しきÉglise Saint-Sulpice(サン=シュリプス教会)を窓から覗み、この日は美しい大輪の真っ赤な椿が飾られていました。。。。

 
 グラフィカルで未来的なイメージが強いこのブランドですが、こうやって本拠地にお邪魔して、インテリアまでを拝見させて頂くと、脈々と続くフランスの伝統を感じさせてくれる美意識の高さが素晴らしく、あんまり居心地が良くて、、、、、長居しちゃいましたね。。。wwww

 

 

 はい。恒例のMonsieur Pierre Hardyとの2ショットでございます!!!!いつお会いしても、ジェントルマンでフレンドリー。。。。。アーティスティックなのに親しみ易い彼のシューズの素晴らしさは、ご本人の人柄から既に滲み出ていますねぇ。。。

 

 

 

 今季ピエール アルディはクラシカルでシックなスタイルをベースに、様々なバリエーションでエレガントで個性的なピエール アルディ マン達の足元を飾るコレクションを見せてくれました。

 

 クリエイションの中心になったのはブーツです。真のブーツメーカースピリットに基づき履き心地の快適さを追求した結果生まれたのは、実にさりげないエレガントなデザイン。ミニマムな中にも潔いディテールや唯一無二の個性的なディテールが冴え渡ります。

 

 ブーツからスタートしたクリエイションはベーシックなメンズシューズ全体へとメスを入れて行きます。ジョッパーブーツ、デザイートブーツに始まりダービーシューズ、ブロークシューズ、モカシン等、男性がビジネスで履く多くのルールに縛られたジャンルにもピエール アルディさが溢れ、私自身普段あまり注目しないジャンルのシューズも実にエレガントでしたねぇ。。。

 

 

 そんなパリジャン・シック溢れるエレガントなコレクション。。。いつも、アバンギャルドなアイテムばかり御紹介しているので、『俺にはちょっと。。。』なんて思っているビジネスマンの皆様。。。是非、今回は目を皿のようにして読んで下さいませ!!!

 

 

 

 まずは、こんなクラシカルなコレクションから御紹介して行きましょう。まず右は『MANHATTAN』というアイテムで、コンサバティブなオックスフォードタイプのシューズのレースアップの部分がエラスティックのバンドになているというデザインです。

 

 ゴムでございますから、もちろん毎朝紐を結ぶ時間が削減出来て、足入れも実に快適。。。伸縮性があるので様々な動きにも対応出来て実にコンフォートです。少し幅の広いステッチでアウトラインを取っている所は実にグラフィカルで、これだけのミニマムなデザインなのに、明確にピエール アルディらしさを感じさせるのは流石ですねぇ。。。。

 

 左は『WALL STREET DERBY』というレースアップシューズです。丸みのあるフォルムのアッパーにレースアップのフラップは以外と小さめ、踵の部分の切り替えは横から見るとシューズの真ん中に縦に一直線に大胆に施し、個性的な視覚効果を狙っていますね。

 

 こちらはダークグレーのカーフのボディにコバの部分を今季の注目のバーガンディーであしらっていて、実にセンスの良いこと。。。。もちろん、オールブラック1トーンもございますので、固めの会社にお務めの皆様にはそちらをオススメします!!!



 

 今回、コレクションには、ブーツを追い求めるイマジネーション トリップも感じられました。アメリカ的なワークシューズの要素にイギリスのポップなカルチャー、ブルジョワなムード漂うピエールアルディーのプレスルームがある、PARIS左岸のリッチなムード等実に様々。。。。

 

 こちらのブーツ、このブランドがウエスタンブーツを解釈するとこんな事になります。。。。。実にクール。。。。ウエスタン独特のバタ臭さは皆無です。

 

 足を入れる部分のスクエアなシルエットとアクセントになったプルストラップ、フロントの切り替えはウエアスタンブーツ本来のデザインをベースにしていますが、少しエッジィに解釈した3本のステッチでアクセントが効いています。

 

 本来このくらいのヒールの高さになるとヒールは斜めにカットされるのですが、あえてローパーヒールのようにスクエアなデザインで、踵には真横にカッティングを施しています。

 

 これは、実にクールなカウボーイブーツですねぇ。。。。最近、あまりファッションのメインストリームで見かけないので、今季はこれにコーデュロイのパンツなんかをINして履くと、さりげなく70'Sムードを楽しめるかと思いますねぇぇぇ。。。

 

 

 下のキャメルやタバコカラーのスエードを使ったローファーも素敵でしょ???エレガントな丸みのあるフォルムにミニマムなデザインが実にスタイリッシュで、やはりスエードは今季トレンドなので、注目です。

 

 右の『HARDY LOFER』は本来アッパーの上に施されている別々のサドルとフラップがドッキングしたデザインです。つるっとしたクリーンなフォルムが印象的で、サドルが独立していないので、パンツの裾が引っかかる事も無いです。

 

 左はアッパーを一枚側で仕立て、ステッチによる切り替えの部分のみで立体感を出したエレガントなデザインです。

 

 

 さて学研少年の私、解るまで調べないと気が済まないタチなので、ローファーというアイテムについて少しググッてみました。

 

 最初のローファーは1926年、イギリスのオーダーメイドのシューズブランドWildsmith(ワイルドスミス)が製作したそうで、初代Wildsmith夫妻の孫にあたる、Raymond Lewis Wildsmithが当時のイギリス王室のジョージ4世の為に、狩猟中の休憩時にリラックス出来るカントリー調の室内履きとして作ったそうです。

 

 また、ノルウェーの靴職人Nils Gregoriusson Tveranger(1874~1953)も製作していて、彼は13歳で北アメリカに靴の修行に行き、20歳で帰国。1930年頃に『Aurland moccasin』という名前の付いた同じデザインの靴を製作しています。ヨーロッパに多く輸出されていたこのシューズを見たアメリカ人達がさらに注目し、当時のメンズファッション誌『Esquire(エスクァイア)』で、ノルウェーの牧場の牛の待機場で農夫達が履くシューズとして紹介されたそうです。

 

 名前の由来は靴ひも結ばなくても良いなまくらもの(Loafer)と、牧場の牛の待機場(Loaf)の二つのルーツがあるそうです。。。。

 

 

 こちらの『BRIT POP』というデザートブーツは名前の通り、90年代のブリットポップ・ムーブメントをイメージさせます。

 

 1994年4月5日、ニルヴァーナのカリスマ的ボーカルKurt Donald Cobain(カート・コバーン)の自殺で、それまでメインストリームだったグランジ・ロックは一気に影を潜めます。そこに台頭して来たのがイギリスをルーツとするバンドのBlur(ブラー)とOasis(オアシス)。中流階級出身のブラーが生み出す皮肉とウィットに富んだや歌詞や捻くれたサウンドと、労働者階級出身のオアシスが作り出す壮大なメロディーの差をマスメディアは面白がって取り上げ、いつしか『BRIT POP(ブリット ポップ)』という言葉が生まれます。

 

 彼らのファッションもまた注目を浴びます。そのスタイルはいわゆる古着やスポーツウエアを中心とした『普通』のスタイル。ガレージセールで買ったようなミリタリーコートや汚いデニム、ナイキのジャージやスポーツアイテムを混ぜたなんでもない『ダサい』というスタイルでしたが、音楽と融合し、いつしか『ダサカッコイイ!』という事になってしまいます。

 

 こちらのシューズはモカシンとダービーシューズの中間のようなアイテムで、もちろん決してダサくはありません!!!!ブリットポップ特有の野暮ったいデザインを取り入れ、こちらはナチュラルカラーのシープスキンでステッチからファーが覗いているのもチャーミングですね。

 

 他にサンドカラーのスエードや、ブラックレザーのアイテムもありましたよ。

 

 

 この可愛らしい子は、プレゼンテーションの会場中で、一番人気物だったんじゃないでしょうか????

 

 引き続き70'Sのヴィンテージムードのトレンドの影響で、ムートンは今季も沢山のブランドで登場しています。ピエール アルディーのスクエアなバックバックにも、ムートンバージョンが登場という事でございます。

 

 柔らかいモココモした質感のこの素材を、敢えてシャープなフォルムに落とし込んでいるのが素敵で、ハンドルやストラップもちゃんとムートンなんです。。。

 

 ジップや引き手がゴールドなので、大人でも、女子でも持てるエレガントな仕上がりになっていました!!!!

 

 いや〜!!!!カワイイ〜〜〜〜〜〜!!!!!

 


 では、人気のスニーカーと参りましょうか。。。。やはり気になる皆様多いのはないでしょうかぁ。。。www

 

 今季はソール部分に、メゾンのアイコンでもある3つのキューブ パースペクティブが施されたディテールが注目でございまして、左は『TREK COMET』というアイテムになります。

 

 最近さらに進化を遂げているトレッキングシューズを、このメゾンらしくにグラフィカルに解釈したもので、フロントに太いチューブのようなループと、踵の部分に施されたエラスティックのバンドでガッツリ足を固定出来て、サイズ調整も可能です。

 

 右はアッパーのシューレースがもう少し繊細に仕上げてある『COMET SNEAKER』で、一番最初の画像でムッシュ自らがお召しになっているスニーカーのカラー違いです。

 

 ブルーやグレー等男子が抵抗ないカラーにホワイトを効かせた爽やかなカラーリングが特徴でございますが、『TREK COMET』ではブラック1トーンのアッパーにホワイトのソールのバイカラーや、さらにそこにオレンジのループやレッドのアクセントを付けたインパクトのあるアイテムもございます。『COMET SNEAKER』ではキューブ パースペクティブのマテリアルを使用した物等、カラー違いで個性的なアイテムもありましたねぇ。。。

 

 私のように変わった人間は、多分そっちを選ぶと思います。。。。。。。。。。。。汗。。。。

 

 

 秋冬の装いを軽やかに見せてくれるホワイトのスニーカーも登場していましたね。パリジャンはホワイトのスニカーが大好きで良く街中で履いてる人を見かけます。最初の写真のムッシュー アルディのように、スニーカー以外は全てブラックで統一して、スニーカーだけホワイトというオシャレな着こなしも素敵です。

 

 若い人からマチュアな方まで様々に楽しんでいらっしゃいますが、皆アクセントになるホワイトスニーカーはピッカピカの真っ白。。。。。汚れ一つ付いてないのがパリジャン流のようです。

 

 今季はこちらのようなグリーンやレッドの細いパイピングをあしらったアイテムが気になりましたね。こちらのようなサイドジップのハイカットスニーカーやローカット、スリッポンタイプ等色んなタイプで登場しているのも、色々選べて嬉しいです。

 

 ビビットなパイピングの御陰で、このブランドの独創的なカッティングがより強調されているのも素晴らしかったですねぇぇ。。。。

 

 

 マルチカラーやカラフルなアイテムも登場していましたが、AWの装いに合わせたシックなカラーや温かみのある色合いが印象的でしたね。

 

 左の『LES BASKET』は様々なグレーのマルチカラーで構成された、サイドジップにフロントに、ベルクロのストラップが施されたハイカットスニーカーです。ニュアンスのあるグレーのトーンが寒々しくなくて、一番濃いグレーをサイドの小さなパーツやバックに持って来ているのもセンスが良いですね。

 

 右はローカットのストラップスニーカーで、グレーのスエードをベースにソールや紐はホワイト、アクセントの赤が実に効果的で、クラシカルにもコンテンポラリーにも楽しめそうなアイテムでした。
 

 

 今回、個人的にもかなり気になったのが、こちらのスリッポンスニーカーでございますが『SATIN SET』というタイトルの通り、光沢のあるサテン生地が使用されています。

 

 これ実に素晴らしい!!!!!カラーも絶妙なフォレストグリーンやブラウンで、男子でもHAUTE COUTREの気分を満喫出来そうですね。個人的にはこういうカラーのサテンって、Guy Laroche(ギ ラロッシュ)やJean-Louis Scherrer(ジャンルイシェレル)等、私が幼少の頃に活躍していたパリ シックなメゾンが頻繁に使っていたのを思い出して、何となくレトロチックな気分にもなりましたね。

 

 デザインは紐の部分がエラスティックのバンドになった『SLIDER SNEAKER』ですが、私これ愛用していますが実に履き易いです。イージーな快適さなのにドレッシーなムードで、ファストファッションのTシャツとデニムでもスタイリッシュに見せてくれますよ。

 

 その上にあるのが人気のキューブ パースペクティブ パターンの新作です。今季の
クラッチはマチが付いて収納力がUPし、さらにフレーミングでブラックレザーのトリミングが施されていましたね。。。

 


 

 発売以来人気のキューブ パースペクティブとカムフラージュがドッキングした『CAMOCUBE』は、今季ネイビーやバーガンディーのこっくりとした芳醇な色合いで登場していましたね。

 

 先シーズンはモノトーンやブラウン等ソリッドなカラーが中心でしたので、なんだかガラリとムードが変わった気がします。より複雑になったパターンに組み合わせたネイビーのレザーも実に上品で、より遊び心を感じさせるスタイルでアップデートしていました。

 

 

 

 

 

 男らしくタフ、力強いフォルムが奏でるピエール アルディ 2016-17 AWは、まるで世界的に軟弱化している男子達へ向けたメッセージのようで、クラシックの絶対的な正当性と、ミニマムに表現したこのブランドならではの遊び心を、実に上品に表現したコレクションでした。

 

 

 私も最近ではめっぽうスニーカー派で、この時のパリコレもスニーカーで参加したのですが、このプレゼンテーションを見てから、若い頃に憧れていたエレガントなブロークシューズや、かっちりとしたジョッパーブーツ等、重い靴をちゃんと履いてみたい衝動に駆られましたね。。。。

 

 

 昔はスニーカーは運動靴と呼んでいて、フォーマルな席やオシャレする時は、きちんと皮底の靴を履きなさい!と教育されたものです。。。いわゆる正統派のブランドのシューズはいろいろ履いた私のような曲者には、こういうさりげなくエッジの効いた、クラシックテイストはピッタリなのかもしれませんねぇ。。。

 

 

 

 私、個人的にも『Back to the basic !』の素晴らしさを気づかせてくれた、ピエール アルディのコレクションでした。。。。。

 

 

 
 
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2016-09-16 23:59:59

CARVEN 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 

 はい。9月の中盤戦を過ぎ、ようやく涼しさを感じられるようになりましたね。。。

 

 

 来週はシルバーウィーク、早い方は今週末からでございますね???皆様何処かお出かけになるのかしら???なんだか今年は台風の影響でか、すっきりしないお天気が続いておりますねぇ。。。。お出掛けされる方も、おうちでまったりされる方も素、どうぞ敵な休日を過して下さいませ。

 

 

 

 

 さて、今日はCARVEN(カルヴェン)の2016-17 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。

 

 今回は初日の夜にサンジェルマン・デ・プレのプレスルームに特別なセットを組んでのプレゼンテーションになりました。カルヴェンのロゴや今季のプリントをモチーフにした様々なデジタルアートが飾られ、ギャラリーと化したスペースに、ブルーのカーペットが敷かれ、ミニ・ショーの形式で新作を発表しましたよ。

 

 

 まず私が袖を通しているのはMEN'S WEARのクリエイティブ・ディレクター、Bernabé Hardy(ベルナベ・アルディ)が就任以来ずっとテーマにしている、デジタル上のドットを用いて描かれたカムフラージュのプリントで、近くで見ると密集した花のモーチになっているコートです。

 

 彼がクリエイションを行うようにようになって、タフで男らしいムードが増した感のあるカルヴェンでございますが、なんだか私のような悪人が着ると、さらにワイルドさが倍増するような気が。。。。。

 

 スネークモチーフにも見えたり、横山大観が描く、細かい筆の運びの秋の山々を描いた日本画のようにも見えて楽しかったですねぇ。。。

 

 

 

 就任後2度目のコレクションとなるベルナベは、個性的なアウトフィットを追求するカルヴェン・マン達の為に、暖かく快適で、実に秋冬らしいワードローブを用意しました。

 

 洗練されたカッティングのテクニックで描くシルエットはルーズ・フィット。過剰過ぎない丸みを帯びた絶妙なボリュームのコートから、スッキリ見えるのにタイト過ぎないジャケット、パンツはストレートシルエットのヘムを長くブラウンジングする事でリラックス感を表現しています。

 

 スタイルは70'S後半から80'S。若い彼の感覚からすると、その頃のアメリカの青春映画に登場する、少しハイウエストのデニムだったり、なんとも言えないボリュームのトレーナーだったり、そんなアイテムや着こなしが新鮮に写ったのかも知れません。。。。

 

 素材はモフモフ感のある様々な種類のニットやコーデュロイ、フロッキングや刺繍、最近インテリア等でも話題になっている、色々な太さや素材の糸を組み合わせて織るウィービング等のテクニックも取り入れて暖かさを表現する一方、テリーやクレイジーナイロン、オプアートのようなキルティングや、点を結んで行くとカルヴェンのロゴになるプリント等で80'S独特のポップさやゲーム感覚もを楽しんでいます。

 

 カラーは秋冬らしいシックなグレーやネイビー、カーキなどクラシカルなメンズのパレットを中心に、ブラットオレンジやルビーレッド等のビビッドカラーでプレイフルなムードをプラスしていましたねぇ。。。。

 

 

 こちらが、ファーストルックでござます。。。。80'Sに思春期を過ごした私からすると、何処と無く懐かしい感じのルックでございますねぇ。。。

 

 ウィービングで大きなゲージのストライプを織り出したウールで仕立てられたコートは、ガウンのようにサラりと羽織れるイージーさで、絶妙なルーズ・フィットのボリュームとショールカラーがリラックスムードです。ストライプのパターンが大きすぎる為に、ボディーに乗せるとかなり大胆な配色が表れる所もユニークで、グラフィカルな印象でしたね。

 

 ヘムのリブの部分とマフラーにはデジタルながら懐かしいムードのジャカードのニットを使用し、マフラーは床に届く程の長さで、このブランドのひょうひょうとしたユニークなムードを作り出していました。

 

 今回多くのアイテムでオーセッティンクなメンズファブリックが沢山見られましたね。イギリスではハリツィードに次ぐ有名なツィード、ドニゴールツイードや柔らかなウールが温かみのあるスタイリングを盛り上げていましたね。。。

 

 

 何て事ない普段のリアルクローズながら、独特のポップさとアクセントが効いたコレクションは、アメリカ的ポップカルチャーをソースにしながらも、ちゃんとパリジャン・シックになっていたのは流石カルヴェンでございます。。。

 

 左の坊やが来ているニットは、MEN'S WEARではアイテム的にもかなり難易度の高いショートスリーブのニットです。離れて見るとマルチカラーのニットに見えますが、こちらもウィービングのテクニックが用いられていて、カラフルな太い糸をハニカムパターンのメッシュで抑えたような、実にユニークな編み方になっています。フォーキーなムードもしましたね。

 

 ヴァーガンディーのロングマフラーと、ポケットにストライプをあしらったパンツでノンシャランとコーディネイトすると、上手に着こなせそうですねぇ。。。。

 

 右は胸元のイエローがポイントの、フロントがジップになったポップなカットソーの上に、グリーンとネイビーのタータンチェックで仕立てたジップブルゾンや、ツイードのパンツのミスマッチを楽しむコーディネイトです。

 

 ポップとクラシカルなアイテムをミックスするのが、今季のカルヴェン マン的な80'Sの楽しみ方のようですねぇ。。。

 

 

 鮮やかなオレンジのコートにもストライプのリブが施され、さり気なくレトロタッチに仕上げてありましたよ。。。

 

 こちらナイロンのキルティングなんですが、ステッチのモチーフはトイレマークのような図案化した人間のモチーフなんですねぇぇ。。。このキャラクターがスケボーに乗っておりまして、その名も『スケートボーダー』という名前らしく、楽しいオプアート風に表現されていて、思わず笑みがこぼれました。。。。ありました。。。80年代こういうモチーフ!!!!

 

 でも、近くに行かないと良く解らないんです。。。。それがベルナベのクリエイションのスタイルでもあります。。。男の子らしい小さな拘りとでも言いましょうか。。。

 

 ポケット好きのギョーム・アンリのDNAを受け継いで、細かく沢山のポケットがあしらわれていましたね。。。

 

 こちら、私も勢いで袖を通して見ましたが、、、、、なんだか、工事現場の現場監督のようになってしまいました。うん、でっかいビルとか建てそうな感じ。。。間違ってもそんな気分でクリエイトされた物では無いと思います。。。。

 

 

 多分、こうやって若いカワイイ子ちゃんが、ちょっとレトロチックに着こなすのが今季のスタイルなんでしょうねぇ。。。

 

 えー、個人的な意見なんですが、GUCCIのミケーレのせいで何やら『ちょっと変』なレトロテイストが巷に蔓延している今季、ドメスティックのブランドまで摩訶不思議なおばはん臭いプリントを発表しておりますが、ホントに冬はあんなアイテムを着た人々で東京の街は溢れるのかしらと少し不安になります。。。。。

 

 若い子がヴィンテージ感覚で着るとかなりカワイイのですが、私達おっさんやオバハン達が着るとかなり痛い!って事になりかねません。。。決して若くない私の知人の話ですが、張り切って『ミケーレのGUCCI !!!! 』と言いながら、レトロチックなスーツを着てパーティーに参上していましたが、そんな事は全く解らない種類の別の知人に『それ?古着???』と聞かれ、何かが横でバラバラと音を立てて崩れていましたねぇ。。。wwww

 

 くれぐれもこのトレンドのレトロチック、大人には要注意でございますから。。。。

 

 その点、このカルヴェンにおいては、一つ一つのアイテムがしっかり仕立てられ上質なので、さりげなく1アイテムだけ取り入れたりすると、おっさんでもシックに着こなせそうです。こちらのブロックのパターンがユニークなニットも、ブラックジャケットのインナー等に着るとエレガントに着こなせると思いますねぇぇぇ。。。。

 

 

 粗野で野暮ったく見えるスタイルの中に、ユーモアさとさりげない男らしさを込めた今回のコレクションですが、パーティーに行くようなブリンブリンのフォーマルスタイルは、もちろん登場していません。。。。

 

 変わりにジャケットのスーツスタイルはこちらのようなアイテムが登場していました。大きな画像で見て頂けると解るかもしれませんが、軽くムラ染めを施してニュアンスを出したデニムに、先ほどオレンジのコートに施してあった『スケートボーダー』のモチーフが刺繍で表現されているんです。。。

 

 様々なポーズでスケボーに乗る姿は放物線ようなカーブと供にあしらわれ、疾走感満載でしたねぇぇ。。。デニムですがステッチを一切表に出さない丁寧な仕立てで、パンツもセンタープリーツバシッ!って感じなので、インナーにシャツとタイを結ぶとギャラリーのオープニング程度のパーティーには着て行けますね。

 

 インナーには先ほど御紹介したブロックのモチーフを編み出したタートルニットを合わせていますが、カラーが変わるとムードも随分変わります。しっかりとしたネックや裾のリブの部分が良く出来ているので、今季のちょっとアクセントのあるインナーとして活躍しそうな予感がしますねぇ。。。

 

 

 はい。。。。遊んでます。。。。キャッチーなカットソーが登場するのもカルヴェン マンの人気の秘密でございますが、こちらの80'S感満載のアイテムも、オンタイムでその時期を過した私的には、かなり痺れましたね。。。。

 

 全体に使われているのはコットンのダッフル生地。ダッフルとはベルギーの地方の名前でございまして、17世紀中旬、ダッフル(Duffelzandhoven)地方では厳しい寒さの為に、紡毛の厚い毛織物が生産されていました。

 

 生地の上からさらに『厚手玉絨』の一種である起毛仕上げを施し、表面を毛羽立たせているために防寒性が高く、その後ヨーロッパ各地に輸出されるようになります。フランスではモルトン(MOLLETON)、ドイツではディッフェル(DUFEL)という呼び名で親しまれるようになりました。

 

 ダッフルコートは、主に北海で漁を行う漁師達がこの素材を使ったコートを着て作業をしていた事から生まれたもので、デザインではなく元々素材から名前が付いたアイテムなんですねぇ。。。

 

 こちらは身頃がフォレストグリーン、右袖がインクブルー、左袖がガーネットと3色のトリコロールで仕立てられたアイテムで、襟元のリブやラグランのパイピング、『CARVEN』のロゴはマスタードとレトロチックな配色になっています。

 

 別珍のようなダッフル生地も、、、、、、はい、小学生の高学年くらいの頃、着ていましたね。。。。今、着ると不思議と内側にある?共産主義のソウルが現れてしまうのは何故でしょうかぁ。。。ロシアの体操のコーチみたいなんですけど。。。

 

 

 こちらは、さらにコアなファンが喜びそうなポップなプリントのカットソーでございますが、シック目に仕上げられたルックアイテムとは対照的に、今回も弾けてて嬉しくなりましたね。。。

 

 左は80'Sのネオンの看板を思われるフォントのロゴに、スケートボードが一つ。。。。ベーシックなグレーに少しだけペールトーンノレッドとイエローの配色も絶妙です。

 

 右のグラフィカルなロゴは当時のカセットテープやアルバムジャケットに使われていたようなフォントで、プリントの部分がフロッキーになっていましたね。

 

 私の勝手な妄想ですが、スケボーやこの男子的な80'Sの捉え方、、、、。もしかしたらマイケル・J・フォックス主演の映画『Buck To The Future(バックトゥーザフューチャー)』の世界なのかもしれません。。。。

 

 同世代の友達は皆様大熱狂した実にアメリカ的な作品。。。。当時、フランス映画が好きだった私からすると、あの軽薄なエンターテイメントが耐えられなくて苦手でしたね(今も)。。。。よくもまぁ、あのダッサイ世界をスタイリッシュに描いたもんだと、かなり感心してしまいました!!!!

 

 

 今回コレクションに登場したシューズで注目だったのが、やっぱりスニーカーでございまして、テーマに合わせてオールドスクールなムードが上手に表現されえていましたね。

 

 カルヴェンの『C』をアクセントにしていますが、主張し過ぎない所が上品で、ホワイトベースに綿密に厳選されたブルートーンのマルチカラーが爽やかな印象です。秋冬の重いカラーになりがちなコーディネイトを軽快にしてくれそうでしたね。。。

 

 他にガッチリと足元を固める、ポニースキンにレザーのパイピングをあしらった、レースアップのアンクルシューズ等も登場していましたね。

 

 

 はい、こちら別件でございますが、今回のカルヴェンのプレゼンテーションが終了した夜、フランスを代表する老舗シューズブランド、J.M.WESTON(ジェイ・エム・ウェストン)のパーティーが行われ、そこで、クリエイティブ・ディレクター、Bernabé Hardy(ベルナベ・アルディ)君に遭遇。。。。

 

 いつも、会うと『今回のコレクションどうだった?』って感じに気さくに話しかけてくれる彼。。。実際は画像で見るよりワイルドで男前ですよぉぉぉ。。。wwww

 

 

 

 

 

 今年6月に行われた次回のカルヴェンのプレゼンテーションでは、マレ地区にあるギャラリーにストリートやクラシックバレエ、カポエラやコンテンポラリー等の様々なジャンルのダンサーを迎え、アーティスティックでユニークなコレクションを発表しました。ハードな動きの中でも美しく、そして快適なコレクションを発表した彼でしたが、、、、、、、驚いた事にそのすぐ後の7月の後半に彼の退任のニュースが飛び込んで来ました。

 

 今後カルヴェンはAdrien Caillaudaud(アドリアン・カヨド)とAlexis Martial(アレクシス・マーシャル)がクリエイトするWOMEN'Sに集中し、MEN'S部門は縮小して行く予定とか。。。。

 

 カルヴェンは元々WOMEN'S ブランドでございますし、MEN'S WEARは現在ニナ リッチのディレクターを務めるギョーム・アンリが、MEN'Sのクリエションの経験も無い中、突発的に始めたラインと行っても過言ではありませんでしたので、まぁ、こういう結果は致し方ないのかもしれません。。。。。が、個人的には若いなりに骨太の男らしいデザインをしていた彼のクリエイションが好きでしたので、少し残念ですねぇ。。。

 

 事実上、AWシーズンを手がけたのはこの1回、、、、契約打ち切りの背景にはベルナベが次のステップを選んだのか、メゾン側からなのかの詳細は解りませんが、どちらにしても、なんだか早過ぎる決断のような気がしてなりませんねぇぇぇ。。。

 

 

 最近思うのですが、ファッション業界全体があまりにも結果を急ぎ過ぎて、ゆっくりと時間をかけてスーパークリエイターを育てない環境に、さらに向かっているように感じているのは私だけでは無い筈。。。。。発表した直後にSNS上に流されるコレクションは実際に目の前で見ていない、プロではない、もしかしたらそのアイテムを買わない人達に批判されて、メゾンの動向やファッション界全体の動きに影響する。。。。なんだかとってもおかしな事に思えてなりませんねぇ。。。。

 

 

 そんなファッション業界の縮図さえも感じた、今回のカルヴェンのコレクションでございました。。。

 

 

 

 

 


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2016-09-14 23:59:59

Walter Van Beirendonck 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。2016-17 AW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポート二回目は、Walter Van Beirendonck(ウォルター ヴァン ベイレンドンク)と参りましょう。

 

 ベルギー王立芸術アカデミーのファッション科の講師を長年務める彼、ラフ・シモンズやベルハルト・ウィルヘルム等を育てた教育に携わる部分でも、私が心から尊敬するクリエイターでございます。

 

 

 こちらはショーが終った後、会場から飛び出して来たモデル君をキャッチした画像でございます。。。。今やPARIS MEN'Sでこんなエキセントリックなメイクをするのも、彼くらいかもしれませんねぇ。。。

 

 

 かつてファッションは天才と呼ばれるスーパークリエイター達が牽引し、新しい形や価値観をランウェイの上で披露する、フロンティアスピリットに溢れていました。今は消費者の意見を上手に反映出来て、世界中で売れる物を安価で作れる人が好まれる時代です。

 

 やはりファッションマーケットは巨大になり過ぎたのでしょうかぁ。。。。そんなに世界中の人々が、同じデザインの高価なバッグが欲しいのでしょうか。。。。

 

 

 私は彼のように自分がコントロール出来るキャパで、好きな物をきちんと作っているスタンスに心から憧れますねぇ。。。。おかげで彼の作品は日本のショップに並ぶ事は実に少なく、簡単に袖を通す事も出来ませんけどね。。。。。wwww

 

 

 

 今回のコレクションが発表されたのは今年の1月後半、、、、もう、随分と前の話になって忘れている人も多いかもしれませんが、PARISでは2015年11月13日の金曜日の、あの凄惨な同時多発テロ後の初のコレクションとなりました。

 

 

 デザイナーはコレクションのクリエイションを半年以上前からスタートします。作品が発表される2ヶ月程度前に起こった事件の為に、コレクションはを全て変更するという事は事実上不可能。しかし、ルックを追加したりショーの演出やテーマを変更するのは可能な事。。。。。これまでも沢山の政治的メッセージをコレクションに投影して来たウォルターは、自分の新作の発表の場でもあるモードの首都パリで、一夜にして130人以上の人々の命が、数人のテロリスト達によって奪われた未だかつてない最悪の長い長い夜にフォーカスしているようです。

 

 テーマは『WOEST』。。。。。ショーの後で彼自身が『私達、フランドルの言葉』と語るその言葉はオランダ語で『怒り』『激しい』『荒んだ』等の意味を持ちます。またWOEは英語で『悲痛』『苦難』『悲しみ』等。。。。。いずれにしても最悪の言葉です。

 

 『私は平和主義者です。でも、本当に誰かの顔を殴りたいくらいです。』怒りの理由についての回答はありませんでしたが、一目瞭然、それは全てのパリジャンやパリジェンヌ、PARISを舞台に作品を発表しているクリエイター、この街を愛する世界中の全て人々と同じ思い。。。。その、強い怒りの感情がぶつけられたコレクションとなりました。

 

 

 作品は安定のウォルター節がベースとなり、コントラストの強さやグラフィカルなディテールが冴え渡ります。スクエア且つオーバーシルエットのアウターにクロップドのストレートシルエットのプロポーションが基本となり、重めのウールを使ったデコラティブなトップスと、プリントやアニマルモチーフを取り入れた軽めのボトムスが今季のお気に入りのスタイルのようです。

 

 ダークなカラーと力強いヴィッヴィットカラーを織り交ぜ、デコラティブな装飾もあえてベースのカラーと合わせ、1アイテムに1カラーとファブリック、時には上下で同じ素材を使用し、視覚的にその個性的な造形のパワフルを感じさせます。

 

 まず、ファーストルックに登場するのがこちらのルックでございます。ゆったりとした緩やかなAラインのジャケットには、さらにゆったりとしたスリーブがプラスされ、フロントのヘムは丸みを帯びています。

 

 ショルダーに施されたのはストールのようなデコレーション。。。。。ロボットのようなグラフィカルなフォルムのこのパーツは、部分的にボタンホールが付けられジャケットと一体化しています。

 

 パンツはグラフィカルなモチーフのファブリックを使用していて、ヘムの部分にレオパードやエスニックなプリントの生地を切り替えてユニークでしたね。。。。

 

 これが、ウォルター流の『怒り』の表現であるのならば、首から垂れ下がるロボットのようなデコレーションは、テロで命を失いダンスホールの床に伏した犠牲者のように思えてならなかったのは、私だけでは無かったと思います。。。。

 

 

 こちらはその人形のデコレーションをコートに施したヴァージョンです。ボディの右側にかなりのボリュームで施された装飾は、ボンテージをイメージさせる綿入りの太いロープや、ギザギザにカットされたベルトでボディーに固定されています。

 

 私の想像ですと、多分この装飾は取り外し可能のように思えますねぇ。。。まぁ、年がら年中お人形をぶら下げて出歩ける訳もないですし。。。。wwww

 

 インナーにはコートと同じ真っ赤なニットをコーディネイトしてカラーを揃え、膝下から覗く少しの部分に、エスニックなブークレやレオパードのモチーフを複雑にパッチワークしたパンツのヘムやプリントのソックス、異素材使いのレースアップシューズを合わせて、ポイントも持って来ている辺りは、やはりバツグンのセンスの良さです。

 

 

 ある種、舞台衣装のような不思議なフォルムの作品も毎回いくつか登場し、ウォルターのピュアなクリエイター魂をダイレクトに感じさせてくれて、実に嬉しく思います。

 

 今季も、、、、、、。これ、なんと言ったら良いのでしょうかぁ。。。アイテムは一体何なんでしょうかぁ。。。。。。恐らく、前後のルックから予測して、もの凄いデコレーションの施されたノースリーブのトップスとパンツ。。。。もしくは、凄いデコラティブなストール。。。。恐らく前者。。。。。

 

 レオパードのパターンは今季沢山登場していて、デコレーションや様々な素材で用いられていて、こちらは紙のような張りと光沢のあるテクニカルファブリックでしたねぇ。

 

 毎回、ユニークなイラストが描かれたウォルターのコレクションの招待状ですが、今季は大きく描かれた『WOEST』の文字と、様々なモチーフがぎゅうぎゅう詰めで、混沌とした世界が描かれていました。自身のキャラクターはもちろんの事、チェーンソーや首をうなだれ失望した人、チェスの盤の上を走る人等どれも実に意味深。。。。

 

 そして真ん中に大きく描かれているのは、尻尾を切断され涙を流す豹の姿。。。。。ウォルターは何かしらの思いを込めたのかもしれませんが、本当の答えは見る人は感じたものそのものなのでしょうねぇぇ。。。。

 

 

 

 人形のデコレーションを飾ったトップスのルックが続いた前半に対して、コレクション中盤からはウォルターらしい凝った手仕事の独創的な作品が並びます。

 

 こちらはジップブルゾンのフロントにデフォルメしたレオパードの顔のようなモチーフがカットワークで施されています。このモチーフはトロンプルユになっていて、背中合わせのキャラクターが何か棒のようなものに噛み付いているようにも見えます。耳や足のディテールまで立体的に施されていて、実にユニークでしたねぇ。。。

 

 恐らく全てレザー。。。。販売されると、結構なお値段になると思います。。。。

 

 

 

 こちらのダッフルコートも実にユニークでしたね。左右の身頃のプリントはタキシードを来た紳士達がテーブルに集い、それぞれブードゥー教やアフリカのプリミティブなマスクなような物を着けているという、これまた摩訶不思議なモチーフです。

 

 ブードゥー教とは西アフリカやベナン、カリブ海の島国やハイチ、アメリカのニューオリンズ等で信仰されている民間信仰です。ブードゥーとは英語の呼び名で、現地のフォン語ではVodun(ヴォドン)と呼ばれ『精霊』を意味します。

 

 この信仰は奴隷貿易時代にカリブ海沿岸に連れて行かれた、西アフリカのフォン族の民間信仰とキリスト教が融合して生まれたもので、マリアやキリスト教の聖人等が登場します。ですがこれにはキリスト教を隠れ蓑に、自分達の土着の信仰を守ったというフォン族の悲しい歴史があり、その後の彼ら奴隷達の歴史と同じく様々に形体を変化させて行きます。

 

 打楽器のリズムに合わせ、トランス状態で精霊とコンタクトを取る姿を見たアメリカのアングロサクソン系の人々は、キリスト教の異端化を酷く嫌い、その呪術的な要素をゾンビ等と結びつけ、面白おかしくイメージダウンを計りましたが、1985年になってハイチが民主制を取り入れるようになって初めて合法化されます。

 

 儀式にハーブを使用したり、プリミティブな彫刻や仮面を取り入れる実に個性的な信仰で、ウォルターのコレクションには度々その影響が感じられます。

 

 いつか、時間のあるときに私もきちんと勉強してみたいですねぇ。。。

 

 

 強いストロークを感じさせるグラフィカルなパターンは、お得意のニットでも登場していましたね。

 

 トップスはフワフワしたモヘアのニットでパターンを編み出し、ボトムスはこちらもお得意のスパンデックスのレギンスにプリントしています。マットなトップスと少し光沢のあるボトムのコントラストも楽しく、実にポップな印象でしたねぇ。。。。

 

 レギンス男子の私としても、是非トライしてみたいルックでした!!!!

 

 

 デニムを用いたルックもいくつか登場していましたが、手仕事による細かいパーツと融合されて、只のデニムウエアではない素晴らしい仕上がりになっていましたねぇ。。。

 

 沢山のアイレットと刺繍で描かれているのは中央にレオパードのモチーフと、戦闘機やチェーンソー、両手を広げる人間と思えるモチーフや『WOEST』の文字。。。。もしかしたら、テロ後に改めて製作されたかのように、実に直接的なモチーフが鏤められていました。

 

 かなりバイオレンスなモチーフですが、ファッションとしてスタイリッシュにまとめている所は流石でしたね。。。。 

 

 

 2015-16 AW COLLECTIONで発表された、PVCのボディに『STOP THE TERRORISING OUR WORLD』と刺繍されたトップスの画像は、悲しいかな、これまで幾度と繰り返されて来た残酷なテロリズムの度にシンボルとしてSNS上に数多くUPされました。

 

 今回、まるでそのアンサーソングのように、同じ言葉を綴ったトップスが登場しました。今回はノースリーブではなくスウェットシャツで、前身頃をくり抜いたようにPVCがはめられ、両手がチェーンソーのキャラクターと『WOEST』、『STOP THE TERRORISING OUR WORLD・WALTER』という文字を刺繍で表現したアップリケが施されていましたね。

 

 こちらのトップスにも用いられているように今回のコレクションでは、このくり抜いたディテールが数多く登場していましたね。スナップやボタンまで施されていて、なんだか外れそうな雰囲気のアイテムまで登場していて、さらに深読みしてしまいます。。。。

 

 

 今季のコレクションを通して全体的に感じたのはインパクトの強いアウターが多かった事。。。。。秋冬の装いのメインとなるアイテムですが、このブランドではコンサバティブなムードは一切感じられません。価格帯も大きくなってしまうコートは買う側も売る側も慎重になるのが当然で、間違った物を選ぶと一冬後悔してしまうものですよね?

 

 でも、このブランドを愛するファン達は人と同じものは大嫌いな人達でしょうし、そんなファンに向けてより個性的な作品をクリエイトするウォルターとの関係は、長年の信頼関係によって固く結ばれています。ファン達は新しく発表される奇抜な作品から今のウォルターの心境を感じ、それを自分のライフスタイルに落とし込む。。。。デザイナーと顧客の理想の関係のように思えてなりません。

 

 先ほどニットでも登場したカラフルなジオメトリックなモチーフは、少しアレンジを加え、モヘアのコートでも登場していました。この縫いぐるみ的なモフモフしたテイストは、W&LTとしてデビューして以来彼の得意なスタイルの一つでもあります。

 

 インドネシアのバティックプリント等の民族衣装にも見られる、図案化した人間モチーフがボーダーの中に描かれていて、股間の間にはちゃんと3本目の足も描かれていてユーモアに溢れています。レッドやタバコ、モノトーンのカラーリングも実にダイナミックでウオルターらしいアイテムでございましたね。。。。

 

 

 今回のコレクションでもう一つ印象的だったのは、顔や頭を覆うゴールドのチェーンのヘッドアクセサリーです。なにやら人工衛星の破片を思わせる突起が付いたものや、フェイスピアスのようにも見えるユニークなデザインでございまして、こんな個性的なアイテムを発明出来るのは、ウォルターの他にそうそう見つかりません。。。。

 

 着けるとどんな感じなんですかねぇ。。。。ビール飲むのとか大変そう。。。なんて邪念が少し頭をよぎりました!!!!!

 

 

 

 

 

 かつて80年代には多くのデザイナー達が、発表するコレクションの中に政治や社会へのメッセージを込めていました。現在ではロンドンの女王ことヴィヴィアン・ウエストウッドとこのウォルター ヴァン ベイレンドンクくらい。。。。コレクションに社会的メッセージを込めるクリエイターが少なくなってしまったのは、個人的には少し残念でもあります。。。。

 

 デザイナーはもの凄い影響力を持っています。最新のコレクションで何を発表したかが、最近では光陰矢の如くインターネットで伝わってしまいます。また社会全体ででそのインターネットの影響からか、軽く語った一言を針のむしろのようにつつき、心ない中傷が飛び交い社会的地位さえ危ぶまれる時代です。

 

 本当の事さえ、心に思っている真実さえ語るのに警戒しなければならないこんな時代に、彼のように堂々と自分の考えを主張し、作品に反映させるデザイナーを見ると、企業の言う事だけ聞いて、どうでも良いコレクションを発表しているイエスマン達がかすんでしまいますね。。。。

 

 

 ウォルター ヴァン ベイレンドンクにはこのまま、この強い主張をブツけて行って頂きたいと心から思い、出来る限り応援して行きたいと思います。

 

 

 

 そんな時代なんですけれど、今回のコレクションではDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)やAMI Alexandre Mattiussi(アミ アレクサンドル マテュッシ)等で、心を強く打つ素晴らしい作品や演出を見る事が出来ました。やはりビジネスだけではないパリコレの素晴らしさ。。。。。私が受けた感動のリポートはおいおいこちらでUPして参りますね。。。。。

 

 

 

 2016 SS Walter Van BeirendonckのPARIS MEN'S COLLECTIONの模様はこちらからどうぞ。


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2016-09-12 21:29:48

Lucien Pellat-Finet 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。9月に入って10日も過ぎてしまいましたねぇ。。。。

 

 

 台風やら大雨の変な天気で始まり、ようやく今日あたりは少し涼しかったようですが、皆様健やかにお過ごしですか?

 

 ほんといつになったらスカッ!と晴れた、湿気のない爽やかな秋の陽気が訪れるのでしょうかねぇ。。。。。暑がりな私はまだまだこのくらいじゃ、シャツやジャケットを着るのは無理でして、毎日一体どんな装いで出掛けたら良いか、デイリー ファッション ノマドと化しております。。。。。

 

 

 

 

 さて、そんな他愛ない愚痴を最初っから言ってる場合じゃありません。久しぶりにTOP PAGEも変えた事ですし、2016-17 AW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートを張り切って参りたいと思いますよぉぉぉぉ〜。。。。。

 

 今日は毎回恒例のパリコレ スケジュールのトップバッター、Lucien Pellat-Finet(ルシアン ペラフィネ)のリポートからお伝えしましょう。キング・オブ・カシミアの称号を持つルシアンにとって本領発揮のFWシーズンでございます。

 

 

 はい。こちらも恒例、Monsieur Lucien Pellat-Finetとの2ショット、、、、。ちなみにこの次の2017 SS PARIS MEN'S COLLECTIONでも既に2ショット頂いちゃっております!!!!www

 

 

 さて今回の私のパリコレ参戦OUT FITでございますが、先日御紹介させて頂いた2016SS PARIS HAUTE COTUREと兼用出来るようにと、少し変わり種のコートを製作しそれを中心にスタイリングしました。こちらはこの前リポートしたVIKTOR & ROLFのショーでも着ていたグレーのスワローテールのコートでございまして、テイラードのラペルを重ねて、上から赤のウールと金糸のブレードを飾ったデコレーションを取り付けると、ミリタリーコートになるという代物。。。。

 

 最近ラゲージを出来るだけコンパクトにする事に喜びを見出しているので、今回のコートも2way、3way仕様にしております。。。

 

 今季ミリタリー大トレンドのムードムンムンですが、既に着ちゃってましたねぇ。。。まぁ大体ファッションの仕事する人間は思考回路が同じって事でしょうかぁ。。。。なんで、既にやっちゃったので、今年の冬は何を着ようかマジで迷っております。。。

 

 デコレーション付きのミリタリーコート、クラッチ/我が社のオートクチュールで製作、パンツ、ブーツ/BOTTEGA VENETA、アイウエア/LOEWE

 

 

 今季ルシアンがテーマにセレクトしたのはフランスの名俳優Alan Delon(アラン・ドロン)。。。。言わずと知れた世界一の美しい男の、彼が最も輝いていた60'sのさりげないアウトフィットをテーマにコレクションをクリエイトしました。

 

 

 Alan Delon(アラン・ドロン)は1835年の11月9日生まれの蠍座です。PARIS郊外に生まれますが幼少期に両親が離婚や再婚を繰り返し、いつも自分の居場所を探し続け、やんちゃしたり、軍隊に入ったり、放浪したりという青春時代を過し、社会の底辺やダークサイドまで多くの事を経験します。彼のあの憂いを含んだ瞳はここで育成されたのかもしれません。。。

 

 22歳の夏、女優のブリジット・オーベールから『カンヌで映画祭やってるからぶらぶらしてみたら?貴方ほどの美男子なら何処かの監督から声がかかるかもよ。』という言葉に乗り、俳優の友人とぶらぶらしてみる事に。あまりの暑さで上半身裸で歩いていると。。。当時ロック・ハドソンを見出したハリウッドの一流エージェント、ヘンリー・ハリスンに『君は良い身体をしている。』と声をかけられ、3日後ローマのチネチッタでスクリーンテストに合格します。しかし、自分はフランス人なのでハリウッドの前にまずフランスで勝負をしたいと話を保留にします。最初から大物です。。。

 

 幾つかのフランス映画に出演した後、1960年、ルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい』に出演し一躍スターダムに上り詰め、大スターの仲間入りをします。日本でもその甘いマスクで大スターとなり、当時の彼のファッションや煙草の吸い方を真似る若い人達が続出したとか。。。。本人も親日家で日本の『ダーバン』のCMやイベント等で多数来日し、今話題の『SMAPXSMAP』にも出演したとか。。。。

 

 

 数ある彼の作品の中で私が好きな作品のベスト2(1個に絞れませんでした。)は、どちらも彼が28歳、1963年に公開されたルキノ・ヴィスコンティ監督の『Il Gattopardo(山猫)』とアンリ・ヴェルヌイユ監督の『Mélodie en sous-sol(地下室のメロディ)』ですねぇ。。。。

 

 耽美派ヴィスコンティのフレームにこれ以上無いというくらいピッタリとハマったアランドロンの美しさ。。。。没落貴族の青年を演じ、恋人役のクラウディア・カルディナーレの白いドレス越しの、戦争で片目を失った眼帯姿は、未だに多くのクリエイター達のファッションアイコンになっています。

 

 『地下室のメロディ』では名優ジャン・ギャバン演じるマフィアのボスから、カジノ襲撃の仕事を依頼されるチンピラ役を演じています。只のチンピラからカジノに潜り込む為に、洗練されたセレブリティーを演じていくドロンがどんどんエレガントになっていく様。。。。そして、ラストシーンの彼の無表情のビューティーフェイスの背景で、プール一杯に溢れる札束のシーンは圧巻でございます。。。。

 

 

 

 ルシアンは今回世界中が大好きなドロンの、フィルムの中のナチュラルな着こなしや、映画の外のナチュラルなスタイリングに注目しています。恐らく当時の大スターですから相当良い物を着ていた筈ですが、彼が見せるスタイルは実にパリジャンらしくエフォートレスです。

 

 ゆったりしたニットをデニムと合わせたり、さり気なく上質なカバーオールをカッチリとしたシャツの上に合わせたり。。。。ルシアンの生み出すオプティカルなカジュアルスタイルと見事にマッチし、美しいPARIS POPのハーモニーを奏でていましたね。。。

 

 

 まず、御紹介するのは60'Sを彷彿させるマルチカラーのニットのルックです。上質なベビーカシミアを使用した優しい肌触りのニットは、イレギュラーのゲージのボーダーに落とし込まれ、ネイビーやワイン等こっくりとした6種類の秋色にまとめられています。

 

 フォックスのファーがフードに施されたダウンジャケットは、上にネイビーの無地の生地、その下にルシアンのアイコンであるスカルやリーフモチーフをプリントした生地を二枚重ね、上の生地を部分的に剥ぎ取ってモチーフを覗かせるユニークなテクニックが使われています。

 

 あくまでも、さりげなく。。。。。。その辺にあったものを引っ掛けて出て来たくらいのナチュラルさが、、、、、、実に確信犯でございますねぇぇぇ。。。。

 

 

 ブラックやシックなカラーが多かった今回のコレクションですが、ユーモア好きのルシアンらしく、プレイフルな要素も忘れていません。

 

 右のニットのモチーフ、今季のスカル君は吹雪の中を疾走するスキーヤーに扮装しています。レトロチックなニットキャップとマフラーを身に付け、ゴーグルには乱反射する雪の粒がスワロフスキーで表現され、その中に稲妻のモチーフも写り込んでいます。。。。。どんだけの嵐やねん。。。。ってか、死ぬで!!!つうか、死んでるわ!!!(寂しく一人ボケ突っ込み)

 

 右は最近益々力を入れているアウターの一つで、取り入れ易いデニムジャケットのデザインに、カムフラージュの光沢のあるファブリックを使用しています。この生地、近くに寄るとカムフラージュの中にスカルやピースマークのモチーフが、重ねてプリントされていますよ。

 

 また、極薄のパットが全体に入っているので、インナーにルシアンの優秀なカシミアのニットを着れば、これだけで真冬でもイケそうですねぇ。。。

 

 

 こちらのシャツも素敵でしたねぇぇぇ。。。。

 

 コットン100%のウエスタン シャツですが、上の部分はダンガリーで、下に行くに連れてグラデーションでブリーチ加工を施し、その上からスカルとカムフラージュのプリントをかけたアイテムです。

 

 上からニットやスウェットをレイヤーして、襟元やヘムの出し加減を楽しんだり、ブラックタイにブラックジャケットを羽織り、ボタン1個だけ留めるなんてスタイリングだと、カジュアルなパーティーでもイケそうな気がしましたね。。。

 

 

 はい、毎シーズン人気のコラボコレクションですが、今回まずは『PEANUTS』とのコラボからスヌーピーのが登場していましたよ。

 

 今年66周年を迎える『PEANUTS』と『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS』の放映を記念して3バージョンのデザインで展開されます。愛くるしいスヌーピーのモチーフが、インターシャでルシアンの上質なカシミアに表現されています。。。。。が、可愛らしいモチーフとは対照的にお値段は、様々なスヌーピーのコラボアイテムの中でもかなり上位に食い込みます。

 

 一番右のブラックのニットは今季もう一つのコラボでございまして、こちらはグルメの方、特にフレンチがお好きな方はご存知かもしれません。チョウザメとKの文字は1927年からPARIS 8区のマドレーヌ寺院の側に店を構える老舗のキャビア店『Kaviar Kaspia(キャビア・キャスピア)』のエンブレムで、そことのコラボでございます。

 

 PARISで一番有名なキャビアショップと言っても過言ではないこちらは、フッショナブルなサントノーレ通りからほど近い事もあり、オープン以来ダイアナ妃やイヴ・サンローラン、ビヨンセ等、セレブリティーやファッションに敏感な人々を中心にヨーロッパ大陸随一と言われる最高級のキャビアが人気です。

 

 恐らくムッシュも御用達のキャビアショップなのかもしれませんねぇ。。。んで、コラボしようなんて話が出たのかも。。。PARISの8区辺りでこのニットを着ていると、知っている人は『アレ?』っと思う、そんなプレイフルなコラボレーションになっていましたねぇ。。。ってかショップスタッフだと間違われるかも。。。。www

 

 

 まさに60年代のアラン・ドロンの、煙草をくゆらせてPARISの街を歩くスナップに登場するような、リラックス テイストのガウンのようなコートも素敵でしたね。

 

 ウールXカシミアXコットンの軽やかで暖かいファブリックを使用し、ラップタイプのコートですがフロントにスナップが施されているので、フロント部分もちゃんと安定します。折り返しのラペルから繋がるフードを被るとさらにアラン・ドロンムードが倍増しますねぇ。。。。是非、小雨の中、傘を持たずに歩いて頂きたい!!!!(勝手な願望。)

 

 インナーに来たタートルネックはメリノウールXカシミアで、インターシャで表現されたレオパードのパターンの背中には、トロンプルユのようにさりげなくスカルがあしらわれています。

 

 スタイリングで気になったのが、今季様々なアウターのインナーにタートルネックを合わせていた事ですね。。。スポーティーなブルゾンやジャケット等、インナーにタートルを合わせるとレトロチックになりトレンド感が増します。。。。

 

 個人的にはシックなアウターに少し華やかなカラーのタートルがオススメです!!!

 

 

 ルシアン ペラフィネのInstagramでも度々登場し、愛嬌を振りまいているムッシュ・ルシアン愛犬『GIOIA』ちゃんも、今季満を持してモチーフといて登場していましたね。

 

 この画像からすると、多分まだ小さかった頃の姿をモチーフにしているようですが、愛くるしいディテールまで細かくインターシャで表現されています。。。こういうプレイフルな要素を実に細かく丁寧に表現する所が素晴らしいんですよね。。。

 

 アウターのカーディガンは、最近様々なバリエーションで登場しているメランジェの糸で編み上げたアイテムで、ショールカラーにエンブレムを施したボタンでレトロタッチで素敵でしたね。

 

 

 はい、個人的にはこちらのアイテムが注目でしたね。

 

 出展不明でございますがこちらのラフ・カラーを施したスカル君、カラーもモノトーンでクールでしたね。ってか、単なる私がラフカラー好きなだけですが。。。。。

 

 ラフ(Ruff)カラーは日本では襞襟と呼ばれます。ヨーロッパにおいて16世紀中旬から17世紀前半まで流行った襟のスタイルです。元々シャツの襟飾りのラッフルとして存在していましたが、当時紳士は髭を伸ばす風習があり、食事の際等に汚れるという事で独立したデザインになります。また、頻繁に取り替える事が出来て衛生面でも優れているという事で、瞬く間に流行します。

 

 本来は機能面から生まれたデザインでしたが、その後洗濯糊の開発により、大きな襟を長く保たせる事が出来るようになってからは、貴族階級を始めとする裕福な人々はその大きさや、高価なレースや宝石までも用いて豪華さを競い合います。

 

 その後、ウィングカラーや垂れ下がる襟(バンズ)の流行と供にすたれて行きます。

 

 良くエリザベスカラーと言う人がいますが、エリザベス1世も好んで着用したからだそうで、一般的にエリザベスカラーと言うと、猫や犬が怪我した時に着けるプラスティックのあれの事だそうです。

 

 ラフ・カラーと呼んだ方が、カッコイイですよぉぉぉぉ!!!!

 

 

 よりカジュアルに楽しめるコットンのカットソーでも楽しいモチーフは沢山登場しています。

 

 右は青々と茂る大木の上に、これまで様々な扮装をして来たスカルが描かれたモチーフでございます。木の根元のブランドのエンブレムに始まり、マスクやシルクハットを被ったり、ヒッピー風や以前コラボしたアメリカのアーティスト、ジャン=ミッシェル・バスキア風のヘアのスカルもいますねぇ。。。。

 

 家系図ですかね。。。。。嫌、あんまり深い意味はなさそうです。。。。wwww

 

 左はノリノリでギターを演奏しているポップなモチーフでございまして、ほんと、いつも、イイ意味でふざけてますねぇ〜〜〜〜wwww。

 

 

 アクセサリーではこんなどインパクトのアイテムを発見しましたよ。

 

 左はリュックサックタイプでグレーのウール素材をベースに、ブラックレザーでスカルモチーフが施してあります。こちら、実際に背負ってみましたがかなりボリュームで、後ろから見たらすぐにバレるので悪い事出来なそうです。。。しかも、身長174cmの私だと若干亀仙人感は否めませんでした。。。www

 

 キャップは毎シーズン登場しているのですが私も愛用していますね。大人が被れるキャップって中々良いのが無いのですが、ルシアンのキャップは見た目のポップさとは裏腹に、被ると実にエレガントで小顔に見えます。

 

 大人のキャップをお探しの方にはオススメですよぉぉぉぉ。。。。

 

 

 

 

 永遠のアイドル、アラン・ドロンのエフォートレスなムードに、持ち前の遊び心とポップなユーモアを盛り込んだ今季のルシアン ペラフィネのコレクション、皆様いかがでございましたか?

 

 今回のリポートではパリジャン・シックを感じさせる、シックなムードのアイテムを中心にリポートしましたが、他にもマルチカラーでハンドペイント風に表現されたスカルのモチーフや、スカルのモチーフのファイヤーボールが炎をあげながら飛んで行くプリント、『CILL』と書かれたスカルやピースマークが詰まった薬のカプセルのモチーフ等、一歩間違うとヤバイぞ!的なギリギリのユーモアが堪りません。。。。

 

 

 熱心なファンの方にはそういうアナーキーで、自由奔放な生き方をする常識に捕われない方々も多いらしく、大人だからこそ、このスリリングなユーモアを味わって頂きたいと思いますねぇ。。。。

 

 

 とくに、昨今の日本は大人は元気が無くて面白くない。。。。私も一応大人の一人として、日々楽しくやって行きたいと思っております!!!!ってこれ以上もうイイか???wwww

 

 

 

 

 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。

 


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 今回、リポートしたLucien Pellat-Finetのお話が掲載されている、現在好評発売中の私の初めての著書、『ブランドパスポート』では、ブランドのヒストリーやLUCIEN PELLAT FINETの素晴らしいカシミアのお話等も掲載しています。


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2016-09-01 23:59:59

JIMMY CHOO 2016 PRE FALL !!!

テーマ:東京のお話。

 

 

 はい、今日もPRE FALLのリポートをお送りしたいと思います。ロンドンの素晴らしいシューズブランドJIMMY CHOO(ジミーチュウ)でございます!!!女子の憧れのブランドで有名でございますが、最近ではMEN'Sも実に充実しておりまして、私も愛用させて頂いています。

 

 

 まずはMEN'S COLLECTIONのほうで、こんなブリンブリンのスニーカーに足を通させて頂きました!!!!!いやぁ〜、アガりましたねぇ。。。。。

 

 

 こちらはジミーチュウでは人気のハイカットスニーカーの『ARGYLE』というモデルでございまして、横から見るとレースアップのフロントが少し高く、後ろに行くに連れて緩やかに傾斜するプロポーションが素敵なんです。

 

 このブランドで登場しているスニーカーの中でも比較的エレガントなコレクションでして、スタースタッズやエキゾティックレザー等のラグジュアリーな解釈で登場する事が多く、履くとスニーカーなのにノーブルな所が素晴らしいですね。。。。

 

 それがこれでございますよぉぉぉぉ。。。。。。ユニフォーム ブルーからネイビーのクリスタルがグラデーションで敷き詰められ、パテントのディテールも効いてまして、もう、履くとHip Hop Starにでもなった気分です。。。。Yo yo yo !!! What's up !!!! 嗚呼、気分イイ !!!!(←良く解んないんですけどねぇ。。。)

 

 

 もう、、、、、私、カラスと同じで、光るもの大好物でございます!!!!

 

 

 小脇に抱えておりますバッグもリッチなアイテムでございまして、『DEREK』というドキュメントケースです。高級感溢れる斑模様が『まさか、クロコダイル???』とビビッてしまいましたが、実はこちらヌバックにクロコダイルプリントなので、お値段も比較的優しい感じ。。。。。ジップの開口部にはアイコンのスタースタッズも飾られています。

 

 縦37cmX横29cmX幅2cmのサイズなので、書類やタブレット、ラップトップまで収納出来るので、敢えて、ビジネス用なんてのも、デキるビジネスマン!って感じですねぇぇ。。。。。

 

 

 『今シーズンは、パーソナリティとスタイルの関係を探究したかったの。エディ・セドウィックのようなアイコニックなスタイルメーカー達のルックからインスピレーションを得て、活発で、 タフな気分を取り入れているわ。』

 

                 ークリエイティブ・ディレクター サンドラ・チョイ

 

 

 常に女性の内側にある二面性を追求して来たジミーチュウですが、今季サンドラはソフィスティケイトされたレディーライクなムードと、大胆でおおらかな快活さを併せ持つ女性像をシューズの中に表現しました。

 

 シルエットは滑らかでグラフィカルです。一見ミニマムにも見えるアティチュードですが、足を通す人の個性を尊重するような、クリーンで直線的なデザインが実に新鮮です。ジミーチュウのアトリエが誇る最高のクラフツマンシップは今季ユニークな素材使いに伺えます。ミラー加工やパテント、ブリリアントなメタリックな素材が強い個性を放ち、肌を美しく見せるカットワークやプレキシ素材の取り入れ方は実に芸が細かく、素晴らしいですねぇぇ。。。

 

 

 まずはこちらの『VETO』から御紹介して行きましょう。幅広のストラップと円柱を半分にしたようなボリュームのあるヒールのサンダルでございます。カーフレザーのボディーにラウンドであしらったゴールドのスタッズが印象的で、サイドにスタッズの一部のようにみせかけたスナップボタンが施されていますので、着脱もラクチンでございます。

 

 足首や踵をホールドする部分のストラップのカッティングが絶妙で、ミニマルアートの彫刻を見ているように美しかったですねぇ。。。

 

 これは、今秋のトレンドの70'Sレトロテイストのウエアにはピッタリ!なんじゃないでしょうかぁ???キャニオンブラウンのほうは、プリント・オン・プリントのインパクトのあるコーディネイトや、シアリングのコートなんかにもマッチしそうですし、シルバーのほうはオースティン・パワーズよろしく、メタリックなパンツスーツや、タキシードスタイルなんかに合わせても華やかな感じがしましたねぇ。。。

 

 

 はい!今回の美人靴!!!!こちらでございます。。。。。『DANI』というアイテムになりますが、グラマラスでフェティッシュなムードが最高でございます!!!!トップの部分のレースアップから繋がるジグザグ模様はスエードを使用していて、ソールやアンクル、ヒールの部分はカーフレザーです。

 

 ストラップに施したPVCの部分は足を通すと肌に馴染み、甲の部分に直線的なパターンとレースアップだけが浮かび上がるという、かなりハイレベルな遊び心溢れる作品ですねぇぇぇ。。。

 

 これまでもジミーチュウでは、フェロモンムンムンのセンシュアルなシューズは沢山登場して来ましたが、こちらのシューズに関してはフロントのグラフィカルなモチーフが、只のセクシーとは一味違う、もっとパワフルな印象を受けましたねぇ。

 

 何か強い自己主張があるというか、『セクシーとか女性とかどーでもイイじゃん!!!』みたいな、ある種の振り切ったような潔さを感じさせてくれたシューズです。

 

 

 サンドラがプレスリリースで語っていたEdie Sedgwick(エディ・セドウィック)とは、60年代を象徴するアメリカのファッションモデルです。

 

 1943年カリフォルニア州サンタバーバラの旧名家セドウィック家の8人兄弟の7番目として生まれます。牧場主だった厳格過ぎる父親の元、寄宿舎に入れられますが拒食症で1年で学校を中退し、その後精神病院に入ります。

 

 彼女が20歳の時兄のミンティが自殺し、彼女は自分の人生を探そうとアートを学ぶ為にニューヨークのマンハッタンに移り住みます。男の子のようなスレンダーなボディーと大きな瞳はたちまちナイトシーンでは人気となり、そんな中アンディー・ウォーホルと出会います。

 

 共通の知人の家で出会った事からエディはウォーホルのアトリエ『FACTORY』に通い出し親交を深めます。『Poor Little Rich Girl』『ビニール』『Beauty #2』『チェルシー・ガールズ』等数多くのウォーホルの映画作品に主演し、一躍ポップカルチャーのアイコンとなり、VOGUEやLIFE等の雑誌にも取り上げられます。また1965年の『Girls of Year』にも選ばれます。

 

 『FACTORY』で出会ったロックミュージシャンのボブ・デュランと付き合い出した頃からウォーホルとの間に溝が生まれ、ボブ・デュランは彼女の為にいくつかの名曲を作りますが、激し過ぎたお互いはやがて破局を迎えます。

 

 晩年はなんとかドラッグを断とうと実家に戻ったり、病院の入退院を繰り返しますが、1971年サンダバーバラ美術館のファッションショーに行った帰りに薬物に手を出し、28歳という若さでこの世を去ります。

 

 

 今の若い人からするとこんな嵐のような人生って『バカみたい!』って思うかも知れませんが、この時代はこういう時代だったんですよね。。。。。。。(ってか俺も1歳くらいですが、、、、。)70'sのサイケ カルチャーや音楽は基本ドラッグカルチャーの影響から生まれているので、ポップでカワイイ!だけで見ないようにしましょうね。その裏側に人間の奥深い情念のような物が込められています。

 

 いろんな所に描かれている極彩色のキノコのモチーフは、間違いなく飛ぶやつですから。。。。www

 

 

 

 はい、話が逸れましたが、こちらのポルカドットのコレクションも素敵でしたね。。。私、実はドット大好き。。。。ボーダーとかチェックとかより比べ物にならないくらい好きです。

 

 『DOROTHY』というコレクションのフラットと8.5cmのポインテッドですが、メッシュにあしらわれたキュートなドットとタイトに結ばれたボウモチーフ。レディライクなポインテッドの部分にはラメグリッターがあしらわれ、エッジーさも忘れていませんね。

 

 勝手な妄想ですが、『オズの魔法使い』のドロシーが大人になったら、魔法の赤い靴ではなく、こんなフェミニンな大人カワイイシューズを履くのかもしれませんねぇぇぇ。。。

 

 

 引き続きトレンドに合わせてフラットも沢山登場していますが、どうせ履くならこんなフェミニンなアイテムはいかがでしょうか???

 

 全てブラックのアイテムですがそれぞれ実に個性的で、このくらい主張のしっかりあるアイテムでしたらパーティーでも目立つ事間違いなしです。。。

 

 左端の『GLISTEN』はパテント ナッパレザーの光沢のある質感が素敵なアイテムで、ヌーディーなトップにあしらわれたレースアップのディテールが美しく、アンクルをしっかり包むデザインでホールド感もバツグンです。

 

 真ん中はハンサムなオペラシューズのような『GALA』。ローファーベースですが、かなりエッジィなポインテッド トウがスタイリッシュで、シャープなリボンがアクセントになっています。スエードに星空のようにゴールドのメタルポップが施されてキラッキラでしたねぇ。。。あの〜MEN'Sは????←またかい!!!

 

 右は『NANO』というアイテムで、足全体を包むようなケージのようなストラップが印象的なフラットサンダルです。トップの部分にはブラックのビジュー、ゴールドのメタルパーツにロープを組み合わせたデコレーションが施してあります。夏の終わりのこの時期にヒッピードレスなんかとコーディネイトするのも素敵ですねぇ〜。。。

 

 

 さてさて、バッグでございますが、クラッチ男子的にも気になったのがこちらの『LOCKETT ENVELOPE』です。

 

 クリップ形のバックルがセンターにあしらわれた人気の『LOCKETT』の進化バージョンで、クラッチバッグやガジェットケースとしても楽しめる縦19cmX横30.5cmX幅2cmのサイズです。まさに封筒のような、機密書類を入れるファイルのようなシャープなフォルムが美しく、サイドに施したゴールドのスタッズもアクセントになっていますね。

 

 手前にあるのがボニーヘアを使用したバージョンで、レオパードとゼブラのプリントをミックスしたエッジィなアイテムで、後ろにチラ見えしているのがブラックのカーフレザーを使用したシックなバージョン。他にエッチング加工で複雑な光沢を表現した、メタリックシルバーとライトハニーのコンビのアイテムもありましたよ。

 

 

 

 

 

 さて、ここからはMEN'S COLLECTIONを御紹介しましょうね。

 

 こちらでは、どうしても具体的に自分が履くという前提で見てしまいますねぇぇ。。。

 

 靴って実に面白いアイテムで、実際に見るのと足を通すのとではまるで表情が変わるもの、、、。常に上から見下ろす角度で見る物ですし、実際に履いてる時、全体のフォルムは自分では確認出来ず、周囲の人の方が全貌をきちんと見るものです。

 

 なので、すぐに色々とバレてしまうもの。。。。。より注意を払わなければいけない物でもありますねぇ。。。

 

 最初に私が履いていたのもそうですが、今季はブランド創立20周年を記念してゴージャスにスワロフスキーを施したリュクスなコレクションが登場しています。ハイカットスニーカーの『ARGYLE』と他にイブニングスリッパの『SLOANE』でも登場し、そちらはよりフォーマルなムードで楽しめるアイテムです。

 

 他にはクラシカルなルックスのレースアップシューズのシューレースを取り除き、変わりにトップの部分に大胆なメタリックのエラスティック バンドを配した『PETER』やそのスリッポンタイプのスニーカーの『ADAM』、ハイカットスニーカーの『ARCHIE』等、忙しい男子達を、毎朝の面倒な紐を結ぶという行為から解放しつつ、スタイリッシュに見せてくれるアイテムも気になりましたね。。。。。これは、凄いカワイイです!!!

 

 

 こちらのグラデーションカラーのシューズも素敵でございましょうぉぉぉ????左のレースアップタイプが『ALEC』、右のサイドゴアタイプが『ANGUS』という名前でございまして、ニューモデルでございます。

 

 ブラックボード カーフ レザーという特殊なレザーを使用していて、上からワックス加工によって、この独特なヴィンテージのようなテクスチャーを表現しています。長く履く事により表面のワックスが剥がれ、通年変化による自分だけのオリジナルデザインを作り上げて行く事が出来ますよ。

 

 

 こちらもニューモデルの『SEB』というハイカットスニーカーです。今季のレトロテイストのトレンドにもマッチしそうな、クラシカルなルックスが新鮮ですねぇ。。。

 

 ディープチェリーカラーのスエードをアッパーに用い、ソールは二重構造でサイドから見るとウェイブ模様のディテールもスタイリッシュですね。三角形のパッチやシューレースやパイピングのホワイトとボディーのディープ チェリーのコントラストも美しく、実にオシャレです。

 

 こちら、クラシカルタイプのダウンジャケットや、懐かしいムードのケーブル編みのニットなんかと合わせて、映画『白銀は招くよ』の時代くらいの、クラシカルなスノースポーツのアスリートみたいにコーディネイトしたら、今季っぽくてカワイイと思いますねぇ。。。。

 

 

 

 

 

 

 さてさて、最後に、もの凄いスペシャルなお話をさせて下さいね。ブランド創立20周年のお話は先ほどMEN'Sで少しお話しましたが、WOMEN'Sに関してはスペシャルなカプセルコレクションを発表しちゃいました!!!!

 

 題して『MEMENTO(メメント)』。。。。。。思い出や記念の品、形見という意味があります。サンドラはこのコレクションに対してこんな言葉を語っています。

 

 

 『驚かないとは思うけれども、私はシューズのコレクターなの。MEMENTOコレクションは、私たちの歴史の中で最もアイコニックな瞬間を称えたもの。レッドカーペットで登場した、特別にグラマーなルックスをセレブレイトしているの。節目となる20周年の為に、これまでの過去を回顧したの。それは、 この先のJIMMY CHOOを描くことにも繋がるわ。レッドカーペット上で生まれた様々な瞬間からアイデアを紡ぎ、再設計することで生まれたカプセルコレクションなのよ。』

 

 

 ジミー チュウがデビュー20年で、ここまでの世界的なラグジュアリーブランドに成長でした理由のひとつは、オスカー授賞式やグラミー賞等数々のレッドカーペットのシーンにおいて、シューズブランドとしてはいち早く参入し、常にニュースを作って来たからかもしれません。

 

 一番ピークの授賞式では『誰がどんな”ジミー チュウ”を履いているか。』とパパラッチが追いかける程、セレブリティー達の足元を飾り、レッドカーペットを歩く彼女達をエスコートしながら幸せの瞬間を演出して来ました。

 

 この『メメント』はそんなこれまでの華やかな軌跡を辿り、人生の一番華やかなシーンを楽しむ為の特別なコレクションでございまして、プレゼンテーション

もまるでレッドカーペットの前にドレッシングを行う、ホテルのスイートルームのような特別なインテリアの中での発表されました。。。。。一目見た途端、気絶しそうになりました。。。。。

 

 

 まずはこちらの輝きだけで足に飾ったような素晴らしいパンプスから御紹介しましょうね。

 

 大小様々な大きさのペアシェイプやラウンドのスワロフスキークリスタルを、何百個も一つ一つ手仕事で刺繍したシューズで、その絶対的な存在感は、、、、見ていた圧巻でしたね。。。。こちら手前のポインティッドトゥのタイプは『STORM』、奥にあるオープントゥのタイプは『ROX』という名前で、それぞれアッパーがブラックかヌードカラーのスエード、ヒールの高さも8.5cm、10cm、11cmまでございます。

 

 こちら受注生産になり、年内のオーダーで4ヶ月後にお届けだそうで、来年、ジューンブライドを控えてらっしゃる方には。。。。。オススメです!!!!

 

 

 こちらクラッチバッグも素晴らしゅうございましたねぇ。。。真っ赤なベルベッドを敷き詰め、その上に次々と花開くバラの花がグラデーションで立体的に飾られ、花心にはクリスタルが飾られています。

 

 私、実際のバラでも深紅のバラが一番好きでして、いわゆる血のような色で、神々しいまでの存在感の『パバロッティ』や、日本で生産量が多く、比較的安定して手に入る『ローテ ローゼ(ドイツ語で赤バラの意味)』、香りも素晴らしい『ビクトル・ユーゴー』、映画『カサブランカ』の主演女優から名前を取った『イングリッド・バーグマン』等、品種指定で取り寄せたりもします。。。www

 

 バラはその色によって花言葉の意味が変わり、深紅のバラは『情熱』『愛情』『美貌』『貴方を愛します』なんて意味がございます。因みに白は『純潔』、ピンクは『感謝』、黄色は『友情』、パープルは『気品』などですので、贈る時は注意して下さいませ。。。。

 

 奥に写っている真っ赤なパンプスも美しゅうございましょうぉぉぉぉ???こちらは『ROMY』という作品で、アッパーはスエードにレーザーカットでグラフィカルなパターンを描き、その上から真っ赤なスワロフスキーを鏤めたアイテムです。

 

 

 パーティーシーンが多くなる年末に向けて、正統派のフォーマルシューズをゲットするには、このカプセルコレクション『メメント』はサイコーだと思いますよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 秋の始まり、もしかしたら一年の中で一番オシャレしたくなる時期に、ジミーチュウが用意して来たパーフェクトな2016 PRE FALL COLLECTION、、、、、皆様、お気に入りは見つかりましたか????

 

 WOMEN'Sでは、今を生きる女性達が何を求めているかをキャッチする才能に長けたサンドラらしく、デザインに束縛される事なく自由にライフスタイルをエンジョイしよう!というメッセージを強く感じましたし、MEN'Sでは回りに左右されず、個々の価値観や美意識に向かって真っすぐ進む男子に向けた、一つ一つ個性の違うストイックなコレクションが見事でしたね。そして、人生の中の一番華やかな一瞬を切り取ったかのような、女に生まれて来た事を全肯定するかのようなカプセルコレクション『メメント』と、実に充実したラインナップになっていましたね。

 

 

 いや〜、個人的にはダントツ『メメント』ですねぇぇ。。。。。コレクターズアイテムとしても実に価値が高いと思いますし、いつかやって来るかもしれない、自分の最高の瞬間の為に先行投資しておくのも悪くないと思います。

 

 

 しつこく書きますが、良い靴を履く人には良い出来事が、美しい靴を履く人には美しい出会いが、素晴らしい靴を履く人には素晴らしい人生が訪れます。。。。。これ、持論で証明済みです。

 

 今一度、秋になってスタイルが一新する前に、自分の足元をしっかり見つめ直して下さいませ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 2016 SS JIMMY CHOOの東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 2016 CRUISE JIMMY CHOOのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 


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2016-08-30 23:59:59

BOTTEGA VENETA 2016 EARLY FALL !!!

テーマ:東京のお話。

 

 

 はい。大型台風は東北に上陸、横断して大騒ぎでございましたねぇ。。。。東北の皆様、無事でしょうかぁ???明日は日本全国で吹き返しの風が吹くそうなので、くれぐれも海水浴(いまさら)なんか行かないようにお願いします!!!!

 

 なんだかここ最近毎回お天気のお話ばかりしているようですが、別に私、気象予報士になるつもりはありませんよぉぉぉ。。。。。wwww

 

 

 

 

 では、引き続き東京でのPURE FALLのリポートをして行きましょうね。今日はイタリアのブランド、BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)でございます。こちらのブランドはこのシーズンのコレクションをEARLY FALL(アーリー・フォール)と呼びますので、その名称で進めたいと思います。

 

 

 はい。こちらプレゼンテーションの会場でパシャリした画像ですが、なんだか私、オーセンティックな借金取りみたいになっているのが否めません。。。。。汗。。。。。

 

 

 ご一緒している2体のドレスは今季のキールックとなるドレスです。柔らかいシルク クレープ デシンやジョーゼットに、マルチカラーの細かい幾何学パターンのプリントを施しています。小花柄や男性のネクタイ等に使用される細かいゲージのプリントは今季沢山登場していて、実に上品なドレスに仕上がっていましたね。。。

 

 

 私が着用しているジャケットは、うっとりするようなテーラリングの美しいジャケットでございます。ボッテガ・ヴェネタのジャケットは実に秀作でございまして、若い世代の胸板が薄い人でも、私のようにバスト105cm(最近計ってないけどそれ以上かも。。。)のような丸太体型でもマッチするように仕立てられています。

 

 いつもいろんなブランドのジャケットに袖を通して感じる事ですが、細くスキニーな人に着てもらいとか、ガッチリした人に着て欲しいとか、それぞれのデザイナーやアトリエのスタッフ達は、絶妙にパターンやカッティングにアレンジを加えて常にアップデートしています。たとえそれが同じ『48』サイズであっても着心地はまるで違っていて、袖を通す度に『もう少し痩せなきゃ。。。』とか、『もっと鍛えないと!!!』とか着る側にメッセージを伝えています。

 

 スキニーとマッチョという全く逆の体型でも似合うように仕立てるという事は、テーラリングのテクニックが素晴らしく、ファブリックが最高級だからこその話。。。。実はこういうブランドって以外とレアなんですよねぇ。。。是非、体型の違う友達とブティックに行って試してみて下さい。。。。よ〜く解りますので!!!!

 

 こちらのシックなジャケットは、ダークなバーガンディーのカラーが美しく、この独特のメランジェの風合いはなんとウールXリネンを使用しているからなんですねぇ。ディテールにはラムスキンも用いていて実にリッチ!!!リネンのナチュラルな風合いが今季のヴィンテージなトレンドともマッチしていますねぇ。

 

 抱えているバッグはマルチストライプに見えますよね?????こちらも驚くべきテクニックが使用されております。小さくて見え難いのですが、ブラックやバーガンディーのラムレザーを細いブレード状に縫い合わせて、間に挟んだパイピングにまで刺繍でグラフィカルなアクセントを付けているという、気の遠くなるような作業の逸品でございます。。。。

 

 芸術の秋にピッタリなアーティスティックなアイテムでしたね。。。

 

 

 いつもはっきりしたテーマを決めず、クリエイティブ・ディレクター トーマス・マイヤーの思いつくままに、散文のように綴られるアーリー フォール コレクションでございますが、今季は強い日差しの季節が終わり、風に爽やかさが増して来る初秋の移ろいよく自然の情景をそのまま落とし込んだような、シックでエレガントなコレクションが特徴です。

 

 まず注目すべきは豊潤な奥行きのあるカラーです。イタリア、ピエモンテ州で生産されるリュクスな赤いワイン、バローロをイメージさせるワイン カラーや冬の湖の湖面のような深いブルー、針葉樹の森のダーク サージェント(ダーク グリーン)や銀杏や紅葉の色づく秋色はマルチカラーで鏤められます。そこに霧のようなホワイト、炭のような漆黒のアントラサイトブラック、、、、。まるで、上質な詩のようなカラーパレットがコレクションを豊かにします。

 

 シルエットはエフォートレスでほっそりとした上品さが特徴です。さりげなくウエストをシェイプしたり、ベルトマークしたドレスは膝下より少し長めで、40'sのイノセントさや70'Sの自由さを感じさせ、オーバーシルエットのファーコートや見事なテーラリングのジャケットには、ジオメトリックな現代絵画ようなカラーブロックが用いられます。

 

 

 こちらのドレス二体はカラー違いのアイテムになりますが、カラーが変わるだけで随分と表情が変わるでしょ???

 

 シルクのクレープデシンにコントラストカラーのモザイクプリントが実に美しいですねぇ。。。。トップスはヨークと襟にモノトーンのまた違う種類のグラフィカルなプリントを合わせ、ブラウスのようなデザインにしています。

 

 ボディにはヨークから裾まで続く複雑なプリーツが施され、しっかりとステッチまで施され。。。。さりげなくフェミンさを演出するシルエットは見事です。こちらのドレスには同じモザイクプリントの生地のベルトも付いています。

 

 右はアイアーズのベルトやエナメル細工のバングル、左はブラックレザーに右身頃にアイコニックなポケットを施したジャケットをコーディネイトして、トレンドのレトロタッチを楽しんでいましたね。。。。

 

 

 はい、絶叫したくなる程素敵なこちらのファーのアウターも、会場では人気の的でございましたよぉぉぉ。。。。

 

 今季アウターに見られたのはこちらのような大胆なカラーブロックです。左は鮮やかなオレンジがなんともインパクト大のジレ タイプで、右はピーコック ブルーが美しいロングスリーブタイプです。シープスキンをロングヘアのままとシアリングで使い、特に毛の長いファーの部分はキダーシャを使用しています。

 

 これは。。。。。今買っておくて、凍える冬はもちろん、春まで楽しめそうな、ハッピーなアイテムでしたねぇ。。。

 

 

 こちらのドレスのファブリックは、最初に私が小脇に抱えていたバッグと同じパターンに見えますが、こちらはあの細かいテクニックをプリントで表現したものです。バッグの切り替えやパイピング、幾何学的なステッチ等の細かい部分まで、柔らかいシルクのクレープ デシンの上に忠実に再現していましたね。

 

 右身頃の部分のみ、プリントのパターンを変えて別のグラフィカルなプリントを取り入れていますが、幾つかのキューブの上からマイクロスパンコールの刺繍を加え、輝きも忘れていませんよぉぉぉぉ〜。。。。

 

 緩やかにボディにフィットするローウエストの切り替えで、襟元のボウやスカートのプリーツは風に揺れて、実にフェミニンな作品でしたね。

 

 

 先ほどコートに登場していたカラーブロックのエッセンスは今季のスーツにも登場していましたね。こちらはバローロ(バーガンディー)とピオニー(ルビーピンク)、パシフィック(ネイビー)のウールモヘアをグラフィカルに切り替え、個性的なアイテムに仕上げています。

 

 パンツもそうなんですけどダイナミックなカッティングが施されていますが、あえてシンメトリーなので、取り入れ易くカッティングの位置もボディーを細く見せる視覚効果もあります。。。。。にしても、このほっそりとした美しいシルエット。。。。。。最近、大人がちゃんと着れる上質なジャケットが中々巷にはないので、お探しの方は狙い目でございます!!!!

 

 シャツはクレープデシンにマルチカラーのグラフィカルなプリントのアイテムで、やはり襟元のボウがフェミニンですねぇ。。。。。

 

 

 左側のショルダーバッグにもアトリエの総力を取り入れた手仕事のテクニックが伺えます。フラップにはゴールドのシルクサテン、ボディーにはラムレザーを用い、イントレチャートをイメージさせる刺繍が全体にあしらわれています。フロントのベネチアンな紋章のようなクロージャーには、ペイントを施したアイアーズを用い、同じアイアーズがバッグのフレームを囲むように施されています。

 

 近くで見るとロシア正教の儀式に用いるような神々しいムードで、素晴らしかったですねぇ。。。

 

 

 プリント・オン・プリントでレトロチックなムードを楽しむ今季のアーリーフォールですので、シューズもプリントで登場していましたねぇぇぇ。

 

 ウエアにも使われている小花モチーフをパテントカーフレザーにプリントし、その上からイントレチャートを施していますが、柄合わせが綺麗に出来ているという驚きの繊細さです。。。。。ポインテッドトゥと8cmのヒールも実にエレガントで、秋のオシャレしたい気分を、今すぐにでも取り入れられるアイテムでございます。

 

 他にサンダルでは小花モチーフを施したレザーに、イントレチャートをイメージさせるダブルステッチを施したアイテム等もありまして、メゾンのシグネチャーでもあるイントレチャートはさらなる進化を遂げていましたねぇ。。。

 

 

 ウエアではプリントや刺繍、斬新なカッティング等で表現された今季のグラフィカルモチーフは、バッグになるとさらにレザーアイテムに特化したブランドとしてのプライドが、強く表現された珠玉のアイテムが顔を揃えます。

 

 いつも感じる事ですが、毎回進化を続けるこのブランドのテクニック、、、、ほんと最後は何処へ行ってしまうのでしょうかぁ。。。。wwww

 

  こちらのバッグも目から鱗のテクニック。。。。ミスト(ホワイト)のナッパレザーを手作業で編み上げバッグのフォルムを作り、その上から全体に花をイメージするデコレーションが飾られています。この立体的なモチーフですが、一つ一つベルベットの糸を刺繍して、後からカットしてこのモチーフを描いたという恐ろしく気の遠くなるようなテクニックが使われています。。。

 

 イントレチャートのハンドルのサッチェルタイプと、ブルトーニ仕上げのチェーンの付いたショルダーのご用意がございま〜〜〜す!!!!

 

 

 先ほどのデコレーションもそうでしたが、ベルベットの上品な質感は今秋は注目で、多くのブランドでも取り上げられていて、トレンドになりそうな気配がしますね。。。

 

 ボッテガ・ヴェネタのアイコンとも言えるオリンピアバッグでも、今季はこちらのような、ベルベットにイントレチャート風のキルティングを施したアイテムが登場していましたね。絶妙なゴールドのカラーが美しく、同系色のアイアーズをトリミングしてリュクスなムードに仕上げています。

 

 何より、触った時のプクプク感と肌触りの良さが素晴らしく、これから寒くなる季節には持っていて、暖かい気分になれるアイテムでしたね。

 

 

 こちらのアーリーフォール コレクションではMEN'S WEARも発表されますので、そちらも御紹介しておきましょうね。

 

 メンズウエアでもこっくりとした秋らしいカラーリングと、手の込んだ卓越したテクニック、そしてWOMEN'Sよりはマスキュリンに解釈されたカラーブロックや、ヴィンテージの質感等が見られます。知的で控えめ、飾り過ぎないのに個性的。。。。。。そんな、いわゆる『深みのあるイイ男』のワードローブが用意されていましたね。

 

 最初に私が袖を通させて頂いたカッチリとしたテーラリングの美しいジャケットや、最高のトリートメントを施した柔らかなレザーのライダースジャケット等もございましたが、こちらのスポーティーなルックが個人的には気になりましたね。

 

 左はダーク サージェント(ダークグリーン)ワントーンのルックで、フロントはナイロンで、流線形の個性的なジグザグ模様がステッチされています。袖と後ろ見頃はコットンジャージ、襟にはリブ、襟やフロントにはレザーのトリミングが施され、これでもか!と言わんばかりの異素材ミックスのアイテムです。

 

 右は一見するとレザーに見えますでしょ???そうです。レザーです。。。。嘘です(いつもの展開に飽きましたので、つい。)!!!!こちら、ナイロンなんでございます。。。やはり流線形のジグザグステッチを全体に配し、ポケットはイントレチャートをイメージしたダブルステッチ、最後に独特の染色を施して、レザーのような、ヴィンテージのような質感を生み出しています。

 

 どちらもパンツは脇とポケットの部分にシャーリングが施した、アウトドアテイストのアイテム、シューズはアーモンドトゥ、ラバーソールのスエードのデザートブーツと、この荒んだ東京砂漠を、麗しく闊歩出来そうなエレガントなルックでしたねぇ。。。

 

 

 メンズでのイントレチャートはこちらのバックパックのように、イントレチャートをスポーティーにライン使いで表現したアイテムが気になりましたね。グレーとブルー、ダークサージェントやバローロ、カプチーノ等ウエアとマッチしたカラーリングが注目で、ブラック単色にもライン状にカラーブロックを楽しんでいましたね。

 

 他にファスナーのたまぶちの部分だけをアクセントカラーにしたクラッチやブリーフケースも登場していて、そちらはエレガントなイントレチャートをポップに解釈していてフレッシュなムードでございましたね。。。

 

 

 

 

 

 ウエアラブルでスタイリッシュなアイテムが出揃ったボッテガ・ヴェネタの2016 アーリー フォール、秋らしい豊潤なカラーリングや上質の素材、最高のテクニックのアイテムをレトロタッチで楽しむのが、今季の醍醐味のようですねぇぇぇ。

 

 個人的にはWOMNE'Sのシアリングのジレコートがかなり気になりましたね。。。。私が着ると、本物のマタギになりますかねぇ????え?なまはげ?!『赤子はいねぇがぁぁぁ〜』的な感じ????ほっといてやぁ〜!!!!

 

 

 アーティスティックで知的、でも控えめに取り入れたプレイフルな要素。。。。是非、一足早い秋を見付けに、ボッテガ・ヴェネタのショップを覗いてみては如何ですか????

 

 

 

 

 

 

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2016-08-28 23:59:59

FENDI 2016 PRE FALL !!!

テーマ:東京のお話。

 

 

 はい。東京はあいにくのお天気の週末でございましたねぇ。。。。。

 

 8月最後の週末は嵐の前の静けさと言った感じですかねぇ。。。。大型台風『ライオン ロック』が明日にも日本上陸の予定。。。先週も酷い台風でございましたので、既に被害に合われた方はもちろん、そうでない皆様くれぐれも気を付けてくださいませ。

 

 繰り返すようですが、嗚呼、夏も終わり。。。。。。

 

 7月のPARIS出張の際に、コレクションの合間のバカンスをスペインでエンジョイして来た私からすると、東京に戻ってうだるような酷暑に太刀打ち出来ず、軽く引きこもってましたが、風に秋の気配を感じる今頃になって、『あれ?今年夏らしい事してねぇぞ。。。』と気づき、バタバタと海に行ったり、かき氷食べたりしています。。。。

 

 

 どうせ東京が極寒で、皆様ファーをお召しになってる時期に、太洋の下のビーチで日光浴しているんですが、、、、。基本、夏好きとしては、毎年この時期は意味も無く寂しい気持になりますねぇ、、、。

 

 

 しかも、まだまだ熱いのに、気分は秋。。。。。何を着て良いのか、私自身困惑中です。。。。。

 

 

 

 そんな風に感じてる方もいらっしゃる思いますので、今日も引き続きPRE FALLのリポートをお伝えしましょうね(関係ない???)。今日はイタリアの最高級のファーが人気のFENDI(フェンディ)でございます。

 

 え?毛皮なんて気が早い???いえいえ、ボンヤリしているとあっという間に冬になりますから、、、、そして、その頃にはもう素敵なアイテムは売り切れですから。。。。。

 

 

 今回のプレゼンテーションは現在期間不定でオープンしている、銀座のフェンディのポップアップストアで行われました。

 

 昨年の11月、銀座のアップルショップの隣に突如オープンしたこのメガブティック。常に新しいアイテムと、フェンディの世界をより深く理解する事が出来る楽しいディスプレイで、日本はもとよりアジアのファンからも話題になっています。

 

 

 え?こちらですか?こちらショップの真ん中にある階段の吹き抜けの一番下のディスプレイでございまして、水の波紋のような映像の上に、巨大なフラワーランドのモチーフが飾られていました。。。。。って、事は寝なきゃねぇ。。。。

 

 因みにこの画像撮影している時、階段の上から丸見えで、沢山のラグジュアリーなお客さまにガン見されていました。。。。。まぁ、別に羞恥心というものが欠落しているので良いんですがねぇ。。。。。。。。汗。

 

 

 カール・ラガーフェルドとシルヴィア・フェンディは今回のコレクションの為に実にユニークなテーマを用意しました。

 

 題して、『ラグジュアリー ナイトウェア』。。。。。。

 

 プライベートな空間であるベッドルームや、安心してくつろぐ事が出来るリビングルームで過すお気に入りの一時、他人の視線等一切気にせず、心と身体が求める究極の”リラックスウェア”をテーマにコレクションはクリエイトされました。

 

 ナイトウェアだからと言って、誰かさんのように仕事から帰ってスーツを脱いで、お風呂上がりにすっぴんで、ビール片手に着ている、リラックマのジャージな訳ありません。。。。。フェンディですもの!そこにはブランドが培って来た伝統と、フレッシュでプレイフルな要素が溢れています。

 

 

 メゾンのDNAでもあるデュアリズム(二面性)は、刺繍やレザーワークで施されたフラワー モチーフがレザーのコートやドレス、バッグにまであしらわれたり、Ruche(ルーシェ)と呼ばれるひだ飾りが施された、まるでナイティのようなスイートなドレスのガリーガールなスタイルと、往年のハイウッド映画のスター達が映画の中で見せる、葉巻とブランデーが似合うようなガウンや、トラディショナルなオンブレーチェックのパジャマ等に見られる、マスキュリンなスタイルで表現されます。

 

 二つの相反する要素を融合させるのは、フェンディお得意のスポーティーで縦長のシルエットです。コンテポラリーでアーティスティックなエッセンスが、作品のアティチュードをスタイリッシュに仕上げ、時折『部屋着で出て来たの?』と突っ込みたくなるような予想外の違和感さえ、着る人の絶対的な個性や味に昇華させているのは、実に見事ですねぇぇぇ。。。

 

 

 まず、ファーストルックにはやはりフェンディ。。。。。ミンクファーでございます。ナイトウェア特有のエフォートレスなムードをタウンユースに落とし込んだこちらのコートは、これまでのコレクションのアウターより優しく、柔らかい印象が特徴です。素材のミンクにはむら染めをかけ、その上から手染めでブラックのストライプを加えアクセントを着けています。

 

 シアリングの襟の部分は取り外し可能で、よりフェミニンにドレスのようにも楽しむ事が出来きますねぇぇ。。。大きなボタンも実にキャッチーですねぇ。。。

 

 ファーのボンボンがあしらわれたキャップや、シアリングで作ったゴルフシューズのようにユニークなミュール、クロコダイルのミニ ピークアブーのボルドーをアクセントにして、実に個性的で可愛らしいルックでございましたね。。。。

 

 

 今回登場したドレスはミニや膝丈のアイテムが中心で、ナイティーのような優しいムードが注目でしたね。Ruche(ルーシェ)と呼ばれるひだ飾りや、リボン等ガーリーなディテールを取り入れながらも、直線的なシャープなシルエットがアイテムを只の甘々になりえない所は流石です。

 

 こちらのドレスもカラーや要素はスイートですが、オフショルダーから覗く肌の部分を作ったり、襟元のランニングのようなディテール、ボディの真ん中を走るリボンのカラーを、左右でアシンメトリーにしたりとアバンギャルドな要素が満載です。

 

 こんな無防備なまでのドレスの上に、ガウンのようなファーを羽織って、袖口や裾のヒラヒ揺れる部分をさりげなくチラ見せするのが、今季の醍醐味でございますよぉぉぉ。。。。

 

 

 レザーウエアももちろん充実していますが、会場ではこんな手の込んだアイテムを発見して、、、、アガりました!!!!

 

 柔らかな暖かいレッドのレザーに、タータンチェックのパターンをカットアウトのテクニックで施し、初秋の夜のパーリーには、オペラコートのようにサラリと羽織るのも素敵かと思われます。

 

 このタータンチェックのパターン、、、、。おそらくバジャマの素材等に用いられるタータンチェックのネル等にインスパイヤされていると思いますねぇぇぇ。。。。う〜ん、全然ラグジュアリーになっちゃってますけど〜。。。。。

 

 襟や前立て、ポケットやウエーブのディテールをあしらったカフス等には、フラットなレザーを使用しているのもスタイリッシュで、襟元にはフラワーランドのモチーフが飾られてスイートなアイテムでしたね。。。

 

 

 まさに今季のキールックとも言えるこちらのコートでございますが、ベッドルームでジェントルマンがパジャマの上に羽織るナイトガウンのように、オーバーサイズの襟とラップタイプのフロントになっております。

 

 ここでガウンの定義について少しお話しましょうね。gown(ガウン)という言葉のルーツは、中世のラテン語の”毛皮の服”を意味する"gunna"から来ていて、中世のヨーロッパの時代から男女共に着用されていました。またガウンはドレスと重複する言葉であり、ローブとも表現されます。

 

 現在で言うガウンとなると特定の儀礼の時等に着用される物が多いですね。法王がミサや式典で纏う宗教的な衣服をガウンと呼びますし、女性が夜会に着用するフルレングスドレスをイヴニングガウン、ウェディングの際はウェディングガウンと呼びます。

 

 元々王や貴族が権威を象徴する為に、寝間着の上に羽織る物として存在したナイトガウンですが、戦前までの多くのファッションのルールがあった時代には、寝間着のパジャマで突然の来客に会うのは失礼だという事から親しまれ、裕福な人程この着る時間が制限される特殊なアイテムに贅を尽くします。刺繍を施したり、日本の着物のシルクを使用したりと。。。

 

 第二次世界大戦後もこの習慣は残っていて、得に貴族文化に憧れる一般大衆が寝る前に室内で着るナイトガウンに注目し、ベッドに入る前のしばしのリラックスタイムを読書やブランデーを飲んで豊かに過しました。また、60'S〜70'S等にはパジャマとお揃いの素材等でアンサンブルでも登場しましたね。

 

 あくまでも、玄関までしか着れません。。。。。。。ナイトガウンで外出はタブーでございますので外に出る際は外套に着替える事。。。。なので最近古着等で良く売られているチェックのガウン等を外で着る際は、良く状況を判断してからにしましょうねぇ。。。

 

 こちらのガウン風のコートもそうですが、今季フェンディでは、ナイトウエアやブランケットをイメージさせるチェックのパターンが数多く登場しています。一見するとそれこそパジャマに良く使用されるオンブレーチェックのようですが、よーく見ると、実はグラフィカルに描かれたフューチェリスティックなパターンで、パターンの後ろから光を当てたような『Ligt Up』効果を施したプリントになっています。

 

 トーンオントーンのレースアップが施されたビッグサイズのピーカーブーに、シアリングのスリッパのようなミュールをコーディネイトして、ベッドルームからそのまま出来て来たような、チャーミングなルックでしたねぇぇ。。。

 

 

 こちらは女性用のナイティーをイメージさせる繊細なデコレーションのドレスです。

 

 シルクベースに飾り紐や繊細なオーガンジーのフラワーモチーフ、ラインストーンを飾ったガーリーなデザインで、ショルダーやウエストのカッティングを直線にする事でシャープな印象にしています。

 

 ルックではこちらのドレスに、キルティングが施されたベルベットのフードコートをコーディネイトしていて、ホワイトのシルクのインナーにブラックベルベットのアウターなんて鉄板過ぎて鼻血が出そうです。。。。

 

 コレクションではグレタ・ガルボやマレーネ・ディートリッヒが映画の中で見せる、エレガントなローブ・ド・シャンブル(ドレッシング・ガウン)のような、ブークレや光沢のあるサテンを使用したトップスやコートも登場していましたね。。。。

 

 

 はい、ラストルックは英国のジェントルマンズクラブを彷彿とさせる、こんなシルクベルベットのジャンプスーツです。パイピングも丁寧で、スカーフのように巻いたミンクのストールもマッチしていましたね。

 

 洗練されてフレッシュな印象の今季のコレクションですが、ディテールには様々なクラシカルな要素が伺えます。こちらのようなマスキュリンなスタイルには、1939年の超名作アメリカ映画『風と供に去りぬ』でクラーク・ゲーブル扮するレッドバトラーが見せた、首にストールを巻き葉巻をくゆらせるスタイル、また、1954年の名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作『Rear Window(裏窓)』でCary Grant(ケーリー・グラント)が見せた何気ないサックスのパジャマのダンディズムが感じられ嬉しくて仕方ないですねぇ。。。

 

 スタリングにお爺ちゃんやお婆ちゃんのワードローブにぶら下がっている、ヴィンテージのナイトウエアを拝借して来たような、さりげないレトロテイストも今季のポイントでもあります。

 

 

 それではアクセサリーを御紹介して行きましょうね。

 

 まず、ルックのキーとなっていた今季のシューズ、断然こちらのプラットホームのミュールです!!!前回のRED VALENTINO(レッド バレンティノ)のリポートの時にお話しましたが、ミュールは元々ベッドルーム等プラベートな空間だけ履く限られたシューズでございますので、今回のテーマにはピッタリ!しかも、この厚底のプラットホームが実にチャーミングですね。

 

 こちらはブラックレザーが用いられ、トップの部分にはフラワーランドのモチーフがビジューと供に刺繍されています。他にシアリングのアイテム等はさらにスリッパ感満載でカワイイですねー。。。。。

 

 また、今季、このミュールに微妙な丈のソックスをコーディネイトしているのも実にユニークで、ルックをチャーミングにするのに一役買っていましたね。。。

 

 でも、気を付けて下さいませ。膝下の短い、足の太い日本人にはかなり際どいコーディネイトです!!!!自分の足の長さに合わせたピッタリのソックスじゃないと、ホントに部屋から出て来たままの、着の身着のままの女になりますから!!!!

 

 

 人気のバッグは今季レースアップやラグジュアリーなエキゾティックレザーのパイピング等、アーティスティックなアイテムが注目でしたね。『ピークアブー』や『トゥージュール』も、秋らしいこっくりとしたシック目のカラーが素敵で、キャッチーな『バッグ バグズ』のチャームやミニバッグでアクセントを付けるのが今年風のようですねぇ。

 

 こちらは『ダブル マイクロ バゲット』でございまして、フラワーモチーフが実にチャーミングですね。先シーズンはポップなカラー同士をぶつけるようなスタイルが中心でしたが、今季はこちらのようなシックなカラーリングが注目で、少し大人なムードが素敵です。

 

 上で御紹介したシューズのように、ブラックレザーにブラックのフラワーモチーフをデコレーションしたバージョンもクールでして、先シーズン登場したばかりの『DOTCOM(ドットコム)』や『ミニ バイ ザ ウェイ』等で登場して、より取り入れ易いアイテムになっていましたね。

 

 

 人気の『バッグ バグズ』ですが、今季もまた新しいお友達が仲間入りしました。見た事ない顔付きですが、良く次から次へとアイディアが浮かぶものですねぇぇぇ。。。

 

 ブラックのレザーをベースに蛍光イエローのファーの睫毛という、ブランドシグネチャーカラーを取り入れたこの子は、アイアーズのレザーやマルチカラーのプレキシガラスのくるくるお目目がキュートですねぇ。。。。

 

 こちら、『ダブル マイクロ バゲット』や『ザイノ(リュック)』でも登場しています。。。。バッグ バグズ好きな男子も注目ですよぉぉぉ!!!!!

 

 

 

 

 さてさて、フェンディと言えば先月、本拠地ローマで素晴らしいイベントを行いましたので、そのリポートをここでさせて下さいね。

 

 ローマのプレビシート通りに、エドアルドとアデーレ夫妻によってフェンディの一号店をオープンしたのが今から90年前。。。そのアニバーサリーイヤーを記念して、ローマの一番有名な観光名所と呼んでも過言ではない『トレビの泉』で、これまで誰も見た事ないようなスペシャルなショーを行いました。

 

 

 フェディリコ・フェリーニの名作『甘い生活』の舞台にもなったトレビの泉ですが、フェンディはこの場所を2014年に単独修復を終らせ、美しく生まれ変わった会場の泉の上に透明のランウェイを作り、そこで二回目となる、フェンディのHAUTE COUTURE、『HAUTE FOURRURE"Legands and Fairy Tales" 』を開催しました。

 

 タイトルの通り、ライトアップされた泉の上に現れたのは妖精のようにロマンティックなルック。。。。この上ないハイブリッドなテクニックで、絵画のように作られたドレスの上の蝶や花々は美しくローマの夜に舞い上がりました。

 

 前回の上野の国立博物館で行われた時に感じた以上に、さらに進化を続けている毛皮のテクニックと、こんな素晴らしい物をきちんと世界に発表し、遊び心溢れた作品に込められたブランドの懐の深さを強く感じましたねぇ。。。

 

 

 

 

 昨年、上野の国立博物館 表慶館で行われたFENDI 2015-16 AW HAUTE FOURRURE "SILVER MOON"のリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 FENDI 2016 SSのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。
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  今回お話ししたフェンディのお話がより詳しく書いてる私の初の著書、『ブランド・パスポート』は絶賛発売中です。シグネチャーのバッグ、バゲットやイタリア映画とフェンディにまつわるエピソード等も紹介してますので、お買い求めの上、楽しんでみて下さいね。

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2016-08-27 23:59:59

Dior 2016 PRE FALL !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい、もうすぐ8月も終わりですねぇ〜。。。

 

 

 学生の皆さんは、宿題にてんてこ舞いの最中ではないでしょうかぁ???散々自由を満喫し、今頃ツケが回って来ている頃かもしれませんねぇぇぇ。。。www

 


 学校を卒業してから随分と時間が経ってしまった私からすると、それすらもなんだか青春の思い出のように思えてなりませんねぇ。。。ある意味、若い時代にはなかなか味わえない生きているという実感を、嫌と言う程味わえる瞬間のように思えてなりません。。。。。

 

 

 ええ、随分と遊びほうけたんですもの。責任は取らないとね!メリットとリスクは表裏一体でございます。。。。。むしろ、リスクしか無い時すらあります。。。しかも学生は勉強が仕事。勉強したくないならとっと社会に出て働いて、経済効果を生みなさい。。。。。なんとか新学期までに課題を片付けて、来年は同じ事をしないように計画的にやりましょうねぇ。。。。

 

 

 失敗は一度だけなら良い経験。人生の糧となります。でも、二度も三度も繰り返すと、それは後悔になります。。。。。出来る限り、自分の人生の中に後悔という黒いシミを残さないようにしましょうねぇ。。。

 

 

 

 

 そう言う私は夏休みの絵日記は、初日に全部描いているような子でした。お天気の日と雨の日といくつかに分けておいて日付は入れないで。。。。キャンプに行く時は親にどんなアトラクションの予定があるのかを確認して事前に描いてましたねぇぇ。。。。。一度、何百年に一度の大水害が起きた事があって、その時は30枚ほど無駄になりました。。。。。汗。。

 

 


 ええ、昔っから、真っ黒な子供でした。。。。。。。。。wwww

 

 

 しかし、大人になってからの宿題は一向に、、、、遅れております。いつからこんなダメな大人になったのでしょうかぁ。。。。。。。。

 

 

 

 はい、また横道に逸れましたが、ショップには既にAWのアイテムが並び出しているというのに、今回からその前のプレ フォールのリポートをいくつかさせて頂きますね。まずは、PARIS Haute Coutureのスケジュール中に行われたDior(ディオール)のリポートでございます。

 

 

 会場はもちろんAVENUE MONTAIGNEの30番地。クリスチャン ディオールの総本山のサロンでございます。。。。。

 

 

 

 今回ディオールは2016フォールコレクションを、ファッションを楽しみ、今をポジティブに生きる女性達の為に捧げています。

 

 自身の価値観を大切にし、現代という時代をしなやかに生きる彼女達は、服とアクセサリー、カッティングと生地、色と刺繍を自由にリミックスし、エレガントで個性的なワードローブを生み出す天才です。

 

 今を疾走しながらも彼女達はきちんと伝統を尊重しています。ムッシュ・ディオールが生み出して来た芸術的なまでのカッティングやディテールを、それこそ自由に取り入れているスタイルは見事。。。。。

 

 例えば、1947年の最初のコレクションに登場した、メゾンのシグネチャーの『バージャケット』はダブルブレストにディテールを変化させマスキュリンなムードに、フルールと呼ばれる華やかな花のようなドレスのフラウンスやフレアーのラッフルは、ブラックレザーの膝丈のスカートに姿を変えます。

 

 ムッシュが愛したジャングルプリントや現代の象徴とも言えるデニム、プレイドやミンクのファーまで自由に取り入れて2016年の秋をスタイリッシュに纏います。

 

 

 まずはこんなブリティッシュなムードを感じさせるチェスターコートやピーコートのルックが気になりましたね。テイラードカラーに6つボタン、フラップポケットと共通していますが、柔らかいカシミアや織りのあるウールを用い、一重でサラリと着れるものからカッチリとしたフォルムまで、実は微妙にアレンジが効かせてあるのがニクいですねぇ。

 

 またそのコーディネイトも個性的です。左のスカーレットのコートには、ボルドーのレギンスのようなビニールパンツをコーディネイトして、70'Sのロンドンのストリートスタイル風にまとめています。

 

 真ん中のアイスブルーのアテムは実にリュクスです。コートの下には丁度良い分量で覗くように計算された、ミンクのジレを合わせていて、コーディネイトするとまるでファーのライナーが覗いているかのように見えますね。フロントをオープンにしてコートの下にショールを着けているようにしてもオシャレですし、フロントを閉めてコートドレスのように着ても素敵ですね。

 

 右のブラウンのピーコートはリバーシブルで一重に仕立ててありますので、軽やかに楽しむ事が出来ます。こちらは赤いタートルネックのニットと、ブラックのシフォンのアシンメトリーなドレスを合わせてスタイリングしていましたね。。。

 

 

 チェスターコートと並んでアレンジを効かせたトレンチコートも素敵でしたね。

 

 少しだけビッグショルダーのコートはストレートでミニマムなシルエットながら、ウエストにさりげなくシィエプを施して女らしさを演出しています。ガンパッチから繋がる長めのストローラッチがまるでリボンのようで、こうやってオープンにして着ると実にエレガントでしたね。

 

 トレンチコートは他にビッグショルダーのシルエットで、エポーレットまで施されたメンズライクなデザインも登場していましたね。敢えてベルトをローウエストに施してあるのも、ニクイ演出でした。

 

 こちらにコーディネイトしているのはホワイトのタートルネックと、この個性的なスカート。。。。レースのフラウンスのアンダースカートの上にチュールを一枚重ね、スパンコールのエンブロイダリーのブレードが、まるでスポーツウエアのラインのようにモダンにあしらわれています。

 

 丁寧に仕立てられたクラシカルなアイテムに、こんなクチュールテイストをさり気なく取り入れる、、、、、でも、アーティチュードは極めてニュートラル。。。。。これこそが、この秋のディオールのスタイルの醍醐味でございます!!!

 

 

 コレクション全体には今秋をスタイリッシュに楽しむ為の、様々な不可欠な要素が伺えましたね。クラシカル、英国調、ミリタリー、スポーツテイスト、クチュールのテクニック、70'Sのレトロタッチ等々。。。。。それぞれのアイテムはコーディネイト次第で如何様にも表情を変え、同じアイテムでも着る人の感性によって変化するというのも楽しい提案でしたね。

 

 こちらはホワイトとネイビーのルックですが、左はグラフィカルなジャカードのトップスに、ジオメトリックなエンブロイダリーのスカートをコーディネイトして、パターン・オン・パターンを楽しんでいます。

 

 ラグジュアリーなアイテムをサラリとデイリーに落とし込んでいるのが、スポーツテイストのフードパーカー。。。。。ポインテッドのシューズでフェミンさも忘れません。

 

 右のスーツはムッシュ・ディオールも愛したジャングルプリントを使用し、モノトーンの配色がインパクト大ですね。コロール(花冠)ラインをイメージさせるシェイプしたウエストとペプラムの女らしいジャケットには、レギンスのようにピッタリとしたパンツとハンサムなアンクルブーツを合わせコンテンポラリーです。

 

 新作のバッグ『DIORAMA CLUB』も斜めがけするアクティブさで、絶妙なフェミンXマスキュリンのバランスでございましたねぇぇぇ。。。

 

 

 ムッシュ・ディオールはシルエットを生み出す時、『女性のからだの曲線にかたどられた』造形を作り出す事に注意を払っていました。オーバーシルエットのコートやバージャケットにもそのスピリットが感じられた今回、そもそも伸縮性のあるニットは如実にムッシュのアイデンディティーを伝えるアイテムとして、現代的に解釈されています。

 

 『え?このプレーンなルックも、ディオール???』なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実に新鮮で可愛いでしょ???

 

 ビッグショルダーで、パフスリーブのような印象を作り出したローゲージのニットのインナーには、なんとホワイトシャツ。。。襟には小さなミツバチのエンブロイダリーまで施してあります。

 

 ここにコーディネイトするのがクチュールテイスト満載のプリーツや刺繍が飾られた、キルト風のアシンメトリーなスカートで、さらにマラカイトグリーンのディアスキンにアリゲーターのエフェクトを施したDIORAMA CLUBをコーディネイトして、あくまでもラグジュアリーをノンシャランと楽しんでいましたね。

 

 

 こちらのハンサムなアウターをフェミニンに楽しんだスタイルも可愛かったですねぇ。。。

 

 左はプレイドのウールのコートをドレスのように着て、その上から特殊なシアリングが施されたナチュラルカラーのコートを羽織ったルックです。コート・オン・コートのスタイリングでございまして、ファーコートにはブラックレザーのベルトのディテールが施され、プレイドと合わせると英国調なムード。。。。でも、シルエットはパリジェンヌというところが実にニクイです!!!

 

 右はフード付きの一枚仕立てのフードパーカの下に、ミンクのジレをコーディネイトしたルックです。さらにその下にはレザーとレースが美しいドレスを合わせています。トレンドのミリタリーをフェニミンなフレーバーで楽しんでいましたねぇぇぇ、、、、はい、大好物です!!!

 

 

 気になるアクセサリーももちろん忘れていませんよぉぉぉぉ。。。まず、シューズではこちらのようなハンサムなスタイルが気になりましたね。どちらも丸みのあるスクエアなフォルムと、円いバックル、クリスタルのチャームを飾って、ちゃんと乙女心も忘れておりませんから!!!!

 

 手前のアンクルブーツに用いられているのはカーフレザーに、テジュ(オオトカゲ)プリントを施した素材です。

 

 Teju(テジュ)とは南米に生息する体調3フィート程のオオトカゲの事で、黒やベージュ、黄色の縞模様が特徴です。またTeju Jagua(テジュ・ジャグア)と呼ばれる、南米ウルグアイやアルゼンチン、ブラジルの一部分に生息する、原住民グアラニー族達の神話に登場する巨大な竜がそのルーツと信じられています。

 

 私、こういう希少動物のレザーを現代のハイブリッドな技術で蘇らせるテクニックが大好きでございまして、これこそまさに人間やの最先端技術が、未来の地球の為に行うべき事ではないかと思えてなりません。。。。

 

 奥のダービーは今季初めて登場したフォルムで、クラッキングしたディアスキンのブラックザーを使用しています。シューズのチャームのクリスタイルはアクセサリーでも登場していましたので、お揃いで楽しんでも素敵かと思われます〜。。。。

 

 

 バッグやレザーグッズにはこちらのようなプレイフルな、思わず笑みがこぼれてしまうような動物のモチーフが注目です。『フラワー・ウーマン』をクリエイトし続けるディオールにおいて、様々な花のモチーフはこれまで数多く登場して来ましたが、ここまでチャーミングなアニマルが初めての事かと思われますね。。。

 

 スワンやトンボ、ハチや蝶。。。。イメージはムッシュ・ディオールが幼少期を過したグランヴィルの館の庭や、その周辺にやってくる鳥や昆虫達です。しかもモチーフの中にはDIORのアルファベットや鍵のモチーフ等も描かれ、トロンプルユになっております。。。。

 

 こちらのLADY DIORはブラックとホワイトのカーフスキンに、刺繍でこのハッピーで楽しいアニマルちゃん達が描かれていましたよ。。。。

 

 

 こちらはバッグチャームやモバイルケースでございまして、より立体的に作られていましたねぇ。リザードや様々なレザーを組み合わせ、ハンドステッチやビジューの刺繍を施し、フェザーまで飾っています。

 

 左端がトンボで右の二つはキツツキですかね?顔の部分には鍵のメタルパーツを用いたりとモダンにデザインされているのがキュートです。

 

 先ほどの刺繍のLADY DIORに着けるもよし、ウォレット チェーンに着けたりしたら、男子でも楽しめそうなアイテムでございましたねぇぇぇ。。。

 

 

 はい、こちらも登場したばかりの注目のバッグ『Diorever』でございます。

 

 横から見ると少し底の広い台形型で、しっかしたハンドルと収納力バツグンのトート型でございます。デザインのポイントとなっているのがフラップでございまして、フラップの表と裏にどちらもマグネット式のクロージャーが取り付けられているので、フラップを被せるスタイルでも、裏側に返してもピッタリと収まるというハイブリッドなアイテムです。

 

 センターのクロージャーはエンブレムのフォルムで、露になってもアクセントになってチャーミングですし、敢えてフラップの表と裏で2タイプ楽しめるのも素敵です。

 

 ここ最近トレンドのシボ感のあるトリヨン レザー(雄のキップレザー)やカーフ、ラムスキン、ラグジュアリーなアリゲータやクロコダイル等、既に様々なバリエーションで登場していておりまして、個人的には写真の真ん中のトンボのモチーフが刺繍されたアイテムが今季らしくて気になりましたねぇ。。。

 

 

 

 

 

 前回のHAUTE COUTUREからデザインチームが手がけるディオールでございますが、若いスタッフ達ならではの、これ見よがしな大袈裟な表現を一切排除し、着る人の自由なアイディアで、フェミニンにもマスキュリンにも楽しめるスタイルが並んだように思えます。

 

 さりげなくミニマムなアティチュードの中にも漂うのは、繊細なテクニックを施したウエアラブルなアイテム達。。。ボイーフレンドから借りて来たようなオーバーサイズのパーカーやピーコート、ナイティーのようなスリップドレス、着心地の良いニットやフェティッシュなビニールパンツまで、実は意外性に溢れ、自然と冒険出来ちゃうアイテムです。

 

 

 オケージョンの枠を自由に越えて、遊び心たっぷりに自分を表現する。。。。ディオールの2016 プレフォール コレクションには、そんなアクティテブで軽やかな女性像が強く写りましたねぇ。。。

 

 

 今回、刺繍のモチーフにも登場した『ミツバチ』でございますが、ヨーロッパでは花から蜜を集め、蜂蜜を作り出すその習性が、勤勉さや収穫、豊穣等をイメージさせ古来より人々生活に不可欠とされ、愛されて来た昆虫です。もちろん、皇帝ナポレオンの象徴としても有名ですよね?

 

 ムッシュ・ディオールも幸せを運んで来ると言われるミツバチが大好きで、ラッキーアイコンとしていました。。。。。。多くのスタッフ達がせわしなく勤勉に作業し、様々なノウハウを全てつぎ込みながら、最高の美を作り上げて行く自身のアトリエの事を『ミツバチの巣』と度々重ね合わせていたそうですよ。。。。

 

 

 

 

 

 

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2016-08-23 23:59:59

Dior Fine Jewelry 2016 SS HAUTE COUTURE !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。皆様、昨日はもの凄い台風でございましたねぇ。。。

 

 

 出勤の途中で暴風雨の影響を受けた方も多いと思いますし、なんせ原宿駅で倒木なんて、、、、。被災された方、また身近に被災させれた方がいらっしゃる方には、ほんとお大事にして下さいませ。。。

 

 

 私は予定をキャンセルして一日部屋におりました。こういう日は家から出ないのが一番でございます。部屋で地味な事務作業や画像の整理、料理なんてしておりました。いやいや誰と会ってもびしょ濡れでブサイクな印象しか残らないので。。。

 

 

 これが、フリーランスの特権でございますので、一日レイジーに過しておりました。。。。そのかわり、行かなきゃいけない日はお正月だろうが、腕がもげようが行かなければなりませんけどねぇぇ。。。

 

 

 

 

 今日は2016 SS HAUTE COUTUREの最後の宿題、Dior Fine Jewelry(ディオール ファイン ジュエリー)のリポートをお伝えしましょうね。

 

  クリエイティブ・ディレクターのVictoire de Castellane(ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ)は、プレスリリーでこんな言葉を記しています。

 

 

 『カラフルなステッカーを思いつくままに、何のルールにも縛られずに並べました。 』

 

 コレクションのタイトルは『Granville(グランヴィル)』。。。。。私のブログでは何度も登場しておりますが、ムッシュ・ディオールが幼少期に家族と過した、バラやスミレの花々に囲まれた美しい館、そして一歩外へ出ると、エレガントな淑女達が帽子やパラソルを持ち美しく着飾って海辺を散策する、フランスの避暑地としてのグランヴィルの街。。。。きっと子供時代のムッシュ・ディオールには魅惑的な大人の世界に写った事でしょう。。。。

 

 上品な風格とラグジュアリーなストーンの数々、そしてそこに落とし込まれる無邪気なまでの自由なアイディア。。。。。ムッシュ・ディオールの目を通して写る、グランヴィルという街の大人の洗練さと子供の遊び心という相反する二つの要素が、今回のコレクションの鍵となります。

 

 

 今回のプレゼンテーションを一目見て、まずユニークだったのはそのコーディネイトです。本来、ハイジュエリーの場合、ゴージャスなネックレスにイヤリング、リングやブレスレットというセットになる事が多いのですが、今回はネックレスは発表せずに、こんな風にタイムピーシーズを取り入れ、時にはスタイリングのメインにして装いを楽しむなんてスタイルが主流のようですねぇぇぇ。。。。。

 

 ヴィクトワールらしい斬新なジュエリーを個性的に楽しむスタイルが素敵!!!!とても今っぽい印象を受けましたねぇ。。。。

 

 

 では、今回発表された12点の個性的なハイジュエリーの中から、まずはリングから御紹介して行きましょうね。

 

 一見すると無秩序にも見える大らかなデザインのこちらは、イエローゴールドの台座に、センターには大粒のオーバルカットのペリドットを配し、ペアシェイプ、オーバルカットを施したイエローとピンクのサファイア、ラウンドカットのパライバ タイプ トルマリンが周囲を飾り、ブリリンアントカットのサファイアとマンダリンガーネットはパヴェで敷き詰めるという何とも楽しいデザインです。

 

 ねぇぇぇぇ???実にユニークで楽しいでしょ?????

 

 まるで子供頃に遊んだおもちゃのジュエリーや、食べられるキャンディーのリングのようなプレイフルな作品ですねぇぇぇ。。。

 

 

 こちらはまた違うデザインのリングでございます。

 

 ピンクゴールドの台座の上に、真ん中にはグリーントルマリン、ペアシェイプ、マーキース、オーバル等のカットを施した、クリソプレーズ、ピンクスピネル、スペサライトガーネット、アクアマリン、ブルー、グリーン、ピンクのトルマリンを自由なアイディアで飾っています。

 

 カラフルなストーンでトップを埋め、最も高価なダイヤモンドはアームのサイドの部分にのみ飾り、指を動かすとキラリと光るというニクイアイディアも最高ですねぇ。。

 

 

 イヤリングにもヴィクトワールの楽しいアイディアが盛り込まれています。本来全くのシンメトリーであるか、または片方ずつ別の物を付けるようなスタイリングの提案等が多いイヤリングですが、お解りになります?????この左右を微妙に変化させている所。。。。

 

 ピンクゴールドのベースで、一番大きなストーンのグリーントルマリンを左右でペアシェイプとエメラルドカットにして、パープルサファイアも左右でカットが違いますねぇぇぇ。。。

 

 カラーの同じストーンを使っていますが、カットが違うという事は乱反射する輝きが左右で変わるという事。。。。。気付かない人にはシンメトリーなアイテムを着けているように思えますが、この輝きの違いは顔に奥行きのある陰影を生み出します。

 

 これは実に見事なアイディア!!!!コンサバティブなファッションがお好きな方でも、さりげなく遊び心を取り入れる事が出来る素敵なアイテムでしたねぇ。。。

 

 

 こちらはさらにアクセントを付け、左右のストーンの大きさもカットもカラーも変えたイヤリングになります。

 

 大粒のピンクトルマリンをカスケードする一番下に用い、クリップの部分はマーキースシェイプのエメラルドとツァボライトガーネットとほんの少しカラーを変化させていますねぇ。。。間を埋めるのは左がイオライトとファイアー オパール、右はルベライトとアクアマリンが飾られています。

 

 いやぁ。。。。斬新!!!!こんなアバンギャルドなデザインって、バタ臭くなったり、下品になったりする事が多々ありますが、クラシカルにもコンテンポラリーにも見えるスタイリッシュな作品に仕上げているのは流石ですねぇ。。。。

 

 因みにこちらに用いられているピンク トルマリンの石言葉は『広い心』、『貞節』、『思慮深さ』等で10月の誕生石、双子座、天秤座、水瓶座、魚座の守護石でもあります。

 

 この鮮やかな薔薇色のせいからか、古来より恋愛に関する全ての事に効果があると言われています。『愛の電流』を流し、恋愛の強化や愛を引き寄せたり、また恋愛の障害を取り除いたり、終った恋愛の浄化までしてしてくれるという、まさに恋愛に関する何でも屋さん。。。。。

 

 。。。。その件に関して、いろいろお困りの方。。。。身につけてみてはいかがですかぁ?????wwwww

 

 

 今回ヴィクトワールはこんな事も語っています。

 

 『ストーンはまるで命を宿しているようです。主役はカラーで、互いの美しさを打ち消し合うことがないように、異なるカラーの組み合わせが均衡を生み出さねばなりません。 すべてのカラーが生かされるように。』

 

 彼女が語る所のステッカーは様々なカラフルなストーンとしてジュエリーに置き換えられます。グリーンベリル、アクアマリン、ペリドット等彼女のお気に入りのストーン達を、まるでクレヨンでも並べるようにジェエリーへと昇華させて行きます。

 

 前回の『Soie Dior(ソワ ディオール)』のプレゼンテーションの時も感じたのですが、彼女の作品は製作過程がイメージ出来る所が大好きですね。アトリエのテーブルの上でストーンやシルクのリボンを並べて、手のひらで遊ぶように組み合わせたり動かしてみたり。。。。そんなクリエイションの息吹が見事に作品に表現されているのは、数あるハイ・ジュエラーの中でも実に珍しい事。。。。

 

 楽しくワクワクしながらクリエイションされているからこそ、着けても見ても楽しいジュエリーが生まれ、世界中の女子達を魅了する訳です。

 

 こちらは1点だけ発表されたブレスレットです。中央にはピンクトルマリンを配し、ペリドット、パープルスピネル、スペサライトガーネト、イエローベリル等数多くのストーンを用いて仕上げています。

 

 この後御紹介する、カラーを楽しんだウォッチと重ね着けするのも素敵かと思われます。。。

 

 

 はい。そしてこちらが今回のもう一人のメインキャストのタイムピーシーズでございます。

 

 今回、2003年に発表されたディオールでは大人気のウォッチLa D de Dior(ラ ディ ドゥ ディオール)をベースに、今季のカラーを楽しむスタイルを取り入れました。

 

 ラ ディ ドゥ ディオールは70'Sの自由で開放的なムードを取り入れたウォッチでございまして、まるでボーイフレンドのウォッチを女性が着けているようなムードでデザインされたアイテムです。マスキュリンなミニマムさを大切にしながら、ディテールでフェミニンさを演出した繊細なデザインは、これまでも様々に姿を変え私達を楽しませてくれました。

 

 今回のLa D de Dior “Granville” (ラ ディ ドゥ ディオール"グランヴィル")。。。。まずは、ダイヤル直径25mmのバージョンから御紹介しましょう。。。もうね、ストラップが一個変わっただけで、全くムードが変わってしまうので、発表された4バージョン全部載せてみました。。。。www

 

  今回、軽やかさやハッピーなムードを演出する為にベルトは全てパテントレザーを使用し、楽しいカラーをポップに楽しんでいます。ポップなムードとコントラストを描くように、ダイヤルは全てストーンが用いられています。リッチなマテリアルを彫刻して仕上げ、12時、3時、6時、9時の部分にはダイヤモンドが飾られています。

 

 左端からジェイド(翡翠)にスピネルをベセルに飾ったアイテムで、その次はクリソプレーズのダイヤルとピンクサファイア、次がラピスラズリのダイヤルにスペサライトガーネットで、一番右はスギライトとルビーのコンビネーションです。

 

 スギライトは実は日本で発見された鉱物です。1944年に発見されましたが、当時は新しい鉱物として認められておらず、岩石学者の村上充英氏が1977年に発表し、彼の恩師である杉健一教授にちなんで『スギライト』と名付けられました。

 

 このスギライト。。。。実はもの凄いヒーリング効果を持っているそうで、パワーストーンの中では世界で3本の指に入るそうです。精神の癒しや持ち主からマイナスパワーを除去したり、愛する人との永遠の愛を守ったり、インスピレーションや直感が高まるとも。。。。

 

 色の濃いほうが効果があると言われていますが、持ってみてあまり強過ぎると感じたら、薄めの色を選ぶほうが良いそうですよ。。。。パワーの強過ぎる石は持つ人を破滅させますので。。。。コワ!!!

 

 

 こちらは先ほどより大きめの、ダイヤルが38mmのバージョンになります。このくらいのサイズだと、着ける人の手首をより華奢に見せてくれますし、鮮やかなカラーリングも実にフレッシュな印象ですねぇぇぇ。

 

 左からペールピンクのパテントレザーのストラップにターコイズのダイヤルと、インデックスには12個のダイヤモンド、ベゼルに配されたイエローサファイアがピンクゴールドの台座とマッチしています。真ん中はペールグリーンのストラップにダイヤルはイノセントなマザーオブパール、ベゼルにはピンクサファアがあしらわれています。一番右はネイビーのベルトにダイヤルはターコイズ、イエローゴールドのベゼルにツァボライトガーネットをセットし、少しクールなメージですかね。。。

 

 ねぇ?ベルト一つ、ストーンやダイヤルが変われば全くムードが変わる、今回のLa D de Dior “Granville” (ラ ディ ドゥ ディオール"グランヴィル")。。。。是非、ショップで実際にご自身の腕に乗せてみて、お気に入りの逸品を見付けてみて下さいね。。。。

 

 

 

 

 
 

 いつもながらに目から鱗の斬新で楽しいなデザイン。。。。。ジュエリーやストーンの事をこれだけ熟知しているにも関わらず、自身の既成概念や常識を打ち破り、自由なクリエイションを生み出すヴィクトワールの才能と、それを現実的に形にする事が出来るディオールというメゾンの素晴らしさに感動しますね。。。。 

 

 

 それぞれのジャンルを極めて行くと、いつしか日々のクリエイションはルーティーンと化し、キャリアをスタートさせた当初の新鮮さを失い、自分で生み出した固定概念に捕われてしまいがちです。自ら生み出した素晴らしいアイディアも、時が過ぎるとタイムレスになってしまう事も多く、それが『流行』という世界の中で仕事をする人間としては一番恐い事でもあります。

 

 

 自身の成功に甘んじない、ディオール ファイン ジュエリーの素晴らしいさ。。。次々とジュエリー界の常識を塗り替え、進化していくその姿は目を見張るものがあり、このブログを書きながら、既に先月PARISで発表されたヴェルサイユ宮殿をテーマにしたこの次のコレクション『Dior à Versailles(ディオール・ア・ヴェルサイユ)』の感動も蘇って来た私でございました。。。。

 

 

 

 

 2015-16 AW Dior Fine JewerlyのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 2016 Dior CRUISE COLLECTIONのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ 

 

 2016 SS PARIS Haute Coutureのリポートはこちらからどうぞ。 

 2015-16 AW Dior Prêt-à-Porter 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ 

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