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2017-02-18 23:59:59

Dior Fine Jewelry 2016-17 AW HAUTE COUTURE !!!

テーマ:PARISの話。



 はい。リポートの前に掲載誌情報をお伝えさせて下さいませ!


 現在発売中の『美ST』4月号。毎回恒例の大人気企画となっております、美魔女コンテストでございますが、今回で7回目となるそうです。。。パチパチパチ!!!!

 今回はファイナリストの4人の皆様にご登場頂いて、なんとドリームガールズになって頂きました!!!いやー!!!やっぱりこういうコリコリなの大好き!!!!!カメラマンは天才下村一善氏、ヘアーはHIROさん、メイクはRYUJIさんと蒼々たるメンツで挑みましたよぉぉぉ〜!!!!

 ドレスとヘアバンドは全て我が社のHAUTE COUTUREで、4人それぞれ違うデザインにしています。シューズはJIMMY CHOOやChristian Louboutin、GIUSEPPE ZANOTTI等素晴らしいブランドのベージュのアイテムで皆様の美脚をさらに足長に見せています。アクセサリーはあえてヴィンテージを使用し、当時のムードを出してみました。

 撮影終了後、かなり遅い時間になりましたが、わざわざ着替えてファイナリストの皆様にご協力頂きました!!!!!ありがとうございまーす!!!!



 現在発売中でございますので、是非書店でチェックして下さいませ!!!!

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 では、昨日に続いて今日もジュエリーのお話をしたいと思いますよぉぉぉぉ。Dior Fine Jewelry(ディオール ファイン ジュエリー)の2016-17 AW HAUTE COTUREのリポートをお届けしましょうね。


 会場は7区のエッフェル塔からイエナ駅を繋ぐAvenue de l'Ienaに面した、クラシカルな邸宅のサロンでございまして、今回始めてお邪魔しましたが、ほんとPARISにはまだまだ知られていない素敵な場所が沢山あるものですねぇ〜。。。


 美しい階段のスロープを上がった1階(日本式だと2階)に特別に用意されたプレゼンテーションルームの前には、Diorカラーのフラワーアレンジが素敵でございましたね。薔薇と一緒に飾られた芍薬やアジザイはどちらも中国や日本が原産地で、長い年月をかけてヨーロッパでも栽培出来るように改良された花々です。

 なので今でもとても大切にされていて、この時期頻繁に飾られますね。。。




 さてプレゼンテーションルームに足を踏み入れますと。。。。。。

 天井から一体何個のシャンデリアが飾られているの????と思う程大量のシャンデリアが飾られて、なんだか薄暗いムード。。。。。これはロココの時代の舞踏会の灯りを再現しているそうです。数多くのシャンデリアを吊るした所で今と違って電気はなく、全てキャンドルの灯り、、、実際はこんなに暗かったんですねぇ。。。暖かい黄金色の灯火や揺らめく様子まで電気で再現していて一気に300年前に誘われます。。。。


 結果、この日の私のアウトフィットとも、またまたリンクしてしましたねぇ。。。。wwww


 当時の舞踏会のムードインテリアの中で発表された今回のディオール ファイン ジュエリーのテーマは『Dior à Versailles(ディオール ア ヴェルサイユ)』。。。。。

 フランスの世界的遺産とも言える、ラグジュアリーと文化の中心でもあるヴェルサイユに想いを馳せ、クリエイティブ ディレクターのVictoire de Castellane(ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ)は、ロココの世界へイメージの翼を鳥のように広げます。



 PARISに行ったら一度は訪れないと意味が無い『Château de Versailles(ヴェルサイユ宮殿)』はPARISの南西役20km程にあり、日帰りツアーで壮大な宮殿をじっくり楽しむ事が出来ます。

 1624年、ルイ13世の時代に狩猟用の館として作られ、その後のルイ14世の時代に建築家ル・ヴォーを招き5年の歳月をかけて改築工事を行います。この時、元々の王の邸宅であったルーブル宮の改装工事の話もありましたが、ルイ14世がヴェルサイユを気に入ったので、ルーブルの改装は随分と縮小されたそうです。

 ルイ14世の時代は『朕は国家なり』と唱える程の絶対王政の時代。。。自らを太陽王と称し、ヴェルサイユの様々な場所に太陽の紋章を飾り、造園家アンドレ・ル・ノートルを招き自然をも変化させた広大な池や、様々な表情を見せる庭園を設置し、国民や貴族、他国の民族にフランス王の権力を絶対的に知らしめました。さらには国民に庭園を解放し、毎夜盛大な王主宰の晩餐会等も繰り広げられていたそうです。


 かつてムッシュー ディオールはヴェルサイユ宮殿の建築や壮麗な美しさ、その抽象的な価値にインスピレーションを受けて最初のコレクションをクリエイトしました。由緒ある空間を舞台にフォトグラファーWilly Maywald(ウィリー・メイウォルド)が撮り下ろしたエレガントな写真が現在も残されています。

 
 今回のコレクションにおいて、クリエイティブ ディレクターのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは彼女らしい独自の観点でこのヴェルサイユという偉大なるフランスの遺産を解釈しています。

 小さなジュエリーの中に表現されたのは、壮大な建築やフランス式庭園というより、室内の装飾様式やデコレーションのディテール。。。。コレクションを見て行くと、ヴェルサイユ宮殿の贅を尽くした絢爛豪華な趣の違う部屋を、次から次に移動して行くような不思議な感覚に襲われます。



 これまでも様々な革命をジュエリーの世界に巻き起こして来た、独創的で唯一無二のクリエイションを行うヴィクトワールの審美眼を通して表現されるヴェルサイユの世界。。。。。まずは、こちらの美しいリングを御紹介しましょうね。

 最初のチャプターは『Appartements de Mesdames(王女たちの居室)』というタイトルでございまして、ラグジュアリーな王女達がくつろぐ居室の装飾や、そこに飾られた調度品等をイメージソースにしています。

 14世がヴェルサイユ宮殿を改築するにあたり、建築家や造園家、土木関係者はもとより、室内の装飾を行う、木工細工師、金や銀職人、ガラス職人、陶芸家等フランス中の高いテクニックを持った技術者が集められたそうです。

 こちらは『ALCÔVE RING』という作品でして、ALCÔVE(アルコーブ)というのは室内装飾において壁の一部を凹ませて作った空間の事を呼びます。例えばヴェルサイユの離宮でもあるトリアノンの王や王妃のベッドルームに見られる、ベットの部分だけ少し凹んだ空間等を呼びます。

 センターの大粒のサファイアを貴婦人たちが休むベッドに見立て、その周囲を華やかなレリーフで飾るように、イエロー、ホワイト、ピンク等のゴールドをベースに黒化させたシルバーまで折りぜ複雑に絡めた台座、さらにバケットカットやブリリアントカットのダイヤモンドを鏤め、個性的でありながらどこかクラシカルなムードを醸し出す素晴らしい作品でしたね。

 また、この『Appartements de Mesdames(王女たちの居室)』のコレクションには、唐草模様をイメージした『RINCEAU』という作品、『CASSETTE』という小箱をモチーフにしたリングは、センターのダイヤモンドをずらすと内側に小さなスペースが登場するというプレフルな作品もございましたねぇ。。。。


 私ならもちろん。。。。。。毒薬。。。。。。。。。あっ!今この話題、いろんな意味でトレンドでした!!!!!



  ヴェルサイユ宮殿の『Salon d'Apollon(アポロンの間)』は玉座の間として王が謁見の時に使用した部屋ございまして、真っ赤なアラベスク織りのシルクブロケードの壁と金のレリーフで飾られた王の威厳を讃えた部屋でございます。ルイ14世、16世の肖像画を始め、玉座の背景には壮麗な美しいタペストリー、シャンデリが吊らされた天井には金の戦車に跨がる太陽神アポロンの姿が描かれています。

 今回のコレクションを制作するにあたり、『18世紀のジュエリーは一体どうなっていたのだろう。。。?』という素朴な疑問がコレクションの最初の原動力となりました。ハイジュエリーに関わる人間としての好奇心は、PARIS屈指の宝石職人やメゾンのアトリエスタッフの心を動かし、限界を遥かに越える驚くべきクリエイションが生まれました。

 こちらのネックレスの黒い部分。。。。一体何が使われていると思いますか????実はこれダーク加工(酸化)させたシルバーなんです。。。金やプラチナ等を加工するハイレベルな技術が無かったその当時のジュエリーは、台座に多くのシルバーが使用されています。時間を経て風化してしまったアンティークジュエリーにインスパイアされたこのテクニックは、ある意味ではハイ・ジュエリーの世界では今までも登場した事のない常識を打ち破るテクニックです。

 センターにはクッションカットの大粒のイエローダイヤモンドを配し、そこから広がる太陽の光線のように様々な大きさのイエローダイヤモンドがパヴェでセッティングされます。ダーク加工したリボンのディテールが施された後輪には、ブリリアントカットのダイヤモンドを飾り、左側のリボンのようなフレームはイエローダイヤモンドで自由な動きを表現し、右側はマーキスカットのダイヤモンドを規則的に並べコントラストを作ります。。。。。

 もう、、、1個のジュエリーにどんだけのテクニックが用いられているのか。。。。。フランス料理のように、素材の味にさらに独特のソースを使い、さらに香りを付けて、華やかなデコレーションにしたような、幾重にも複雑に重ねられたその美しい仕事にフランス文化の奥深さを感じさせられましたねぇぇぇ。。。。



 こちらは『Chambre du Roi (王の寝室)』というコレクションネックレスでございまして、ヴェルサイユの王の寝室は回廊のように長い鏡の間の左側に位置します。

 実際の王の寝室は壁面に金で統一された重厚感のあるレリーフが多用され、本来の白い壁はデコレショーンの間にほんの少し覗く程です。王のベッドはアルコーブの中にセットされ、赤をアクセントに取り入れたアラベスクのタペストリーで覆われています。

 こちらのネックレスは寝室のベッドの中で眠りについた王が、眠っている間だけは自分本来の姿に戻り自由なイメージの世界を旅しているように、なんとも開放的なムードを感じさせます。

 ホワイト、ピンク、イエローのゴールドにダーク加工したシルバーで台座を幾重にも重ね、見る角度により煌めきを変化させる素晴らしいテクニックが使われています。センターストーンの眩いばかりのサファイアに、まるで王冠を被ったようなペアシェイプとスクエアカットのダイヤモンドのあしらいチャーミングですねぇ。

 こちらのネックレス対をなすように『Chambre de la Reine(王妃の寝室)』というネックレスもございまして、そちらはセンターストーンに大粒のピンクサファイアを使用し、リボンのモチーフをあしらった可愛らしいデザインでしたよ。



 先に御紹介した王の寝室から窓の外を見ると、そこには『Cour de Marbre (大理石の内庭)』というモノトーンの大理石が敷き詰められたジオメトリックな中庭が見えます。

 こちらの作品はそのバイカラーのシャープなムードを表現するように、ダイヤモンドやホワイトゴールドのクリアーな輝きと、ダーク加工したシルバーのブラックのコレントラストが美しい作品です。

 きっちりとカットされ理路整然と並べられた人間の手による仕事を、スクエアカットのダイヤモンドや横に真っすぐ伸びる台座で表現し、自然が描き出した大理石本来の模様を、流線形にうねるダーク加工のシルバーの台座にブリリアントカットのダイヤモンドで表現しています。

 こちらの画像は、この時の蝋燭の炎のような黄色みがかったライトが写り込んでこんな色合いになっております〜。。。



 こちらは今回のコレクションのメインピースとも言える『Galeries des Glaces(鏡の間)』という素晴らしいネックレスでございます。ディオールでは度々この素晴らしいサロンを使用して広告やファッションフォトがクリエイトされて来ましたが、最近ではRihanna(リアーナ)嬢が登場されたのは皆様ご存知の事と思います。

 では、今回の類い稀なテクニックに関してこちらの作品を使って少しご説明しましょうね。

 まずイメージを膨らませヴィクトワールがグワッシュ画を描きます。これはファションにおけるデザイン画のような役割で、実物大の大きさでかなり精密に描かれます。その後アトリエはデザイン画を元にクレイ(粘土)でモデルを制作し、平面から立体へと展開します。

 その後パーツの一部がワックスで作られその情報はCADに取り込まれます。今回の目玉の一つは究極の手作業と最新のコンンピューター技術の融合です。CADに取り込んで設計する事で、豪華なビジュアルながらも、付けた時に身体に馴染み、繊細な動きをするかという事を正確に予測出来るそうです。

 あらゆる設計図が完成すると実際の作品の制作に入ります。ホワイト、ピンク、イエロー、プラチナ等様々なメタル素材にダーク加工したシルバーによる台座の上に、様々なカットのダイヤモンドをセッティングして行きます。

 ペア、バゲット、ラウンド、クッション、トライアングルと複数のシェイプに加え、ブリリアント、グレード、ローズとカットも実に様々。。。この多様な組み合わせが天文学的なバリエーションを生み出し、一つ一つのストーンが独創的な輝きを放ちます。

 またセンターのシャンデリアのようなパーツには今回インビジブル・セッティングという爪が全く見えない素晴らしいテクニックが取り入れられています。マルケトリ(寄せ木細工)のアイディアで作られたこのパーツは、CADを使い完璧な設計図を作った後に、さらに用意したバゲットカット ダイヤモンドを製品の上で再カットし、緻密に調整されてセッティングされます。どれとして同じパーツが存在しない程緻密な作業を繰り返し、この今まで見た事のない煌びやかなパーツが誕生するのです。

 18世紀に作られたジュエリーの、完全HAUTE COUTUREの家内制手工業で生まれた独創的なムードや、時間の経過で劣化した風情。。。数百年という時間の経過が生み出した予測不能な部分まで緻密に表現した、驚異的なテクニックでクリエイトされているんですねぇ。

 なんと完成までにアトリエが費やした時間は、合わせて1000時間以上にもなったそうです。。。。



 ヴェルサイユ宮殿の『Salon de l‘Abondance(豊穣の間)』は、夜になると軽い飲み物を提供する部屋として使われていて、カフェ、リキュール、ワイン等を楽しむ部屋です。同時にこの部屋はルイ14世の『cabinet de curiosite(好奇心の小部屋)』と呼ばれていました。

 『cabinet de curiosite(好奇心の小部屋)』は大航海時代、貴族達は艦隊を従えて新しい大陸や新境地を目指しました。その冒険の中、あらゆる地で手に入れた珍しい動物の剥製や標本、貝殻等を収集し、それを飾り来客達に自慢する為に作られた部屋や棚の事をそう呼び、この時代、貴族や王達の趣味の一つとなります。後にこの文化は美術館へと発展して行きます。ルイ14世は金銀細工の壷や宝石、メダル等をコレクションしていたそうで、重要な来客にそれを見せる事を好んだそうです。

 オークルの大理石に深いグリーンの金のアラベクス模様の壁紙、実にシックなムードのこの部屋の天井に描かれた、神々達の揺れるローブのドレープはヴィクトワールの感性を刺激し、腕や指の上で繊細なリボンが遊ぶような可憐なジュエリーに表現されます。

 ホワイト、ピンク、イエローゴールドで作られた複雑なフォルムのリボンの台座には、様々な大きなのブリリアントカットのダイヤモンドがパヴェで繊細にセッティングされます。そこにまるでふんわりと置いただけのような軽やかさで、大粒のイエローやオレンジのダイヤモンド、ピンクサファイアが繊細にセッティングされたブレスレットでございました。。。



 『Salon de Diane(ディア―ヌの間)』というタイトルのこちらのコレクションは、アロンの双子の妹、月と狩りを司るダイアナをイメージした名前のついた部屋からインスパイヤされています。

 こちらのブレスレットはクールでナイーブ、処女神のダイアナの気高く凛としたムードをスクエアの大粒のエメラルドに込めています。乙女の繊細な部分は繊細に流れるリボンの動きで表現し、リボンの片方の面はブリリアントカットのダイヤモンド、もう片方はバゲットカットのダイヤモンドをセッティングしている所も実に芸が細かいですね〜。。。。



 ヴェルサイユの『Salon de Mars(マルスの間)』は火星と戦争を司るマルスに因んで、赤い壁と金の装飾、多くの絵画で埋め尽くされた天井が美しいドラマティックなお部屋です。

 元々は近衛兵の間として使われていましたが、後に舞踏や音楽等が披露される部屋として使われるようになり、時折プロのダンサーに混じって王太子が踊ったりもして、舞踏会の余興の為のリハーサル室としても使われていたそうです。

 このコレクションは個性豊かな様々なイヤリングで構成されています。ヴェルサイユに設えてあるシャンデリアのデザインを全て網羅したようなバリエーションの豊さで、こちらのイヤリングはエメラルドをアクセントにバケットカットのダイヤモンドを個性的に配置しています。

 アールデコのテイストも感じさせるスタイリシュッなアイテムになっていましたね〜。。。

 さて皆様、ヴェルサイユ宮殿の部屋の多くの名前に、古代ギリシアの神々の名前が付いているをお気づきなりましたが?これは宮殿全体の装飾を太陽系の惑星として捉えているそうでして、『太陽王』と呼ばれたルイ14世がその中央で君臨するという政治的なもくろみも込められているそうです。



 今回のコレクションは美しく個性的な部屋からインスパイアされた作品と共に、当時の装飾のテクニックから名前の付いた作品も登場しましたよ。

 こちらは『Boiserie(木工)』というタイトルのコレクションでございまして、テーブルの足や壁面の装飾等に使われている、マホガニー等の上質な木材で作り出した寄木細工や彫刻のディテールを彷彿させます。イエローダイヤモンドをセンターストーンにあしらったバージョンと、同じデザインでサファアを使用した物もございます。

 こちらの画像ではダーク加工したシルバーにピンクゴールドを重ねた注目のテクニックですが、これはジュエリーを身につけるとキャンドルの灯りに照らされたようなエフェクトと、アンティークジュエリー独特の風情を生み出す為に開発されたそうです。

 こういう感覚を形にする技術って、、、もちろんクリエーターとアトリエが尊敬し合い、強固な信頼による成り立っている関係性なんでしょうが、ほんとに素晴らしいですねぇ。。。


 

 最後に御紹介するのは『Ruban(リボン)』 というコレクションです。リングとイヤリングで構成されるこのコレクションは、実に可憐で、ロココの時代に宮廷を華やかに飾ったローブ・ア・ラ・フランセーズのドレスを纏った王妃や貴婦人たちをイメージさせます。

 

 丸めたシルクリボンが手のひらで踊るような無邪気な姿をピンクゴールドの台座で表現し、こぼれそうな程のゴージャスなボリュームで様々なカットやシェイプのダイヤモンドが鏤められています。

 

 こちらはピジョン・レッドの濃厚のルビーを左右に2個ずつアクセントにしたバージョンですが、ホワイトゴールドをベースに全てダイヤモンドだけで表現したイノセントなバージョンもございましたよぉ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 フランスの至宝ベルサイユ宮殿はこれまで数多くの芸術家の感性を刺激して来ました。ムッシュ・ディオールが最初のコレクションをクリエイトする際のイメージソースとなったり、メゾン60周年の際はヴェルサイユを舞台に往年のスーパーモデル達が一堂に会し、目眩くディオール絵巻のコレクションを発表したりとディオールにとっては縁の深い場所でございます。メゾンのファッション写真やムービーもこの地を舞台に沢山撮影されていますよね???

 

 強国となりロココの文化が満開に花開いたルイ14世時代は、フランスが最も美しい時代として独自の文化を完成させ、ファッションやコスメ、香水等現在フランスを代表する産業の多くはこの時代の文化をルーツにしています。

 

 

 フランス人クリエイターとして、世界的メゾン、ディオールのディレクターとしてのヴィクトワールにとっても、これは避けては通れない命題。。。。。この誰しもが良く知る定番とも言えるテーマを、ここまで独創的に解釈するには、多大な研究とフランス文化に対するリスペクトが無ければ実現しなかった事でしょう。

 

 

 

 今回も素晴らしいコレクションを見せてくれたディオール ファイン ジュエリー。。。。。2017年に蘇ったフランス人が誇る美意識の高さを実感しつつ、最も華やかかりし頃のヴェルサイユの時代に想いを馳せてみてはいかがですか????

 

 

 

 

 

 

 2016 SS Dior Fine JewerlyのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 2016 AW DIOR HOMME PARIS MEN'S COLLECTIONはこちらからどうぞ 

 

 

 

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2017-02-17 23:59:59

CHANEL FINE JEWELRY 2016-17 AW HAUTE COTURE !!!

テーマ:PARISの話。



 では、今日はCHANEL FINE JEWELRY(シャネル ファイン ジュエリー)の2016HIGH JEWELRY COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。


 まず、この時の一番の目玉とも言えたのが、PARISのど真ん中のヴァンドーム広場に、突如出現した広大な麦畑。。。。。。いやぁ。。。。これは圧巻でございました!!!!

 この素晴らしいインスタレーションは2010年に始まった都市を植物で埋め尽くす『Nature Capitale (ナチュール キャピタル)』というアート活動の一貫で、ガッド ヴェイユというアーティストが手がけているそうです。

 今回のスポンサーをつとめたシャネルは、『Blés Vendôme (ヴァンドームの麦)』というタイトルで広場の半分を麦の穂で埋め尽くし、なんとも詩的な情景を出現させました。。。。突如出現したこの牧歌的な風景にセルフィーで写メする観光客はもちろんの事、普通に読書やランチを楽しむパリジャンも居て、思い思いにこのダイナミックなインスタレーションと触れ合っていましたねぇ〜。。。


 足元に広がる牧歌的な風景とヴァンドーム広場のオベリスク。。。。。恐らく二度と見れない光景かもしれませんねぇ。。。。



 この日は12色の色鉛筆の中からイエローをピックアップした装いで参戦しました。期せずして、ヴァンドームに広がる黄金色の麦畑とも、この後発表される豊かで素晴らしいハイ ジュエリー達ともリンクしまして、我ながら引きが強いなと。。。。www

 ジャケット、タンクトップ、パンツ、クラッチバッグ/今回の為に制作した我が社のHAUTE COUTURE、サングラス/MYKITAxBernhard Willhelm、シューズ/LOEWE。

  


 今回シャネル ファイン ジュエリーはヴァンドーム広場を挟んでメゾンの真反対に位置する、ホテル・リッツを会場に素晴らしいプレゼンテーションを行いました。

 2016年6月6日に長年に渡る改装工事が終了し、まさにパレス級の風格へとアップデートしたこのホテルには、かつてマドモアゼル シャネルが暮らした『ココ シャネル スイート』というラグジュアリーな部屋がございましたが、今回の改装に合わせ、新たにこちらのお部屋も美しく改装されそこを舞台に新作のハイ ジュエリーが発表されました。。。。


 今回のテーマは『Les Blés de CHANEL』。。。。。発表された目も眩むような美しい62点のハイ ジュエリーは全て『麦の穂』をテーマにクリエイトされています。


 繁栄や豊かさの象徴でもある麦は、乙女座のシンボルとも言われるギリシア神話の豊穣の女神であるデーメーテールの象徴でもあり、小麦を主食とする西洋の文化圏に置いては無くてはならない貴重な存在です。

 8月19日生まれの獅子座のマドモアゼル シャネルの誕生日の時期は、収穫を終えたばかりの麦が貯蔵庫を満たし、一年で一番豊さを実感する心躍る収穫祭の時期でもあります。彼女が幼少の頃、父親が『私の健やかなる麦』という言葉を口にしていたのをマドモアゼルは幾度となく耳にし、やがて大人になってからも『健やかなる麦』とおまじないのように心に刻み、大切にして来ました。

 カンボン通りのアパルトマンやリッツのスイートルームには、本物の麦、木製やブロンズで形作れたもの、友人ダリによる絵画等数多くの麦のモチーフのオブジェやアートが飾られ、常にこの幼少の頃からの思い出を胸に、彼女自身の心の中の豊かさの象徴として胸に抱いて生きていました。



 そんなマドモアゼルにとっても、西洋の人々にとってもエターナルで重要な麦をモチーフにしたコレクション、、、、なんせ今回は全てがスペシャル。。。。。お伝えしたいお話が多過ぎますので、早速御紹介して行きましょうね。


 最初に御紹介するのは早春に芽吹く、若い麦をテーマにしたコレクションです。

 こちらの『Brins de Diamants』というコレクションはホワイトゴールドをベースに、ファンシーカットやブリリアントカットのダイヤモンドで繊細に表現されたコレクションです。春風にそよぐ芽吹いたばかりの華奢な麦の姿が実にフレッシュに描かれ、なんとも可愛らしいですねぇぇ〜。。。。

 チョーカータイプのネックレスとロングネックレスを重ねてコーディネイトしていますが、ロングネックレスはエクステンション部分を取り外して2Wayでも楽しめます。



 早春の麦の蒼い色をジュエリーで表現したこちらは『Brins de Printemps』というコレクションになります。ペリドットやグリーントルマリン、アクアマリン等、グリーンからブルーへのグラデーションのストーンとダイヤモンドを巧みにセッティングし、グラフィカルでハッピーなムードに仕上げています。

 こちらのブレスレットはセンターに9.8カラットのマーキースカットのベリドットを飾り、センターストーンを支えるように両サイドから伸びた麦の穂は、ダイヤモンドのパヴェで根元を飾り、先端に行くに連れてペアシェイプのアクアマリンやグリーントルマリンに色を変えます。

 豊かに実った黄金色の麦も美しゅうございますが、こういう緑の麦も実に爽やかで素敵でしたねぇ〜。。。


 センター用いられているペリドットは8月の誕生石でございまして、宇宙からやって来る隕石と同じような成分をしているそうです。古来より人々は『太陽が爆発して飛んで来た石』、『太陽の石』として崇拝し、夜に輝きを放つと信じられ暗闇の中の恐怖の妄想やネガティブなエネルギーを吹き飛ばしてくれるそうです。
 古代エジプトでは国家的に崇拝する『太陽神』として崇められ、ペリドットと黄金を使用した護符を身につけると、夜の不安や恐れを取り除くとも言われていたそうです。

 ポジティブ エネルギーの温和、厄除け、夫婦円満、また痔の治療なんかもにも効果があると言われています。



 こちらもホワイトゴールドとダイヤモンドの透明感が美しい『Premiers Brins』というコレクションになります。直訳すると最初の新芽という意味で、繊細ながらもしっかりとした生命力でその芽を空へ向ける、生き生きとした麦の姿が描かれています。

 ネックレスは合計350個(12.5カラット)、ブローチは227個(4.5カラット)のブリリアントカット ダイヤモンドを使用し、実に緻密なセッテングが近くで見るとより感動的です。

 芽の部分は台座をマーキースシエイプに統一し、茎の部分にアクセントを持って来て遊び心のあるシェイプの台座にダイヤモンドを鏤めているのも、実に楽しいですねぇ〜。。。



 こちら、今回の一番の目玉。。。。。1点限定の完全ユニークピースのネックレスになります。収穫祭を意味する『Fête des Moissons』という名前のこのコレクションは、たわわに実り頭を垂れる黄金色の麦の姿を叙情豊かに表現しています。

 ホワイトとイエローのゴールドを織り交ぜた台座には、センターストーンに25カラットもの角を落としたレクタンギュラーカットのイエローダイヤモンドが光り輝き、このプレゼンテーションが行われているヴァンドーム広場や香水『シャネル N°5』をイメージさせます。

 マルチカラーダイヤモンド121個(合計46.7カラット)、イエローダイヤモンド932個(合計40.4カラット)、そしてダイヤモンド165 個の圧巻のボリュームで、センターの大粒のダイヤモンドの周りにクリアーのダイヤモンドを鏤め、より光を反射させるレフ版効果も素晴らしいですねぇ。。。

 収穫したばかりの麦の穂で作った冠のような、編み込んだ枝や葉の動きも実に繊細に表現されています。

 しかも、こんな本物の麦の中でドーンと鎮座している訳ですよ。。。。。素晴らし過ぎて、、、、、どうやら私、口が空いていたようです。。。。。恥ず!!!!!



 麦と同じく自然の恵みによってもたらされるパールは、シャネルのアイコンの一つでもございますが、2014年に発表された『LES PERLES DE CHANEL(レ ペルル ドゥ シャネル)』のコレクションはパールをテーマにした作品でして現在も安定の人気コレクションの一つです。

 『Moisson de Perles』というタイトルのこちらのコレクションは、海の宝石と言われるパールが時間をかけて成長し、大粒になり大豊作を祝うような作品で、こちらのブレスレットは大きさの違うアコヤパールを32個使用し、リズミカルなパーツと、ホワイトゴールドの台座に239個ものダイヤモンドで描き出した麦の穂のモチーフが、コントラストを描く素晴らしい作品ですね。

 他にダイヤモンドの麦の穂のモチーフを施したアシンメトリーなデザインの、三連のパールのネックレスも発表されていましたね。



『Moisson d’Or』というこちらのコレクションはイエローサファイアを用いた、収穫祭の行われる夏の終わりの太陽の季節を表現したような、暖かくリッチなコレクションです。

 特に注目なのは、まるで脱穀したばかりの黄金色の麦のようなブリオレットカットのサファイアでございまして、ダイヤモンドの麦の穂を束ねたようなデザインも素晴らしく、また肌映りも良いジュエリーです。

 右のブレスレットはイエローサファイアのビーズ283個でベースを作り、そこにブリリアントカットやマーキスカットのダイヤモンドで麦のモチーフを飾っています。穂先にはイエローサファイアもあしらい、穂を束ねた茎には5.1カラットのマーキスカットのイエローサファイアが鎮座しています。

 左はジュエリーウォッチになりますね。中央にマーキスカット型のダイヤルを配置し、ダイヤモンドの麦の穂が両サイドを流れるようにセッティングされています。さらにイエローサファイアを鏤め、ブレスレットはイエローサファアのビーズ。。。。。

 優しさとクラシカルなムードも漂わせながら、ビーズのマットな質感がカジュアルなスタイルのファッションともマッチしそうな、フレンドリーな印象も受けましたね〜。。。



 前回の1月のHIGH JEWELRY COLLECTIONでは、シャネルのアイコンの一つでもあるキルティングをテーマに『Signature de CHANEL(シグネチャー ドゥ シャネル)』というこれまた素晴らしいコレクションを見せてくれましたが、キルティングの丸みを帯びた菱形の美しいクロックを発表さて、私心奪われた記憶がございます。

 もちろんハイジュエリーを鑑賞したり、美しい女優さんにスタイリングするのは大好きですが、一応男女のジェンダーをはっきり分けたい私的には(意外と自分がレディースを着るのとか嫌い)、フェミニンなハイジュエリーはどうも欲しいというダイレクトな感情に繋がらないものでございましたが、その時発表されたオブジェのようなマザー・オブ・パールのクロックは、なんだか心の底から『欲しい!』という純粋な感情が湧いて自分でも驚きましたね。。。。もちろん、全然買えませんので、誰か買って!!!!

 そして、今回もこんな可愛らしいクロックが登場しましたよぉぉぉぉ〜!!!!嗚呼、また欲しい!!!!お願いだから誰か買って!!!!

 『Bouquet de Moisson(直訳すると収穫のブーケの意味)』というこちらのコレクションは、ごらんの通り収穫したばかりの麦をイエローゴールド、18Kグリーンゴールド、18Kレッドゴールドというトーンの違うゴールドで表現し、穂先にはイエローサファイアが鏤められてます。肝心のダイヤルは麦の穂を束ねたダイヤモンドのロープに吊るしたチャームのようにあしらわれ、そのブーケはダイヤモンドで飾られたクオーツの台座に据えられています。

 台座の上にこぼれた麦もイエローサファイアで丁寧に再現されている所まで、芸が細かい!!!!!

 ディテールの細かさやストーンの丁寧なセッティングとかそういう事はもちろんですが、何より私が感動したのはその軽やかな表現。。。。刈ったばかりの麦の穂で小さなブーケを作り、ポンと置いただけのようなその佇まいの表現が見事過ぎて、もちろんゴールドやクオーツ等を使用しているのでそこそこ重量はあると思いますが、それを全く感じさせない表現力の素晴らしさが圧巻でしたねぇ。。。

 この軽やかなアティチュードはPCの画面の中だけでは、決して伝わらないと思います。。。。。因みに世界で限定3個だけの展開だそうです。。。。



  『Épi d'Été』は成長し、収穫後の幸福感を表現したコレクションでございまして、 エメラルドのグリーンを中心に様々なカラーストーンをあしらった、このメゾンが得意とするバロック風の華やかなコレクションです。

 こちらのまるで木にとまった孔雀のようにも見える幻想的なモチーフのネックレス。。。。どこに麦があるかお解りになりますか????センターの4.7カラットのペアシェイプのエメラルドの上の部分がブーケにしたような麦の穂、そして下側には髭の生えた麦の穂が表現されています。

 アクアマリンやパライバトルマリン、ダイヤモンドもイエローやコニャック、ブラウン等ニュアンスを変えて用い、ローズカットのオーバル ダイヤモンドのチェーンとフリンジが強いパワーを放ちます。

 ダイヤモンドとホワイト ゴールドを使用した繊細な表現があったかと思うと、今度はこんなドラマティックなデコラティブの極みの作品まで。。。。クリエイションの懐の深さを感じましたね。。。。



 今回のプレゼンテーションでは、1947年にサルバドール・ダリに麦の穂の作品が飾られていました。この絵は麦の穂をラッキーアイコンにしていたマドモアゼルの為に、友人であるダリが描いた物です。

 ダリも同様に麦の穂のモチーフを好み自身の絵画に度々登場させていて、1949年と1950年に続けて制作された2枚の『ポルト・リガドの聖母』という作品があります。この頃のダリは若い頃反発していたキリスト教的価値観に回帰する一方、原爆投下に大きなショックを受け原子構造や科学の世界に一段と興味を持ちます。

 二つの矛盾するテーマを共存させたこの作品は、一度描いた翌年に新たにアップデートされています。アップデートされた聖母はダリの妻であるガラとして描かれ、作品の真ん中、宙に浮かぶ卵をまっすぐ辿って行くと、丁度マリアの膝の辺りに1本の麦が意味ありげな姿で描かれています。

 シュールリアリストの巨匠ダリとの友情をリスペクトするようなこちらの『L‘Épi de Chanel』のブローチは、他の作品が豊穣の喜びを唱う嫋やかな作品であるのとは違い、ダリのタッチをイメージさせるシャープでピリッとした線やフォルムを持つドラマティックな作品です。

 台座にはプラチナ、18Kイエローゴールドを使用し、ブリリアンントカットやバゲットカットのダイヤモンド、何とも言えない絶妙な色合いのカラーストーンを使用し、ダリのタッチを再現していましたね。。。。

 こちら。。。。。。今回のコレクションの中で一番の私のお気に入りでございました!!!!!



 『Épi Solaire』というこちらのコレクションは麦の小さな粒をジュエリーに鏤めたような、作品でございまして、18Kイエローゴールドやイエローダイヤモンド等の太陽の色でそのまま染めたような、なんとも煌びやかな作品です。

 こちらのブレスレットには6.2カラットのイエローダイヤモンドをセンターに、ファンシーカット ダイヤモンドを周囲に飾っていて、少し抽象的なデザインも飽きの来ないデザインでございましたね。。。

 またこのコレクションにはセンターに5.4カラットものファンシービビットオレンジイエローダイヤモンドを使用した、世界一点限定の壮麗なリングもございましたよ。



 こちらはファッションをルーツとするこのメゾンらしい、実にスタイリッシュな『Champ de Blé』というコレクションのカフになります。

 麦の穂を丁寧に描いた写実的な作品が多かった今回の作品の中で、パターンの中に模様のように麦のモチーフを配置したこちらのコレクションはウエアラブルなムードで、お手持ちの他のジェエリーともマッチしそうな印象を受けましたね。

 流線形の波のようなモチーフの中に風に揺れる麦の姿が描かれているのがお解りになりますか????しかも、この透かし掘りのような軽やかな台座のデザインも実に美しいですねぇ。。。

 K18 イエローゴールドにブリリアントカットのダイヤモンドを869個(合計29.6カラット)も使用した気品ある作品でございます。

 

 そして、こちらが今回のプレゼンテーションの会場となった、リッツ パリの『ココ シャネル スイート』でございますよぉぉぉ!!!!もーーーー素晴らしゅうございましょう?????

 

 新作『Les Blés de CHANEL』のコレクションに合わせ、室内も大量の麦をデコレーションに取り入れ、窓の外にも一面の麦畑、、、、、、。もちろん光り輝くハイジュエリー達も麦の穂というなんとも壮大でドラマティックな一時でございましたねぇぇぇ。

 

 マドモアゼル シャネルは1937年から1940年まで、ホテル・リッツのヴァンドーム広場に面した側の四階のスイートに住んでいました。大きなリビングルームを挟み彼女のベッドルームと、反対側にはドレッシングルームとバスルームを備えたベッドルームがありました。

 

 今回ホテル全体の改装を担当した建築家ティエリー W デスポンはこの素敵なエピソードとマドモアゼルに敬意を払い、『ココ シャネル スイート』というスペシャルな部屋を、構成はかつてのままに3階に再現しました。

 

 ベージュにモノトーン、そこにゴールドのアクセントというマドモアゼルが愛したカラーリングのこの部屋は、ラグジュアリーなのは当然ですが、パリのど真ん中とは思えない程実に落ち着いた空間で、一体何年先まで予約で埋まっているのかしら?と思う程素晴らしいお部屋です。

 

 壁に飾られているカール・ラガーフェルドによるドローイングや、セシルビートンの写真が華やかかりし時代を彷彿とさせていますし、こちらのテーブル。。。。良くご覧下さい!!!!!麦の穂のモチーフがあしらわれているのが解りますか????ね?とことんリンクしています。

 

 全てのインテリアは今回のリニューアルに合わせて、マドモアゼルに縁の品々を特別に再現したそうですよぉぉぉぉ〜。。。。

 

 

 

 

 豊かさと繁栄を意味し、ヨーロッパではとても重要な麦というモチーフを、これだけのバリエーションと世界観で見せてくれた今回のシャネル ファイン ジェエリーのプレゼンテーションでございましたが、まるでヴァンドーム広場に居るようなリッチな時間を楽しんで頂けましたか????

 

 一つ注目なのがこれまでこのメゾンは、HAUTE COUTUREからスタートした世界一のファッションブランドとして、スタイリッシュでどちらかと言うとクールなモチーフを多く発表して来ました。着ける人が自由に自分の気持を込める事が出来る幾何学的だったり抽象的なモチーフは、モドモアゼル シャネルが生み出し作り出したスタイルから、カール ラガーフェルドが受け継ぐコンテンポラリーでリアルなファッションとの相性はもちろんバツグンです。

 

 会場に入って真っ先に私が新鮮に感じたのは、その具象的な作品の多さと素晴らしさでした。。。。。古くは古代ギリシアやローマから愛されて来たこの永遠のモチーフを用いながらも、そこに博物館的な古くささは皆無で、洗練された強さの中には未来へ向かって芽を伸ばす麦のようなポジティブなムードが感じられましたね。

 

 

 不安定な世界情勢、様々な価値観がいとも簡単にガラガラと音を立てて崩壊している今。。。。しっかりと大地に足を付け、不満ばかり口したり、人の揚げ足取りをしたりしないで、生かされている事や、周囲や自然の恵みに感謝をしながら、未来へ向かって1歩ずつ進んで行こう。。。。。

 

 2017年の今の時代に、マドモアゼルがそんな優しいメッセージを送ってくれているように感じた、私でございました。。。。。。

 

 

 

 2016 SS PARIS HAUTE COUTUREでのCHANEL FINE JEWELRYのリポートはこちらからどうぞ。
 

 

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2017-02-10 23:59:59

GIORGIO ARMANI PRIVÉ 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。



 はい。もうすっかり二月に入っておりますねぇ〜。。。。。皆様の2017年の一ヶ月目はいかがでございましたか?


 二月の事を日本では如月(きさらぎ)と申しますが、これは寒くなるこの季節、着物を更に着るという『着更着』という言葉から付いたという節が有力です。他に気候が陽気になる季節で『気更来』、『息更来』とする節や、草木が生え始める季節から『生更木』、草木の芽が張り出す季節で『草木張り月(くさきはりずき)』が転じた等様々な俗説がございます。

 節分を過ぎ季節は春に向かっていると言いますが、特にここ数日は寒さがより厳しくなっているような気がしますね。。。。


 もう、、、、正直寒いの飽きました。。。。。。。私、元々寒いの大嫌いなので、日々寒さで身体を丸めているせいか、疲れがハンパないですねぇ。。。日数も他の月より少ない訳ですし、皆で二月は経済活動を停止して南の島にバックれるってのはどうかしら???地球にも優しいと個人的に思いますけどね。。。。。wwww

 


 さて、引き続き牛歩状態の2016-17 AW HAUTE COTUREのリポートでございますが、今日はGIORGIO ARMANI PRIVÉ(ジョルジオ アルマーニ プリヴェ)のリポートをお伝えしましょうね。

 さて既に発表されております、2017 SS HAUTE COTUREでは朝焼けのような、夕焼けのような鮮明なオレンジをキーカラーに、マスキュリンな中にもフェミニンなディテールをあしらい、リゾートやトライバルなムードも漂う大人のエレガントなHAUTE COUTUREを発表し、素晴らしかったですねぇ〜。。。

 一つ前のコレクションとなるこちらはシャイヨー宮ボールルームを使って行われましたが、エッフェル塔に近い場所という事でもあり、私の幼少の頃からの憧れの人、鉄の貴婦人に謁見して参りました。

 7月の頭のバカンスシーズンのこの時期、広大なスペースのあるエッフェル塔の周りはイベント等が多く開催され、この日もワイドスクリーンでサッカーの試合が放送され、フランス代表を応援するパパラッチで溢れていました。。。。しかも、エッフェル塔に面して左側のエリアは大修復中。。。。。


 はい、なにげに、嫌な物が一切入らないこのアングルを探すの、、、、必死でございました。。。。。




 ミラノの帝王、ジョルジオ・アルマーニが唯一PARISで発表するGIORGIO ARMANI PRIVÉ(ジョルジオ アルマーニ プリヴェ)でございますが、実際に先シーズンのコレクションを着用していらっしゃる顧客の数が一番多いコレクションという事もあり、まるで舞踏会のような華やかさが会場には満ちあふれています。


 今回のテーマは『ESSENCE』。。。。。。物事の本質、神髄、実在、霊的実在などを意味するこの言葉がテーマとしてセレクトされました。


 ファッションをクリエイトする上で語る上では無くてはならないこの重要なキーワード、、、、、今シーズンは作品のテーマどうこうの小さな話では無く、ジョルジオ・アルマーニ自身のファッションに対する思想や、このブランドがこれまで培って来た伝統や偉業、HAUTE COTUREという特別な存在に対する考え方等、多くの哲学的な要素を汲み取る事が出来きます。

 HUATE COUTUREならではのエクスクルーシブネスな、究極のエレガンスの形は、このブランドらしいスタイルで表現され、誰に媚びる事なく自身の精神に対してストイックな凛とした姿で描かれます。


 コレクションを導いてくれるアンバサダーの一人目は、ハウンドトゥースや様々なジオメトリックなモチーフです。元々アルマーニでは具象的なモチーフは少なく、ストライプやチェック、そして今回のような様々なアブストラクトなモチーフを使用して、着る人が自由な感性で袖を通せる作品を数多くクリエイトして来ました。

 また、同時にグラフィカルなコントラストは花鳥風月で描かれるフェミニンな世界より、ハンサムなムードを感じさせ内面の意志の強さも映し出しますよね。。。。



 まず最初に登場するのはこちらのアイスブルーのパンツスタイルのセットアップです。お手本のように美しいシルエットのジャケットは上品に張ったショルダーと、ゆとりを十分にとりながらもほっそりと見える美しいスリーブ、ボディーラインはパネルでフィットアンドフレアのシルエットを描いた上質なアイテムです。

 襟元から前立てにはベルベットで仕立てた、まるで着物の帯留めのようなディテールがあしらわれ、結び目から流れるアシンメトリーなネックラインがなんともエレガントです。

 タックの入ったテイパードパンツは光沢のあるファブリックを使用し、マットなテクスチャーのトップスと対比させ、規則的な並べられたハウンドトゥースからインスパイヤされたプリントがあしらわれています。

 アルマーニが得意とする知的で気品のあるスタイルの中に、今の時代が求めるリラックス感や優しさを落とし込んだ素晴らしいファーストルックでございました。。。



 ジオメトリックなモチーフとハンサムなパンツスタイルでスタートした今回のコレクションでございますが、ディテールのアクセントとなっているのが、ファーストルックの襟ぐりにも用いられていた、帯紐のようなノットを施したループ使いでございます。

 こちらはまさに帯留めのようにボディーのセンターにノットの部分を配置したジャケットでございまして、襟ぐりから前立てへ続くループには細かいスワロフスキーの刺繍があしらわれていてゴージャスですね〜。。。

 こちらのジャケット、裏地にかなり繊細なシルクを使用していまして、柔らかいヌードベージュがまるで着物の襦袢のようなムードでしたね。。。。アルマーニ氏、そういう所も意識されてらしたのかしら????

 パンツはクラシカルなツイードの織りをプリントで表現したようなモチーフでございまして、シューズまでモチーフを揃えて足長効果バツグンでございましたね。。。


 

 もう。。。。ご覧下さいませ。。。。こちらはコレクションの後日、ズラリと並べられた圧巻のコレクション作品達。。。ここまで、モチーフやデザインのバリエーションを提案する所にも、このブランドがいかに顧客の立場になってクリエイションを行っているかが一目瞭然でございましょう。。。

 こちらのボトムに使用されているブラックベルベットは、今季のコレクションの二人目のアンバサダーでございます。

 

 Mr,アルマーニはデビュー以来、ヨーロッパの伝統的なこの素材を大切にし、独自にアップデートを続けて来ました。最高級と呼ばれるシルク100%のベルベットも、アクティブな現代生活においてはテクニカルな素材をプラスした方がより快適であるという理論から、独自のブレンドで新しく生み出したり、世界で評価の高い日本製のベルベットもコレクションには使用されているそうです。。。

 そのありえない程滑らかなテクスチャーに触れた時、このブランドの日々の進歩の素晴らしさに感動しましたね。。。

 

 

 ディテールで登場していたノットのモチーフは、こちらのようにウエア全体のデザインとしても登場していて実にダイナミックでしたね〜。。。

 ベルベットのベースにまるで小さなトップスをコーディネイトしたように、アイスブルーの幾何学的なモチーフをプリントしたファブリックを端正にあしらい、実に軽やかでございましたね。

 こちらのディテールはスワロフスキーを刺繍したソワレとしても登場していて、リボン好きとしては大興奮でございました。

 

 

  今回、コレクションの前半から中盤に登場する作品は、カクテルというシーンにおいて様々な新しいアプローチを提案していましたね。

 日本ではあまりお馴染みではないカクテルでございますが、これは午後から夕刻に行われるパーティーやイベント等でございまして、ソワレと呼ばれる正式な夜のシーンとは違い、あまり大袈裟なルールはなく自由に楽しめるシーンです。

 このシーンにおいて、アルマーニはこれまでも女性が纏うエレガントなパンツスタイルを提案していて、今季はさらにジオメトリックなモチーフやディテールや、アクセサリーにスワロスキーをあしらいさり気ない輝きをプラスしていて、袖を通す人のスノッブさや知性すらも感じさせてくれます。

 こちらは一見するとリラックスしたブラウスにジレ、パルーンスカートを合わせた何気ないスタイルのように見えますが、ジレはブラックとホワイトでまっ二つに染色したカボションカットのマットなビジューを規則的に並べ、ツイードのような風合いを刺繍で表現しています。シースルーのブラウスにはカフスと折り重なる襟元がポイントになっていますね。

 全く気をてらっていなのに、圧倒的な存在感。。。。。実に素晴らしいですねぇ〜。。。

 

 ブラックドレスというのはデザイナー達にとって永遠の命題でございまして、それぞれのクリエイター達が自身クリエイションを物語るような、特徴的にスタイルを追求していますね。

 こちらのブラックベルベットのドレスはまさにアルマーニの神髄を語るような作品です。フロントの大胆なスリットにフォーカスしたデザインは、シャープなショルダーラインとほっそりしたウエスト、襟ぐりは隠し過ぎるくらいしっかり覆い、見る人の目線を足だけに集中させます。。。。実に、効果的ですねぇ〜!!!!

 アーティスティックなイヤリングやシャープなクラッチバッグ、絶妙な位置に配置したバラのコサージュ等、全てが完璧過ぎでございましたねぇぇぇ。。。

 

 ファーのケープを纏ったようなこちらのトップスには、素晴らしいテクニックが用いられていましたよ〜。。

 ベルベットをカットして、リーフのようなフォルムのチェーンを作り、それを繋ぎ合わせてアシンメトリーなフォルムのトップスを飾っています。モチーフの中には袋縫いしたハウンドトゥースをはじめとするジオメトリックなパーツをプラスし、さらにそこにスワロフスキーまで飾っています。

 歩くとファーのようにフワフワと揺れて実にドラマティックでございましたねぇ。。。。

 

 あっ、もちろん本物のファーやフェザーを飾ったアイテムもございましたよぉぉぉぉ〜。。。

 

 

 先に紹介したモチーフのトップスもそうでしたが、今季はケープやマントのように、布をボディーにかけ、少しの部分だけで固定したようなプリミティブな作品も登場していましたね。

 こちらはかなりゲージの大きなジオメトリックなモチーフを施したジャカードを使用し、右のショルダーから布をかけ、左の肩の部分でキュッ!と結んだようなディテールが取り入れられています。。。。もちろん、そういう風な衝動的なデザインを緻密に再現している訳でございまして、お手持ちのタオルを肩にかけてキュッと結んだだけではこんなフォルムにはなる訳がありません。。。。

 斜めに流れるネックラインのドレープ、ノットの部分にあしらったビーズを刺繍したループのディテールなど、全てがドラマティックで魅惑的なデザインでございましたね〜。。。

 

 イヴニングになるとより輝きをプラスしたドラマティックな作品が登場します。

 今季の重要なキーワードのクラシカルなツイードやハウンドトゥースからインスパイヤされた幾何学的なモチーフは、細かい刺繍により手仕事で表現されます。

 にしても、漆黒のベルベットとスワロスキーの輝きは実に美しく、夜空を煌めく星々のようでございますね〜。。。

 テクニックの素晴らしさをアピールするように、ビスチェやベアなどの究極まで削ぎ落としたデザインが中心で、左端のドレスのようにバルーンをあしらったディテールも素敵でしたねぇ。。。

 

 

 ロング&リーンのシルエットが中心だった今回のコレクションの中で紅一点だったのが、終盤で登場したこちらのグランソワレでございます。

 ブラックベルベットを全面に使用し、独創的なカッティングの胸元のビスチェとフレアーで出したティアードスカート、足元からチラリと覗くクリノリンとウエストのノットのモチーフにはスワロフスキーをさり気なくあしらっているのも見事です。

 

 ベルベットというのは毛足があるのが特徴で、生地の中でもどちらかと言うと重い素材でございまして、その重量を利用して本来垂れるデザインに使われる事が多いのですが、あえて膨らませてみたという意欲的な作品。。。。ラッフルの一つ一つはきちんと中縫いしているので、さらに重くなります。。。。

 

 恐ろしく軽量化されたベルベットなのか、内側のクリノリンの仕組みがしっかりしているのか、はたまたそのどちらもか。。。。。どっちにしろ高い技術がないと形に出来ないデザインでございますねぇ〜。。。

 

 

 ジョルジオ アルマーニ プリヴェはウエアはもちろんの事、アクセサリーも実に美しく、以前銀座のアルマーニ タワーのイベントで一夜だけのこのブランドのエキシビジョンが行われた時、その作品の見事さに感動した記憶があります。

 

 しかも小さなアクセサリーの、その一つのアイテムにしか使用していないパーツとかが満載。。。。。ニッチではございますが、同じクリエイトする立場としてどれだけ贅沢な事かともうため息の連続なのでございます。

 

 そして、今季も素晴らしゅうございます。。。。。ジオメトリックな要素を取り入れたアイテムでございまして、スワロフスキーやビジュー等で規則的なパターンを描いていましたね。

 

 気品溢れるドレスにさらっと持って登場するパーティーバッグの数々。。。。クラッチなんか抱えちゃうと殆ど見えない贅沢さでございまして、恐らく顧客の皆様が『じゃぁ、ドレスに合わせてバッグもお願いしようかしら〜???』なんて言いながらオーダーしちゃうんでしょうねぇ。。。。

 

 はぁ。。。。なんてラグジュアリ=!!!!!!!!

 

 

 

 

 ジオメトリックなモチーフとベルベットという、ジョルジオ アルマーニ プリヴェにおける最強の『ESSENCE』を用い、その良さを十二分に発揮する為にモノトーン以外のカラーはアイスブルー、ペールピンク等極限まで彩度を落としたコレクションは実に潔く、このブランドを愛して着続ける顧客達には嬉しいばかりでしょう。

 

 HAUTE COUREと言えどもリアルに着れて、オケージョンまで自由に飛び越える事が出来る作品には、内面の意志の強さと高い技術に裏付けされた説得力が漂いますねぇ。。。

 

 

 

 

 さてここで、このブランドにに関して一つ素晴らしいニュースを一つお伝えしておきましょう。ジョルジオ・アルマーニは2013年から若手デザイナーを支援するプロジェクトをスタートさせています。

 

 2016 SSには日本のブランドFACETASM(ファセッタイズム)もコレクションを行い、先頃行われました2017 AW ミラノMEN'S COLLECTIONにおいては、ヨシオクボがアジアの他の地域のデザイナー達と並んで、アルマーニ テアトロでコレクションを行いました。

 

 ファッション界で起こっている世代交代という命題をクローズアップし、世界の様々な地域の才能溢れる若いデザイナー達がミラノで作品を発表する事により、ミラノファッションの底上げ、さらなる国際化を目指すプロジェクトです。

 

 

 『ミラノは、その文化、美的感覚、創造性において、大きな変革の時にあり、ファッションはその中で積極的な役割を担っています。その意味で私は才能にあふれたデザイナーをサポートする構想の枠組みを広げ、構築し直そうと決めたのです。彼ら将来性のあるデザイナー達は、ミラノ メンズファッションウィーク期間中に、ユニークでエキサイティングな1日を経験する機会を得ることになります。私は、今回のイベントの中で複数のブランドに作品を発表する機会を提供し、大げさな演出無しで、彼らの表現したいことのすべてを作品に委ねるという考えが気に入っています。このような経験が、私のキャリアを後押ししてくれたように、彼らのデザイナーとしての歩みに弾みをつけてくれるよう願っています』

 

 

 まさに懐を貸すという大御所らしい余裕のコメントを語るMr,アルマーニでございますが、プロジェクトの中に自らの帝国の後継者探しという使命も、もちろん含まれているのでしょうねぇ。。。。。

 

 

 

 

 2016 SS GIORGIO ARMANI PRIVÉ PARIS HAUTE COUTUREでのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 2015-16 AW GIORGIO ARMANI 2015-16 AW 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 2015-16 AW EMPORIO ARMANI 2015-16 AW 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 
 


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2017-01-29 23:59:59

Roger Vivier 2017 SS MIDNIGHT RENDEZ-VOUS !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 それでは今日は魅惑的なシューズやバッグで、常に私達をうっとりさせてくれる、PARISのラグジュアリー アクセサリー メゾンRoger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)のリポートをお送りしましょうね。。。

 

 

 会場は最近恒例となっているパリ装飾美術館のエクスクルーシヴなサロン。。。真っ白な壁と天井の高いインテリア、モノトーンのドミノ柄のフロアーはこの上なくシックでございまして、花のように華麗なこのメゾンのアクセサリーを引き立てる素晴らしいインテリアですねぇぇぇ。。。

 

 なにより、ここはPARISのど真ん中。。。。。。何処からでもアクセサスし易いのが最高に嬉しい部分でもあります〜!!!!!

 

 

 ここ数年、世界中のキーとなるストアーで展開を続けてきた、ロジェ ヴィヴィエのHAUTE COUTUREとも言える『RENDEZ-VOUS COLLECTION(ランデヴーコレクション)』ですが、すっかり認知度も上がり、ますます魅力的に進化しています。

 

 今回は2017 SS 『MIDNIGHT RENDEZ-VOUS(ミッドナイト・ランデヴー)』と題し、魅惑的で開放的な夏の夜のシーンを飾る、深夜の不思議な魔法の粉をふりかけたような素晴らしい作品達が出揃いましたよ。

 

 

 クリエイティブ・ディレクターのBrunoFrisoni(ブルーノ・フリゾーニ)が今回インスパイヤされたのは、毎年『バーニング・マン』が開催されるアメリカ・ネバダのブラック・ロック砂漠の情景です。。。。。

 

 『Burning Man(バーニング・マン)』とは、8月最終の月曜日からアメリカの祝日Labor day(レイバー・デイ)にあたる9月の第一月曜日まで開催される、現在世界中で最も注目されているイベントの一つでございます。

 

 会場のネバダ州のブラック・ロック砂漠はネバダ州リノ市の北北東に位置する乾湖で、電気やガス、ラジオ放送や携帯電話も圏外という外界から遮断された場所で行われます。このイベントに参加する人々は全て自身を『プレイヤー』と呼び、商業主義から決別し、他人の力をあてにせず、隣人と協力しながら新しいコミュニティーを築き、強烈な自己管理、自己表現を行い、最後には何も残さないといういくつかのコンセプトを持った1週間だけのエルドラドを作り上げます。

 

 元々はヒッピーの流れを組むアメリカ人のLarry Harvey(ラリー・ハーベイ)という人が、恋人とのけじめを付ける為に木材で組み立てた人間の形のオブジェをカリフォルニアのベイカー・ビーチに搬入し、火を放ったというエピソードをルーツとしていて、このアクションがカリフォルニア周辺のアンダーグラウンドアーティストやアメリカ全土のヒッピー達に共鳴し、ムーブメントは広がって行きます。

 

 1990年になるとベイカー・ビーチという小さな水槽の中ではいろいろなトラブルが起こり始め、敢えて、ネバダのブラック・ロック砂漠という劣悪な自然環境の場所を選び、さらにエコロジーと自己表現、情報や経済活動に支配されない極めて自由な自己表現の場所として、アーティストやミュージシャン、ダンサーや大道芸、仮装など様々なジャンルのカルチャーを取り込んで盛上がっています。

 

 

 はい、今、私が一番行ってみたいイベントの一つです。。。。。スペインの牛追い祭と並んで。。。。。wwwww

 

 

  今季ブルーノがイメージしたのは、既成概念や社会的バックグラウンドを脱ぎ捨て、自分の内側にある強いアイデンティテーを自身のアウトフィットに表現し、リズムドラムが強く打ち込むトライバルミュージックに身を委ねる美しい女性。。。。。乾いた空気と砂荒らしの中、彼女はプリミティブでありながらアバンギャルト、そして何よりも自由を謳歌する女性です。

 

 例えば。。。。そんな彼女は映画『マッドマックス』の登場人物のように、自由な価値観でアウトフィットを決めるかのしれませんねぇ、、、。レザーやフェザーで覆われた、未来のコミュニティーの女王のような存在かもしれません。。。

 

 

 まず、こちらのバッグはそんな神々しい存在をアピールするかの如く、鳥のモチーフがあしらわれたアイテムでございまして、今回鳥のモチーフは全ての作品の共通項としてアイコニックにコレクションを彩ります。

 

 インディアンの伝説の中に登場する巨大な鳥、Thunderbird(サンダーバード)は巨大な身体と雷を放つ目を持つと言われ、嵐の前に表れ雷鳴を招き、子供達をさらって行くと信じられています。強大な存在感は同時にリーダーシップや火を象徴し、無限の可能性を運んで来ると崇められています。

 

 そんなサンダーバードのような王家の紋章を、カボションカットのターコイズやホワイトバッファローターコイズ風のストーンをびっしり敷き詰めて表現し、強さと華やかさを兼ね備えたアイテムでございます。

 

 ちなみに、ホワイトバッファローターコイズというのは、アメリカネバダ州でしか採掘出来ない白色のターコイズでございまして、見付けるのは白いバッファローを見付ける程稀という事から、この名前が付いてんですって!!!!

 

 

 こちらはご覧の通り、イヌワシの姿がクリスタルのエンブロイダリーや、レザーのカットワークで表現されています。ベースが黄麻色のプリミティブなファブリックで、そこにシルバーやゴールドのレザー、クリスタルの刺繍と都会的な要素を組み合わせる辺りに、センスの良さを感じさせますね。。。

 

 天高く羽根を広げる鷲はネイティブ インディアン達にとって、太陽に一番く、神に一番近い存在として崇められています。アリゾナ州に居住区を持つ先住民ホピ族はカナーチェ(尊敬されるべき精霊)を信仰していて、祝祭の時にはそのカナーチェのように羽根やカラフルな装朿で身を飾り、鷲の羽根を捧げて彼らと繋がります。この時音楽やダンスを行うのは、彼らと交信手段だそうです。

 

 持っているだけでもなんだかスピリチャルなパワーをゲット出来そうなバッグでございます。

 

 

 こちらのクラッチバッグには、70'Sを彷彿させるレトロチックな鶏のレザーワークが施してあります。丁度今頃中華圏の皆様は旧正月で春節のお祝いでございますし、しかも今年は酉年。。。。各ブランドがSNSでグリーテング ムービーを発表していますねぇ。。。。。あら?意識してたのかしら???www

 

 鶏は古くは紀元前8000年頃から、ヤギやヒツジ等と同じく家畜として人間に飼育されていた古い歴史があり、余りにも身近であり過ぎる故に神格化が難しく、伝説のなかでは軽視されたり『普通』『一般的』等の象徴として登場する事が多いですねぇ。。。

 

 種の中には闘鶏をする程激しい性格の物もいますし、江戸時代の日本画家で、今や世界中から注目される伊藤 若冲は、数多くの美しい鶏の姿を残していますので、皆様もご覧になった事があるでしょう。。。

 

 なによりやはり食用として日常的に人間の口に入るという事がイケナイのでしょうかぁ。。。。可哀想な性。。。。。。でも、私は肉の中で鶏肉が一番好きです!!!!(←関係ない???)

 

 

 こちらは実にロジェ ヴィヴィエらしいゴージャスなブーティーサンダルでございます。

 

 インディアン達は太陽を創造主、人間界にある物全てを作ったと考えています。また、発展、成長、エネルギー、治癒能力、昼の世界を司ると信じています。

 

 太陽のモチーフをイメージさせる放射状のモチーフが前後に飾られ、様々な大きさのスパンコールがビッシリと刺繍されていますね。グリーンのグラデーションの具合も何ともエレガントでありながらシックで、まさに履くHAUTE COUTUREでございます。

 

 ヒールにはこちらもメゾンのアイコンの一つ、スフィアがミラーボールのように輝いていますねぇ〜。。。

 

 

 2015 AW ランデヴー コレクションで登場した『Papillon de Nuit』は夜にはだたく蝶をシューズに飾った実に幻想的なコレクションでございました。

 

 あまりにも好評だった為様々にアップデートを重ね発表されていますが、今季はPARISのエスプリを漂わながらも、アメリカ的なオプティカルなムードもプラスされ素敵でしたね。。。

 

 左のオペラピンクのシューズは上質なシルクサテンを身に纏い、バックの少しサイドの部分に羽根を広げる蝶のように大胆なボウモチーフが施されています。スクエア気味にラインをシャープにしたフロントの部分とのコントラストが見事です。

 

 右のサッチェルバッグはフロントにメゾンのアイコンでもあるバックルをビジューで飾り、ボウのモチーフやチャーンまで飾ったフェミニンなアイテムでございましたよぉぉぉ。。。

 

 

 今回、ロジェ ヴィヴィエではイヴニングシューズにおける運動性という事に細心の注意を払い、その構造や機能性をふまえた上で多くのアップデートを行いました。

 

 美しく見えるというのはとかく身体を酷使する事が多く、90年代くらいは『オシャレは我慢』なんて普通に言われていました。現在ではいかなる状況においても快適さを楽しむ時代なので、どんなハイヒールであってもコンフォートな要素はマストで要求されます。

 

 こちらは足を通すと、まるで足の上に直接数本のグリッターのパウダーで線を引いたかのような、クリアーにも見えるエアリアルなサンダルでございますね。

 

 極限までストラップを細くしながらも、かかとの部分はデザインに見せかけた人体光学的なパターンをあしらい、しっかりホールドするディテールになっています。

 

 まさに用と美を兼ね備えたシューズ。。。。パーティーに出席しても、さらにそこでアクティブに行動出来そうなシューズでございましたねぇ〜。。。

 

 

 インディアンジュエリー等でも特別な存在であるターコイズ。。。そんなターコイズカラーのサテンでクリエイトされたこちらのシューズとバッグは、雄大なインディアンの美意識とPARISのHAUTE COUTUREのエレガンスがミックスされた実に美しい作品です。

 

 シューズは先が少し内側に入ったフォルムのヒールで、プラットホームやアンクルベルトのダイナミックさと、ビジューで埋め尽くされたバックルの対比が素晴らしいですね。

 

 クラッチバッグにもビジューのバクックルモチーフがポイントになっていますが、こちらはカラフルな糸や金糸で刺繍されたイヌワシのモチーフとコーディネイトされ、なんだか古代の暗号のようにも見えますね。。。

 

 こちら今回のコレクションの中で、個人的にも一番気になったアイテムですね〜。。。1枚目の写真でも2ショットさせて頂きましたし、InstagramにもイラストでUPさせて頂いています!

 

 

 レッドカーペットではすっかりお馴染みのロジェ ヴィヴィエのペア・クラッチ『Boite de nuit』も、今季はネイティブ インディアンをイメージさせるターコイズとコーラルで飾られていますねぇ〜。。。

 

 一番上はクリスタルとターコイズで全てを埋め尽くしたエンブロイダリーによるもの、下の二つはシャンパンゴールドのシンプルなボディーに、ゴールドがあしらわれたターコイズやコーラルのハンドルを、ブレスレットのように腕にかける楽しいデザインでございます。

 

 ターコイズは自然と供に生きるネイティブ インディアンにとってはとても重要な石で、空の色を取り込んだこの石には大自然の強大な力が秘められているそうです。勇気やパワーを与え、持ち主を邪悪なエネルギーから守る役目も宿っているそうです。また珊瑚は人間の血の色を象徴するもので、彼らはこの組み合わせを好んで装飾品等に取り入れていますね。またナハボ族ではターコイズを粉末にして文様を描き、雨乞いの儀式等に使ったとも言われています。

 

 インスピレーションを高めたり、持つ人を邪悪なエネルギーから守り、自己実現力を高めたりと良い事尽くめのこのストーン。。。旅のお守りや友情を強めるという効果もありますので、これからの迎える春、遠くに行ってしまう大切な友人にプレゼントするには最高だと思いますよ〜。。。。

 

 

 このメゾンの最初のスニーカーとして発売以来大人気の『スニーキー ヴィヴ』は、今回のランデヴーコレクションに合わせ、少しおすまししたムードで登場しましたね。

 

 ボディー全体をタキシードをイメージさせるブラックサテンで覆い、センターにはビジューのバックル、アンクル部分には『Papillon de Nuit』の華やかなボウモチーフが飾られ実にエレガントです。

 

 一度ドレスダウンしたアイテムを再度ドレスアップするというアイディアのこちらは、私達の活動するオケージョンがどんどんボーダレスになっているのを象徴するようで、様々なシーンで活躍してくれそうなアイテムでしたね〜。。。

 

 

 最後は今季のバーニング・マンの自由なムードを、ブラックカラーでシックに楽しんだアイテムでございます。

 

 左のブーティーサンダルはセンターに縦のパーツを通し、そこに羽根のような形のパーツを横に並べて足を覆ったアイテムでございまして、足を通すとフロントの小さなホールから肌の色が除き、まるでビジューを飾ったように見えるセクシーなアイテムです。右はブラックサテンをベースにした『Boite de nuit』でございまして、クリスタルのビジューのみでイヌワシのフォルムを刺繍していますね。

 

 都会的なデザインなので比較的取り入れ易いと思いますね。。。個人的には70'Sをイメージさせる細身のジャケットとローライズでベルボトム風の、トム・フォードの頃のGUCCIのタキシードスーツなんかと合わせると、ワイルドで素敵かと思われますよぉぉぉ〜。。。。

 

 

 

 

 自由と大自然の開放感、そこで繰り広げられる自由な自己表現と型にはまらない新しい美意識を求めて、アメリカ ネバダ州のブラック・ロック砂漠へ飛び立った今季のロジェ ヴィヴィエ ウーマンは、その地に古くから根付く自然崇拝のモチーフや、移り変わる空の色で足元を飾り、都会的なムードにオーガニックなパワーまで吸収し、彼女本来の美しさは多面的で魅力的になったようです。

 

 

 これからやって来るであろう、日差しの強い夏の季節を夢見て、色んな意味で今大注目のアメリカのスピリッツをアウトフィットに取り入れて、より自由で軽やかなシーズンを楽しみたいものでございますねぇ〜。。。。

 

 

 あっ、そうそう、圧倒的な自由な表現を求めて大きくなったイベント『バーニング・マン』でございますが、最近ではかなり企業も参入していてお金の臭いも漂うになって来たという嫌なニュースも耳にしましたねぇ。。。どんな過酷な状況においても必ず成功を勝ち取ろうとするフロンティアスピリットもまた、アメリカのアイデンティティーでもございますしねぇ。。。。

 

 

 

 私的には、チャリンチャリンという音が大音量のトライバルミュージックになる前に、なんとか、足を運びたいと思います!!!!!

 

 

 

 

 

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2017-01-27 23:59:59

ALEXIS MABILLE 2016-17 AW HAUTE COUTURE !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。では今日はALEXIS MABILLE(アレクシ マビーユ)の2016-17 AW HAUTE COUTUREのリポートをお伝えして行きましょうね。

 

 会場はヴァンドーム広場に面する、スキャッパレリ等が常連でコレクションを行う天井の高い素敵なサロンでございます。この会場のセンターにスロープを付けたランウェイをセッティングされ、始まる前から期待感ムンムンでございましたねぇぇぇ。

 

 

 今回のPARIS HAUTE COUTUREの私のアウトフィットのテーマは、12色の色鉛筆のような解り易い配色から赤、青、黄色をピックアップしておりますので、この日は赤のコーディネイトで参上しました。

 

 胸元に鎮座しているロブスターのネックレスはフランスの『nach(ナッシュ)』というブランドのアイテムでございまして、日本ではH.P.FRANCEで扱っています。陶芸家の家系のフランス人の父とタイ人の母を持つ二人の姉妹が手がけるアクセサリーブランドで、幼少より世界各国を旅して沢山の動物に触れた体験を、陶器という手法でジュエリーに落とし込む実に楽しいブランドです。

 

 このロブスターはあまりにもインパクト大でございまして、展示会で見た瞬間オーダーしてしまい、虎視眈々とお披露目の日を待ちわびておりましたが、遂にその日がやって来ました。

 

 シューズはJIMMY CHOOでございまして、こちらウェットスーツ素材にプリントで切り替えのようなモチーフを施してあってプレイフルなんですが、ソールはきちんとスポーツ対応になっていて、長時間履いても疲れないアイテムです。

 

 ジャケット、タンクトップ/我が社のHAUTE COUTURE、パンツ/BOTTEGA VENETA、クラッチ以前に手作りしたものでシューズのネイビーに合わせてみました。サングラス/多分109で2000円くらいだっかなぁ〜。。。

 

 

 

 PARIS HAUTE COTUREの伝統をしっかりと受け継ぎながらも、現代の女性達をエレガントに飾る事が得意なアレクシ マビーユは今回、情勢不安定な現代に実にフェニンで優しい作品でエールを送りました。

 

 

 テーマは『Pastel vibration(パステル ヴァイブレーション』。。。。。

 

 

 アレクシがこよなく愛する漆黒のブラックや、フォレストグリーン、ボルドー等の深い色調はすっかり影を潜め、宙に浮かぶような軽やかなパステルカラーがコレクション全体をヴェールで覆います。

 

 純白、アイボリー、エクラにミルクと様々なホワイトのトーンからベージュ、ヌード、少しワインに酔った白人の肌の色のような柔らかいピンク等をベースに、ドラジェのようなブルー、グラニテのようなバイオレット、ソルベのようなサフランとなんとも柔らかい美味しそうなカラーがランウェイに弾けています。

 

 

 

 今回インスピレーションの源となったのは、18世紀のイギリスの画家Thomas Gainsborough(トマス・ゲインスバラ)が描いた、柔らかく巧みなタッチで描かれた肖像画の数々です。

 

 Thomas Gainsborough(トマス・ゲインズバラ)は1727年、ロンドンの北東、サフォーク州サドベリーに生まれます。9人兄弟の末っ子として生まれ、当時羊毛を扱う職人をしてた父と素人画家の母に育てられ、絵の手ほどきを受けます。

 

 父が事業に失敗した事もあり13歳でロンドンに出て、挿絵画家のユベール・グラロワの元に弟子入りします。ユベール・グラロワはフランスのロココの巨匠フランソワ・ブーシェの弟子であり、フランスのロココをイギリスに根付かせた人物でもあります。ゲインズバラの作品の根底に流れるフランスロココのムードはこの時期に培われたと言われています。

 

 1764年ビューフォート伯爵と愛人との間に生まれたマーガレット・バーという女性と結婚しますが、当時のゲインズバラには大した仕事も無く、伯爵からの仕送りで一家は生活しますが、父親が死んだために故郷のサドベリーへ戻ります。この時サドベリーの名士アンドリューズ家の息子ロバートが結婚し、その記念絵画を描いた事で少しずつ彼の名声は上がってきます。

 

 その後肖像画の客を求めてイプスウィッチ、バースへと移り、1768年イギリス初の王立アカデミーの設立時、最初の司書となります(ライバルのジョシュア・レイノルズは初代会長に就任)。その後50歳にしてジョージ三世のお気に入り画家として、ようやく宮廷画家という名誉ある職を手に入れます。

 

 その7年後、主席宮廷画家アラン・ラムゼイの死亡により、宮廷画家の跡目争いが勃発し、結局ジョシュア・レイノルズに持って行かれ、アカデミーとも対立する事になります。

 

 晩年はアカデミー主宰の展覧会に出展する事なく、自宅で展覧会を行ったりしながら活動し、61歳で生涯を閉じた後は長く歴史の中から忘れ去られていました。

 

 その後19世紀になり、ウィリアム・ターナーと供に風景画の地位を確立した、ジョン・コンスタンブルにより再発見、再評価され、現在はイギリスの絵画における黎明期を牽引した画家、イギリス・ロココの父等を呼ばれ高い評価を得ています。

 

  生まれ育った故郷のサドベリーの自然を愛し、『本当に描きたかったのは風景画で、肖像画は生活の為に描いていた』と自ら語ってしまうほどシニカルな性格を持ったゲインズバラ、、、、、。ですが、数多くの肖像画を残し、その中に描かれたロココ風の淡い色調の衣装を纏ったポートレートは彼のテクニックのすばらしさを遺憾なく発揮していて、今回のアレクシのコレクションにも大きなインスピレーションを注いでいます。

 

 ファーストルックに登場するこちらのドレスは、こちらの何ともイノセントのソワレでございましたよぉぉぉぉ〜。。。。

 

 アクアマリンのクレープで仕立てたシースドレスには、アイスブルーのシルクサテンのリボンを巻き付けたようなディテールが施され、後ろ見頃で美しいトレーンへと姿を変えます。

 

 サテンのリボンではクリスタルのビジューのエンブロイダリーが施され、透き通るような美しさで、アレクシらしい女らしい作品からコレクションはスタートします。。。。

 

 

 ゲインズバラの代表作でもある『青衣の青年』の中の青年が纏う衣装に見られる、気品漂う、少し紫がかった『ゲインズバラ・ブルー』は今回いくつかのルックで印象的に登場します。因みに『青衣の少年』は英語ではそのまま『Blue Boy』というタイトルでございます。

 

 こちらはゲインズバラ・ブルーのクレープでほっそりとしたプロポーションを作り、裾には繊細なシャンティレースがはめ込みで施してあります。襟や胸元、袖のホワイトの部分はシャツを着崩したようなホルターネックのデザインになっていて、ブレードのリボンのディティールが何ともロマンチックですねぇ。。。。

 

 

 こちらはパンツスタイルのイヴニングでございまして、こういうマニッシュなスタイルでイヴニングに登場すると一際注目されますねぇ。。。。

 

 ですが。。。。海外、特にPARISで完全に正式な場、例えばオペラや晩餐会等に参加する場合は、是非よ〜く考えて下さいませ。。。。

 

 実はPARISにはフランス革命直後の1779年に制定された『女性の公共の場でのパンツルック禁止』という、何ともけったいな条例がございました。フランス革命直後革命に加担する下層市民達は、当時の権力者達と対立するように貴族たちが好んだ膝丈のキュロットではなく、くるぶし丈の長いパンツを履き自らをサン・キュロット(キュロットを履かない)と称しました。

 

 元々この法律は女性がパンツを履く事で男性革命家と間違われないようにと、本来は女性を守る為に作られた法案でございましたが、1892年には乗馬服は例外とか、1909年には自転車に乗るときは例外と、様々に変化しながらも法律自体は残っていました。

 

 2010年、緑の党の議員が法案の廃止を訴えますが、『もはや考古学的な法律であり法案の廃止自体を進める重要性がない』と訳の解らない理由で却下されます。その後2013年にナジャット・ヴァローベルカセム女性省大臣の『法案は博物館に属する。』という言葉と共に完全に廃止されました。

 

 

 女性の権利を主張しながらも、男性に庇護され愛されるのも嫌いではないという欲張りなのが女性本来の性質。。。。こういうバックグランドを理解しながら、大胆にルールを裏切る事こそ、私は最高にカッコイイ女性だと私は思いますがね。。。。www

 

 トップスは花びらのような立体的なフォルムが美しい、シルク・ラジミールで仕立てた構築的な美しさが印象的で、やはりゲンズバラ ブルーが印象的に使われています。パンツはライラックカラーのクレープに、ポワンデスプリ チュールを重ね、サイドには即賞風にエンブロイダリーを飾り、タキシードのムードを漂わせていましたねぇぇぇ。。。

 

 

 ねぇ?一歩間違うとギリギリになりそうでしょ???安いアイドルになってしまう危険性を孕んでおります。。。。というか、安いアイドルがこういうスタイルをパクっているのですがねぇ。。。

 

 大胆なフリルが襟元とスカートに飾られたこちらのミニドレスは、トーンの違うベージュのオーガンジーに、プリュムティ(小さな斑点入りのチュール)やスイスレースを重ねた幻想的なドレスです。

 

 にしてもこの絶妙なフリルの分量感は見事!!!!こういうラグジュアリーなファブリックに慣れているアレクシだからこそ、この絶対的なバランスが生まれるんでしょうねぇ。。。

 


 こちらのドレスは少しプレイフルな要素が取り入れられています。

 パウダーピンクのレースを重ね、エンブロイダリーを施したコルセットにコーディネイトしているのは、コートドレスをくるりと巻いたようなスカートでございまして、もちろん、スカートとしてデザインされたものです。美しいサーペンタイン(中国翡翠)グリーンのシルクサテンを使い、ポケットやショールカラー等本来のディテールがジオメトリックなデザインとしてアクセントになっています。

 にしても、そもそもシルクサテンのオペラコート自体を着る機会なんて、一般人からすると人生にほぼ皆無。。。。なのにスカートにしてしまうなんて!!!!こういうセンス、大好きです!!!!
 

 

 今回のコレクションの世界観を一番忠実に表現しているとも言えるのがこちらの華やかなドレスです。

 

 スキントーンのチュールとスイスレースを幾重にも重ね、コルセットは縦に立体的なタックを取る事でキュッとした細いフォムルを作り出しています。ダイナミックなフリル三段のスカートも実に可憐でございましたね。

 

 今回沢山用いられているスイスレースでございますが、ちょっとググッてみたのですが、レース自体の面白い歴史も解りましたので記しておきますね。

 

 レースの歴史は実に古く紀元前1500年頃のエジプトでは、既に網状のレースや刺繍レースが使用されていて、古代ギリシア人やローマ人は糸や金糸でトーガを飾っていたそうです。日本の唐招提寺に残存する『方円彩糸花網(ほうえんさいしかもう)』は、8世紀以前の中国で作られシルクロードを経て日本に伝来したそうで、ヨーロッパのニードルポイントレースに極似しています。

 

 その後15世紀くらいまではイタリアのヴェネツィアやフランドル地方で、ボビンに糸を巻いて作る小さなレースやブレードが家庭内で受け継がれて行く技術として制作され続けます。16世紀に入るとヴェネチアでカットワークやレティセラ(reticella=布地に刺繍を施した後、糸を引き抜いて数本の糸を残し、ボタンホールステッチで補強して幾何学的な模様を作る技法)、ニードルレース等が考案され、フランドルではブレードなどからボビンレースが発展します。

 

 1533年、メディチ家最後の王妃、カトリーヌ・ド・メディシスとフランスのアンリ二世との結婚により、フランスに様々なイタリアレースが紹介された頃、フランドルをルーツとするベルギーでは良質の麻が穫れる事により爆発的にレース産業が発展します。

 

 一節によるとルイ16世とマリー・アントワネットは当時まだ技術力の低かったフランスのレースを嫌い、ある日突然国王と王妃の衣装に使う全てのレースをベルギー製に決定したそうです。当時ベルサイユには二人のレースを編む為に3000人以上のレース職人と家族が暮らしていたらしく、この一件がフランス革命の火付け役となったというお話もありますね。。

 

 スイスにおけるレース産業はむしろ後発隊でございまして、手仕事の伝統を持つイタリアやベルギーのレースに比べ、基本機会編みからスタートしています。1883年ドイツの研究家が偶然ケミカルレースの技術を発見します。これは絹布に綿糸で刺繍をし、その後漂白剤などに付けると動物性の部分は劣化して土台が透けるというシンプルな物で、後にスイスのザンクト・ガレン地方の業者が改良を重ね、発展して行きます。

 

 何も無い所から一から編み上げていくイタリアやベルギーのレースは、繊細で美しい反面、劣化に弱く幅も狭い物が中心、、、機会で編み上げるケミカルレースは後に加工してベースの布(現在は不織布)を溶かす為にある程度の強度もあり、生地幅もかなりのものが作れるので、HAUTE COUTREのドレスのように大量の生地を使用作品には最適です。

 

 この発明に脅威を感じた他の地域のレース業者はスイスレースに『偽物レース』というレッテルを張り、長い間安価で取引されて来ました。

 

 現在では技術はめまぐるしく改良され、かなりレベルの高いケミカルレースが作れるようになりファッションの世界でも多く見られます。またその技術は東南アジアや中国に輸出されさらに安価な物を手に入れる事も出来ますね。。。

 

 

 こちらのスキントーンのシルクサテンのドレスは、ジャケットを巻き付けたようなビスチエがシュールリアリスティックで素敵です。

 

 丁度ラペルの部分が胸元のペプラムとなり、ウエストの部分にはジャケットの前端のカーブしたようなディテールやポケット、その上からメゾンのアイコンでもあるボウモチーフのサッシュがキュッ!としめてありますね。。。

 

 かなりニッチなお話でございますが、HAUTE COUTUREのテクニックの一つで、こちらのドレスのヘムに施されているように、裾の織り上げを決してアイロンで潰さない方法でございます。軽くまつってそのままにするのですが、シルク等のある程度生地が馴染んでくれる素材じゃないと出来ない技で、布端をふっくら仕上がる事によりさらに高級感が増します。

 

 私、このテクニックが好き過ぎて、ポリエステルのスカートとかにもあえて折り返しにドミット芯等を入れてふっくら感を出したりしますねぇ。。。。はい、マニアックですいません!

 

 

 ボディーの真ん中にダイナミックなフリルを持って来て、プロポーションをぶつ切りしてしまうようなデザインはアレクシのお気に入りのテクニックでございまして、やはり身長180cmのモデルちゃん達が着ると実にゴージャスに見えますね。

 

 背の低い日本人からするとフリルの幅が変わってしまって、このバランスが生まれないのが何とも残念で仕方ありません。。。。

 

 ヌードベージュのブラが覗く胸元から青みがかったアイボリーでシャープにホールドするようなディテールを施し、パライバトルマリンのような薄いブルー、アクアマリンのような少し濃いトーンのブルーへと変化して行くスカートは軽やかです。

 

 真ん中のフリルの端に施されたリボンのモチーフもロココ感を盛り上げててアクセントになっていますねぇぇぇ。。。。

 

 

 今回のコレクションのランウィはシートに対して、モデルが左から登場しスロープをあがり、右からキャットウォークを歩き、また右にスロープを降りて行くという作りになっていまして、会場にいたゲスト達は作品を360°、特に横の景色を多く見る事になり、実にその印象が強く残っていますね。

 

 作品の中にはこちらのようにスーパーフレアーのドラマティックな作品も登場していましたが、まぁ、横や後ろの景色の美しい事。。。。。まさにお手本通りのすばらしさでございますねぇ。。。

 

 こちらはこのボリューム感のみを言いたいかの如く実にシンプルなデザインです。ビスチェの丸みのある胸元のラインから、横方向の切り替えは一切排除した贅沢なカッティングで、サイドのボウモチーフはポケットになるという現代的な要素も取り入れられています。

 

 こいうボリュームのある作品はデザイナーの技量が如実に現れもの、、、、、年末の歌番組や等で普段ソワレを着ないアーティストが孫の晴れ着並みに頑張ってドレスを来ているの等を見ると、妙にバランスが悪かったり、貧そに見えたりして残念な思いをする事が多々あるんですよねぇぇぇ。。。是非、そういう皆さんはお手本にした方が良いと思いますよぉぉぉぉ〜!!!!!

 

 

 こちらが今回のラストルックとなった作品でございまして、ゴールドとプラチナのダブルカラーのサテンで仕立てたビッグケープのルックでございます。

 

 ケープの襟元は肩からホルターのような仕立てになっていて、後ろ見頃のネックの部分には可愛らしいボウのモチーフが配されています。そこから流れるように造形的なラッフルが後ろ見頃のトレーンまで続き、まるで大輪の花のようなダイナミックなデザインです。

 

 パンツはトランスペアレントのレースにクリスタルやビジューをエンブロイダリーした物で、まさに妖精のようなムードの作品でございました!!!!

 

 

 

 

 

 フランスのロココをイギリスの画家達が再解釈し、さらにそれを逆輸入したような今回のアレクシの作品。。。。トーマス・エジンバラの作品の中に流れるロココのムードは、アレクシの手によって2017年の現代女性にマッチするように、アクティブさや自由さがプラスされ、ダイナミックで構築的な作品が目立ちましたねぇ。このデザインとカラーのミスマッチが、只の歴史絵巻ではなく、作品にモダンなアプローチを与えているんでしょうねぇ。。。

 

 

 さて、既に先日1年後の2017-18AW MEN'S COLLECTION、2017 SS PARIS HAUTE COUTUREも発表され尽くしましたが、よりSNS上のインパクトを追求したような安易なコラボレーションが悪目立ちし、なんだかファッションが私達に近づき過ぎて、さらに通り越してどこか遠い所に行ってしまったような、筆舌ならない消失感のような物まで感じてしまいましたね。。。。

 

 

 物事の本質は置き去りになり、口優しく手に取り易い物のみがチヤホヤされる昨今、全てがコンビニ感覚でボタン一つで手に入ってしまう世の中において、消費の形態は凄まじく変化し、ショッピングという本来実に魅惑的な時間すらも、感情や感動を伴わない方向へ向かっているような気がしてなりません。。。

 

 

 なんだかこんな事を続けていると、そのうち何の感情も無く、核ミサイルのボタンをポチッと押してしまう人が出て来ても仕方ないのかな。。。。。なんて、ちょっと恐い想像をしてしまうのは私だけなのでしょうかぁ。。。。

 

 

 お手本となるような美しい物、形は尊重されなければならない。。。。例え自分のライフスタイルに関係なくても、そこに何かしら心が動いたのであればきちんと記憶しておく事は極めて重要な事です。アレクシのコレクションにはどうすればシルククレープは最も美しく扱えるかという事や、どんなボリュームにすると女性をもっと華麗に輝かせるか等という命題の一つの答えのような物が確実に存在します。

 

 

 そういう事の一つ一つの記憶が次の美意識を生み出して行く訳ですし、一番大切な事を置き去りにして、刹那的な快楽だけ追求していては、文化の灯火はやがて消えてしまうような気がしてなりません。。。。

 

 

 もの凄く軽やかで美しかった今回のアレクシ マビーユのコレクション。。。。幻想的なヴィジュアルに目を奪われながらも、心ではそんな事を考えずにいられなかった私でございました。。。。。

 

 

 

 

 

 2016 SS ALEXIS MABILLE Haute Couture Collectionのリポートはこちらからどうぞ。 

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2017-01-24 23:59:59

CHAUMET 2016-17 AW HAUTE COUTURE !!!

テーマ:PARISの話。




 今日は1780年に創業し今年で237年の歴史を誇る、フランスの由緒正しきハイジュエラーCHAUMET(ショーメ)のリポートをお送りしましょうね。


 会場はお馴染みのヴァンドーム広場に面する、ショーメ本社の素晴らしいサロンでございますが、毎回テーマに合わせて素晴らしいインテリアに変貌するこちら、、、、この日はまるで森の中のような素晴らしい演出に。。。。しかも、こちらすべてペーパークラフトなのでございます!!!!

 フランスって紙を凄い大切にする文化なんです。他の都市がメールでのインビテーションになっているにも関わらず、未だに上質な紙に手描きのカリグラフで美しく名前が書かれた招待状が、ステイしているアパルトマンに届きます(もちろん、届かない事も多々。。。。)。特にラグジュアリーなブランドほどその傾向が強く、やはり王侯貴族からの舞踏会の招待状に由来しているのかもしれませんねぇぇ。。。

 そして、今回会場に登場したようなペーパークラフトも実に一般的で、街中のショーウィンドーでも美しい作品を頻繁に見かけます。歴史的建造物が多いPARISならではの、一時的なデコレーションの方法としてペーパークラフトは軽くて、設営も簡単なのでピッタリなのかもしれません。しかも、ここまでの芸術的な仕事が、伝統的な建築に見事にマッチしますねぇ〜。。。。



 この日の私のアウトフィットでございますが、re-seeをいくつか回るだけのスケジュールでしたので、ジャケットは止めてカジュアルな感じにしてみました。。。。ですが、こういう由緒正しい所に足を運ぶ度に、やっぱりちゃんとしてくれば良かったと内心反省してしました。。。。汗。。。。

 トップスのスウェットは我が社のHaute coutureでございまして、胸元から肩の部分にレースやメッシュ等の様々な透ける生地をパッチワークで使用し、涼しげに仕立てました。完全自分の身体に合わせていますので、大事な所はギリギリで見えない仕様になっています。wwww

 シューズは上海を拠点に活躍するKim Kiroicが手がけるブランド『KKtP』のアイテムで、世界中のキワキワのデザイナー達の作品を集める東京のセレクトショップWUTで一目惚れして購入。。。なんとか、このシューズをスタイリッシュにPARISで履く為に、クラッチバッグも同じようなメタリックな素材を探し自社で制作しました!!!!シューズと同じキルティングなんかもあしらっちゃいました!!!

 トップス、クラッチバッグ/我が社のHaute couture、パンツ/3,1 Phillip Lim、サングラス/MIKITAX
Bernhard Willhelm、シューズ/KKtP。




 さてさて、こんなふざけた格好でも寛大に迎えてくれる、懐の深いショーメのプレゼンテーションでございますが、今回、メゾンが長い歴史の中で幾度と無く取り上げて来たテーマで素晴らしい作品を発表しました。


 『La Nature de Chaumet』。。。。。『ショーメの自然』とでも申しましょうかぁ。。。。。つまり自然由来の木々や花々をモチーフにしたコレクション。。。。。今、思い出しながら記事を書いてますが、いやぁ〜ホントに素晴らしゅうございました!!!!


 このテーマはメゾン創業当時より、ずっと変わらぬモチーフでございまして、思えば太古の時代、ジュエリーを飾る前から人々は自然の中の美しい造形を見付けては手折り、髪等に飾るのが普通でした。神話の世界では全ての木々や花々に言い伝えがあり、ヨーロッパの文化の中ではそれは当然の事。作品の背景のストーリーまで見事に揃った美しいアートピースは、着ける人に希望やその人の願いまで叶えてしまうような魔力のようなものさえ感じさせます。


 もう。。。。。ほんと今回はテンコ盛り!!!!なので早速最初のチャプターから御紹介して行きましょうね。。。。まず、最初は『Le Laurier de Chaumet』というコレクションでござまして、ローリエ、つまり月桂樹の葉をモチーフにしたコレクションです。。。。。

 ギリシア神話におけるローリエは太陽の神アポロンの由来します。ある日アポロンはオリンポスの山でエロス(キューピット)で出会います。小さな弓矢で遊んでいるキューピットを見て、戦いの神でもあり、特に弓矢に関しては相当な自身を持つアポロンは無性にからかいたくなってしまいます。『これこれ、子供がそんな弓矢なんかで遊んじゃいけないよ!』なんて言葉を残し、アポロンはその場を去ってしまいます。

 からかった側はすぐに忘れてしまいますが、からかわれた側は執念深く覚えていると言う物。。。。家に帰ったエロスは二本の矢を取り出し、恋い焦がれる金の矢をアポロンに、どんなに愛を求められてもその愛を拒絶し続ける鉛の矢をダフネに向けて射てしまうのです。

 ダフネは河の神ペーメイオスの娘で、多くの求婚者がいる中、今だ恋に興味が無く純潔を守りたいと願う少女です。

 さぁ、ここからダフネを求め続けるアポロンと、その恋から逃れようとするダフネの恋の特急列車が出発していまします。何度も待ち伏せをし、自分の素晴らしさを浪々と語るアポロン、しかしながらすぐに逃げてしまうダフネ。最後の最後にはダフネはあまりにアポロンを拒む為に父であるペーネイオスに頼み、他の何かに姿を変えて欲しいと懇願します。

 アポロンが辿り着いた時、既にダフネの身体は固い樹皮でおおわれた月桂樹の木に変容していました。。。。アポロンはその木の下で3日3晩泣き崩れ、やがてその木の枝を手折ってくるりと輪を作り、今後、愛するダフネを忘れない為に自身が月桂樹の葉を冠として被り、様々な英雄、競技の勝者等にその冠を贈ろうと誓います。。。。

 マラソン競技の優勝者に月桂樹の冠が捧げられるのはこの神話を由来にしていて、勝利を司るおめでたさの裏に、決して実る事のない壮大な悲恋の物語が描かれているのです。。。。

 
 こちらの『Firmament apollinien ―アポロンの天空―』というコレクションは、ビルマ サファイアの深い碧と、ムーンストーンのオパールのような薄い青をベースにダイヤモンドで飾ったアイシーで軽やかなコレクションです。

 壮麗なネックレスにはクッションカットを施した、合計34カラット以上にもなる5つのサファイアをグラデーションで中央にあしらい、彫刻を施したムーンストーンとダイヤモンドの葉が飾られています。さらにビーズカットやカボションカットのサファイアを木の実に見立て、パヴェでダイヤモンドがあしらわれた優雅なリボンで束ねたという、何ともロマンティックなネックレスです。

 ネックレスの下の部分は取り外し可能で、向きを変えて着用出来るという素晴らしいアトラクション付きで、他にこの上なく壮麗なティアラとしても、少女のような可憐なヘアバントとしても楽しめるティアラや、向きを変えて着用出来るイヤリング等、卓越した技術を盛り込んだアイテムもございましたねぇ〜。。。

 

 

 こちらはカルセドニー、サファイア、スピネルがパープルの三重奏を奏でる『Frise divine―アポロンへの捧げもの―』というまた趣の違う素敵なコレクションです。

 

 まず圧巻のブレスレットは、片側はダイヤモンドだけで気品溢れるムードで仕上げ、反対側にはピンクの輝きを放つオーバルカットのパパラチア サファイア3個をメインに、マルチカラーのファンシーシェイプのサファイア、ラウンドカットのラベンダーカラーのサファイア等で華やかに飾った作品です。

 

 ホワイトゴールドで施した、裏側のベースの部分の彫刻の美しさもエアリアルで見事でございますねぇぇぇ〜。。。。

 

 左上のリングはなんとも珍しいグレーブルーのスペネルでございまして、18.23カラットの迫力ですねぇ。。。トロイディアカットのラベンダー スピネルや、マルチカラーのファンシーシェイプカットサファイア、ブリリアントカットのダイヤモンドまで周囲に鏤め、まるで太陽神アポロンを崇め奉るようで神秘的です。

 

 右下のリングはピンクの輝きが可憐なファンシーカットのサファイアをセンターに、マダガスカル産のオーバルカットのパパラチア サファイアやラベンダーサファイア等を、透け感のあるローリエの葉のレリーフの台座にセッティングしたフェニミニンな作品でございましたねぇ。。。




 『MétamorphosesdeDaphné―ダフネの化身―』というタイトルのこちらのコレクションは、月桂樹の木へと変容して行くダフネの姿をロマンティックに描いたコレクションでございます。

 嫋やかな指から伸びた繊細な枝の先の、今まさに葉を広げようとしている姿が流れるような葉の彫刻で表現され、アクセントとなっているピンクスピネルは風前の灯火とも化したダフネの人間としての心を表現しているようで、実に素晴らしいですねぇ。

 こちらのイヤリングはタジキスタン産のオーバルカット ピンクスピネルをメインに、ラウンドカットのピンクスピネルやブリリアントカットのダイヤモンドを飾り、着用すると広がるローリエの葉が、エンジェルの羽根のようにも見える可愛らしいデザインです。

 

 ローリエと言えば、日本ではせいぜいカレーに入れるくらいの感覚かもしれませんが、この樹木はヨーロッパではとても古い歴史があり、重要なモチーフでございますので、是非覚えておいて下さいませ。

 




 続いてのコレクションは『Le Blé(麦)』をテーマにしたチャプターでございます。

 乙女座の象徴でもあるギリシア神話のデーメーテール(ローマ神話ではケレース)が片手に抱える稲穂のモチーフは古来より繁栄や豊穣を意味し、パンを主食とするヨーロッパの人々に取ってはとても重要なモチーフです。(日本人のお米愛と同じくらいですねぇ。www)

 まずはホワイトゴールドの台座とダイヤモンドのクリアーな輝きのみであしらわれた『Offrandes d’été―夏の贈り物―』というコレクションから御紹介して行きましょう。夏の日差しの下、たわわに実を付けた麦。今まさに刈り取ったかのような生命力に溢れるピンと張った稲穂があしらわれておりまして、軽やかさとフレッシュな印象が魅力です。

 こちらのネックレスは、その刈り取った稲穂を二重にしたリボンでクルリと首に巻き付けたような可憐さが魅力のアイテムです。リボンからカスケードする大粒のペアシェイプのダイヤモンドは5.64カラットという迫力で、全体にあしらわれたブリリアントカットのダイヤモンドはまるで星の瞬きのように、首回りから顔全体をレフ版のように輝かせてくれます。



 ショーメと言えばティアラ、ティアラと言えばショーメと言っても過言ではないくらい、創業以来、数多くの王侯貴族の頭を飾るティアラを制作し続けて来たこのメゾンでございますが、麦の穂はナポレオンの王妃でもあった皇女ジョゼフィーヌやマリー・ルイーズ等の頭上にも輝いたモチーフで、豊かさと供に母性愛の象徴でもあります。

 先ほどのネックレスをティアラにしたようなこちらは、力強くも穂先を垂れる稲穂と、風に揺れる細い葉が実に繊細に表現され、このハイ・ジュエラーが最も得意とする、透け感のある軽やかな台座のデザインが見事でございます。。。緩やかに結んだノットの部分に飾られたペアシェイプのダイヤモンドは3.10カラットでございます。

 右下のアイテムはリングで、揺れるペアシェイプのダイヤモンドを手元で楽しむというなんともロマンティックなアイテムです。



 こちらの『Moissons sous le vent ―風そよぐ麦刈り―』というコレクションは、タイトル通り、風に自由に遊ぶ麦の葉の部分を官能的なイエローゴールドで飾った素敵なコレクションです。1980年代のヴィンテージスタイルをオマージュにしているそうで、何処と無くレトロなムードがトレンドのウエアともマッチしそうですね。

 こちらはブローチでございます。男子的にはブローチくらいしか自分のアウトフィットに取り入れる事が出来るアイテムってないので、実に寂しいですが(その前にお値段で無理ですねぇ〜〜トホホ)、個人的にもブローチ大好きなので、トレンドの流れからか少しずつまた最近登場しているので嬉しい事でございますね。

 マーキースカットやペアシェイプ、ブリリアントカットのダイヤモンドを巧みにセッティングし、麦の穂の粒の立体感まで見事に表現していましたねぇぇぇ。。。



 続いては樫の木をテーマにしたコレクションを御紹介しましょうね。

 樫の木は古代ギリシア神話の中でも最高神と言われるゼウスを象徴するモチーフでございまして、ゼウスの信託所の遺跡が残る、ギリシアのドドナには聖なる樫の木が茂り、また頻繁に雷が落ちる事からこの地がゼウス所以の聖地となったと言われています。

 また北欧神話の中には何故、クリスマスにもみの木を飾る事になったかのルーツとなる物語『トールのオーク』というお話もございますし、固く粘り気があり耐久性に優れた特質は古来より武器等にも使用され『アーサー王物語』の中にも登場し、現在でも家具等に頻繁に利用されているのは皆様ご存知の事と思います。

 古代ケルトの人々は複雑に折り重なるその根を結び目として表現し、運命、力、リーダーシップ、忍耐等の象徴として信仰していたそうですし、多くの国や地域で高く天へむかって巨木と成長するその姿は、天と地を繋ぐ神秘的な力を持つと信じられていますね。。。

 こちらは『
Racines célestes―天空に広がる樫の根 ―』というコレクションになりまして、官能的なバイオレットとクリアーのコントラストが織りなす、実に美しいネックレスでございます。

 ローズカラーのパール、バイオレット サファイア、モーブとピンクのスピネル、にダイヤモンドという何ともドラマティックなカラーリングでございまして、左右のモチーフの部分で取り外すと二つのショートネックレスになるという嬉しい仕掛けも付いて来ます。

 この画像の前の部分に垂れ下がっているパールを複雑にあしらった部分は、まるで楔帷子のような複雑な作りになっていて、クロシェ編みでもしたかのような繊細な仕上がりで感動しましたねぇ〜。。。。




 『Feuillage eternal―永遠の木の葉―』というこちらのコレクションは樫の木の葉を造形としてよりダイレクトに捉え、ダイヤモンドだけで飾った気品溢れるコレクションです。

 ご覧下さいませ。。。。。。こちらのジュエリーウォッチ。。。。素晴らし過ぎます!!!!!折り重なる葉の一枚の中に、スイス製のクオーツムーブメントのウォッチをこっそり忍ばせ、蓋を閉めるとなんともエレガントなブレスレットへと姿を変えます。

 やはりゼウスにゆかりのこのモチーフにはノーブルさや絶対的なパワーを感じましたね。フェミニンなモチーフが多かった今回の作品の中で、一際知的さやマニッシュなムードも漂い素晴らしかったですねぇ。。。



 さて、最後のチャプターは『百合』でございますよぉぉぉぉ===!!!!聖母マリアの花として、またフランス国王のエンブレムとしてもお馴染みの百合は純潔を象徴する花でございます。

 ギリシア神話の中には百合にまつわるこんなお話がございます。絶世の美女と評判の高かった人間の王妃アルクメーネは、叔父であるアムピトリュオーンから求婚された際に先の戦いで戦死した兄弟たちの仇を取って来る条件を出します。

 かねてよりアルクメーネに好意を抱いていたゼウスは、アムピトリュオーンが仇の首を求めて放浪した長い旅から帰る前夜に、アムピトリュオーンの姿を変えてアルクメーネと一夜を供にします。その際、太陽神ヘリオスに命じて3日間日が昇らないようにし、長い夜を楽しんだそうです。

 そこで身ごもったのが後にギリシアの英雄となるヘーラクレースです。ゼウスはこの子がアルクメーネのお腹にいる頃から気にかけ、『後に全アルゴスの英雄にまでなる』と宣言していました。

 生まれて来たヘーラクレースは半分神で半分人間。。。より、彼に強い生命力を与える為に、ゼウスの正妻であるヘラの乳を飲ませようとします。が、嫉妬の女神とも言われるヘラがゼウスが他の女と作った子、しかも人間との子に自ら乳を与える訳がないと、ゼウスはヘラに眠り薬を飲ませその間に乳を飲ませようと試みます。

 赤ん坊のヘラークレースを眠っているヘラの胸元に連れて行くと、無心でしがみつき貪るように乳を飲み出します。ヘラはあまりの強さに飛び起き、その反動で飛び散った乳の天に昇ったものが天の川(ミルキーウェイ)に、地上に降ったものが百合の花になった言われています。。。。

 
 そんな神話を持つ百合でございますが、このコレクションはフランスメゾンならではの美意識が存分に伺えるコレクションでございます。最初にご紹介する『Passion incarnate―緋色の情熱―』は日本人の多くが抱く『百合=白』というイメージを覆すような、こんなにも鮮やかなまるでオニユリをイメージしたかのようなドラマティックなアイテムが並びます。

 私もどちらかと言うとオニユリ系が好きで、ブラックビューティーやタンゴのグロテスクな容姿の種類やオリエンタルリリーのほうが好き。。。反り返る花びらと斑点が堪りません!!!!

 こちらはティアラでございますが、二本の花とつぼみが一つ、その間にこれからつぼみになって行く若い芽が軽やかにセッティングされています。花に大胆にセッティングされているのはタンザニア産のペアシェイプのレッドスピネルを中心に、つぼみにはマーキースカットのロードライトガーネット、グリーントルマリンやダイヤモンドが華々しくその周囲を飾ります。

 こちら、大きな花のモチーフだけを取り外し、スピネルビーズのネックレスに取り付けて楽しむ事も出来ますよ。



 こちらの『Étoiles boréales―北極の星空―』というタイトルのコレクションは、温かなリゾート地にはぴったりな感じの、涼しげなカボションカットのブラックオパールの輝きが強い存在感を放つ作品です。

 ホワイトとイエローのゴールドを台座に用い、オーストラリア産のオーバルカットのブラックオパールを3枚の花びらのセンターに配置し、ラウンドカットのパライバトルマリン、イエローやバイオレットのサファイアはダイヤモンドと戯れながら美しいグラデーションを描きます。

 この存在感のあるデザインのすばらしさ。。。。しかも、清楚で可憐な百合を北極の星空の冷たく澄み渡るクールさと結びつけ、ヘラの持つ絶対的な冷酷さも感じさせる、気品と孤高さを讃えるすばらしい作品。。。。。こういう独創的な解釈って、やはり歴史と伝統あるショーメならでございますねぇぇぇ。。。





 はい、、、もう、こういう花や草木の話、しかも神話とか絡んで来ると書きたい事が山ほどあり、マジで困ってしまいますねぇ。。。


 自然主義というショーメが創業以来大切にして来たテーマに、2017年の今に通用する現代的な表現。。。。。そのベースには200年以上の歴史に裏付けされた、決して譲れない確固とした美意識が漂う今回のコレクションでございましたね。。。。

 今回のコレクションではショーメが1885年から1938年まで、ジュエリー制作の裏側で制作し続けて来た、門外不出の特別な標本から様々なインスピレーションが抽出されています。この標本は実際のジュエリーの写真と供に、モチーフとなった草花を植物学的な見解で実に見事に描いたスケッチのセットによるもので、100年以上も前の時代に職人達が何を美しいと感じ、ジュエリーとして表現しようという情熱のようなものまで漂って来る貴重な資料です。

 
 プレゼンテーションの会場にも、ミュージアムピースレベルの貴重な過去のアーカイウスのティアラが幾つか飾られていましたが、ここで生まれた個人の感動や毎日生まれるクリエイションの息吹まで、次の世代にきちんとバトンを渡していく丁寧な時間の送り方まて感じられ、だからこそレベルの高いハイジェエリーの世界において、未だに『グラン サンク』の一つとしてその名を輝かせている所以が解るような気がしましたね。


 激変する現代、しかも決して良い方向には向かっていない今の時代に、もう一度、人類の祖先が高度な科学技術も無かった時代に、自然の花や草木に美しさを見出し、そこに神話を生み出し、崇め奉っていた純粋な気持に戻ってみる。。。。そんな事を感じさせてくれた、実に贅沢な時間のショーメの2016-17 AW HAUTE COUTURE COLLECTIONでございました!!!!!



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2017-01-16 23:59:59

ATELIER VERSACE 2016-17 AW !!!

テーマ:PARISの話。


 

 はい。すっかり明けておりますねぇ。。。2017年も。。。。。1月もとっくに半分過ぎてしまい、すっかりお雑煮の味も忘れてしまった今日この頃。。。。皆様、健やかにお過しですかぁ????
 
 
 私の新年は低空飛行でスタートしておりまして、なんとか1月中は社会にバレないように、ひっそり過ごそうかと考えておりましたが、、、まぁ、そうも行きませんねぇ。。。。なんだかバタバタとして参りましたね。。。。
 
 
 ちなみの新年の占いをチェックした所、2017年の双子座は新しい価値観を取り入れたり、意欲的に生活を送るのがオススメだそうですねぇ。。。まぁ、いつも通りですねぇ。。。あと、イメージチェンジも良いとか。。。。これ以上、何処へどんな具合にイメージチェンジをすれば良いのかしら????私の大嫌いなコンサバな方へでしょうかぁ。。。。だったら、舌を噛んで死にます!!!!!



 さて、今日から去年の7月に行われた2016-17 AW PARIS HAUTE COUTURE COLLECTIONのリポートを始めたいと思います。私がPARISへ足しげく通う一番の理由のHaute coutue。。。。。今回もまた素晴らしい作品に出会って参りましたので、前のめりでお送りしますよぉぉぉぉ。。。。

 って事で、恒例のTOP PAGEをチェンジしてみました!今回は前回のクリスマスの時の惨事を踏まえ、原画に着彩してみましたが、やはりデジタルで取り込むと全然違う色になってしまいます。。。。泣


 私のInstagramでは随時今回のTOP PAGEに使用した原画をUPして行きたいと思いますので、合わせて色の違い等をチェックして頂けると幸いでございます。 
 

 
 まず、オープニングはお約束のATELIER VERSACE(アトリエ ヴェルサーチ)です!!!!恒例のエントランスのすぐ側にセッティングされたこのブランドのエンブレムの前でパシャリ!!!でございます。
 
 今回のコレクションは、この日着用しているピエール アルディのシューズをはじめとするレッドXブルーXイエロー等、12色の色鉛筆のようなパッキリしたヴィヴィッドカラーのコーディネイトで参戦しました。ファッションの総本山PARIS Haute coutureでございますが、今勢いのあるコンテンポラリーでプレイフルなスタイルを取り入れて、私流のコーディネイトにしてましたよ〜。。
 
 ジャケットは我が社のHaute couture。シルクやコットン、メッシュ等を用いパッチワークで仕立てています。インナーのタンクトップも同じくメッシュやニットで仕立てていまして、もちろん胸元は攻めてます!!!!クラッチもお手製で、クロコダイルとオーストリッチのミックスという、フェイクならではの強烈なテクスチャーに一目惚れして生地を購入し、制作しました。
 
 ジャケット、タンクトップ、クラッチ/自社のHaute couture、パンツ/FIFTH AVENUE SHOE REPAIR、シューズ/PIERRE HARDY、サングラス/3.1 Phillip Lim
 
 
 
 今回のコレクションに関してDonatella Versace(ドナテラ・ヴェルサーチ)はこんな言葉をプレスリリースに記しています。
 
 『現代女性のエレガンス、洗練、ドラマティックなところが気に入っています 。このコレクションは女性の持つパワーや佇まいを表現しています。』
 
 
 このところスポーツ等のフューチャリスティックな方へ向いていたアトリエ ヴェルサーチのコレクションでしたが、今回のコレクションではもう一度Haute coutureの原点でもある、女性らしさやエレガンス、そしてそこから生まれるピュアなムードが表現されました。
 
 手仕事でしか生み出す事の出来ない端正なドレープや繊細なプリーツ、絶妙に華麗なボリュームは、最高の熟練したアトリエスタッフによるまさに腕の見せ所で、特殊な素材や技術に頼らない圧倒的な手仕事の説得力を感じさせます。
 
 ある種の原点回帰と行っても、そこはアトリエ ヴェルサーチがやる事でございますので、この上なくグラマラスでセクシーなのは当然。mm単位で女性の身体を知り尽くしたこのブランドらしい挑発的な美の実験が繰り返し登場します。
 


 お久しぶりのステージングを見せてくれた、現在は歌手としても活躍するブルネットのスーパーモデル、Karen Elson(カレン・エルソン)が纏うファーストルックから御紹介して行きましょうね。
 
 オーバーシルエット気味のコートを片方の肩を露にし、ウエストでキュッとベルトをしめたようなコートのコーディネイトでございます。表地のヌードはカシミア、ライナーのマスカットはデュッシェス サテンを使用し異素材ミックスを楽しんでいます。
 
 インナーからチラ見えするのはバーガンディーのサテンで仕立てられたランジェリーのようなドレスで、コートの露なフロントに合わせてアシメントリーなカッティングが見事です。
 
 スリップドレスの上にコートを羽織るというデイリーなスタイルを、気崩す事でまるでドレスのように華やかに仕上げているのが素晴らしく、一見すると必然的にも見えるドレープは実に緻密に作り上げられた物で、実際のコートをこのように着ても絶対に生まれない独創的なシルエットです。
 
 お馴染みのアイテムや要素を用いながらも、ここまで独自の世界観を生み出す感覚。。。。さらに、新しいステージへと目を向けているアトリエ ヴェルサーチの勢いいのような物を感じさせてくれたファーストルックでございましたねぇ。。。
 

 

 今回、メインのファブリックとして繰り返し用いられるのがデュッシェス サテンでございます。強い打ち込みで、厚みと張りのあるこの繻子織りを『duchess=公爵夫人』と呼ぶのですが、さすがの学研少年の私の、類い稀なグーグルテクニックを使ってもその由来が不明でございました。。。。誰か教えて下さいませ。。。。でも、名前だけでアガります!!!!

 

 今回登場したパンツスタイルも実にフェニンでエレガントです。こちらのようにドレスのように複雑に仕上げたビスチェとコーディネイトしたり、1枚でも着れそうなミニドレスと合わせたりと、新しいテーラリングの実験を提案しています。

 

 ネックからブラカップへと続く縦のドレープとボディーを包み込むような横のドレープ、まるで生地をボディーに巻き付けただけのような、危うげなムードを永遠のフォルムとして構築するもの凄い技術力を感じさせてくれますねぇ〜。。。

 

 今季のコレクションの中で印象的だったのは、Haute coutureの世界ではファーやオペラガウンのように、フォーマルな形で表現される事が多いコートの新しいアプローチです。

 ファーストルックでカレン・エルソンが着ていたルックのように、ラップコートやトレンチ等のお馴染みのアイテムが、フレンドリーさはそのままにハイブリッドにアップデートされていたのが実にユニークでしたね。

 コートはカシミアを表地に使用し、ボンディッド、あるいはダブルフェイス仕立て、ライナーにアクセントとなるデュッシェス サテンを使用しリッチ感をプラスしています。


 こちらのルックのようにスリーブにインナーのドレスとリンクするような刺繍を施し、ハードなコートと繊細なスリップドレスのアンサンブルというスタイリングのアプローチも興味深かったですねぇ。。。



 今季のカラーパレットは、ヌードベージュにライラック、モーブにアクアブルー等、アイシーで軽やかなパステルカラーをベースに、ブラックとレッドの強い色で全体にコントラストを付けていましたね。

 こちらはレッドをベースにしたドレスでございますが、パネルで美しいボディーラインを描いた膝下丈のドレスの上に、デュッシェス サテンのドレープが、そよ風のようにたなびく姿をフィックスした美しい作品です。

 ボディーを流れるドレープは後ろ見頃でトレーンとなり、ライナーは対照的なアイシーなブルーを用い、動きにより瞬時に生まれ消えて行くフォルムまでをも楽しむ、アートのような作品でございましたねぇぇぇ。。。



 ミニマムなミニドレスも秀作揃いでございましたね。グラマラスなロングドレスと対比をなすように、さりげなくスポーティーなムードも感じられて素敵でしたね。

 今季の特徴でもあるプリーツやドレープは最小限に抑えられ、少ない面積ながらインパクトのあるデザインやディテールがドレスの表面を飾ります。

 こちらは表地がライラック、裏側がヌードのリバーシブルのファブリックを使用し、襟元や裾のドレープが動きによって見え隠れするデザインで、ジオメトリックな縦方向のスパコール刺繍が輝きをプラスし、チュールでカットアウトされた胸元のディテールもセクシーでございました。



 50年代のHaute cotuure全盛期のスタイルを彷彿させる作品も登場した今回のアトリエ ヴェルサーチのコレクションですが、シルク サテンのドレープを使い、この上なくボディーの美しさを表現するスタイルは、一歩間違うと古くさくて時代錯誤に仕上がってしまいがちなのですが、今回刺繍のテクニックに一味違う配慮が伺えます。

 刺繍に用いられているモチーフは全て実に抽象的でフューチャリスティックでございまして、ドレープの内側やプリーツの裏側にあしらう事で個性的なアティチュードを生み出しています。こちらのブラックのドレスにブルーのグラデーションで表現された刺繍は、かなり大きめのフラットなスパンコールと同じ大きさにカットした生地のパーツがミックスされてあしらわれています。

 スパンクコールのギラッとした光沢が生地のマットさで緩和され、今までに見た事ないような独特の存在感を放っていて、実に素晴らしかったですねぇ〜。。。。

 ボディーの右側のウエストから垂れるラッフルの内側や、トレーンのライナーのホワイトの部分にも、わざわざホワイトのモチーフを刺繍していて、、、、、、ほんと、うっとりしてしまいましたねぇ。。。。。



 ライラックとヌードのカラーリングが美しいこちらのドレスにも、先ほど御紹介した大きめのスパンコールと丸くカットした生地のパーツが刺繍してありますよぉぉぉ。。。

 ドラゴンの鱗のようにビッシリと施されたエンブロイダリーは、クリアーなスパンコールとライラックのファブリックのパーツで大きな流線形の流れを作り、部分的に細かいスパンコールやスワロフスキーで埋め尽くします。

 立体的に施されたパーツは只の真円だけでなくオーバルのシェイプのものも取り入れ、グラデーションになるように配置され、ローウエストに巻いたドレープの下はヌードのトランスペアレントのスカートの上にも刺繍を施し、グラデーションになるようにライラックのパーツを雨の雫のように見事にあしらっています!!!!

 歩くと深いスリットから生足が露になり、ドレープから流れるサテンのトレーンが極楽鳥のように美しいシルエットを描いていましたね。。。 



 コレクション後半にはさらに難易度の高いテクニックが登場します。生地を細いテープ状にカットし、そのパーツを一つ一つ手仕事で縫い付ける事で複雑な模様を描き出す、目を見張るような作品達です。

 こちらのエアリーなブルーのグラデーションのミニドレスは、ベースにルレックスの糸やビューグル ビーズを繊細に刺繍し、その上に渦のようにカットしたシフォンを縫い付けています。

 ブルーのグラデーションの中にヌードも織り交ぜ、妖精のような、なんとも幻想的な作品でございましたねぇ〜。。。。



 今回のラストルックがこちらの作品でございまして、同じようにカットしたテープを用いて、ボディーにピッタリと貼り付く美しいフォルムを描いていました。

 プリーツの裏側や間から見えるブラックの部分は極小のビーズをビッシリと敷き詰め、立体的に浮かせて縫い付けたり、重ねているように見せてプリーツだったり、ウエストからバックにはクリノリンまで施して、張り出すようなクラシカルなディテールを作ったりと、ため息がでるように手の込んだ作品でございましたねぇ。。。

 

 今回登場したシューズにもHaute couture由来の生地扱いを感じましたね。ヒールやブーティーのフロントには、緩く結んだふっくらとしたボウモチーフが用いられ、敢えて床に垂れるような大振りなサイズが、スタイリングをよりモダンに昇華していましたね。

 


 
 re-seeで一緒に発表された今回のファイン ジュエリーの中で、個人的にも気になったのがこちらの作品達でございまして、動く彫刻、モビールの発明で有名なアメリカの芸術家、Alexander Calder(アレンクサンダー・カルダー)のアートワークのような様々なブローチでございます。

 80'Sのムードも感じさせる幾何学的なモチーフのアイテムは、メタルのクールな輝きとダイヤモンドやオニキスといったモノトーンのストーンであしらわれ、コレクションではカシミアのコートの胸元に輝きを添えていましたね。。。

 

 はい。丁度私が会場に入った直後、今回一番のセレブリティ、Naomi Campbell(ナオミ・キャンベル)が降臨されました!!!前回のスポーツをテーマにしたクチュールコレクションのアイテムを見事に着こなして、パパラッチのフラッシュに笑顔で応えていらっしゃいました!!!!

 

 ちなみに先に御紹介したラストルックのフリンジのドレスは、先日開催された本年度のゴールデングローブ賞でプレゼンターとして参加した彼女が颯爽と着こなしていましたよねぇぇぇ。

 

 

 ほんと、20代の学生の頃は大ファンで、彼女が出てるVOGUEを二冊買いして、一日中眺めていましたが、今、こんな近い距離に居る自分が、なんだかとっても不思議で、夢のような一瞬でしたねぇ。。。

 

 

 

  

 

 デュッシェス サテンが生み出すドレープやプリーツ、トレーンを引いたり、風を孕んで膨らむという、伝統的なHaute coutureのテクニックを用いながらも、フューチャリスティックでハイブリッドなエンブロイダリーや、極限まで女性のボディーラインの美しさを強調したシルエット、軽やかなアティチュードやコンテンポラリーなスタイングで、現代の強くしなやかなアトリエ ヴェルサーチ ウーマンの姿が遺憾なく発揮された今回。。。。

 

 

 

 はい、個人的にもここ数年の中で、かな〜り大好物でございました!!!!

 

 

 

 

 さて、そんなアトリエ ヴェルサーチでございますが、毎回、このコレクションが行われる初日の昼に、バカンスからPARISへ戻るというスケジュールだった私にはビックリな情報が発表されました。

 

 今後、アトリエ ヴェルサーチはPARIS HAUTE COUTUREに参加せず、ショー形式ではコレクションを発表しない。。。。。つまり、実質的にはこのコレクションがショー形式では最後という事です。

 

 今後はプレゼンテーションという形や、世界のキーとなる都市で、より顧客に近い形式でのカプセル・コレクションやイベント等という新しい形体に変化していくようです。

 

 

 PARIS HAUTE COUTUREにおいては比較的後発隊で、イタリアブランドとしてイタリアのクリエイションの素晴らしさをアピールしてして来たこのブランドでございますが、既に世界中のレッドカーペットでこぞってセレブリティー達が着用し、インターネットが普及した現代に置いて、PARISでショーを行うという事自体にそれほどの意味が無いという判断なのかもしれませんねぇ。。。

 

 

 思えば私がPARIS HAUTE COUTUREに参戦し出したのが2011年の冬、2011 SS COLLECTIONからで、最初にこのブランドのコレクションを見たのが、2012年の夏、2012-13 AWからでした。その後数年間改装となる為に休館するヴァンドーム広場のホテル リッツの、かつてジャンニ・ヴェルサーチが生きていた頃にいつもコレクションを行っていた地下のプールで行われたコレクションは、長年の片思いの人に合えたような、強烈な興奮を抱いたのを今でも鮮明に覚えています。。。。

 

 

 ファッション全体が大きく姿を変えようとしている昨今、いち早くHAUTE COUTUREにおいてもその形体を変えて行こうという前向きな姿勢なのでしょうが、なんだか少し寂しい気もしますねぇ。。。。

 

 

 キリリと顎が上がった美しいモデル達がこの上なくグラマラスに、自身の内側に存在する全ての女性的な要素を、惜しげも無く見せつけてくれるアトリエ ヴェルサーチのランウェイ。。。。。勇気ある決断に敬意を払いながら、今後の新しい発展に期待したいと思います。。。。。。。。

 

 

 

 

 ATELIER VERSACE 2016 SS PARIS Haute Couture COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
 
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2017-01-01 00:53:29

謹賀新年 2017 !!!

テーマ:ご挨拶

 

 

 明けまして めでとうございます。

 

 

 まずは新年に合わせTOPページを変更させて頂きました!今年はあえての総唐草のセットアップで着物を仕立ててみました。羽織と着物で唐草の大きさを変え、半襟や帯、足袋は反転させた白地に緑の唐草にしてみましたよ。足袋や下駄の鼻緒も今回制作してみまして、半襟の部分は白地の部分にパールやスパンコールを刺繍し、羽織紐もパールにしております!!!!

 

 

 正倉院に伝わる日本最古の琵琶にも描かれている、伝統ある唐草でございますが、またある意味で泥棒と言えばこの文様。。。。

 

 2017年は貴方はのハーツを盗んじゃうぞ!って感じで。。。。。はい、嘘です!初笑いにしてはタチが悪過ぎますねぇ。。。。wwww

 

 

 

 

 さて、新年でございますねー。。。。

 

 

 と言ってもフリーランスの私としては完全なオフも無い状況ですので、いつも通り何か特別なムードではなく、実家に帰省する事でなんとか新年の気分を味わおうという次第でございます。はい、他人任せな感じです。。。心の中には新年のフレッシュ感は全くございません。。。。wwww

 

 

 振り返ると2016年実に激動の時代でした。未だに世界中ではテロや戦争が続き、様々な大きな自然災害、日本が依存するアメリカの大統領にはありえない人物が選ばれ、冗談としか思えないファッション センスの防衛大臣を始めとする日本の政治家達は、相変わらす稚拙な言動で世界中に恥を晒しています。

 

 様々な激動や変化は私達個人にも降り掛かっています。個人レベルで現状のままではいけないというという問題意識とを突きつけられ、まさに試されてる時。。。。。これまでの価値観や常識はガラガラと音を立てて崩壊していくのを肌で感じる今日この頃です。

 

 

 フッションの世界も同様に大荒れでございまして、ディヴィッド・ボウイやジョージ・マイケル等、偉大なるファッション・アイコンを失った年でもありました。また今やファッションを語る上で必要不可欠となったSNSの影響のせいか、ファッションはデジタルの画面上で一番効果を発揮するように、気をてらったものやアイキャッチーなものへ向かう方向がエスカレートし、ファッションの本質でもある『着る事』という最も重要な事からどんどん遠ざかっているように感じられます。

 

 また、鳴り物入りでデザイナー交代したビッグ ブランドも、ディレクターの技量やコミュニケーション不足からか不発に感じられたり、企業形体を縮小するブランドや日本から撤退するメーカー等も数多くありましたね。

 

 

 

 真実も嘘も全てあからさまに露呈する時。。。

 

 

 

 何が真実で自分に何が必要かを見極めなければイケナイ時に、垂れ流される情報の中で何が重要かを判断するのは個人の問題です。そんな究極の自己責任の時代に、夢を追い続けながら生き抜いて行く事は容易ではありません。。。振り落とされたり、諦めてしまう方が簡単なのかもしれませんね。。。

 

 

 

 さて、さて、さて、散々ネガティブな事を新年早々宣いまししたが。。。。私個人としては、いよいよなんだかいよいよ面白くなって来たかなという気がしています。実は結構ポジティブです。

 

 文化や常識が下克上になって来たこんな時に、自分が長い間抱いて来た価値観や美意識が真実のものかどうかを試すチャンスのような気がします。。。。なんですが、そもそも、私の抱いて来た物が本物じゃなかった場合、人生全否定って事になりますけどね。。。恐っ!

 

 

 ファッションに関わる仕事を長年続けて来ましたが、私自身としてはもう一度クリエイティブにコンシャスして行こうかなと思っています。元々ファッション スクールを卒業して自分の手で作品をクリエイトしてましたが、ここ10年くらいはスタイリングやライターまがいの仕事、講師等が多く、クリエイションから少し距離を置いていたように感じていました。どんな時代も手から生まれた作品は圧倒的な説得力があります。そういう事をきちんとやってみたいなという気持を強く抱いていました。

 

 

 なんて、言ってますが、もしかしたらまだまだ時間がかかるかもしれません。。。詳しい事は随時こちらで御報告して行きますので、その際は是非応援して頂けると嬉しく思います。

 

 

 ほら、段々おっさんになって来ると刺繍とか細かい作業が大変になって来るじゃないですかー、んで今やっとかないとこの後もっと大変になりそうな気がしておりましてねぇ〜。。。生み出す喜びやワクワクする気持を知っている人間の一人として、黙って俯瞰で見ているだけではなく行動しないとね。。。そんな事を新しい年のスタートに感じています。

 

 

 

 まぁ、取りあえずお正月でございますから。日本人に取って一番大切じゃないですか???。浮き世の事はしばし忘れ、気楽におとそやおせちで楽しく過して、日本文化に触れる事にしましょう。今年はカレンダー上4日から社会復帰せねばならない方々も多い事でしょうから、皆様それぞれに、短くも素敵なホリデーシーズンをお過ごし頂きたいと思います。

 

 

 

 

 そして、新しい2007年のという年、生きていると様々な事も起こるでしょうが、是非自分らしい一年を、納得出来る一年を過して頂ければと思います。

 

 惰性ではなく自分自身をしっかり見つめ、人と比べる訳ではなく、だからと言って言い訳ではなく、きちんと高い意識を持ってお過ごし頂けたらと思います。

 

 

 

 

 あたらしい年が皆様にとって素晴らしい年である事をお祈りしています。。。。。

 

 

 

 

 2017年1月1日 元旦      ダイコ★

 

 

 

 

 


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2016-12-27 23:59:59

CA4LA 2016-17 AW !!!

テーマ:東京のお話。

 

 

 

 はい、メリー クリスマスでございましたねぇ〜。。。皆様いかがお過ごしでしたか???

 

 家族でしっぽり過された方、華やかなパーティーやラグジュアリーなレストランで素敵な時間を過ごされた方、SNSでのリア充の為に気合いを入れて手料理を作った皆さん。。。。それぞれに思い出に残る夜を過されたかと思います。

 

 毎年恒例の私の手描きのクリスマスカードは、今年はベタにエンジェル君達をツリーのオーナメントにしてみました。このカード、仕事上パソコンでやり取りする事が多いので、ベースの線画だけは絵筆で描いて、その後PCで色を付けたのですが、、、、、死ぬ程時間かかりました。。。。来年からは良く考えて行動します。。。。。。。。汗。。。。

 

 

 

 んで、クリスマスですが、私はと言いますと。。。。。。至って普通の日々でしたね。ちょっと今年は忘年会が連日でかなり怒濤でしたので、少し内蔵に休暇を与えようと、、、、、おでん食ってました。。。。雑にし過ぎ????wwww

 

 

 

 

 さて、さて、今日は東京を代表するハットブランド、CA4LA(カシラ)の2016-17 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。

 

 毎々楽しみになこちらのプレゼンテーションでございますが、今回もデイリーユースのウエアラブルなアイテムから、キレッキレのHaute coutureピース、楽しいコラボアイテムまで幅広〜く取り揃えていましたよぉぉぉ!!!!

 

 

 まずはいつも楽しみにしているHaute coutureの1点物から御紹介して行きましょうね。こちらのなんだか既にお正月気分満載のおめでたい感じのマウンテン ハット、、、、鮮やかなゴールドが何とも美しいでしょ???こちら、何のマテリアルだと思いますか?????実はこちら金、金箔なのでございます!!!!

 

 金箔を施したのは1905年(明治38年)から創業する『歴清社』。100年以上の歴史を誇る金、銀箔を扱う日本の企業でございまして、元々刀を作る仕事をしていた先代が、時代が江戸から明治に移り廃刀令が発令され、新たな仕事として金屏風や丁度品に用いられている金箔に注目します。

 

 京都が本場の金箔に対して広島の後発会社として、様々な柔軟なアイディアとチャレンジを繰り返し、不変しない真鍮箔の開発やインテリアとしての金箔の可能性等を追求し、現在は世界的にシェアを広げGUCCIやCHANEL等世界有数のラグジュアリーブランドとも取引している素晴らしい企業です。

 

 『水と空気以外全ての物に箔押し出来る』と自負する高い技術により完成したのがこちらの本金箔のハット。。。。これは、、、、、素晴らしい。。。。。!!!!

 

 こちらは恐くてお値段聞けませんでしたが、カシラではもう少しカジュアルに楽しめる銀箔の施されたハットなんかも登場しています。ブラックベースに丁寧な手仕事で施された銀箔が、夜空を流れる天の川のように美しい作品でしたよ。

 

 現在も原爆で被爆した煙突のある工場で制作に取り組む暦清社のサイトへはこちらからどうぞ。

 

 

 今回のカシラのコレクションですが、全体を通して『Changes』といキーワードを元に作品をクリエイトしています。

 

 東京で一番のファッションタウンの原宿。そこにアトリエを構え、日々めまぐるしく変化して行くファッションの流れを敏感に肌で感じるこのブランドのデザイナー達は、ここ数年のファッションの流れに関して特別な意識を感じています。

 

 ここ数年、ファッションのメインステージはラグジュアリーからファストファッションへ、デコラティブなスタイルはノームコアへと変化し、変わった物を着る事で人から非難される不安や心配からか、はたまたファッションに頭を使う事に疲れたせいか、誰もがトレーナーにガウチョパンツにスニーカー、またスタイルがバレないオーバーシルエットのコート等この上なく退屈な状況になっています。

 

 カシラはつまらない時代に風穴を開けたいと、デザインや個性をもっと楽しむようなワクワクするような作品制作にギアをチェンジしました。日本で一番成功している帽子ブランドだからこそ、ビジネスが大きくなるに連れて守りに入ってしまわないように自らの姿勢に喝を入れ、自由なクリエイションを追求する原点回帰を計ろうとこのテーマを掲げました。

 

 流石ですね。。。。。こういう所がこのブランドの大好きな所なんですよぉぉぉぉ!!!!!

 

 

 

 んで、いきなり、これ、、、、、やりますねぇ〜wwww

 

 ご覧の通りの生花で出来てたハットです。独特のドラマティックな世界観とストーリー性のある作品が人気の『EDENWORKS』の篠崎 恵美さんとのコラボによる、その名も『EDENWORKS X CA4LA FLOWER HAT』という作品です。

 

 篠崎さんは一般的な花の業務の他に、ブティックのインテリアや大規模な百貨店のディスプレイ、ファッション誌やANA SUI(アナ スイ)をはじめとするブランドの広告、数多くのアーティストとのコラボやイベント等、花というツールを使って美しい世界観を表現する、今をトキメクフラワーアーティストの一人です。

 

 実は2016 SSにカシラの広告のメインビジュアルを手がけ、この作品はその時の再現だそうです。展示会の開催された数日間、毎日、お花のお手入れに足を運ばれたそうで、どんな染料よりも発色が良く、どんな素材よりも繊細で軽やかなフレッシュなマテリアルによる作品が、この時の会場にまさに『花』を添えていましたよぉぉぉ。。。。

 

 数多くのアーカイブスの見る事が出来る、篠崎恵美さんの『EDENWORKS』のサイトへはこちらからどうぞ。

 

 

 こちらはカシラのアトリエスタッフによる作品でございまして、『UROKO』という作品でございます。

 

 クラシカルな中折れ帽に、グロッシーな光沢のある銀鶏鳥の黒バチ羽根を、魚の鱗のように見立てビッシリと敷き詰めた作品で、ブリムにも鶏ネック羽根を敷き詰め、かなり大きな動きのあるデコレーションは、羽根軸でシャープに表現されています。。。

 

 私、基本的にこの緑がかった銀鶏鳥のフェザーが大好物で、いとも簡単にデカダンスになれるので堪りませんねぇ〜。。。。この羽根は銀鶏のオスの胸元の一部と背中に生える羽根でして、長い尾羽は日本では古来より弓矢の矢等に使われて来ました。

 

 こういうメンズも楽しめるフェザーのハットは中々ございません。。。。見付けた時に買っておくのをオススメしますよぉぉぉ。。。。wwww

 

 ってか、こちら一点物でしたねぇ。。。。

 

 

 こちらのおもちゃ箱をひっくり返したような作品は、あのアーティスト/アートディレクターの増田セバスチャン氏が手がけるブランド『Sebastian Masuda ART』とのコアボレーションによる作品でございます。

 

 カシラのアトリエで制作したシルクハットをベースにセバスチャン ワールド大爆発

でございまして、カラフルなリボンやビーズ、様々な個性的なパーツやモチーフ等一体何種類使われているの?ってくらい大量に、ビッシリとデコってあります。

 

 まさにきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を頭に被る感覚の作品でございました〜!!!!

 

 

 はい、ここからはデイリーユースのアイテムでございまして、残っていれば御購入出来るかも!って感じのアイテムになります。

 

 『LAFA』というこちらのハットは、ハイバック形の中折れ帽を前後逆に被ったようなフォルムでございまして、被り方を変化させる事でマスキュリンなムードはフェミニンに変わり、往年のハイウッド女優達が銀幕の中で纏っているエレガントなクロシェのようにでもありますね。。。

 

 ボディーはポーランド製のウールフエルトを使用し、ボディと同じカラーのシルクリボンを飾る事でスペシャルなムードに仕上げていましたね。

 

 

 『CABARET-キャバレー-』というタイトルのこちらのキャスケットは、タイトル通り、昭和のキャバレーのバニーガールやコーラスガールをイメージしてデザインされたアイテムです。

 

 愛の水中花ですよぉぉぉ。。。。。私の大好きな。。。。。知らない人は勝手にグーグルして下さいませ。。。。

 

 ボディの部分はフエルトを使用し、インパクトのあるメタリックな耳の部分は、細かい角度までデザイナーが拘り抜いたらしく、一つ一つ手作業で仕上げてあります。

 

 こういうインパクトの強いアイテムは、普段に被っているとかなり頭の弱い人に見てしまうもの。。。特別なパーティーやイベント等に限定する事で被る人のウィットが現れます。しかも、『ウサギのモチーフで私可愛いでしょ?』ってな感じで被ると痛さ倍増なので、ブラックのパンツスーツの内側からレースのランジェリーを覗かせるなんてセクシーな装いに合わせる事をおすすめします。

 

 まさにバニーガールのように、少しエロティックに取り入れると素敵に見えますよ〜。。。

 

 

 今回の展示会で実にユニークだったのが、ボウタイから編み上げ、染め、縮絨、それを独自の木型で整形し、縫製、飾り付けと全てを自社で行った拘りのアイテムがいくつか登場していた事ですねぇ。

 

 こちらは『NUKU-NUKU』というハットでございまして、下に置いてあるマフラーのようなローゲージで編んだニットがこの帽子のベースの素材で、それを縮絨してこんなモフモフしたテクスチャーに仕上げているんです。

 

 ミリタリーのフライトキャップのデザインをベースにしていて、トップのレザーのベルトを外すとシコロが耳を包む仕様です。裏地無しの一枚仕立てのデザインなので、被った時にゴロゴロしないようにシームは全てジグザグステッチで仕上げてあります。

 

 フロントのブリムにチラリとあしらわれたミリタリーテイストのプレートには、カシラのファクトリーのアドレスから抜粋した『5 23』という数字が、なんとも意味ありげに主張していましたねぇ〜。。。

 

 

 先に御紹介したフライト キャップをはじめとする、ミリタリーテイストのアイテムも沢山ございまして、ウエアのトレンドと合わせて楽しめそうですね。カシラで用意してあるアイテムはやはり一捻り加えた物が多く、コーディネイト次第で様々な楽しみ方が出来ますねぇぇぇ〜。

 

 こちらはベレーでございまして、木型に合わせてきちんと整形したしっかりしたフォルムが特徴が、サイドに印象的なタックが施されているのがお解りになりますか?デザインのモチーフになっているのは『ブリティッシュ アーミー グルカ』。グルカ ショーツなら聞いた事がある方もいるかもしれませんが、幅広のウエストベルトにダブルストラップ、タックを沢山入れた運動量の多いゆったりしたショーツでございます。

 

 このパンツは18世紀前半イギリスとネパールの戦争において敗戦し、属国となったネパールのグルカ兵達が履いていたパンツを由来としていて、その後1957年に英/インドの反乱戦争で傭兵としてめざましい功績を納めた彼らに敬意を払い、この名前が付きました。

 

 特徴的な大きなタックを取ってシルクの包みボタンを飾り、ミリタリーと言えばそうなんですが、女子がエレガントに被ると往年のHaute coutureのようなリッチ感も楽しめますよぉ〜。

 

 

 こちらも最近人気のセーラータイプのハットでございますが、ウールXコットンのカルゼ素材で仕上げ、秋冬にも対応出来るアイテムとして発表していましたね。

 

 これ、実は良く出来ていて、本来ブリムを折り返すと成立しないセーラーハットを、折り返しても楽しめるようにパターンを緻密に計算しているんです。ちなみにニットキャップのようなユニークなシルエットになりますよ。

 

 ミリタリーのムードを出す為にブリムにプリントされているのは『CHAMELEON CITY SAILOR』の文字。これは架空の都市『カメレオン シティ』の水平である事を証明するロゴでございまして、遊び心が感じられますね〜。。。www

 

 

 やはりこちらもミリタリールーツと言えるアイテムで、アメリカの空軍のフライトジャケット『N3-B』のフードの部分をイメージしたフード付きのマフラーです。

 

 ネックの部分はテクニカルファブリックを使用し、首に沿いながらも立ち上がるパターン。中綿入りなのでふっくらと立ち上がります。フードの内側にはフェイクファーを使用し、外側には独特の毛足が特徴のコヨーテを使用していてこの部分は取り外し可能と。。。。もう、至れり尽くせり !!!!

 

 これ、オモロいですねぇ〜。。。シンプルなニットに合わせても簡単にミリタリーなムードを楽しめますし、防寒もバツグン!!!個人的には実際の『N3-B』ジャケットやフードの大きめのミリタリージャケットに、フードの部分だけレイヤーするなんてユニークなコーディネイトも楽しめそうに感じました。。。。

 

 

 カジュアルなアイテムが続きましたので、エレガントな作品も御紹介しましょうね。

 

 まるで夏に被るストローハットのような繊細なデザインのこちらは、実は全部レザー。。。5mm間隔に薄くすいたレザーをブレード状に編み上げ、帽子に整形したというなんとも手間のかかった作品です。ブリムの裏側にも二重にブレードを貼付け、リボンのノットの部分にはアクセントとなつゴールドの糸、裏地も光沢のある物を使用し、なんとも高級感のある作品です。

 

 つまり、冬に被れるストローハットを作ったというアイディア。。。。帽子屋にしか思いつかないアイディアですねぇ〜!!!!!

 

 丁寧にお手入れしながら大切に被ると、レザー独特の時間の経過による深みのある色合いも出て来て、長い時間楽しめそうなアイテムですねぇ〜。。。

 

 

 カシラの大人気のボーラーハットは、本来紳士の必需品としてファーマルなイメージの強いこのアイテムを、より気軽にTシャツにもコーディネイト出来るスタイルに落とし込んだ事でしょうか。実にバリエーション豊かで、私もいくつか愛用させて頂いてますねぇ。。。とにかくフォルムが綺麗です!!!!

 

 こちらのボーラーハットはそんな気軽に被れるボラーハットでございまして、アシンメトリーなファブリックのクラウンが印象的です。ハリスツイードと起毛加工を施したカムフラージュのを用い、見る角度、被る角度によって微妙にアイティチュードが変わるような仕様になっています。

 

 スウエットシャツやMA-1等に合わせてプチ ドレスアップ スタイルも良いですが、なんだかそんなの普通なので、是非、ハリスツイードのスキニーなスーツにしっかりとタイを結び、ステッキなんかまで持っちゃって、インチキ ジェントルマンみたいなドレスダウンスタイルで楽しんで頂けると、個性的でよろしいかと思いますよぉぉぉ。。。

 

 

 

 

 今回も楽しいアイテムが揃ったカシラの2016-17 AWのプレゼンテーションでございましたが、皆様お気に入りのアイテムはございましたか????大変申し訳ございませんが、私のUPが遅れた為に完売になったアイテムも多数ございます。。。。気になるアイテムは是非ショップに足を運んでご確認下さいませ!

 

 

 さて、帽子は実に簡単にトレンドの気分を楽しめるものでして、アイテムも小ささいのでコート等の重衣料に比べるとと手も出し易いですよね?つまり上手く使いこなせると、一瞬でガラリとムードを変える事が出来る魔法のアイテムでもあります。

 

 顔に近いという事は簡単に顔の印象さえ変化させる事が可能ですし、昔のように『家の中では帽子は脱ぎなさい!』なんて時代でも無くなって来たので、楽しめる環境も増えましたよね。

 

 で、、、、『私、ベレーは似合わない!』とか『この、被り方じゃなきゃダメ!』なんて言う人が多くでビックリなんですが、それは被る人の勝手な思い込みがほとんど。。。。。。実際の自分の容姿と理想としているスタイルがかけ離れているとか、その帽子を被っている時に嫌な事を言われたり、体験したりとささいなトラウマが影響しているのではないかしら???フッションもそうですが、雑誌で見た小さな情報や、ショップ店員や美容師が言った無責任な一言に囚われ、『私はこうだ!』という無意味な拘りが、本当にスタイリッシュになる為の道を邪魔している事が多々あります。

 

 例えば新しいデザインの帽子にチャレンジしたいのならば、貴方が新しい顔になり、新しい気分にならなければダメ、古い髪型や古いトレンドのままではまず似合う訳がありません。試着をしてどう被れば自分にマッチするか、被る角度や向き等を厳密にリサーチする事が必要です。

 

 試着している時もコンプレックスを隠そうとばかり目が行ったり、『私のマツエクした目元可愛い!』とか関係ない所ばかり見ていたりしません???それではいつまでたっても今のままですよ。今は良いかもしれませんが、歳を追う毎に訪れる残酷な老化というスパイスが加わると、実年齢とスタイルがチグハグな、最も痛いパターンになってしまいます。

 

 必要なのは柔軟でなんでも一度受け入れてみる寛容さと、いくばくのチャレンジ精神。。。。。。チャレンジ精神について補足させて頂きますと、73億人という人々がこの地球上で行きている中、誰も貴方がどんな帽子を被るかなんて、誰も全く持って興味ありませんから!!!!

 

 

 カシラにはその中でも日本人の頭や顔の形に合わせた取り入れ易いアイテムが沢山あります。アイテムによってはフレキシブルに楽しめる物もありますし、ショップスタッフ達は帽子に関わって来たプロフェッショナルです。一度その身を委ね、素直に新しい価値観に出会ってみる事をオススメしますよ!!!!

 

 

 

 

 

 

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2016-12-22 23:59:59

H.P.FRANCE 2016-17 AW vol,2 !!!

テーマ:東京のお話。

 

 

 それでは今日も引き続き、H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)の2016-17 AWの展示会から、ジュエリーやビジューを中心にリポートして参りますね。

 

 

 まずは彼女自身のInstgramからは作品やそのスピリットだけではなく、個性的でハッピーなライフスタイルさえもビシビシ伝わって来る、ロス在住のアーティスト、『SONIA BOYAJIAN(ソニア・ボヤジアン)』のコレクションから御紹介して行きましょうねぇ〜。。。

 

 

 今季彼女が注目したのはPEGGY GUGGENHEIM(ペギー・グッゲンハイム)でございます。アートに詳しい方ならピンと来たかも知れませんが、あのグッゲンハイム美術館のソロモン・R・グッゲンハイムの姪にあたる女性です。20世紀初頭のキュビズム、シュールリアリズム、抽象絵画等を語る上で最も重要な人物の一人でもある彼女は、生涯を通じて芸術に人生を捧げ、多くの芸術家や作品を世界に知らしめた偉大な女性です。

 

 1898年、ニューヨークのユダヤ系富豪の娘として生まれた彼女は、21歳の時に父ベンジャミン・グッゲンハイムがタイタニック号沈没事件に巻き込まれて死去した事から、現在の日本円で30億以上にもなる莫大な遺産を相続します。元々『サンワイズ・ターン』という前衛的な美術書を扱う書店で働いていた彼女は、遺産を元に1920年にパリに移住し、写真家のマン・レイや後に彼女に芸術的基礎や価値観を伝授したマルセル・デュシャンらと知り合います。

 

 デュシャンの助けもあり、1938年、ロンドンに『グッゲンハイム・ジェンヌ』というギャラリーをオープンさせ、ジャン・コクトーによるドローイングのエキシビジョンでこけら落としをします。その後1952年からグッゲンハイム美術館となる前身となる『非具象美術館』の立ち上げを行い、その後イギリスやパリの美術館創設の為の作品購入や準備のために再びパリに戻ります。

 

 が。。。。折しも時期は第二次世界大戦。。。。。ユダヤ人である彼女は南フランスへ逃れ、そこでマックス・エルンストを始めとする多くの芸術家達の国外逃亡の手助けに明け暮れます。その後1941年再びニューヨークへ戻り、マックス・エルンストと結婚、またジャクソン・ポロック等新しいアーティスト達の支援も行います。

 

 1946年のエルンストと離婚した彼女は再びヨーロッパへ向かいます。後にペギー・グッゲンハイム・コレクションとなる、ヴェニスのカナル・グランデにヴェニエール・デイ・レオーニ館を設立し、ヨーロッパの芸術家のエキシビジョンや、自身のコレクションをヨーロッパやアメリカの美術館に貸し出す等精力的に活動します。

 

 1979年に無くなるまでまさに芸術に一生を捧げた人生を送り、彼女のサポートが無ければ歴史に名を残さなかったアーティストも居たかもしれないペギー・グッゲンハイムに、ソニアは同じ女性として、同じアメリカ人でアートに関わった人物として多大なリスペクトを今回の作品に表現しています。

 

 まず、私が着けているネックレスはソニアが大好きなピッカピカのゴールドのメッキが施された、エキセントリックな眼鏡のフレームのネックレスです。

 

 これはペギーが晩年にヴェニスで、愛犬と供に写ったりしている数多くのポートレート写真に着用していたサングラスにインスパイヤされていて、実にユニークなアイテムでしたねぇ〜。。。

 

 PEGGY GUGGENHEIMとグーグルすると、直ぐに出て来るので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいませ!!!!

 

 

 ペギーが愛したシュール・リアリズムのアートをイメージしたような今回のコレクションですが、大らかなフォルムのメタルフレームに、彼女が好きなラフカットを施したジュエルストーンやパールをあしらい、実に楽しい作品が並んでいます。

 

 真ん中の顔のモチーフのブローチはもちろんペギー・グッゲンハイムです。先の画像で私が着けていたネックレスと同じデザインのサングラスをちゃんと着けていますよぉぉぉぉ。。。。。

 

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 続いてはオーストリアのデザイナー『FLORIAN(フロリアン)』を御紹介しましょうね。

 

 アッシュ・ペー・フランスで扱うアーティストの中でも、その独特のセンスは群を抜いているとも言えるほどの奇才でございまして、デザイナーのFLORIAN LADSTAETTER(フローリアン・ラドゥシュテイター)の脳内を旅するような世界観や、ネックレスに特化した個性的な作品は見ているうちにツボにハマってしまいますねぇ〜。。。

 

 今回のテーマは『ancient treasures』。。。。こんな不思議な物語がモチーフになっています。。。。。。例えば夕刻の森の中、空は宵から夕暮れ、薄暮から黄昏へと刻々と変化して行く中、落ちて行く太陽の最後の光は鮮やかな閃光となって地面を照らします。ふと気付くとそこにはキラキラと輝く金属辺が。。。。近づいて掘ってみると小さなゴールドのコイン。。。。古の時代の物か、遠い異国の物か。。。。はたまた宇宙人の忘れ物かもしれない不思議なコインを握り、イメージの翼は広がって行きます。。。。。

 

 

 今季、キーワードとなっているのが、かつては地中深くに埋まっていたものを再び掘り起こしたというエッセンスでございまして、地中で変色や劣化、風化されたようなディテールを施し、古代の工芸品を思わせる時間の経過をユニークに表現しています。

 

 こちらはまさにそんな感じのネックレスでございまして、銅が劣化し酸化した時に生まれる緑青効果を施しています。ボールやオーバル形のパーツに細かくプリミティブなレリーフを施し、一見すると無秩序にも見えるようなんですが、実に緻密にパーツを繋ぎ合わせています。

 

 何だか新興宗教感ハンパないすか?????大丈夫です、まだ壷の販売は始めていませんので!!!!

 

 

 こちらも今季印象的だったメダルのモチーフのアイテムで、アンモナイトやドラゴン等が抽象的に描かれています。先の画像同様に重ね着けしていますが、レザーのコードや錆び加工が施されたチェーン等といくつも重ねるとインパクト大になりますね。。。

 

 今回の古代へのイメージは先史文明や、クレタやミノス、ミノワ等に代表されるエーゲ海で起こったヨーロッパ文化の礎ともなった地中海文明、独特の文化を生み出した中世の北方ヨーロッパ等、様々な文化がモチーフとなり、最終的にフロリアン自身の絶対的な価値観のエッセンスを注がれて、唯一無二の作品に仕上がっていましたね。

 

 

 地中から出土したメタルの小石を繋ぎ合わせたような、はたまた宇宙からの隕石のようにも見える不思議な作品のこちらは、まさに身につけるアートと言っても過言ではない存在感の作品です。

 

 今季のテーマに合わせて用いられているマテリアルはブラスとブロンズのトーンを中心に、陶芸ビーズやグラスビーズ、様々なサビや緑青、メタルには様々な種類のメッキが施され、着ける位置で色々な表情を生み出すフレキシブルなデザインが印象的です。

 

 また水牛の角やロープ等をチェーンと合わせ異素材ミックスを楽しんだり、ドラゴンや不思議な偶像など、現代の科学では解読出来ない、古の文明へのフロリアン自身のの好奇心がユニークに表現されていて素晴らしかったですね。。。。

 

 FLORIANのサイトへはこちらからどうぞ。

 

 

 

 続いてはイタリアのローマから、デザイナー、Giacomelli (パオロ・ジャコメッリ)と Roberta Paolucci(ロベルタ・パオルッチ)が手がける『IOSSELLIANI(イオッセリアーニ)』のコレクションでございます。

 

 毎シーズン様々なテーマをソリッドでスタイリッシュスタイルの作品に落とし込むこのブランドですが、まずはこちらの作品は『ANUBIAN JEWELS(=glamorous Nubian style jewelからの造語)』と名付けられた幾重にも重なるフリンジが美しい作品から御紹介しましょうね。

 

 Nubia(ヌビア)とはエジプトの南部アスワンからスーダンにかけての地方の名称で、古代エジプト語のヌプ(金)に語源を持ち、古代ギリシア人やローマ人達がこの地をそう呼んだ事からこの名前が付きました。古くより金や鉄、銅等の鉄鋼資源に恵まれたエジプトの中でも重要な場所で、近年では数多くの移民達が流入していない、長い歴史が育んで来た独自の文化も注目されています。

 

 そんなアフリアの美しい民族の文化への憧れを落とし込んだこのコレクションは、イオセリアーニ得意のメタルパーツやビジューを取り入れながらも、レッドやグリーンのアガット(瑪瑙)を使用し、これまでのフリンジコレクションより繊細なチェーンを用いて軽やかに仕上げているのが特徴です。

 

 また、スタッズやクリスタル等人気のモチーフも使用していますので、ボヘミアンスタイル等に気軽に楽しめるデザインになっていましたねぇ〜。。。

 

 

 こちらはイオセリアーニ流にクラシカルなイタリアンジュエリーを解釈した、『MEMENTO(メメント)』というコレクションになります。ヴィンテージ ジュエリーのムードを漂わせながらも、このブランドらしいエッジィな仕上げが素晴らしいですね。

 

 右側の『WHITE ECLIPSE MEMENTO』は美しくシンメトリーに配置された、マーキース シェイプをはじめとするクリスタルを飾ったフロントと、ゴールドメッキを施した真鍮のワイルドなチェーンのバックという、全く違う二つの要素を一つのアイテムの中で融合しています。

 

 左は『Black on Black MEMENT』。デザイナー達が得意とするアシンメトリーなデザインでございますが、コラージュのように配された繊細なデザインがシュールな印象を感じさせてくれるアイテムですねぇ。。。クリスタルやガラス等のパーツをガンメタルコーティングを施し、モードでスタイリッシュなアイテムでございましたねぇ〜〜。。。

 

 は〜い!!!!大好物で〜す♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️

 

 

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 続いてはパリの中でもファッションや様々なカルチャーが溢れるマレ地区にスタジオを構える、『DELPHINE CHARLOTTE Parmentier(デルフィ-ヌ・シャルロット・パルモンティエ)』をご案内しましょう。。。

 

 

 今季彼女がテーマに掲げているのは『RE BIRTH』。。。。『再生』『復活』という意味を持つこの言葉をキーワードに、これまで彼女が扱って来た様々な要素を、もう一度再解釈してコレクションに落とし込んでいます。

 

 彼女が生み出して来たスタイリッシュでシャープな世界観やレザーや硬質的な素材使い、パールやオブジェのような立体的な造形、パールや蝶等全てを一同に登場させ、また新たなクリエイションのステップアップに挑戦しています。

 

 こちらはマットなメタルに、ジュエリーに用いいられるようなトライアングルやマーキース カットを施したボリューミーなパーツと、ガラスパールを組み合わせたコレクションになります。

 

 組合わされたパーツは時には蝶の羽根のように、時には折り重なる木の葉のようでもあり美しいですねぇ〜。。。自然からのインスパイヤされたコレクションでございますがありふれた表現では無く、やはり彼女の一番の魅力でもある、スタイリッシュでクールなアティチュードが素晴らしいですねぇ〜。。。。

 

 

 一度咀嚼した要素や熟れたテーマだけあって、作品のクオリティが実に高い今回。程よい肩肘張らない抜けた感じも昨今のファッションとマッチしますし、実に洗練されていて素晴らしいですねぇ。

 

 比較的リアルに描かれた蝶のブローチですが、その羽は木の葉のように見えたりと実にミステリアスです。幻想的な鉱石や採掘されたままのダイヤモンドの原石、スワロフスキー等を使用し、ジュエリーにも数多く使われる蝶のモチーフを実に個性的に表現していますねぇ。。。

 

 さて、蝶はさなぎから羽化するその姿で古くからヨーロッパでは再生の象徴と言われ、今回のテーマにもピッタリでございます。また、ネイティブ・インディアンの言い伝えでは、秘密のお願いを蝶にするとそれを神様届けてくれて叶えてくれるとか、古代ギリシアでは美女プシュケーが愛の神エロスと結婚して蝶に化身したとも言われますねぇ。。。

 

 ラッキーモチーフとして、これからの季節お着物の帯留め等に飾るのも素敵なんじゃないでしょうか????着物と言えども只着せられるのではなく、自分らしいスタイルを取り入れて楽しんで頂きたいものですねぇー。。。

 

 あっ、日本では蝶はあまり縁起の良いものではありません。。。平将門の乱の時、都に蝶の大群が押し寄せたとか、蛾と蝶の区別もちゃんと出来ていなくて、蝶が蚕になって絹が取れると思っていたようです。。。。

 

 意味が解っていればタブーは挑戦するべき素敵なタスクです。外見だけではなく、頭の中身もスタイリッシュにして、是非トライして下さいませ!!!

 

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 いやいやいや、、、、ホントにこちらで扱っている作家達の作品はどれも実に個性的で、全く違う魅力を放っておりまして、いつももっとリポートしたいのですが、なんせ数が多過ぎて、、、、こんなんだったらクリスマスどころか、来年にも間に合わないかも知れませんねぇ。。。。。恐っ!!!!

 

 なので、さっさ次に行きますよ!続いてはベルギー、アントワープ在住の女性デザイナーデュオ、『WOUTERS & HENDRIX(ウッター&ヘンドリックス)』を御紹介しましょうね。

 

 ベルギー出身のカトリン・ウッターとカレン・ヘンドリックスはアントワープのロイヤルアカデミー・オブ・ファインアーツ彫金科を共に卒業し、1985年にジュエリーデザインをスタートさせ、30年のキャリアを持つベテランデイザナーでございます。

 

 半貴石やスターリングシルバーの性質を活かした、クチュール的でありながら、ベルギー人独特の感性や独特のユーモアを持ち合わせた大胆な作品が素晴らしく、なんとも熟れたクリエイションが魅力的です。

 

 今回彼女達がテーマにしたのは2003年に公開された、ウォン・カーウァイ監督、マギー・チャン、トニー・レオン主演の香港映画『花様年華(In the Mood for Love)』でございますよぉぉぉ〜!!!!

 

 既婚同士の夫婦が、ある日同じアパートの隣同士の部屋に偶然引っ越して来る所から物語は始まります。マギー・チャン演じるチャン夫人の夫とトニー・レオン演じるチャウの妻が浮気している事実を知った二人は次第に親密になり、大人の切ないラブストーリーがアコースティックなBGMの中ゆっくりと描かれています。。。。

 

 私ももちろん大好物な作品でございまして、物語の大半は狭いアパートの部屋を舞台に展開し、マギー・チャンが一体何着来ているの?とくらい次から次へと美しいチャイナドレスを着替えて行く姿には圧巻でございますねぇ。。。。

 

 映画の中に描かれた1960年代の香港のオリエンタルなムードや、しっとりとした湿度の高い感覚、、、、、、交わりそうで交わらない男女の複雑な関係、 伝わらないもどかしさ、彼だけが知る彼女、屈折した感情、 抑圧されるべき願望等の、様々な繊細な感情やセリフまでもがイメージとなり、しなやかで美しいコレクションが完成しました。

 

 こちらはまるでマギー・チャンが流す涙を飾ったような、アーティスティックなチョーカータイプのネックレスと、得意のハンドメイドによる彫金技術を使った、メダイオンのロングネックレスのコーディネイトでございます。マテリアルはシルバーと、ゴールドの部分はシルバーに18Kのメッキが施されています。

 

 

 こちらはご覧の通りの唇のモチーフのネックレスになります。

 

 切ない愛の言葉をささやくマギー・チャンの赤いリップのようでもあり、またマン・レイやフランシス・ピカビアが作品の中にも描かれた、シュールリアリスティックなアイコンのような気分もしますね〜。。。

 

 こちらのストーンはスワロフスキーを使用していますが、他にガーネットやアマゾナイト、サンストーン等の天然石を使用したアイテムもありましたよ。

 

 今回のテーマとなった『花様年華(In the Mood for Love)』はファッション関係者ならマストとも言える作品で、数多くのクリエイター達がコレクションのテーマにして来た屈指の名作でございます。。。。。

 

 え?見た事ない???それは貴方が愚かなんですねぇ。。。。是非、このホリデーシーズンにでも、美しくも切ない大人の恋物語を観て、美意識を高めて下さいませ。。。。

 

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 そして、今回の最後となるのはブランドは『EMMA CASSI(エマ・カッシィ)』でございます。

 

 彼女自身はフランス人なんですが現在イギリス人の旦那様とご結婚されて、お住まいはなんとウィンザー。。。自宅兼アトリエでハンドメイドの拘りのアクセサリーを制作しています。祖母から受け継いだヴィンテージのリボンの美しさに惹かれ、いつしかアクセサリーを制作するようになった彼女は、ブロカント見付けたようなアンティークのパーツや、伝統的なクロシェ編みの技法で様々なアクセサリーをクリエイトしています。

 

 それはまるでアクセサリーと言うより洋服のデコレーションのような華やかさで、人と違う物を探すファン達に熱狂的に支持されています。ロンドンのorange pekoeのウィンドーのデザインも手がけ、最近ではインテリアのコレクションも人気ですね。

 

 どちらかと言えば私の嫌いなほっこり系かもしれませんし、森の妖精ちゃんのような熱狂的なファンの方も多いのですが、私には彼女の確かなテクニックとフランス人が血の中に持つ、なにかHaute coutureのクリエイションのようなモードなスピリットが大好きですね。

 

 こちらはアフリカお面をイメージしたネックレスでございまして、フェザーやスパンコール、ヴィンテージレース等で複雑に構成したネックレスになります。ファブリックや糸等が素材の中心なので、軽く身に付けられるもの彼女のアクセサリーの魅力の一つです。

 

 

 いくらほっこり系と言えども、何処かに毒っ気やユーモアを織り交ぜるのが素晴らしく、棘と蜜のバランスが素晴らしいですね。

 

 こちらはヴィンテージレースをベースに、クロームメッキのビーズやミンク、ラビットのファー、オレンジのフラワーモチーフも可愛いだけじゃない、ピリっとした美意識を感じさせてくれます。

 

 こちらのブレスレットなんか、思い切って二つ購入し、ブラックジャケットの袖口からカフスのように覗かせるなんてのも素敵ですね。もちろん、ボトムはパンツでジャケットの下は下着だけでお願いしたいですねぇ〜。。。。下着着なくても良いですよぉぉぉぉ。。。。

 

 EMMA CASSIのサイトへはこちらからどうぞ。

 EMMA CASSIのInstagramへはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 はい、そんな感じで大急ぎでリポートして来ましたが、やはりどのデザイナーの作品も突っ込み所や、膨らましたい所が満載で中々スルっとは行きませんねぇ。。。おかげで私自身も、展示会の事を思い出しながら楽しい時間を過させて頂きました!!!!

 

 

 現代の社会において、溢れ過ぎる物に対して人々は何処か冷めた感情を持っていて、以前のように有名なブランドであればOKという時代では無くなり、個人が本当に満足出来る物を常に探しているように感じます。創業当時からアーティスティックで個性的な作家達の作品を日本に紹介して来たアッシュ・ペー・フランスでは、毎回新作のエキシビジョンにお邪魔する度に目から鱗の作品や『一体、何やってんだか!』と飽きれるような実に楽しい作品が並び、只消費されて行くだけではない、高揚感を与えてくれます。

 

 撮影でもよくリースさせて頂いていますが、かわいいだけではないデザイナーの拘りは、ヘアメイクさんやモデルちゃんとのコミュニケーションのツールにもなり、現場も和みますし、ここで取り扱っている個性的なアクセサリーをパリコレなんかで着用すると、だいたいパパラッチされますねぇ〜。。。

 

 

 皆、面白くてワクワクするような物を探しています。例え誰かと同じ物であっても、そこに自分自身の個人的な感情や感動が存在するからこそ、指輪一個にしても帽子一個にしてもそれは特別な物になります。特別な物を見付ける為にはアンテナを張り巡らせて新しい情報をキャッチするのはもちろんですが、それを特別にするための自分の自身の創造力も必要です。

 

 どんなアイテムとコーディネイトすると楽しいかとか、どんな状況で着用するのか、コレクションのテーマに合わせてメイクやヘアを考えてみたり、デザイナーの出身国に想いを馳せてみたり。。。。。そういう、頭の中のコーディネイトこそが一番スタイリッシュになれる近道のように思えますねぇ。。。

 

 

 

 買えばどうにかなります。でも、どうにかしかなりません。。。。素敵なアイテムには貴方の素敵な経験や、その物や背景に感動した事実は存在しなければなりません。

 

 そこの所少しサボってませんか????なんでもコンビニで買えるお弁当のように安易な気持ではなく、少し丁寧に、少し大切に物と向き合う事を心がけると、日々の生活もすこしずつ特別になってくるように、私には思えますよぉぉぉぉ。。。。。

 

 

 

 

 H.P.FRANCE 2016-17 AWのリポートvol,1はこちらからどうぞ。

 

 

 

 H.P.FRANCE 2016 SSのリポートvol,1はこちらからどうぞ。

 H.P.FRANCE 2016 SSのリポートvol,2はこちらからどうぞ。

 

 それぞれのデザイナーのヒストリー等も御紹介しておりますので、是非、ご覧下さいませ。

 

 

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