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2016-08-23 23:59:59

Dior Fine Jewelry 2016 SS HAUTE COUTURE !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。皆様、昨日はもの凄い台風でございましたねぇ。。。

 

 

 出勤の途中で暴風雨の影響を受けた方も多いと思いますし、なんせ原宿駅で倒木なんて、、、、。被災された方、また身近に被災させれた方がいらっしゃる方には、ほんとお大事にして下さいませ。。。

 

 

 私は予定をキャンセルして一日部屋におりました。こういう日は家から出ないのが一番でございます。部屋で地味な事務作業や画像の整理、料理なんてしておりました。いやいや誰と会ってもびしょ濡れでブサイクな印象しか残らないので。。。

 

 

 これが、フリーランスの特権でございますので、一日レイジーに過しておりました。。。。そのかわり、行かなきゃいけない日はお正月だろうが、腕がもげようが行かなければなりませんけどねぇぇ。。。

 

 

 

 

 今日は2016 SS HAUTE COUTUREの最後の宿題、Dior Fine Jewelry(ディオール ファイン ジュエリー)のリポートをお伝えしましょうね。

 

  クリエイティブ・ディレクターのVictoire de Castellane(ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ)は、プレスリリーでこんな言葉を記しています。

 

 

 『カラフルなステッカーを思いつくままに、何のルールにも縛られずに並べました。 』

 

 コレクションのタイトルは『Granville(グランヴィル)』。。。。。私のブログでは何度も登場しておりますが、ムッシュ・ディオールが幼少期に家族と過した、バラやスミレの花々に囲まれた美しい館、そして一歩外へ出ると、エレガントな淑女達が帽子やパラソルを持ち美しく着飾って海辺を散策する、フランスの避暑地としてのグランヴィルの街。。。。きっと子供時代のムッシュ・ディオールには魅惑的な大人の世界に写った事でしょう。。。。

 

 上品な風格とラグジュアリーなストーンの数々、そしてそこに落とし込まれる無邪気なまでの自由なアイディア。。。。。ムッシュ・ディオールの目を通して写る、グランヴィルという街の大人の洗練さと子供の遊び心という相反する二つの要素が、今回のコレクションの鍵となります。

 

 

 今回のプレゼンテーションを一目見て、まずユニークだったのはそのコーディネイトです。本来、ハイジュエリーの場合、ゴージャスなネックレスにイヤリング、リングやブレスレットというセットになる事が多いのですが、今回はネックレスは発表せずに、こんな風にタイムピーシーズを取り入れ、時にはスタイリングのメインにして装いを楽しむなんてスタイルが主流のようですねぇぇぇ。。。。。

 

 ヴィクトワールらしい斬新なジュエリーを個性的に楽しむスタイルが素敵!!!!とても今っぽい印象を受けましたねぇ。。。。

 

 

 では、今回発表された12点の個性的なハイジュエリーの中から、まずはリングから御紹介して行きましょうね。

 

 一見すると無秩序にも見える大らかなデザインのこちらは、イエローゴールドの台座に、センターには大粒のオーバルカットのペリドットを配し、ペアシェイプ、オーバルカットを施したイエローとピンクのサファイア、ラウンドカットのパライバ タイプ トルマリンが周囲を飾り、ブリリンアントカットのサファイアとマンダリンガーネットはパヴェで敷き詰めるという何とも楽しいデザインです。

 

 ねぇぇぇぇ???実にユニークで楽しいでしょ?????

 

 まるで子供頃に遊んだおもちゃのジュエリーや、食べられるキャンディーのリングのようなプレイフルな作品ですねぇぇぇ。。。

 

 

 こちらはまた違うデザインのリングでございます。

 

 ピンクゴールドの台座の上に、真ん中にはグリーントルマリン、ペアシェイプ、マーキース、オーバル等のカットを施した、クリソプレーズ、ピンクスピネル、スペサライトガーネット、アクアマリン、ブルー、グリーン、ピンクのトルマリンを自由なアイディアで飾っています。

 

 カラフルなストーンでトップを埋め、最も高価なダイヤモンドはアームのサイドの部分にのみ飾り、指を動かすとキラリと光るというニクイアイディアも最高ですねぇ。。

 

 

 イヤリングにもヴィクトワールの楽しいアイディアが盛り込まれています。本来全くのシンメトリーであるか、または片方ずつ別の物を付けるようなスタイリングの提案等が多いイヤリングですが、お解りになります?????この左右を微妙に変化させている所。。。。

 

 ピンクゴールドのベースで、一番大きなストーンのグリーントルマリンを左右でペアシェイプとエメラルドカットにして、パープルサファイアも左右でカットが違いますねぇぇぇ。。。

 

 カラーの同じストーンを使っていますが、カットが違うという事は乱反射する輝きが左右で変わるという事。。。。。気付かない人にはシンメトリーなアイテムを着けているように思えますが、この輝きの違いは顔に奥行きのある陰影を生み出します。

 

 これは実に見事なアイディア!!!!コンサバティブなファッションがお好きな方でも、さりげなく遊び心を取り入れる事が出来る素敵なアイテムでしたねぇ。。。

 

 

 こちらはさらにアクセントを付け、左右のストーンの大きさもカットもカラーも変えたイヤリングになります。

 

 大粒のピンクトルマリンをカスケードする一番下に用い、クリップの部分はマーキースシェイプのエメラルドとツァボライトガーネットとほんの少しカラーを変化させていますねぇ。。。間を埋めるのは左がイオライトとファイアー オパール、右はルベライトとアクアマリンが飾られています。

 

 いやぁ。。。。斬新!!!!こんなアバンギャルドなデザインって、バタ臭くなったり、下品になったりする事が多々ありますが、クラシカルにもコンテンポラリーにも見えるスタイリッシュな作品に仕上げているのは流石ですねぇ。。。。

 

 因みにこちらに用いられているピンク トルマリンの石言葉は『広い心』、『貞節』、『思慮深さ』等で10月の誕生石、双子座、天秤座、水瓶座、魚座の守護石でもあります。

 

 この鮮やかな薔薇色のせいからか、古来より恋愛に関する全ての事に効果があると言われています。『愛の電流』を流し、恋愛の強化や愛を引き寄せたり、また恋愛の障害を取り除いたり、終った恋愛の浄化までしてしてくれるという、まさに恋愛に関する何でも屋さん。。。。。

 

 。。。。その件に関して、いろいろお困りの方。。。。身につけてみてはいかがですかぁ?????wwwww

 

 

 今回ヴィクトワールはこんな事も語っています。

 

 『ストーンはまるで命を宿しているようです。主役はカラーで、互いの美しさを打ち消し合うことがないように、異なるカラーの組み合わせが均衡を生み出さねばなりません。 すべてのカラーが生かされるように。』

 

 彼女が語る所のステッカーは様々なカラフルなストーンとしてジュエリーに置き換えられます。グリーンベリル、アクアマリン、ペリドット等彼女のお気に入りのストーン達を、まるでクレヨンでも並べるようにジェエリーへと昇華させて行きます。

 

 前回の『Soie Dior(ソワ ディオール)』のプレゼンテーションの時も感じたのですが、彼女の作品は製作過程がイメージ出来る所が大好きですね。アトリエのテーブルの上でストーンやシルクのリボンを並べて、手のひらで遊ぶように組み合わせたり動かしてみたり。。。。そんなクリエイションの息吹が見事に作品に表現されているのは、数あるハイ・ジュエラーの中でも実に珍しい事。。。。

 

 楽しくワクワクしながらクリエイションされているからこそ、着けても見ても楽しいジュエリーが生まれ、世界中の女子達を魅了する訳です。

 

 こちらは1点だけ発表されたブレスレットです。中央にはピンクトルマリンを配し、ペリドット、パープルスピネル、スペサライトガーネト、イエローベリル等数多くのストーンを用いて仕上げています。

 

 この後御紹介する、カラーを楽しんだウォッチと重ね着けするのも素敵かと思われます。。。

 

 

 はい。そしてこちらが今回のもう一人のメインキャストのタイムピーシーズでございます。

 

 今回、2003年に発表されたディオールでは大人気のウォッチLa D de Dior(ラ ディ ドゥ ディオール)をベースに、今季のカラーを楽しむスタイルを取り入れました。

 

 ラ ディ ドゥ ディオールは70'Sの自由で開放的なムードを取り入れたウォッチでございまして、まるでボーイフレンドのウォッチを女性が着けているようなムードでデザインされたアイテムです。マスキュリンなミニマムさを大切にしながら、ディテールでフェミニンさを演出した繊細なデザインは、これまでも様々に姿を変え私達を楽しませてくれました。

 

 今回のLa D de Dior “Granville” (ラ ディ ドゥ ディオール"グランヴィル")。。。。まずは、ダイヤル直径25mmのバージョンから御紹介しましょう。。。もうね、ストラップが一個変わっただけで、全くムードが変わってしまうので、発表された4バージョン全部載せてみました。。。。www

 

  今回、軽やかさやハッピーなムードを演出する為にベルトは全てパテントレザーを使用し、楽しいカラーをポップに楽しんでいます。ポップなムードとコントラストを描くように、ダイヤルは全てストーンが用いられています。リッチなマテリアルを彫刻して仕上げ、12時、3時、6時、9時の部分にはダイヤモンドが飾られています。

 

 左端からジェイド(翡翠)にスピネルをベセルに飾ったアイテムで、その次はクリソプレーズのダイヤルとピンクサファイア、次がラピスラズリのダイヤルにスペサライトガーネットで、一番右はスギライトとルビーのコンビネーションです。

 

 スギライトは実は日本で発見された鉱物です。1944年に発見されましたが、当時は新しい鉱物として認められておらず、岩石学者の村上充英氏が1977年に発表し、彼の恩師である杉健一教授にちなんで『スギライト』と名付けられました。

 

 このスギライト。。。。実はもの凄いヒーリング効果を持っているそうで、パワーストーンの中では世界で3本の指に入るそうです。精神の癒しや持ち主からマイナスパワーを除去したり、愛する人との永遠の愛を守ったり、インスピレーションや直感が高まるとも。。。。

 

 色の濃いほうが効果があると言われていますが、持ってみてあまり強過ぎると感じたら、薄めの色を選ぶほうが良いそうですよ。。。。パワーの強過ぎる石は持つ人を破滅させますので。。。。コワ!!!

 

 

 こちらは先ほどより大きめの、ダイヤルが38mmのバージョンになります。このくらいのサイズだと、着ける人の手首をより華奢に見せてくれますし、鮮やかなカラーリングも実にフレッシュな印象ですねぇぇぇ。

 

 左からペールピンクのパテントレザーのストラップにターコイズのダイヤルと、インデックスには12個のダイヤモンド、ベゼルに配されたイエローサファイアがピンクゴールドの台座とマッチしています。真ん中はペールグリーンのストラップにダイヤルはイノセントなマザーオブパール、ベゼルにはピンクサファアがあしらわれています。一番右はネイビーのベルトにダイヤルはターコイズ、イエローゴールドのベゼルにツァボライトガーネットをセットし、少しクールなメージですかね。。。

 

 ねぇ?ベルト一つ、ストーンやダイヤルが変われば全くムードが変わる、今回のLa D de Dior “Granville” (ラ ディ ドゥ ディオール"グランヴィル")。。。。是非、ショップで実際にご自身の腕に乗せてみて、お気に入りの逸品を見付けてみて下さいね。。。。

 

 

 

 

 
 

 いつもながらに目から鱗の斬新で楽しいなデザイン。。。。。ジュエリーやストーンの事をこれだけ熟知しているにも関わらず、自身の既成概念や常識を打ち破り、自由なクリエイションを生み出すヴィクトワールの才能と、それを現実的に形にする事が出来るディオールというメゾンの素晴らしさに感動しますね。。。。 

 

 

 それぞれのジャンルを極めて行くと、いつしか日々のクリエイションはルーティーンと化し、キャリアをスタートさせた当初の新鮮さを失い、自分で生み出した固定概念に捕われてしまいがちです。自ら生み出した素晴らしいアイディアも、時が過ぎるとタイムレスになってしまう事も多く、それが『流行』という世界の中で仕事をする人間としては一番恐い事でもあります。

 

 

 自身の成功に甘んじない、ディオール ファイン ジュエリーの素晴らしいさ。。。次々とジュエリー界の常識を塗り替え、進化していくその姿は目を見張るものがあり、このブログを書きながら、既に先月PARISで発表されたヴェルサイユ宮殿をテーマにしたこの次のコレクション『Dior à Versailles(ディオール・ア・ヴェルサイユ)』の感動も蘇って来た私でございました。。。。

 

 

 

 

 2015-16 AW Dior Fine JewerlyのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 2016 Dior CRUISE COLLECTIONのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ 

 

 2016 SS PARIS Haute Coutureのリポートはこちらからどうぞ。 

 2015-16 AW Dior Prêt-à-Porter 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ 

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2016-08-14 23:59:59

VIKTOR & ROLF 2016 SS !!!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい、先日は突然オリンピックの開会式のお話をしてしまい、大変失礼しました。。。まぁ、4年に1回の事ですのでお許し下さいませ。

 

 にしても、たまにファッションとは少し違うジャンルの話を書くと、テンションあがりますねぇ。。。

 

 

 

 

 では、今日はお話を2016 SS HAUTE COUTUREに戻したいと思います。今日は私も大好きなVIKTOR  & ROLF(ヴィクター&ロルフ)のお話をしましょうね。

 

 ヴィクター&ロルフと言えば、先月PARISで2016-17 AWの最新コレクションを見て来たばかりですが、これまでのヴィクター&ロルフのがクリエイトして来た、トレンチコートやデニム、ジャケットやシャツ等のアイテムをベースに、解体からスタートした作品が素晴らしかったですねぇ。。。

 

 紐状にカットして編み上げたり、ボタンは外してビジューとして刺繍にあしらったり、ニットやスウェットにお得意のオーガンジーやチュールのラッフルを飾ったりと、エコロジーや環境問題も視野に入れた、実に美しいコレクションを見せてくれましたねぇ。。。

 

 

 この時の会場はエッフェル塔にほ近いパリコレの聖地の一つ、パレ・ド・トーキョーでございましたよ。イベントや展覧会等に使われる事が多いこの会場ですが、何度も足を運んでいるのですが、今回始めてお手洗いを使用させて頂きました。。。。

 

 すると。。。。男子トイレにはこんなスケッチ!!!!マルセル・デュシャンの1917年の伝説的作品『泉』でございます。。。。。

 

 もしかしたら日本の居酒屋のトイレに、写楽の絵が飾ってあるかのような話なのかもしれませんが、アートエキシビジョンが多く行われるこの場所で、しかもこれからヴィクター&ロルフのコレクションを見ようという時にこれというのも。。。。

 

 いやぁ〜、、、、実に、オツなもなもでございますねぇぇぇ。。。

 

 

 ファッション アーティスト ヴィクター&ロルフは前回2015 SS にキャンバスを身にまとうという、身にまとうアートを発表し、その唯一無二の才能を世界に見せつけました。

 

 クリエイションの全てを、このHAUTE COUTREのみに集中させて二回目となる今回は、さらにその『ウエラブル アート』というアイディアを発展させ、会場のゲストやジャーナリスト達を、彼らにしか表現出来ないアーティスティックなアナザーワールドへと誘います。

 

 

 『Performance of Sculptures』。。。。今回、作品のテーマとなったのは『彫刻』です。

 

 

 例えばパブロ・ピカソの『アヴィニヨンの女達』に描かれた、初期キュビズムのようなダイナミックな表現、またフェルナン・レジェが描く、プリミティブで大らかな女性像。ヘンリー・ムーアが生み出すミニマムでまろやかなフォルムや、ル・コルビュジエの晩年のスケッチのような自由に遊ぶ線の数々。。。。様々なテクニックの『立体造形』を衣服の中に取り込み、生地をまるで粘土か石膏のように捉え、衣服と彫刻(芸術)の境界線を曖昧にして行きます。

 

 モチーフの中心になっているのが様々な顔の表現です。服全体をマスクのように捉え、目や鼻、口のディテールを立体的に施します。縦長のシフトドレスやスクエアなポロシャツをキャンバスに、時にそれらの要素を服のアウトラインを飛び出したり、横顔になって様々な表情を見せ、時には彼らのシグネチャーでもあるボウのモチーフを髪に飾ったり、睫毛をあしらったりとユーモアのセンスも相変わらず最高です。

 

 

 使われている素材はテクニカルピケ1種類で、張りのあるこの素材に、恐らく芯を施したりしてよりフォムルを際立たせたりしています。ショーを見ていると石膏を削って作ったかのような、またペーパークラフトのようにも見えましたが、実際には一つ一つ全て縫い合わせて作られた『衣服』なのも、彼らがファッションアーティストとして自身の事を呼ぶプライドを示しているようでしたねぇ。。。

 

 

 薄暗いライティングの中、Rediohead(レディオヘッド)の『Cleep(クリープ)』の前奏が繊細なピアノで奏でられます。歌っているのは少年少女合唱団的な美しい子供達のソプラノ。アメリカでは規正されたF●●kの部分もちゃんと原詞通りに清らかに歌っていましたねぇ。。。www

 

 そして登場した最初の1着目がこちらです。レリーフだけが浮かび上がる幻想的なライティングの中、襟元にポロシャツのディテールを施した、コンパクトなシルエットのシフトドレスが登場します。

 

 ここ最近のヴィクター&ロルフのコレクションの傾向の、シーズナブルなテーマをどんどんエスカレートさせて行くスタイルに乗っ取って、今回も最もシンプルでクリーンなルックからのスタートのようです。

 

 シルエットはクリーンですが、そこに施されているのはダイナミックな横顔のレリーフです。目の部分をキュビズムの絵画のように立体的に描き、ポロシャツの前開きのボタンホールの部分から横顔へつなげ、前立てのように見せる辺りが、ファッションのテクニックを熟知している彼ららしい表現だなぁ〜と感じましたね。。。

 

 

 ポロシャツドレスをアシンメトリーに着たようなこちらのドレスは、右の肩に髪の毛をイメージさせるキューブの立体表現をいくつも施し、ドロップした左袖にはセンターのズレたアシンメトリーの顔の睫毛のディテールを細かく施してあります。

 

 一体、どんな脳ミソをお持ちなら、こんなデザインが生まれて来るのでしょうかぁ。。。。。

 

 今回、このコレクションの直後、オンライン・リテーラーModa Operandiで、このコレクションをダイレクトに表現したカプセルコレクションが発表されました。ファーストルックのポロドレスやチュニック、ポロシャツで構成された作品は100着限定で、発表するや否や即完売したそうですよ。。。

 

 

 はい、じわじわと盛上がって参りますよぉぉ。。。。

 

 目や口のモチーフはドレスのアウトラインから飛び出し、さらに無邪気な楽しさを表現していますねぇ。。。

 

 こちらは襟元に流線形の髪の毛のようなディテールが施され、尖ったかぎ鼻もドレープで立体的に表現されています。この画像では解りづらいのですが、左目はホールを空けて表現されていて、スカートにも丸くカットしたスラッシュがデコレーションとして用いられていましたねぇ。。。

 

 

 今回次々に登場するドレスに彫刻された様々な顔は、私が日本人だからでしょうか、岡本太郎先生の作品と重なりましたね。

 

 岡本太郎先生は青年の頃、父親のロンドン特派員の仕事に同行して1930年から10年間程ヨーロッパで生活しています。東京美術学校を休学して『人は何の為に絵を描くのか』という難題をヨーロッパでずっと探していた彼は、両親の帰国の際パリに残る事を決めます。

 

 1932年、自身の芸術への迷いを抱えながら、たまたま立ち寄ったポール=ローザンベール画像でパブロ・ピカソの作品『水差しと果物鉢』を見て衝撃を受けます。その御『ピカソを越える!』と芸術活動に打ち込み、有名な個性的な作風を確立したそうです。

 

 実におおらかに作られたこのドレスには、今回のテーマの衣服と彫刻の境界線というコンセプトが強く感じられます。袖の部分にはインバーテッドプリーツを髪の毛に見立てたようなディテールが施され、同じくスカートのヘムにも飾られています。

 

 ピケの生地を丸くカットしたパーツを、さながらスパンコールのように刺繍し、真っ白なAラインのドレスにイノセントに飾っていましたねぇ。。。。

 

 

 襟元に施された髪の毛のディテールは顔を飛び越えてさらに拡大化し、自由なフォルムを描きます。個人的には彼らのシグネチャーでもあるボウのモチーフが、ピケのループで施され、ヘアに飾られているのが堪りませんでしたねぇ。。。

 

 是非、下のオフィシャルサイトからムービーをご覧頂きたいのですが、これだけ『けったい』なシルエットなのに、スカートのフレアーやキューブ型のデコレーションが、歩くとヒラヒラ揺れて実に美しいんですよねぇぇぇ。。。

 

 

 飛び出した髪の毛のようなモチーフにさらヴォランを飾り、目や鼻、口のパーツをスクエアの布にあいらい、ドレスに縫い付けたこちらは、正面から見ると1937年にシュール・リアリズムの画家、サルバドール・ダリが描いた『燃えるキリン』に描かれた、引き出しが飛び出した女性像のようにも見えましたね。中身が空の引き出しは、ダリの作品の中では女性の潜在意識を表現しているそうです。。。

 

 このね、髪の毛の先の細くクリンとなってる所とか、睫毛の一本一本なんて、一回縫ってひっくり返して、アイロンかける作業を繰り返す訳ですよ。。。しかも白い作品って汚れが一際目立つので特に大変で触れば触る程劣化して行きます。

 

 私もウェディングドレス等を製作するときは、事務所の誇り一つまで掃除して、いちいち手を洗い、たまに手袋して作業しますねぇ。。。まさに、お刺身の盛り合わせを作る気分でございまして、出来るだけ生地に触れないように、素早く形にしなければいけません。。。

 

 ここまでの作品。。。。ほんと、どんだけストレスフルかと、お察します。。。。wwww

 

 

 もう、ここは彫刻の森美術館ですか!と突っ込みたくなるくらいのテンションマックスの作品が後半は目白押しです。

 

 真ん中の巨大な円形の顔の横に、あと二人分プラスされちゃって、トリオ状態になったこちらのドレスも、会場でアガりまくってしまいました!!!!!

 

 ファッションアーティストとして彫刻を作ったらどうなるか?というアイディアに基づいて作られた作品には、デコレーションの中にはグローブのようなディテールや、ラッフル等、ファッションのルーツのモチーフが溢れたのも見ていて嬉しくなりましたねぇ。

 

 アーティストでもなく、デザイナーでもなく、新たなジャンルへ向かって進んでいる彼らの心意気のような物が感じられて素晴らしかったですねぇ。。。。

 

 

 彫刻としてデフォルメされた今回のコレクションですが、スカートの裾にあしらわれたラッフルのボリューム感や独特な生地扱いは彼らならではで、長年このブランドのクリエイションを見て来た私からすると、とても嬉しくなってしまいます。

 

 今回の作品は彫刻にコンシャスしていますので、実はバックスタイルも凝っていましたねぇ。。。こちらのドレスも後ろ見頃(と言って良いのか。。。)に頭の先からスカートのフリルまで、一筋のラッフルの細かいデコレーションが施されていました。

 

 

 はい、ラストルックは。。。。。。もう、トーテンポール状態でございます。。。www

 

 今回、何度か登場しているポロシャツというモチーフに顔のディテールを施し、それを縦に繋げたようなドレスでございます。。。こちらも、裾のヴォランの部分が動くと美しく揺れるのでございます。。。。

 

 一番上のポロシャツの胸の部分の『V&R』の封蝋のモチーフはこのブランドのシグネチャーでございまして、このハウスの大ヒットフレグランス『Flower Bomb』や、コレクションのインビテーションにも登場するモチーフなんですが、一箇所だけあしらわれたこのモチーフが、なんだか彫刻家が自身の作品に最後に施すサインのように思えてなりませんでしたねぇ。。。

 

 

 

 

 前回、2015 SSの絵画をテーマにしたコレクションでは、絵画を壁から外し、フレームを割り、真ん中に穴を開けて衣服として纏ったような作品が沢山登場しましたが、キャンバスに描かれた何百年もの時間を経た油彩の重厚なテクスチャーはジャカード織りで表現され、キャンバスの木の枠や金の額縁も全てファブリックを何十枚も重ねて緻密に作られていました。

 

 今回の彫刻をテーマにしたコレクションでも、まるで石膏のような、大理石のようなテクススチャーをテクニカルピケという素材で見事に表現しているのが素晴らしく、樹脂か何かで作った造形をモデルに着せてみるという発想では無く、服という目線から、アティスティックな造形を生み出して行くというベクトルにとても共感が持てますね。。。

 

 

 一つの明確なコンセプトを表現する為に他の要素は一切削ぎ落とし、クリエイションの途中で生まれた偶発的な楽しさもそのまま作品に生かし、丁寧な作業で綿密にクリエイションをして行く。。。。。実に素晴らしいですねぇ。。。

 

 

 

 

 個人的には全ての作品の足元を飾っていたDR.MARTENS(ドクター マーチン)のブーツが最高に気になりましたねぇ。。。。。。。。はい、マーチン崇拝者の一人でございますので、これくらいは何とか発売されないのでしょうかぁ。。。。。。wwww
 

 

 

 

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2016-08-10 23:59:59

突然ですが、リオ・オリンピック開会式をバッサリ!!!!

テーマ:ブラジルのお話

 

 

 

 はい。今日は少し趣向の違うお話をしようと思います。

 

 

 2016 リオ・オリンピックが開幕しておりますが、皆様ご覧になってらっしゃいますか?日本からすると地球の真反対。時差も12時間とまるで逆でございますので、毎晩寝不足の皆様も多いのではないでしょうかぁ。。。

 

 

 そんな私もすっかりフィーバーに巻き込まれておりますねぇぇぇ。。。普段、ほとんどスポーツ観戦はしないのですが、オリッピックが別腹。。。。。ゲームの勝敗よりも世界一のアスリート達のパフォーマンスの美しさに、毎晩感動させてもらっておりまして、人間って鍛錬するとここまで進化出来るんだと感じております。。。。

 

 さて、前回の投稿にも書かせて頂きましたが、私、実はオリンピックの開会式が死ぬ程大好きでして、1984年のロサンジェルス・オリンピックからほぼ欠かさず見ております。国家規模で国の威信をかけた大プロジェクトは、まさに世界最大のエンターテイメイト。世界中の人々を感動させ、メッセージもきちんと伝えるという使命の元、開催国を代表する素晴らしい芸術家達が集い、最高の美を表現するというこの瞬間が、ホント4年に一度の楽しみでございます。

 

 

 これまで行われた開会式で、一番好きだったのは、、、、、、、ダントツ、2004年のアテネ大会のオープニング セレモニーです。アテネ生まれのギリシア人の舞台演出家、ご本人もダンサーとして舞台に立ち、独創的な作品を発表している、Dimitris Papaioannou(ディミトリス・パパイオア)が芸術監督を務め、オリッピックの発祥の地として誇りと、ヨーロッパ文化の最初の礎となったギリシアの美意識のレベルの高さを見せつけましたねぇぇぇ。

 

 いやぁ。。。これは、ほんと痺れました。。。。。真っ赤なケンタウロスが水の敷かれた会場に姿を現し、光の矢を放ちます。するとギリシア最初のキグラテス文明の巨大なマスクが現れ、そこから愛の神エロスが率いて、これまでのギリシアの歴史を物語る、実際の人間によるタブローヴィバンが繰り広げられます。

 

 クレタ文明やミケーネ文明、古代ギリシアの黄金期からヘレニズム、その後マイケドニアやビザンチン帝国の支配、19世紀まで時代は過ぎて、現代オリンピックの復活までもをパレードで表現し、ルーブル美術館でも見た事のあるギリシア彫刻を人間が演じるという素晴らしいパフォーマンスでした。

 

 

 ちなみにググッとみたら、こんなんが。。。。演出家Dimitris Papaioannou(ディミトリス・パパイオア)のVimeoです。かなりエキセントリックですので注意して見て下さいね。

 

 Dimitris Papaioannou(ディミトリス・パパイオア)のVimeoはこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 さて、お話を今回のリオ・オリンピックに戻して行きましょうね。南アメリカ大陸では始めて行われる今回、事前にジカ熱の問題や治安の悪さ等が大きな問題になっていましたが、なんとか無事に開幕してほんと良かったですねぇ。。。

 

 

 では、私的なカッティングでオープニングセレモニーをバッサリと切って行こうと思います。見た方は『はい、はい』って感じで、見てない方は『ふ〜ん』って感じでお付き合い下さいませ。

 

 

 シルバーのメタリックな衣裳を着た演者達がカウントダウンを告げたあと、まず最初に登場するのは虫のオブジェでございましたね。小さな生命が誕生し、やがて人間の暮らしへと繋がって行く様をプロジェクションマッピングを使って表現していました。

 

 その後登場するのはブラジル、アマゾンの先住民達インディオです。殆ど裸で暮らしていた彼らはプリミティブなダンスを踊り、アリーナに設置されている、多分ゴムの紐をたくみに使い、美しい空間を演出します。

 

 

 

 1500年、ポルトガルのペドロ・アルヴァレス・カルバル船団は大西洋の先に未知の大陸を発見し、トルデリシャス条約に基づきポルトガルに帰属する事になります。。。。それが、ブラジルの最初です。数年の研究の後、現地に生息していたヨーロッパで需要のある赤い染料『パウ・ブラジル(ブラジル木)』が穫れるという事で、その専買権が王室御用達となり、本格的に植民地貿易がスタートします。

 

 やがてパウ・ブラジルは枯渇し、その後貴金属の採掘、砂糖の栽培へとポルトガルは方針を変え、より大規模なプランテーション農業をスタートする事になります。そこで必要なのが労働力、、、、、ポルトガルだけではありませんが、ヨーロッパの多くの国がアフリカ人たちを労働力として捕獲し強制連行する奴隷貿易の時代が始まります。

 

 

 パフォーマンスの中では足かせをはめられたアフリカ人らしき人々やポルトガル人、さらに入植しブラジルの経済を支えた中東の人々等も登場しますが、彼らはお互いに交わる事無くその列を崩しません。

 

 

 今回の開会式は、2002年アカデミーの監督賞にノミートされた『City of god』を撮った映画監督のFernando Meirelles(フェルナンド・メイレレス)が手がけています。社会の底辺を描くリアリティのある物やハードボイルドな作品が多い監督で、ブラジルの民族的な歴史を包み隠す事なく表現していましたね。

 

 また、その中に日本人を象徴する集団も登場します。1982年ブラジル政府は日本人の移民の受け入れを表明し、1908年から約100年間の間に13万人もの日本人がブラジルへ移民し、現在世界最大の日系人が暮らす国でもあります。

 

 親日家でもあるフェルナンド監督は開会式が行われるこの時間、丁度、広島が71回目の原爆投下の記念の瞬間を迎える、アメリカによって原子爆弾が投下された8時15分辺りという時間に合わせ、日本の文化のシーンを登場させ、世界中がこの事を考えて欲しいというメッセージが込められていたそうです。

 

 本当はこの時間、開会式で黙祷をしたかそうだったとか。。。。

 

 

 

 

 

 一旦舞台は静かなムードになり、名曲『イパネマの娘』が演奏される中、ブラジルが世界に誇るスーパ・モデル、Gisele Bündchen(ジゼル・ブンチェン)が貫禄のウォーキングを見せます。彼女の歩く周囲には、波のような模様が現れては消えますが、これは世界的なブラジル人建築家Oscer Niemeyer(オスカー・ニーマイヤー)のスケッチだそうで、実に美しかったですね。

 

 うーん。ジゼルねぇ。。。。個人的にこの大味な感じがどーも好きになれませんねぇ。。。。彼女のニュースは殆ど興味がない。。。Alexandre Herchcovitch(アレキサンドレ・ヘルコビッチ)のスパンコールのドレスもなんだか野暮ったいし、同じモデル対決でしたら、ロンドン オリンピックの閉会式でデイヴィッド・ボウイをBGMにナオミ・キャンベルやステラ・テナント、ケイト・モスが歩いた時のほうが数倍感動しましたけどねぇ。。。

 

 

 例えばスラムをルーツとするストリートカルチャーや音楽、ヒップホップダンスを取り入れ、犯罪や貧困等ブラジルの現在の社会背景をパフォーマンスとして表現しながら物語は続きます。最後に世界の紛争や戦争をイメージさせるシーンが登場し、争っていた人々が、皆仲良く踊ってめでたしめでたしというストーリーでございます。

 

 ブラジルにはボザノヴァやサンバ等素晴らしい音楽が沢山あります。音楽自体が素晴らしいので、そのフレーズが流れるだけでなんだかとてもロマンティックになってしまうのは悔しい話で、Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)やGilberto Gil(ジルベルト・ジル)が出ちゃうとそれだけで神降臨。。。。。。。サイコーでございましたねぇ。。。

 

 

 さて、選手入場の際の各国のユニフォームのファッションチェックも少ししておきましょうかねぇぇ。。。

 

 毎回、世界中のいろんなデザイナーが手がけるこのコスチュームですが、今年はイタリアチームをEMPOLIO ARMANIのスポーツラインEA7(これはカッコ良かった)、アメリカをPOLO Ralph Lauren(普通)、イギリスはステラ マッカートニー(別にって感じ)、スウェーデンをH&M(これはヤバイ)など、先進国はそつなくこなしてる感じが多かったですねぇ。。。

 

 ファション全体のトレンドがリアルクローズですので、あまり頑張り過ぎないのオシャレという事で、シンプルなものが主流のようでございましたねぇぇ。

 

 中でも気になったのが、ディーンとダンの双子のデザイナー、DSQUARED2(ディースクエアード)が手がけた、カナダチームのウエアは可愛かったですね。彼らの得意な楽天的でパッキリしたスタイルが、オリンピックというスポーツシーンにマッチしていて、スポーツウエアに落とし込んでいますが、ジャケットやスウェットの後ろ見頃をスワローテールにしたりと、フォーマルなディテールも取り入れていて気が効いていましたね。

 

 オフィシャルの画像でサーシャ嬢とかが着ているのは、もの凄いスタイリッシュです。。。。

 

 

 え?日本ですか????いやぁ、いやぁ、いやぁ、日本にはこれだけ世界に誇る素晴らしいデザイナーが沢山いるのに、デパートが製作ですかぁ????どんな利権が働いたのでしょうかぁ????中学校の制服かよ!って突っ込みたくなりますねぇ。。。

 

 利権どうこう仕方ないとしても、昭和に戻っちゃうのはどうかと思いますよねぇ。。。。なんで、ここまでダサく出来るのが不思議です。きっとOKを出している上野人間が死ぬ程ダサいのでしょう。。。。。選手の皆様、、、、ほんと、御愁傷様でした。。。。。。

 

 

 

 私は個人的に小国の選手達が自国を世界にアピールする為に、開会式できちんと正装で登場するのが堪らなく好きです。数人しか参加しない国でも選手やスタッフ全員きちんと晴れ着を着て、嬉しそうに旗を振って歩いている姿を見ると、オリンピックってなんて素晴らしいんだろうと思ってしまいます。

 

 こちらはカメルーンの選手団。ブラックベースにオレンジやアースカラーのジオメトリックな刺繍が美しいセットアップでございまして、お揃いの生地のターバンや帽子を被るのが正装だそうです。男性はトップスがポンチョのようにオーバーシルエットになるのが特徴です。

 

 

 オリンピックの開会式では必ず着用しているバミューダパンツがお馴染みの国、バミューダ諸島でございます。

 

 イギリス領である事から、国旗の中に用いられているユニオンジャックのカラーでコーディネイトされた今年は、ネイビーのジャケット、ホワイトのシャツ、そして真っ赤のバミューダショーツが素敵でしたね。

 

 このバミューダパンツ、このエリアでは正装でも許可されているのですが、その場合は膝下丈の長いバミューダホーズと呼ばれるハイソックスを着用するのが義務付けられています。

 

 

 こちらはインドでございます。

 

 私、個人的に民族衣装とヨーロピアンなフォーマルスタイルをミックスさせてるのが大好きでございまして、バンコクの5つ星ホテル等に行くと、テイラードジャケットにサリエルパンツをコーディネイトして、モダンにアレンジしてあるベルボーイの制服とかを見ると嬉しくなりますね。(ただしセンスの良い場合のみ。)

 

 メンズはシックなネイビーのテイラードスーツですが、ウィメンズが素敵でしたね。伝統的なサリーの上にウエストがキュッとシェイプしたジャケットを羽織っているんですが、サリーにプリントしたゴールドからブルーへのグラデーションが実に美しく、ジャケットもネイビーなので、アクセントのように太もものあたりや襟にチラリとゴールドが覗くという芸の細かさ!!!!

 

 これなら東京のパーティーシーンでも着れそうな、モダンなスタイルが素敵でしたねぇ。。。

 

 

 今回のオリンピックの選手入場は、開会式の間に選手達がそれぞれ種を植え、それを後にリオの公園等に植樹して、何十年かの時間をかけて森を作ろうという意欲的な試みが行われました。国の名前のプラカードは、リサイクルの資材で作られたグリーンを積んだ自転車がその役目を果たし、このコンセプトとリンクしていましたね。。。

 

 ブラジルは世界有数の美人の輩出国として有名です。明るい文化と複雑に混ざった民族が独自の配合を生み出し、チャーミングな人がとても多く、このプラカードガールやボーイ達は今回かなりレベル高かったですねぇ。。。。

 

 最後の登場となったブラジル選手団の入場の際は一際美人さんが自転車こいでました。。。。。彼女、、、、実はトランスセクシャルのスーパーモデルの『Lea T』という方で、リカルド・ティッシィに見出されてジバンシィのコレクションや、ベネトンの世界広告にも起用されている方でございます。

 

 自国開催のオリンピックで、最後の自国選手団のプラカードガールにトランスセクシャル。。。。しかも、凄い美人!!!!!素晴らし過ぎます!!!!

 

 4年後の東京オリンピックで日本にこんなリベラルな事が出来るんでしょうかぁ。。。。。思いっきりの右寄りの総理と都知事が牛耳る今の日本で、そんな事はまず不可能なような気がしますねぇ。。。

 

 

 

 さて、私個人的な今回の開会式の感想でございますが、今の時代にとてもマッチしていた、優しくて、可愛らしくて、愛のある開会式だったように思えます。環境保護を実現する選手入場に、初の難民選手団を受け入れ、ブラジルが抱える社会問題や世界の紛争等、楽しいだけではなく、同じ地球上に生きる人間として明確に目の前に置かれている問題に対して、解決作を見出して行こうというメッセージは実に素晴らしかったと思います。

 

 

 只一つ、難癖付けるなら、私がもの凄く感じた事は明確な予算不足。。。。。。。ブラジルの経済状況は以前最悪でございまして、今回もオリンピックが無事に迎えられるかという話が沢山聞かれたと思います。芸術監督のフェルナンド・メイレレスは出来る限りお金を使わないで素晴らしい演出を行い、それはそれで時代にもマッチしていましたし、素晴らしかったのですが、その煽りが衣裳に出たように感じましたね。。。。

 

 100億円かけ、日本人デザイナー石岡瑛子が手がけた、豪華絢爛な衣裳で埋め尽くされた北京オリンピック、33億かけて本物の動物まで登場されたロンドンオリンピックの閉会式では、アニー・レノックスが亡霊船に乗り、従えたダンサー達のゴステイストのローブ・ア・ラ・フランセーズの素晴らしい衣裳等、そういう物が見れなかったのはもの凄く残念でしたね。。。

 

 

 予算の煽りがまず衣裳に来る。。。。。。やっぱり、衣食住の中でも最初に削られるものなんですかねぇ。。。。ええ、東京でのお仕事でも多々あります。。。衣裳は二の次、三の次でございますので。。。。

 

 

 

 

 さて、お話はすっかりゲーム本題に入り、日本人選手達も毎日活躍していますね。なんやかんやでやっぱり朝まで見ちゃって、すっかり夢中でございます。同じ日本人が世界の舞台で活躍しているというのも実に素晴らしい事です。

 

 

 世界にはいろんな顔の人達が居て、いろんな素晴らしい技術がある。聞いた事もないような小さな国から来た人や、戦争や紛争で祖国を失い、それでも精進と鍛錬を積んで4年に一度のこの祭典に晴れやかに参加している。いろんな事情や状況も抱えながらも、このプレステージの上で、正々堂々とスポーツというジャンルで平和的に戦う。。。そんな彼らの真実の姿は実に美しくて堪りません。。。。。。

 

 

 4年に一回、、、、、よく考えると人生の中で楽しめる回数は以外と少ないもの。。。。盛上がらないと損!だと私は思いますよぉぉぉ。。。。。。。

 

 

 

 

 
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2016-08-07 23:59:59

JEAN PAUL GAULTIER PARIS 2016 SS !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。明確な夏の陽気が到来し、全国各地で35℃近くまで気温が上昇しておりますが、皆様お元気お過しですか????

 

 

 さて、、、、リオ・オリンピックがスタートしましたねぇ。。。私、個人的にオリンピックの開会式批評家でございますので(勝手)、4年に一度のこの素晴らしいエンターテイメントを見なければなりませんでしたので、もちろん再放送も含め4回程拝見させて頂きましたよ。。。はい、このお話は後日、特別に書かせて頂きます!!!!!!

 

 

 競技のほうは。。。。実はそうでもないんですよねぇ。。。っていうのが、日本のメディアって日本人選手の活躍しか報道しないでしょ????うーん。。。。美しくないので、あまり興味がないんですよねぇ。。。個人的には新体操とかシンクロとか世界で最高の演技を見たいのです、、、、、。でも、そういう競技の最中に金メダルのインタビューとかに差し代わるでしょ???どうも納得が行かない。。。。

 

 メダリスト達は無難に『国民の皆様の応援のおかげで!』なんて言うけど、一番メダルが欲しいのは自分でしょうし、その為に鍛錬と精進を重ね、いろんな自己犠牲を払って、自分の為に大会の日を臨んで来た訳ですよね。そこに自身を投影して一緒に感動している人って、自身では鍛錬も努力もしない人な訳で、大騒ぎしている人に限って『お前の人生じゃないから!』といつも突っ込みたくなります。さらに視聴率をあげる為にメダリストのプライベートとか関係ない話をあおるマスコミ。。。。私、フラットに競技だけが見たいんですけど。。。。。

 

 

 あっ!始まる前から毒を吐きましたね。。。。お願いですからウクライナの美人さんの新体操とかもっとOAして下さい。そして、閉会式の次の開催地の紹介の時に、お願いだからダサい事しないで下さいませ。。。。

 

 

 

 

 さて、そんな悪態を付いておりますが、今日はJEAN PAUL GAULTIER PARIS(ジャンポール・ゴルチエ パリ)のリポートをお伝えしましょうね。オリンピックとは何の関係もありませんが。。。。これもまた溜まっていた宿題の一つで2016 SSのコレクションになります。まぁ、HAUTE COUTUREはお客様のオーダーに合わせて、一から作り上げるものなので、あまり気にしないって事で。。。。。。すいま〜ん!!!

 

 

 この日、Rue Saint-Martinの自社のサロンには、昨年行われたジャンポール・ゴルチエの素晴らしい回顧展の為に製作されたポスターが飾られていましたね。実はこの展覧会、現在スペインで開催されております!この夏、そちらへ行かれる方は是非足を運んでみて下さいね。

 

 

 嗚呼。。。。今、すぐにでも行きたいですわぁぁぁぁ。。。。。。。。

 

 

 2015年夏にPARISのグラン・パレで行われたJEAN PAUL GAULTIER展のリポートVol,1はこちらからどうぞ。

 

 2015年夏にPARISのグラン・パレで行われたJEAN PAUL GAULTIER展のリポートVol,2はこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 今回会場にインテリアに登場したのは『PALACE(パラス)』と書かれたネオンの文字でございます。。。。

 

 これはかつてPARISの9区にあったグラブ(というかディスコ)でございまして、夜な夜な各界著名人の悪い輩が集まってパーティーを行った場所です。。。フランスの有名音楽プロデューサーDavid Guetta (ディヴィッド・ゲッタ)もDJをしていたそうで、恐らく若かりし頃、ムッシュー・ゴルチエも通った筈。。。。www

 

 

 ショーの冒頭は暗闇の中、ひそひそ話をしたり、煙草に火を付けたりとしてランウェイの反対側からネオンの入り口を目指してやって来ます。ショーの間中インテリアのように扉の前にまどろみ、出て来るモデル達とキスやハグをする左側の白いシャツの男子も、ブラックのパジャマコートを纏ったモデルもプラチナブロンドのショートヘアで、なんだか誰かのようですねぇぇぇ。。。。。

 

 

 
 
 今回、ジャンポール・ゴルチエは昨年58歳で亡くなった、彼のミューズでもあるEdwige Belmore(エドウィック・ベルモア)をテーマにコレクションをクリエイトしました。
 
 Edwige Belmore(エドウィック・ベルモア)とは、非常に得意な個性的な人生を送った人です。フランスの郊外の修道院の出身で、19歳の時にセックス・ピストルズの音楽に触れ彼女の人生はパンク一色に染まります。美しいプラチナブランドとショートヘアとアンドロジナスなビジュアルを生かし、当時のオレシャレピーポー、パロマ・ピカソやアンディ・ウォーホル、ヘルムート・ニュートン等に見初められ、社交界の人気者となります。
 
 自身の事をモデルと思っていなかった彼女は、今日御紹介するジャンポール・ゴルチエやティエリー・ミュグレー等ドラマティックな個性的なコレクションには出演し、カリスカ的な人気を誇ります。1981年にはシンゼサイザーアーティストのClaude Artoと『Mathematiques Modernes』というテクノポップユニットを組み一時音楽活動も行っていて、ジャケットのデザインはフランスのアーティスト デュオ、最初に御紹介したゴルチエ氏のポートレートも手がけたピエールとジルが手がけました。
 
 PARISが退屈になるとニューヨークに拠点を移し、当時クラブカルチャー全盛期の中楽しいパーティーを仕掛けたり、アーティスト、キース・ヘリングとも親交があったようですねぇぇぇ。
 
 
 
 今回、ジャンポール・ゴルチエはエドウィック・ベルモア自身と、彼女が最も輝いていた70's~80'Sのディスコをテーマに作品を発表しました。まさに舞台上に繰り広げられたのは、カラフルなフレンチニューウェーブ一色でございます。
 
 アンドロジナスな彼女の魅力をフィーチャーして、作品の多くが実にマスキュリンです。ジャケットやコートをベースとする彼のお得意のシルエットを生かしながら、ボトムスはパンツが大半。タイトスカートやミニ等もありますが、パニエを入れて膨らませたグランソワレは今回は登場せず、スリップドレスやボリューミーなドレスも風を孕む軽やかなシルエットで、そのままダンスフロアーに行って踊れちゃいそうなムードです。
 
 スタイリングとして楽しかったのが、クラブに遊びに行く時って華やかなコスチュームやドレスの上に一枚コートを羽織って行く事が多いのですが、そのアウターまでコーディネイトされていた事です。一見すると取りあえず引っ掛けて来たな!って感じに見せたアイテムも、するりと脱ぐと裏地とドレスの素材が同じなんて、なんともジャンポール・ゴルチエらしいユーモアがふんだんに取り込まれていましたねぇ。。。
 
 
 カラーパレットは黒を中心にロイヤルブルーやボルドー等、深く闇に溶け込む色が印象的です。中には色とりどりのライトのようなブラッドレッドやグリーンやイエロー、ミラーボールに映えるようなびっしりと刺繍を施したスパンコールなどグロッシーな光沢も注目でしたね。。。。
 
 
 では、早速コレクションを御紹介して行きましょうね。
 
 
 コレクション前半はまさにクラブに行ってすぐ脱げるような、軽やかなジャケットやコート、パジャマスーツ等リラックスしたアイテムが中心に登場します。リラックスしていると言ってもそこゴルチエでございますからガリッ!と張ったショルダーは見事で、特に自身のかつての80'Sの思い出とも重なって、強く主張しながらもモダンに落とし込まれています。
 
 こちらはパジャマのトップスの上にローブ・ド・シャンブル(ドレッシングガウン、部屋着)を重ね、靴下のまま飛び出して来たようなユニークなルックです。インナーのネイビーのシャツはシルクサテンで仕上げ、コートにはトリコロールカラーのビューグルビーズがびっしりと敷き詰められ、パジャマのディテールのようなブレードも飾られています。
 
 『TAXI GIRL』というタイトルの作品でございまいて、ベルボーイハットのようなトーク帽がアクセントにになっていて、このハットは繰り返し登場した注目のアイテムでしたねぇ。。。フロントには『GAULTIER』の文字、ルレックスの糸で刺繍されたフランス風の刺繍も施されていましたよ。
 
 
 
 こちらのルックは『MARQUISE DE SADE(サド公爵)』とタイトルでございます。まぁ、何ともゴルチエ先生らしいタイトルでございますねぇぇぇ。。。。ちなみに、サド公爵、私と誕生日が同じです。
 
 引き続きアレンジをプラスしたローブ・ド・シャンブルは細かい市松模様のシルクで仕立てられ、やはり部屋着をイメージさせるパターン違いのブレードを袖口や襟元に飾っていますね。
 
 インナーのシャツは実にユニークです。オーガンジーのピンストライプにウエストの部分だけコルセットを合わせたようにクリスタルで刺繍したもので、ベルトでさらにトロンプルイユ感を盛り上げています。
 
 パンツもパジャマのようなシルクサテンのジョギングパンツ。。。。浮かれながら登場するモデル達の足にピッタリフィットして、実に美しゅうこざいましたねぇ。。。
 
 
 はい、こちらも実にジャンポール・ゴルチエらしいマスキュリンなパンツスーツでございます。。。
 
 シティー(ロンドン)やウォール街(ニューヨーク)の金輸関係の、いわゆるデキル男たち(自称も含む)人達が好んで着る、バンカーストライプをベースにしていますが、本来グレーやネイビー等が定番なんですが、このブランドらしくブラウンにアレンジしています。
 
 ユニークなのはジャケットのフロントのデザイン。前合わせをそのまま長くして、そこにシャーリングを入れて、フレアーを出したというユニークなデザインで、ボタンやボタンホールのディテールはそのまま残し、フロントにエレガントなフレアーを出す為に絶妙にパターンも緻密に操作していますねぇ。。。
 
 ワイドなトラウザーが30年代のギャングスターをイメージさせ、大好物でございましたねぇ。。。
 
 
 はい。こちらは80'Sのムードを感じさせる、一見するとミニマムなドレスでございますが、、、、。
 
 フレンチスリーブに膝丈のドレスには、胸元と股間の部分になにやらビキニのようなディテールがございますが、これ、プリントではなく生地を切り取って、そこにシースルーのPVCをはめ込み、ブラッドレッドの部分はなんとビーズ刺繍で表現されているんです。。。。
 
 つまりもしかしたら、もの凄い近くで見ると少しくらい何かが見えるかも。。。。後は皆様の逞しい創造力にお任せします!!!!
 
 
 こういうジャンポール・ゴルチエらしいプリントが登場すると見ているこちらも嬉しくなります。。。プリント1枚でこれ!と言える程アイコニックな物を持っているブランドは実に少なく、HAUTE COUTUREのブランドの中にも幾つかしかございませんねぇぇぇ。。。
 
 シルクサテンとシフォンの上にまるでタトゥーのように羽根が鏤められたプリントで、透け感のあるシフォンとベースのプリントがそれぞれ揺れて、不思議な立体感を見せてくれます。供布のロングストールにはアイレットやビーズをふんだんに飾り、さりげなくトライバルなムードでしたね。
 
 一見すると引っ掛けただけのように見えるモスグリーンのボンバージャケットにも、ドレスと同じブラッドレットとブラックの市松模様の刺繍のブレードを飾り、ミスマッチを楽しんでいましたね。。。
 
 
 今回のショーには、こんなエドウィック・ベルモアをイメージさせるプラチナブロンドのヘアのモデルや、当時のクラブでハメを外してした70'Sのパーリィーガール達、多くのジャンポール・ゴルチエのミューズや顧客達の名前を付けたドレス等も登場していて楽しかったですねぇ。
 
 ゴルチエ先生、パリモード界ではもう大御所中の大御所な訳でして、各界セレブリティ達とは親交が深く、アーティスティックな人達が何かあった時にオーダーするのがこのメゾンなのでございます。。。昨年のカンヌ映画祭では、女優のカトリーヌ・ドヌーブがこのメゾンのドレスを着てプレミアに参加しているのを見て、普通の服は着たくない!と心の中にアナーキーな炎を燃やすマダム達に絶大に支持されています。
 
 真っすぐなショルダーが印象的なこちらのジャケットは、ホワイトのマラブーの羽根を敷き詰め、縦方向のシームと襟、見返しの部分にジェットのスパンコールを刺繍したファンキーなアイテムです。同じくジェットのマスクとアンダーにはモノトーンのパンティを着用していて、なんともハレンチで素敵でしたねぇ。。。
 
 
 ダークなカラーが多かった今回のコレクションの中で一際目立っていたのが、こちらの反対色で仕上げたルックでございましたね。
 
 アンダーのドレスはフランスの由緒正しき薬草酒、Chartreuse(シャルトリューズ)のイエローを彷彿とさせるストライプの織りのシルクを使用し、バスローブ風のデザインに、トリミングでジェットやクリアーのスパンコール、アイレットの手仕事によるブレードを飾っています。
 
 その上からフラワーモチーフの刺繍が施された、ブルーのルレックスのシースドレスを重ね、実にジャンポール・ゴルチエらしい楽しいレイヤードのルックでしたね。
 
 
 はい。こちらが今回のマリエになります。
 
 ご存知の方も多いと思いますが、HAUTE COUTUREのコレクションでは、最後にマリエが登場するのが通常なんですが、最近では自身のクリエイションを優先するあまり、最後にマリエが見られるコレクションが減っていて少し残念に思えますねぇ。。。
 
 このメゾンではいつもきちんと発表されていて、全然マリエに見えなかったり、また一番最初に登場したりと奇想天外な事をしてくれるのでとても楽しみです。
 
 今回はこんなハンサムな作品です。張りのあるシルクサテンを使用し、フロントがスペンサー丈になったジャケットは、後ろ見頃のヘムがかなりボリューミーにトレーンを引きます。インナーのハリウッド女優のようなグラマラスなベアドレスは、ハイウエストの部分からラップするようにドレープを作り、アシンメトリーに巻き込むようなスカートが施してあります。
 
 ライナーをブラックにして歩く度にチラチラ見せる所も、、、、、素敵でしたねぇぇぇ。。。
 
 
 はい。こんなテーマのコレクションの今回、ブリブリンのクルシージング ルックを着たモデル達のシャンパングラスを持ってのキャットウォーク、、、、、最後がこうならない訳がありませんよねぇ。。。
 
 もちろん、ムッシュ ジャンポール・ゴルチエもレザーのジャケット姿で登場し、お得意のダンスを披露されていました。。。。そういえば、この前のマドンナの『Rebel Heart Tour』のPARIS 公演でもムッシュが飛び入り参加されて、大いに盛り上げていらっしゃいましたねぇぇ。。。wwww
 
 
 
 
 
 70'S,80’Sのディスコやクラブのムードを漂わせながら、ジャンポール・ゴルチエの永遠のミューズでもあったエドウィック・ベルモアに、楽天的でハッピーなレクイエムを送ったコレクションとなった今回。。。。。
 
 とびきりスタイリッシュでありながらも人に誇示する為の服ではなく、シャンパンを楽しみ、ダンスフロアーで踊ったり、もしかしたらその後にラブアフェアーが待っているかもしれないという、アトラクションを感じさせるスタイルにいつもより軽快なムードや、このメゾン独特のリアルクローズへの新しい提案も感じられましたねぇ。。。。
 
 
 昨今の若い世代の方々はクラブには行きません!なんて声を聞く事がありますが、私は若い頃バリバリのクラブキッズで、ほぼ住んでたくらい毎日通い詰めていたので、このコレクションはもの凄くリンクしましたね。

 

 様々な個性的なゲスト達はクラブのエンターテナーの一人であり、自らドレスアップをしてその夜を盛り上げます。時にはどんなにおしゃれしてても入り口にあるドアビッチに入れて貰えなかったりして、悔しいから次はもっと!と目立つ格好で行く。。。。毎晩衣裳を作ってクラブに遊びに行っていた私は、そこで目立つ衣裳を作る事でスキルを上げ、服だけでは無く、それが音楽や空間、着る人のキャラクターと全てが合致した時の一瞬の感動に衝撃を受け、未だに強く記憶していますねぇ。。。。。もちろん、今、やってる事の大切な礎になっていますしねぇぇぇ。

 

 

 ちゃんとクラスがあってちゃんと差別があるもの。。。。それが、クラブです。だからもの凄く楽しい所なんです!!!!

 

 

 

 

 もはや、あの頃のクレイジーなクラブカルチャーは世界の何処にもないかもしれませんが、そんな美しいジェネレーションを現代的に解釈した今回のジャンポール・ゴルチエのコレクション。。。。当時を良く知ってる人達には懐かしさと面白半分、何も知らない若い人達には、全く新しいエッセンスとして楽しんでもらえたら幸いです。。。。。

 
 
 
 
 少し前のコレクションですが、2016 SS JEAN PAUL GAULTIER PARIS 2016 SSのリポートはこちらからどうぞ。
 

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2016-08-01 23:59:59

Roger Vivier 2016 AW RENDEZ-VOUS COLLECTION !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 

 はい、8月に入りましたねぇ〜。。。。。

 

 もう、この暑さ、後には戻れない感じになってしまいました。。。一ヶ月乗切らなければないない感じ。。。。皆様、ホント、修行、苦行でございます。。。水分補給をしっかりとして、死なないように乗り切りましょう。。。

 

 基本、暑いのは得意で、進んでバンコクやバルセロナ、日本でも綺麗な海に『バカンス』を過すのは大好きなんですが、そこで仕事するとなるとストレスは100倍。。。只でさえトレーニングしておりますので、基礎代謝は高いほうなので何処へ行くのも汗だく。。。。ほんと、この時期の打ち合わせとかパーティーとかって、全て会場をプールにして、ドレスコードを水着にして頂きたいものです。。。。。

 

 

 さて8月は日本古来の呼び方だと葉月でございます。

 

 呼び方の由来には諸説はいろいろありまして、木の葉が紅葉して葉が落ちる月、『葉落ち月(はおちづき)』というのが有名です。他には稲の穂が張る月から『穂張り月(ほはりづき)』とか、雁が始めて来る月『初来月(はつきづき)』、台風が南からやってくるという事から『南風月(はえづき)』等、日本特有の美しい情景が浮かぶような、多種多様な自然に由来しています。

 

 また、英語ではAugust(オーガスト)でございますよね?これは、これはローマ皇帝アウグストゥスに由来します。彼はそれまで使われていたユリウス暦を現在使用されている、ゴレゴリオ暦に変えた人物で、数えて6番目にあたるこの時期に自分の名前から取った、オーガストになったそうです。

 

 8月が31日なのは以前の皇帝ユリウス・カエサルが自分の名前を付けたJuly(ジュライ=7月)より短いのを嫌がり、それまで30日だった8月を31にして、2月をその分減らしたなんて諸説もあります。。。

 

 

 

 はい、いつもように前書きがすっんごい長くなりましたね。。。。今日は世界中の女子達の憧れ、PARISが誇るラグジュアリー シューズ メゾン、Roger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)の2016-17 AW RENDEZ-VOUS COLLECTION(ランデヴー コレクション)のリポートをお伝えしましょうね。

 

 このランデヴー コレクションは元々完全HAUTE COUTUREとして発表していたのですが、あまりにファン達のリクエストが多かった為、世界中のごく一部のエクスクルーシブなショップだけで現在販売されています。数々の女優や王侯貴族の足元を飾った来たこのメゾンの、ハイエンドな美意識が炸裂するこのコレクションはまさに履くアートを体感出来る素晴らしい作品ばかりです。。。。

 

 今回会場になったのはルーブルの装飾美術館のサロンでございましたが、この日の為にカフェスペースにも、ムッシュ ロジェ・ヴィヴィエが製作した素晴らしいシューズのコラージュが飾られていましたよ。。。。

 

 

 

 

 今回、クリエイティブ ディレクター、BrunoFrisoni(ブルーノ・フリゾーニ)は『Instantly Vivier』というテーマ掲げます。

 

 

 即時、即座を意味する『Instantly』というティアラをメゾンの名前に飾り、今、この瞬間を秀逸に捕らえるような、スピーディーでコンテンポラリーなコレクション。。。。セクシーさを表現するオルセー パンプス、構造的なヴィヴ バッグにはパリジェンヌらしさを、そして話題沸騰中のスニーカー、スニーキー ヴィヴはさらに大胆にアップデートし、顧客達が愛するアイコンを用いながら、一日のどの時間にもマッチするパーフェクトなコレクションを発表しました。

 

 

 この個性的なアイテム達は一見するとバラバラに見えますが、全てが揃う事で一つの物語を奏でます。それはさながら1939年のフランス映画、Jean Renoir(ジャン・ルノワール)監督『La règle du jeu(ゲームの規則)』のよう。。。。

 

 監督自身も節目節目に登場する程気合いを入れて製作されたこの作品。。。公開された同年の9月1日に、ナチス・ドイツのスロバキアのポーランドに侵略し宣戦布告、第二次世界大戦が勃発した年でもあります。

 

 映画の中では迫り来る戦争の予兆にも気にせずに我が夜の春にうかれるフランス貴族と、そこに遣えるドイツ人達の姿がオペレッタ風に描かれています。公開当初はこれを見たフランス人達は自分達の事を批判していると捉え不評でしたが、第二次世界大戦後に再度公開され、全てが終わった後にこそ理解される深い内容が評価され、映画史に残る名作となります。

 

 ちぐはぐな上流階級の会話や享楽的なパーティーや狩りのシーン、しかし戦争反対という大きなテーマに向かってシニカルに進む物語のムードは、ウィットに富んだラグジュアリーなシューズやバッグに落とし込まれ実に艶やかでございましたねぇ。。。。

 

 

 では、早速こちらのスニーカー???から御紹介して行きましょうね。。。はい、スニーカーでございます!スニーキー ヴィヴでございます!!!!先端がホワイト、根元がブラックのフェザーを敷き詰め、ボディーの足を入れる部分のブラックのレザーとホワイトのソールがアクセントを付けています。

 

 羽根の貼り方も実に個性的で美しく、何よりもフロントに飾られているクリスタルのバックル。。。。もちろん、メゾンのアイコンバックルシューズからの着想ですが、小さなフラワーモチーフを繋げてバックルを作り、テントウムシなんかも飾るという芸の細かさ!!!

 

 一見するとクールに見えるシューズですが、よーく見るとプレイフルなバックルのディテール。。。。。はい、もう、最初からノックアウトでございます。。。。

 

 

 もう、ロジェ ヴィヴィエでしかご覧になれないような素晴らしいシューズ。。。。大好物。。。。。出来れば履きたい。。。。。きっと人生が変わる筈。。。。。

 

 上質なシルクサテンで仕上げたパンプスはフロントとバックの部分をセパレートにしたデザインで、踵をホールドする部分にブラックやグレー、ホワイトをフェザーをストレンチアの花のように、夏の夜の花火のように飾った何ともグラマラスなアイテムです。

 

 ヒールの先端には、1953年にムッシュ ロジェ ヴィヴィエがマレーネ・ディートリッヒの為に製作した『ブール・タンゴヒール』にインスパイヤされた、スティレット・スフィアのクリスタルのボールのディテールが飾られ素晴らしいですねぇ〜。。。。

 

 

 今回のコレクションのセクシー部門担当、オルセー パンプスにも登場している、甲の部分にリボンを巻き付け、シューズの裏側でボウで結んだようなディテールもエレガントでございましたね。

 

 こちらは万華鏡なようなアーティスティックなブラッシングのプリントを使用したシューズですが、細いリボンをぐるぐると巻き付けキュット裏側で結んだようなディテールが実にフェミニンで、リボンに足を通すというアイディアも何だかワクワクします。

 

 他にサンダルタイプに数本のリボンをグルグルと巻き付けたものや、ボウの部分にメタリックレザーやクリスタルを飾った物等バリエーションも沢山ありましたね。。。

 

 人気のバッグ、ミス ヴィヴはシューズと同じ、この幻想的なモチーフのマテリアルで登場していましたよ。

 

 

 本来ロックテイストやワイルドなムードになるスタッズやリベットのモチーフも、このメゾンが手がけるとなんだかエレガントでグラマラスなムード。。。。最近のファッションでは軽視しがれがちな、気品や神々しさすら感じさせてくれます。

 

 こちらはトライアングルやオーバルのスタッズをジオメトリックに配置し、ワイルドさとエレガントさを兼ね備えた、そしてどこかトライバルな気分すら感じさせてくれるディテールを取り入れたブーティーとミス ヴィヴでございます。。。

 

 近くで見るとオーバルのパーツ等は、かなり大きなサイズでかなり攻めてますが、上品にまとめあげてしまうセンスには、脱帽でございます。。。。

 

 

 今回、一番注目されるテクニックとしては、やはりこちらのレザーのヴォランでないでしょうかぁ。。。。

 

 もう、ねぇ〜、、、、、ほんと好き。。。。。素晴らしいす。。。。。

 

 ロジェ ヴィヴィエがお好きな方はもちろんご存知でしょうか、ムッシュ ロジェ ヴィヴィエは元々クリスチャン ディオールのシューズを手がけていて、ムッシュ ディオールが作り出した数多くの名作の足元を飾って来た人です。

 

 ムッシュ ディオールが活躍した50'SのHAUTE COUTUREにおいて、特にフルール(柔らかい素材で仕立てられる、主に夜会服)では同じ素材で仕立てた布製のシューズがコーディネイトされる事が一般的でした。

 

 その経験がメゾンのシグネチャーとしてしっかり刻み込まれているかのようなこちらは、実際に厚手のシルク ファイユにギャザーを寄せてクリエイトしたかのように、ギャザーの入れ具合が実にHAUTE COUTURE的。。。。。。こういうの、見ると一発で解りますから!!!

 

 しかも、こちらは人気のスニーカー、スニーキー ヴィヴに飾っちゃっていて、バックルノ部分はベルクロになっているのもユニークです。。。。全部を同じカラーのレザーで統一する事で、ディテールが生きるようにクリエイトされていて、他にメタリックなペトロールカラーなんかもございましたね。。。

 

 一体、履くとどんな感じになるんでしょうねぇ。。。。ものすご〜〜〜〜〜く、気になります!!!!

 

 

 こちらはヴォランをヒールの部分にあしらったパンプスでございます。

 

 ヒールの先からフリルの幅を大きくしてギャザーを寄せたヴォランは、着用したのを前から見るとまるでシューズのサイドから翼が広がるようなエレガントさです。

 

 やはり、そのヴォランに周囲の人の目線を集中させる為に、他は出来るだけクリーンに仕上げている所が素晴らしいですねぇ〜。。。。

 

 

 こちらも、ヴォランのディテールのパンプスでございます。。。。どんだけ好きやねん!!!

 

 トップの部分に立体的にあしらわれたヴォランは、外側から内側に向かってあしらわれているので小足効果もあり、フロントからとサイドからのアティチュードがまるで違い、蝶がヒラヒラしているような可憐さでございます。

 

 同じメタリックなパープルのレザーで仕立てたミス ヴィヴにも、ヴォランのディテールが施してありましたね。フラップの部分も含めボディー全体に施されていますが、手作業のギャザーでしか出せない、美しい無造作感がなんとも堪りませんでした!!!!

 

 

 こちらのジオメトリックなデコレーションにも目から鱗の素晴らしいテクニックが用いられていましたよぉぉぉ。。。

 

 まず表側はブラック、裏側はメタリックゴールドに染め上げたレザーに規則的に切り込みを入れ、少しズラして折り返した部分にステッチを施したという代物。。。。

 

 バッグはライナーにボルドーを敷いていて、ブーティーのトップスは折り返して空いた部分をそのままホールにして素肌を覗かせるという優れものです。。。オリエンタルムードも素敵でミス ブィブなんかはお着物にもピッタリなムードでございましたねぇ。。。。。 

 

 

 最後はこんなキラッキラ!のアイテムを御紹介しましょうね。。。やはり、女ですもの!光ってなんぼでしょ!!!!!

 

 ミス ヴィヴとスニーキー ヴィヴのグラフィカルなフォルムを生かし、シルバーからクリアー、グレーやブラックのクリスタルをメランジェに敷き詰めたアイテムでございます。別に何かモチーフがある訳ではない抽象的なモチーフなんですが、このメランジェ具合がサイコーなんですよねぇ。。。動くと輝きに奥行きが生まれてペタッとした感じにならないんです。

 

 バックル部分はマーキースカットのクリスタルを並べていましたね。

 

 ウエアでは中々取り入れ難いグリッターですが、アクセサリーなら以外とイージーに取り入れられますよね?キラキラっのアクセサリーってウエアのカラーを気にせずに取り入れらて便利ですし、私もスワロスフキーが敷き詰めたスニーカーを普通のデニムなんかと気にせず合わせて楽しんでいます。

 

 また、こちら、私が小足だったら絶対トライしたいですねぇ〜。。。。やっぱり、お買い物にスカジナビアまで行かないといけないのでしょうかぁ。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 欲張りで自分の価値感で自由にアイテムをセレクトする、ロジェ ヴィヴィエ マダムやモドアゼルの為に用意された今季のコレクションは、スタイリッシュなカジュアルにもブリリアントなフォーマルにも対応し、アイテムによってそのどちらもにも使えそうな物まで実に多彩なバリエーションでございましたねぇ。。。

 

 

 これまで、一足入魂の芸術品のようなシューズが中心だったこのランデヴーコレクションですが、エクスクルーシブですが一般発売がスタートした事や、現在のウエラブルを追求するファッションのトレンドのせいか、いつにも増してユーズフルな印象を受けましたね。

 

 

 つい先月に見て来た2016-17 FW HAUTE COUTURE COLLECTIONにおいても、ファション全体におけるこの特殊なコレクションの存在意義や、ある意味時代に逆行しているかのような貴族的なスタイルに、私自身少し頭を抱えるふしもありましたので、その前のこのコレクションの記事を書いていていろいろ考えてしまいましたね。。。

 

 

 シューズメゾンとして唯一、HAUTE COUTUREでスペシャルなコレクションを発表するロジェ ヴィヴィエ。。。。PARISの伝統を引き継ぎながらも、新しいステージに移行しようとしているこの老舗メゾンが目指す、次の『何か』を少しだけ感じる事が出来たようなプレゼンテーションでございました。。。。

 

 

 

 

 

 Reger Vivier 2016 SS RENDEZ-VOUS COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。

 

 Roge Vivier 2016 SS COLLECTIONの東京でのリポートはこちらからどうぞ。

 

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2016-07-29 23:59:59

GIORGIO ARMANI PRIVÉ 2016 SS !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。それでは今日はGIORGIO ARMANI PRIVÉ(ジョルジオ アルマーニ プリヴェ)の2016 SS PARIS HAUTE COTUREのリポートをお伝えしましょうね。

 

 

 はい、まだまだ宿題が残っておりますので。。。。。。8/31まで貯めると、新学期には大変な事になりますからねぇ〜!!!!www

 

 

 

 この時コレクションが行われた会場はPlais de Tokyo(パレ・ド・トーキョー)だったんですが、会場には前回の『SHOCKING(ショッキング)』がテーマ2015-16 AW COLLECTIONの、ブラックベースにフューシャピンクやマラカイト・グリーン、アメジスト・パープルを花火のようにあしらったドレスをお召しになったゲスト達で満載でございましたねぇ。。。

 

 

 よくよく見ると、若いマドモアゼルからマダムまで幅広い年齢層の方々が着用しているのですが、もちろんHAUTE COUTUREでございますので、様々なプロポーションにマッチするのは当然ですが、全体のシルエットからディテールまでデザインも実に様々。。。。

 

 中には『あれ?こんなのコレクションに登場していたかしら???』なんてのもあって、サイズや細かいディテールまで顧客の趣向に合わせてクリエイトして行く、ジョルジオ アルマーニ プリヴェの素晴らしいホスピタリティーを感じ、まさにもう一つのアナザー コレクションを見ているかのようでした。。。。

 

 

 今回の私の証拠写真、ふざけた顔面だけでスイマセーン!!!!!

 

 

 

 

 『MAUVUE EN MOUVEMENT』

 

 2016 SS、GIORGIO ARMANI PRIVÉ(ジョルジオ アルマーニ プリヴェ)は会場のインテリアから、ゲスト達の席に置かれた生地が貼られたプレスリリースまで、全てモーブ一色に埋め尽くしました。

 

 

 『優しい女性的な色を使いたかったので、モーブ色を選びました。モーブは品のある若々しくエレガントな色だと思います。』

 

 

 ショーが始まる前から、そして、Mr、ジョルジオ・アルマーニのこの言葉から、私達ゲストはこの色の事について様々なイメージを膨らませない訳にはいきません。。。

 

 はい、学研少年のDie-co★でございますので、今回はモーブについていろいろとグーグルしてみましたよ。

 

 Mauve(モーブ)というのはフランス語でございまして、訳すると葵の事、特にゼニアオイの事をそう呼びます。西洋に昔からあった固有色ではなく実は発明された出来た人工的な色なんです。

 

 1856年にイギリスの科学者Sir William Henry Perkin(ウィリアム・パーキン)が若干18歳の時に発明した色で、アンニンという成分を原料としています。当時のヨーロッパでは紫の染料は極めて高価な紫貝からしか取れず、必要は発明の母という観点で誕生したこの色ですが、後に実験を繰り返しシルクを染めるのに適している事が解ると特許を取得し、1957年にこの染料を作る工場を設立します。

 

 1862年のロンドン万国博覧会では、ヴィクトリア女王がこのモーブで染め上げたシルクのローブを纏い注目されますが、当時保守的だったイギリスの繊維業者にはあまり受け入れられず、その直後に登場した同じアンニンを原料とする『フクシン』が大ブレイクした事もあり、そこまで大きな成功を納めたとは言えないのかも知れません。

 

 

 

 軽やかでフェニミン、優しさや嫋やかさを表現するのに最も適した色を探し続けていたMr,ジョルジオ・アルマーニは彼が生涯出会って来た美しい色達の中からこの1色をセレクトし、59点という圧巻のコレクションを見せてくれました。

 

 元々色の要素としてグレーを含むこの色からスタートしたカラーパレットは、グレーやホワイト、ブラックのニュートラルカラーとしなやかに混ざり合い、時折ヴァイオレットやライラック、ペール マゼンダというバリエーションでコレクションに深みをプラスします。

 

 作品は驚く程軽やかです。中でもジョルジオ アルマーニ プリヴェが最も得意とする技術の一つ、ハイブリッドな素材開発は今回冴え渡り、ファンデーションを用いずに軽やかなフォルムを描くトランスペアレントや、3Dのように、動いてるように見えるプリントやジャガード、近くに寄るとまるでコンテンポラリーアートのように成功なテクニックを施した素材を駆使し、重力を感じさせない、風になびくような柔らかさは見事でございましたねぇ。。。

 

 

 では、ファーストルックから御紹介して行きましょうね。

 

 

 今や、ちゃんとした大人が着れる、アルマーニにしか無いとも言われる程の、魅力的なジャケットからコレクションはスタートします。

 

 程よいショルダーラインから張り出したコンケープショルダーには、丸いまろやかなスリーブが施され、全体に少しだけ広がるAラインのジャケットとショートパンツのアンサンブルでございますが、この画像だとモアレってて何がなんだか解りませんねぇ。。。残念。

 

 こちらの素材はジャガードなんですが、実に細かい突起を織りで表現していて、3Dになっております。近くで見ると実に精巧でこんなジャカード始めて見ましたねぇ。。。。

 

 インナーにはシルク クレポンのトップスを合わせ、実に軽快にコレクションはスタートしました!!!!

 

 

 軽やかさを演出するのに今回必要不可欠なディテールの一つが、ラッフルでございます。フェニミンな要素の強いこのモチーフをハンサム ウーマンを得意とするアルマーが作品に取り入れると、こんな感じに大胆でアーティスティックな印象になります。

 

 この波のようなラッフルは一枚で軽やかにパンツのサイドや裾、トップスのディテール等にも登場し、動きや風を孕む事で予測不能なムーブメントを見せて美しかったですねぇ。。。。

 

 やはり水面の揺らぎをイメージさせるトップスのジャケットは、少し目の粗いシルク ガザールに手仕事でこの独創的なプリーツを寄せて仕上げられていて、近くで見ると一本一本のひだのあまりの細かさに。。。。。ビビりました!!!!

 

 

 渦をイメージさせるモチーフも今回いつくか登場していたモチーフで、こちらのトップスはビスチェをベースに、渦のモチーフをジャカードで施したオーガンジーに、さらにサンレイプリーツをかけた素材を使用しています。もちろん、プリーツをかける事を想定して生地から織っております。。。。

 

 ブラックのラッフルのディテールを施した、シルク ガザールのスカートを合わせ、シューズはフラットを合わせコンテンポラリーなムードです。

 

 実は今回沢山登場しているボトムのマイクロミニ丈はプリヴェでは初となるレングスだそうで、ソックスをイメージさせるブーツやフラットシューズと合わせて、スポーティーでウエアラブルな印象を感じさせてくれましたねぇぇ。。。

 

 

 後日お邪魔させて頂いたエクスクルージヴなサロンでのre-seeでは、ショーの感動が細部まで解き明かされ、なんとも麗しい時間なのでございます。。。

 

 右側は先ほど御紹介したジオメトリックなシルク ジャガードでございまして、こちらはスカートでございます。そして、、、、、オーガンジーのブラウスの上のブラックのクロコダイルのジャケット。。。。。。はぁぁぁ。。。。これでこそ、HAUTE COUTURE !!!!

 

 実に美しい斑の大きなクロコダイルを、少しマットにトリートメントしているのも上品で、今季のジャケットのトレードマークでもある、小さなスタンドカラーとコンケープショルダーで仕立ててあります。

 

 左のルックはチュールの上にシルクのリボンでギャザーを寄せて、それをボーダー状に刺繍したジャケットが素敵です。リボンを留め付ける際にスワロフスキーも一緒に刺繍し、裾には別布の光沢のあるシャーでさりげなくラッフルがあしらわれているのも素敵でしたねぇ。。。

 

 

 私がモーブという色を始めて知ったのは、小学生の時にお年玉を貯めて50色の色鉛筆のセットを買った時で、普段使う12色の物とは比べ物にならないその色の豊富さに感動し、バリエーション溢れる紫のグループのライラックの横にこの色が並んでいたのを記憶しています。

 

 青みの強いライラックより、甘くロマンティックなこの色は当時の私の大好きな色の一つで、良く自分でデザインしたドレスにこの色を縫っていましたねぇ。。。その当時に受けたロマンティックで幻想的なイメージは、未だにこの色を見ると感じてしまいます。

 

 しかも、クールなブラックの相性とは実に素晴らしく、モーブのジャケットにブラックのボタン等を描いていた私にとっても、今回アルマーニ プリヴェで登場したこのパレットには『やはり、この上なくスタイリッシュ!!!』と頷いていまいましたねぇ。。。

 

 こちらの折り紙のようなオーガンジーのトップに合わせたスカートには、またもやビックリなテクニックが使用されています。マチを入れてグラデーションにフレアーを入れたチュールのスカートの上に流動的なプリーツのようなラインが見えますが、これ、何だと思いますか???実はプレキシ素材の細いリボンを縦に刺繍しているんです。縦長のスパンコールでございます。。。。。パーツ同士は縦に立体的に刺繍されその間にスワロフスキーが埋められます。つまりブラインドのような感じ。。。。。

 

歩く度にプレキシ リボンの強い光沢がキラッ!と輝き、素晴らしいテクニックでございましたねぇ。。。

 

 

 こちらはオーガンジーのリボンを使用して、うねるようなジオメトリックな表面効果を作り出したトップスになります。

 

 シャープにフレアーを出したチュールのチュニックの上に、細いオーガンジーのリボンを縫い付けていて、こちらストラップからデコレーションが繋がっているので、オーダーが入るとお客様一人一人に合わせて、一からサイズを合わせて作業する事になるんでししょうねぇ。。。。

 

 胸元にはさらにモーブカラーのスワロフスキーをエンブロイダリーし、ボトムはシルク ガザールの羽衣のように軽やかなスカートをコーディネイトしています。

 

 

 こちらは、大小様々な大きなのオウム貝のモチーフのレースをアップリケにして飾ったドレスです。

 

 アルマーニのコレクションの中にはあまり具象的なモチーフは登場しない事が多いので新鮮に感じましたね。。。深海の世界のように幻想的に表現し、泡のようなスワロフスキーの輝きもなんともロマンティックでございましたねぇ。。。

 

 個人的にオウム貝は貝の中で一番好きです。。。食べた事無いけど。。。。www

 

 

 あのね、re-seeではこんな風にショーで発表された作品が所狭しと並べられているんです。。。。。この3点で総額いくらなんでしょう。。。。でも、恐らく顧客の皆様は普通のお買い物感覚で、『これと、これと、、、。』みたいな感じなんですかねぇ。。。ほんとにゴージャスな世界でございます。。。

 

 モーブという1色にコントロールされたグランソワレノ数々でございますが、その素材やテクニック、ディテール等にいくつものバリエーションがあります。さらにそこから顧客達と細かいデザインをまとめあげ、本当に世界に1点だけのドレスが完成して行くんですねぇ。。。そういうの、ドキドキ、ワクワクしてしまいます。。。

 

 右のドレスはベアのトップスとくるぶし丈のスカートによるオーセンティックな50'Sスタイルのフィット&フレアーのシルエットでございますが、コンテンポラリーなテクニックが一目瞭然だと思います。

 

 ビスチエはグラデーションでスワロフスキーをボーダー状に刺繍し、スカートに施してある立体的なモチーフは、縦にプリーツを寄せたクリノリンのリボンを横に刺繍したもの。。。クラシカルなフォルムとフューチャリスティックなテクニックの融合が素晴らしかったですねぇ。。。

 

 真ん中はドレスのように見せて実はセットアップです。シースルーのファブリックに上からスワロフスキーを雪のように散らし、実際モデルが着ている画像だと刺繍だけを裸に纏ったようなセンシュアルさです。

 

 スカートはルレックスの糸を使い、シースルーとグロッシーな光沢のマルチストライプの張りのある素材で、トップスのスワロフスキーがこぼれ落ちたかのようにグラデーションで刺繍されているのも美しかったですねぇぇぇ。。。

 

 どことなくマリリ・モンロー等往年のハリウッド女優のグラマラスなムードの左端のドレスは、シルク ガーゼにグラデーションでプリントしたフラワーモチーフにプリーツをかけ、ボリュームたっぷりにフォルミングし、さらにクリノリンで膨らませドラマティックな印象でございますねぇ。。。

 

 トップスはまるで小さなニットのキャミソールを合わせたような、リラックスしたムードなのも素晴らしく、ショーでモデルが歩いて来るとプリントとマッチして、風に揺らぐ大輪のピオニーの花のようでしたよ。

 

 

 コレクション後半はブラックの分量が増し、イブニングのムードはさらに盛り上がります。

 

 思えば、小さなトップスにシェイプしたウエスト、パッと広がるフルレングスのスカートというアイコニックなドレスが、ジョルジオ アルマーニ プリヴェのコレクションにここまで沢山登場したシーズンも珍しいのかもしれませんねぇ。。。

 

 前半で登場した渦巻きのようなモチーフはこちらではまるで日本の書のようにダイナミックにドレスを飾ります。こちらオーガンジーの上にこのプリントをかけてプリーツを寄せ、トップスと同じブラックカ ラッカーのスパンコールをリボンのように縦に刺繍したブラックチュールを上に重ねています。

 

 太めのベルトもアクセントになっていましたよ。

 

 

 ラストルックはこちらのような、もはやモーブは面影程度にしか残っていないようなブラックのドレスでコレクションの幕を締めくくります。

 

 でも、モーブはインナーのクリノリンに使われていて、波形にスワロフスキーを刺繍したブラックチュールを幾重にも重ねる事によって、まるで墨のような独特の奥行きのあるテクスチャーを作り出しています。

 

 トップスのデコレーションは先ほどスカートで御紹介したプレキシリボンを立体的に刺繍したもので、ブラックの中にさりげなくモーブのスワロフスキーを飾り、今季のアイコンでもあるラッフルのディテールをハイブリッドなテクニックで表現していて素晴らしかったですねぇ。。。

 

 

 スリッポンとソックスをドッキングさせたようなブーツや、シューズの上からシルクガザールのヴェールを飾ったもの等、カジュアルな要素をHAUTE COUTURE的に解釈した作品が多かった今回のシューズでございますが、圧倒的にフラットやローヒール等低めが中心でしたね。。。

 

 re-seeの会場で見付けたこちらはローヒールなのに、その独創的なカットのヒールが実に美しく、PVCと合わせる事で出来る限り足をヌードに見せる魅惑的なシューズでございました。。。

 

 左に関してはアルマーニのシグネチャーとも言えるノットのモチーフをあしらったストラップが実に美しく、HAUTE COUTREだけにしておくのはもったいない!って感じてしまいました。。。。。

 

 いつの日か、prêt-à-porterに落とし込まれるのを待ち望みたいと思います!!!!

 

 

 

 

 

 モーブというフェミニンな中にもクールさや上品さを讃えるカラーパレットを中心に、最新技術を駆使した軽やかで張りのあるファブリックや、HAUTE COUTUREらしい手仕事をふんだんに盛り込んでクリエイトされた今回のジョルジオ アルマーニ プリヴェ、、、、皆様いかがでしたか????

 

 いつも以上に優しさや嫋やかさを感じさせたコレクションには、Mr,アルマーニが唱えて着た、服を身に纏う事でアイデンティティーが引き出され、より自由になれるという信念や、不穏な世界情勢の中、世界の動向やファッションさえも道に迷っている現状をきちんと見据え、回りに振り回されずに静かに歩んで行こうという、決意のようなものすら感じてしまいました。。。

 

 

 アルマーニのコレクションはモデルがターンして戻って行く事はありません。ランウェイの先端からそのままはけて行くその独特のスタイルは、しっかり足を据えて、凛としてしなやかに、前だけ向いて進んで行こうという、彼自身の人生に対する捉え方なのではないかと深読みしてしまうのは私だけではない筈です。。

 

 

 

 さて、モーブ=葵という事で、少し余談を記しておきましょうね。私、昔から日本の伝統芸能の能が大好きなんですが、その中に登場する演目で『葵上』という作品があります。

 

 ドラマティックでまさに幽玄を物語るに相応しいこの演目は、『羽衣』と並んで1,2を争う人気の演目で上演回数も多いのですが、日本史に詳しい方はピンと来るかと思いますが、この『葵上』は源氏物語の中に出てくる光源氏の正妻の事でございます。

 

 実にユニークなのが、タイトルでありながらも舞台上に葵上は登場しません。物語は光源氏への愛が受け入れられない事に苦しむ御息所(ろくじょうのみやすんどころ)の情念をテーマにしていて、それが鬼と変化した姿で表現されています。

 

 葵上は怨霊に取り憑かれなす術もなく伏せているという事で小袖一枚として登場し、この時、御息所が変化した般若が纏う白地に銀の鱗模様は、怒りや情念を表すと言われています。。。

 

 

 

 今回のフェミニンで優しいアルマーニの世界とは対極にありますが、機会がありましたら、是非ご覧になってみて下さいね。。。。

 

 

 

 

 2015-16 AW GIORGIO ARMANI PRIVÉ PARIS HAUTE COUTUREでのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 

 2016 SS GIORGIO ARMANI 2015-16 AW 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 2015-16 AW GIORGIO ARMANI 2015-16 AW 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

 2016 SS EMPORIO ARMANI 2015-16 AW 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 2015-16 AW EMPORIO ARMANI 2015-16 AW 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。

 

 
 


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2016-07-27 23:59:59

ALEXIS MABILLE 2016 SS Haute Couture !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 

 はい、ご無沙汰でございます。。。。

 

 

 先週、感動の2016-17 HAUTE COUTUREが行われたPARISから帰国し、残務整理や通常のスタイリストのお仕事をいくつかこなし、体調を日本の気候に合わせ、なんとかもろもろ調整が完了した感じのDie-co★でございます。

 

 

 今回帰国してさらにいろいろ感じましたが、やっぱりこの国、何処かおかしな方向に向かっていますねぇ。。。。。参議院選の不思議な結果やぐっちゃぐちゃの都知事選、本土では一切放送されない横暴な沖縄の高江の基地問題や、いまだ解決には程遠く好評すらされない、深刻な甲状腺癌に苦しむ福島の人々や原発問題。そして引きこもりも飛び出す、社会現象になっているポケモンGO(関係ないか。。。)。。。。

 

 

 なんだか、もの凄くやっつけな感じがしますね。社会全体が。。。。。私、こんな仕事をしろとは誰にも教わりませんでしたけどね。。。。下処理をしないで、ドレスを仕立て、お金を払って有名なモデルに着せて、堂々とコレクションをしてような違和感。。。。。誰が見ても陳腐なのは明確過ぎます。。。。。。

 

 

 ファッションビジネスだけではなく、経済が安定するにはきちんとした政治が行われないと成立しないのは当然の事。。。。。帰国後すぐに現在の学生の評価をしたのですが、全般的に臭い物に蓋をしてしまえば何とかなるという時代に育てられた子供達の、やっつけ的な臭いがプンプンで、全ての事柄が本質から、遠くかけ離れているような気がしました。

 

 

 なんだか、さらに真実は暗雲の中。。。。。誰がこうしようとしているのかしら???、、、、。そんな中でも私がお伝え出来るのはファッションの事だけ。。。。とかく、装いとは外側のお話でございますので、軽卒でチャラチャラしていると思われがちなんですよね。特に日本では扱い酷いです。この業種は。。。。

 

 

 6年間PARISヘ足を運び、生で受けたその感動が伝えられているのかいつも疑問に感じています。InstagramやTumblr等画像を中心とした、よりイージーなサイトが主流となっているSNS時代に、ここまで思い込みの強い文章を書いて行く事に意味があるのかといつも感じてしまいますが、私にはこれしかないので日々続けていくしかないと、冷静に捉えております。。。。

 

 

 I believe power of the fashion、、、、美は力なり。。。。。

 

 

 私がずっと信じて来た信念を、より本質的に記して行く時が来たのかもしれません。。。。とは言ってみても、出来る事は些細な事ですが、私の出来る事をこの崩壊して行く日本という国で実践して行くしかないのでしょうねぇ。。。。

 

 

 

 そんな事を、梅雨明けを目前にしたこの東京砂漠で、日々、感じております。。。。

 

 

 

 

 

 先日速報でお伝えしておりますが、2016-17 AW PARIS HAUTE COUTURE COLLECTIONは今シーズンも世界最高峰の美の競演を果たし、感動の中幕を下ろしましたが、今回間に合わなかったコンテンツがいくつかございますので、きちんと消化して行きたいと思います。(A型なので自分でも嫌になるくらいそういうとこ真面目。。。)

 

 

 今日はALEXIS MABILLE(アレクシ マビーユ)の2016 SS HAUTE COUTREのリポートをして行きたいと思います。

 

 アレクシお気に入りのヴァンドーム広場に面した、ラグジュアリーな邸宅のサロンには、今回高く積まれた真っ白な椅子のデコレーションが飾られました。『え?椅子?』なんて思われる方も多いかも知れませんが、PARISモードに詳しい方ならピンと来るかもしれませんねぇ。。。

 

 現在、Prêt-à-porterのほうが大規模に行われているパリコレですが、元々はHAUTE COUTUREからスタートしたのは衆知の事と思われます。1920年代から50年代、コレクションはそれぞれのメゾンの自社のサロンを使って行われ、マレーネ・ディートリッヒやオードリー・ヘップバーン等かの大女優達も他の顧客達と膝を並べて、新作のコレクションに熱狂している姿を写真等で目にした事があると思います。

 

 前回2015-16 AWをオペラ・ガルニエのサロンで彼自身のメゾン設立10周年を祝う素晴らしいプレゼンテーションを行ったアレクシですが、それから新たな一歩となる今回のコレクションのバックグラウンドに用意された、積み上げられた真っ白な白い椅子。。。。。

 

 新たな一歩を進める上で、PARIS HAUTE COUTUREの伝統を守りながらも、フレッシュな気持で臨もうと考える、彼自身の意志のような物を感じましたね。。。。。

 

 

 

 今一度ターニングポイントを迎えたアレクシの今回のコレクション、ゲスト達のシートの上に置かれていたプレスリリースの表紙には『Timeless Beauty』という大きな文字と19世紀のアメリカの女流詩人、Emily Elizabeth Dickinson(エミリー・エリザベス・ディキンソン)のこんな言葉が添えられています。

 

 

『Bautyーbe not causedーit isー(美とは発現されるものならず。そこにあるものだ。)』

 

 

 Emily Elizabeth Dickinson(エミリー・エリザベス・ディキンソン)は19世紀にアメリカ、マサチューセッツ州に生まれの女流詩人です。生涯で1700編もの詩を残しますが、生前は全くの無名。。。。日々の日常や社会的な事件(主に南北戦争)をテーマにした心を打つテーマや、ダッシュや規則性のない大文字小文字の使用など、自由で今の人々にも共感出来るスタイルが後に評価され、現在18世紀の偉大なる奇人として文学史に名を残します。

 

 

 

 今回アレクシ マビーユは形に捕われない女流詩人の言葉に自身の今の気分を重ね合わせ、フレッシュでクリーン、お得意の上品なスタイルやフェミニンさを守りながら、会場のフロントロウを飾る顧客達を裏切らない美しいコレクションを見せてくれました。

 

 コレクションに登場するカラーパレットはホワイト、ネイビー、ブラックの3色を中心に、少しのヌードやエンブロイダリーに用いられたゴールドやシルバー、グレームーンストーン等のみです。カラーをコントロールする事で、美しいシルエットや繊細な手仕事はよりフィーチャーされ、心なしかデザインやシルエットも簡潔に表現され、とても現代的な印象でございましたね。

 

 

 まずは、お久しぶり的な感じのある、エストニア出身、現在38歳のスーパーモデル、Carmen Kass(カルメン・キャス)嬢の登場です。彼が愛するフェミニンで柔らかいスモーキングジャケットをベースにしたドレスに、裾からグラデーションでオーストリッチのフェザーを刺繍し、引きずるトレーンの軽やかさや、アクセントにしたサテンのベルトとクリスタルのバックル等、サロンに登場するとまるで女神が現れたかのような美しさでしたね。。。

 

 前回のプレゼンテーションから、こういう美しく歳を重ねたモデルを使用しているアレクシですが、リリースに登場したエミリー・ディキンソンの『美はそこにあるものだ。』という言葉を証明するような、カルメン・キャッスにピッタリの実に神々しいドレスでしたね。。

 

 

 こちらも実にアレクシらしい、フェミニンなパンツスーツのルックでございます。

 

 トップスはビスチエのベースの上に、ギャザーを寄せたベアブラウスをレイヤーしたデザインで、ホワイトの光沢の美しいシルククレープの土台の上に、ブラックのレースをジオメトリックに差し込み、胸元にはブラックのフラワーモチーフがスパンコールと共に立体的に刺繍されています。

 

 ボリューミーなトップスをまとめるのはハンサムなクロップドのシガレットパンツで、こちらも種類の違うシルククレープで、サテンのボディーにPVCのストラップを施したエアリアルなシューズと実にマッチしていましたね。。。

 

 こちらのルック、先日行われた2016-17 AW HAUTE COUTURE COLLECTIONでもどこぞ(知らんのかい!)のセレブがお召しになっていましたねぇ。。。。

 

 

 ご覧下さいませ!!!こんな狭いスペースに所狭しと椅子が並べられ、HAUTE COUTREのショーは行われます。実際に膨らましたスカートが肌に触れたり、モデル達が使っているコスメの香りがしたりと、絶対にはSNS等では得る事のない、五感全部に訴えて来る様々な感動がゲスト達を刺激してくれます。

 

 左のプリーツのドレスは実にダイナミックでございますねぇ。。。サンドレスとして発表されたこちらは、ラウンドネックから袖や裾に向けて放射状に施されたサンレイプリーツのストイックな作品で、ポンチョのように一枚で被るデザインの、袖口から裾へと続く布端には、もの凄く細い繊細なレースのブレードが刺繍されています。。。

 

 ってか、これ、水着の上に、プールの後に羽織る的な物なんですよねぇぇ。。。。シルク クレープなんですけど。。。。。

 

 右はバックスタイルですが、先に御紹介したパンツスーツのように同色のレースを差し込んだオーバーシルエットのシャツと、シルク・ラジマーを使用した張りのあるスカートのコーディネイトで、やはりカジュアルコンシャスしたスタイルですが、やはり、あまりにもゴージャス過ぎますよねぇぇぇ。。。。wwww

 

 

 こちらはまた実にHAUTE COUTUREらしいエレガントなフルレングスのドレスでございましたねぇぇぇ。。。

 

 シースラインのピッタリとしたボディに使用されているのは、トランスペラレントの上にフラワーモチーフを描き出したDévoré velvet(デボレ ベルベット)を使用し、胸元はビスチェのカッテングを施しています。素材が透けるのでボディの膝上の所までライナーを施してるのですが、その裾にも華奢なレースをあしらい、シュミーズが透けているようなクラシカルなムードです。

 

 オーバルの部分と襟の大胆なストールは実にユニークです。かなりの長さの右袖をそのまま首に巻き付け、左袖から後ろに向かってトレーンを引くという独創的なデザインで、ふんわりとボディーにリボンをかけているような女らしいデザインが見事でしたねぇ。。。。。 

 

 

 ボリュームたっぷりのスカートをまっ二つに切ったようなヴォランのデザインも、アレクシの大好きなロマンティックなシルエットでございまして、今季はこんなアクセントの強いネイビーとホワイトのバイカラーで登場しましたよ。

 

 トップスはたっぷりとしたホルターネックのシャツのデザインで素材はシルク・クレープ、繋がっているように見えて実は素材を変えているホワイトのヴォランはシルク・ラジマーで張りを出しています。

 

 その下のネイビーのスカートもシルクラジマーで、膝に寄せられた手仕事によるギャザーがシルクならでは、HAUTE COUTUEならではのリッチなムードを醸し出しています。

 

 二段のヴァランの裾にはそれぞれさり気なくクリスタルのエンブロイダリーが施され、ニクい演出でございましたねぇぇぇ。。。

 

 

 CGで作り出したかのような長い四肢と、エキゾティックな顔が美しいDebra Show(デブラ・ショー)は、ジョン・ガリアーノがDiorのアーティスティック・ディレクターとして活躍してた頃ミューズとして活躍し、ピーター・リンドバーグを始めとする有名カメラマンの手によってファッション史に残る美しい作品を数多く残しています。

 

 やはり久しぶりにランウェイに登場した彼女が着用したのは、こちらのユニークなパンツルックでございました。サマーファーの提案として仕立てられたジャケットは、無の端をローエッジにし、プリーツをかけたシルクオーガンジーをグラデーションになるように幾重にも重ね、このファーのようなテクスチャーを表現していて、その中にはオーストリッチのフェザーもメランジェされています。

 

 パンツはスカっ!とホワイトのクレープでシンプルに仕立てたトラウザーで、彼女の長い足を存分に発揮するシルエットでしたねぇ。。。

 

 それにしても、彼女を生で見たの始めてだったんですが。。。。。。ほんとCGみたいにありえないプロポーションでございましたねぇ。。。。wwww

 

 

 前回のアレクシのミューズ達をテーマに、作品をクリエイトしたコレクションにも登場していた、モデルのAudrey Marnay(オードリー・マルネイ)は公私供にアレクシと親交が深く、先日ホテル・リッツで行われた日本のハイ・ジュエラー、TASAKI(タサキ)のパーティーにも仲良く一緒にいらしてましたね。

 

 永遠の妖精と言われる美しい彼女が着用したのは、こちらのアクティブなムードのシャツドレスです。ベースにネイビーのシルク・ラジマーを使用し、ボディの部分にメダリオンのようにインサートで施してあるのは、ブラックの繊細なリヨン・レースです。

 

 皆様お解りかとは思いますが、こちらレースのモチーフに合わせてパターンを引き、上から模様に合わせてベースの素材をカットし、レースの端は全て手仕事で縫い留めてございますの。。。。はい、もちろんご承知でしょうが。。。。

 

 こちらもトップスはシャツのデザインを取り入れ、現在36歳、二児のママとしてプライベートも充実しているオードリーにピッタリの、大人カワイイスタイルのドレスでございましたね。。。

 

 

 こちらのランジェリーにように繊細なドレスも素敵でしたねぇ。。。

 

 トップスはコルセットをイメージさせる、ヌードのダッチェスサテンのビスチエでプレーンに仕上げ、レースやチュール、途中までプリーツを施したオーガンジー等様々な素材をグラデーションで重ね、フリルを作り出した作品です。

 

 例えば、ジャンポール・ゴルチエのようにランジェリーを得意とするデザイナーもいますが、アレクシの場合あくまでもフェニミンで上品。こうやって様々なデザイナー達が全く違う個性を発揮して、美を競い合うのがPARIS HAUTE COUTUREの醍醐味なんですねぇ〜。。。。

 

 

 今回カラーをコントロールしているので、大半がドレスという彼のコレクション中にも、レイヤーでアクセントを楽しむスタイルをいくつか見る事が出来ましたね。

 

 ホワイトのシースドレスに、張りのあるブラックのジレコートを合わせたこちらでございますが、張りのある素材で仕立てたコートのエレガントな事。。。。。このコートは左身頃はダッチェスサテン、右身頃はカシミアで仕立てられ光沢に変化を付けています。スワローテイルの膝下丈の身頃に、背中にあしらわれたボリューミーなケープがこの荘厳なシルエットを生み出しているというデザインです。

 

 インナーのドレスは裾半分しか見えてませんが、アレクシお得意の美しいシースラインなのは一目瞭然で、膝下の部分にホワイトのスパンコールやクリスタルで、陶器のような立体的なエンブロイダリーが施されていましたねぇぇぇ。。。

 

 

 

 

 

 メゾン設立10周年を迎え、新たに新鮮な気持でクリエイションを行った今回のアレクシ マビーユ。。。。。

 

 最高のフォーマルシーンで絶対的に用いられて来たホワイト、ブラック、ネイビー等の少ないカラーパレットで彩った今回のコレクションでは、シャツのディテール等に見られる、彼らしいカジュアルウエアへのアプローチやウエアラブブルなスピリットを感じられ、繊細なビーズやクリスタルのエンブロイダリー、モチーフレースをカットワークでボディーにインサートしたり、プリーツやフリルで描き出した可憐なボリューム等、やはりここでしか見る事が出来ない最高の手仕事もしっかり見せてくる辺りに、10年という時間の経過と、そこで培った素晴らしい経験が大輪の花を咲かせているように思えましたね。

 

 

 前回から感じている事なんですが、このブランド、良い意味で潔くなりましたねぇぇ。。。本当にメゾンを大切にしてくれている顧客の声をしっかり聞き、彼らを中心にクリエイションを行う姿勢が見て取れますし、HAUTE COUTUREは只の奇抜な表現の場では無いという精神が明確に感じられます。

 

 

 結果、変化がないとか、新しさが無いというジャーナリスト達も多数いますが、アレクシのメゾンにドレスを頼む人が、一体そんな物を臨んでいるのかしら???と私は思います。自分も含め、エクスクルーシブなコレクションを見れるジャーナリスト達がラグジュアリーなライフスタイルを送っているかと言うと、甚だ遠いように思えます。

 

 やはりHAUTE COUTUREは選ばれた世界の中に存在するものなんだなぁ〜、自分とは程遠い世界の最高の物を見せてもらっているんだなぁ〜、と想像を膨らませる事でより感動が深まような気がします。。。。

 

 

 

 時代に流されない、確固とした個性と魅力を持った女性達が、ヒラヒラと美しいドレスの裾をひるがえし、こんな近い距離で美しさとは何かという事を教えてくれている。。。。。そんな、HAUTE COUTUREに必要不可欠な何かを強く感じさせてくれた、アレクシ マビーユの2016 SS COLLECTIONでした。。。

 

 

 

 

 2015-16 AW ALEXIS MABILLE Haute Couture Collectionのリポートはこちらからどうぞ。 

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2016-07-19 23:59:59

CHANEL FINE JEWELRY 2016 SS HAUTE COUTURE !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい、PARISからの速報以来、音信不通で失礼しました。。。。

 

 

 

 残念ながら無事に帰国し時差ボケと戦い、終始ぼんやりしながら東京での仕事をこなし、この3連休でようやく体内時計が東京になった感じです。。。。

 

 

 

 にしても、なんすか?この湿気。。。。。。もはやここは亜熱帯ですねぇ。。。

 

 

 今回、MEN'SとHAUTE COUTUREの間に既にバルセロナで地中海を楽しんで来た私にしてみてみたら、なんだか今年の夏の思い出はすっかり出来ちゃった感があるのですが、日本の夏はこれから!!!!しっかりと体調管理して、きちんと仕事もして、日本の夏を楽しみたいと思います!!!!

 

 

 今年は去年着る機会が無かった浴衣には、絶対に袖を通したいです!!!!!

 

 

 

 

 それでは久しぶりのUPは、CHANEL FINE JEWELRY(シャネル ファイン ジュエリー)のリポートをお送りしたいと思いますよぉぉぉぉ。。。

 

 

 先日、実に素晴らしい新作『Les Bles de Chanel(レ ブレ ドゥ シャネル)』が発表された時は、長年工事中だったホテル・リッツも、中央のコラムも美しい姿をお披露目していて、久しぶりに工事中のテント等一切ない本来のヴァンドーム広場の姿を見せていましたが、思えば半年前のこの時期はこの画像に写ってない反対側はほぼほぼ工事中でしたねぇ。。。

 

 

  私が立っている左肩辺りが丁度シャネルのヴァンドームのブティック、そしてその上の階のエクスクルーシブなサロンが、今回のプレゼンテーションの会場となります。。。

 

 

 

 2016 SS HAUTE COUTREでシャネルは『Signature de CHANEL(シグネチャー ドゥ シャネル)』という48点の新作ハイ ジュエリーを発表しました。

 

 シグネチャー=象徴。。。。。。カメリアやツイードのスーツ、リボンにパールにリトル ブラック ドレス。。。。ここまで沢山の人気アイテムを発表して来たこのメゾンは他に類を見ない程数多くのシグネチャーを持つこのメゾンですが、その中でも今回注目したのは『キルティング』です。

 

 キルティングと言えばあの代表的なバッグ『2.55』をイメージする方も多いのではないでしょうかぁ???1955年2月、マドモアゼルは男性用のミリタリーのバックに着想を得てこのバッグをデザインしました。バッグの二つのハト目に施されたチェーンストラップは、両手が自由に使えるようにショルダーとしても使用が出来て、肩からかけると一見するとシャープでスクエアに見えるフォルムは、女性に身体にピッタリと寄添う実に画期的なバッグでした。名前の由来はそのものズバリ!1955年の2月に生まれたという所に由来し、毎シーズン姿を変えながら常に女性達を魅了しています。

 

 

 元々、帽子をデザインし、作る事からキャリアをスタートしたモドモアゼルは、ドレスコードとして帽子が必要不可欠だった乗馬の世界を深く愛しました。社交場としても重要な場所だった競馬場で、数多くの大切な人々に出会った事ももちろんですが、マドモアゼルは競馬場の厩務員(広く馬の世話をする人)達が着ていたジャケットに施されていたキルティングにインスパイアされ、自身のデザインにも取り入れるようになったそうです。

 

 

 まさにこのメゾンを代表するシグネチャー。。。。。既に発表され、世界中で話題になっているファイン ジュエリー コレクション『COCO CRUSH(ココ クラッシュ)』でもお馴染みのキルティングのパターンですが、今回は初のハイジュエリーでのお見目という事で、そのエターナルなモチーフがさらにハイエンドに表現されましたよぉぉぉぉ。。。。

 

 

 まずはこちらは、今回一番の注目と言っても過言ではないネックレクスです。

 

『Signature de Saphir(シグネチャー ドゥ サフィール)』と名付けられたこちらは、首元で繋がったキルティングのモチーフがカスケードしながら5連のチェーンに分かれて行くという美しいデザインの作品です。HAUTE COUTURE メゾンらしく、実際にレザーやシルクにミシンでキルティングを施したように、素材の立体感を直線と曲線を融合させて表現しているのは見事でしたねぇ。。。

 

 18Kのホワイトゴールドにダイヤモンドが細かいパーツの一つ一つにまでパヴェでセッティングされ、さらにそこにまるでブローチでも飾ったように存在感を放つクッションカットの大粒のサファイア。。。。。。。。見事です!!!!!!!

 

 

 HAUTE COUTURE的なスタリッシュなアイディアから生まれた美しい作品に目がくらみながら、今回の豪華なプレゼンテーションがスタートしました!!!!!

 

 

 

 こちらは『究極の』という意味の『Signature Ultime(シグネチャー ウルティム)』というコレクションの作品になります。

 

 キルティングのステッチの糸の部分をオープンワークで仕上げ軽さを出しながらも、大粒のダイヤモンドで豪華さを演出するというアイディアの作品で、実に女性らしく、それでいて強さも感じさせる作品でございましたねぇ。。。

 

 左のイヤリングは18Kホワイトゴールドの台座に、94個ものブリリアントカットのダイヤモンドを配し、トータルで4.8カラット、右のリングはセンターに6カラットのクッションカットのダイモンドを配し、195個のブリリアントカットのダイヤモンドをパヴェで敷き詰めたキラッキラのアイテムです。

 

 丸みを帯びたスクエアのフレームや、曲線と直線のミックスのバラスが実に美しい作品でしたね。

 

 

 『揺れる』という意味の『Signature Dangling(シグネチャー ダングリング)』というこちらのアイテムは、名前の通りキルティッグをカスケードさせ、軽やかで遊び心溢れる作品でございます。

 

 ブリリアントカットのダイヤモンドを敷き詰めたパーツを、一つ一つ手作業で繋ぎ合わせ、まるで空中にキルティングが浮かんでいるかのような表情を見せ、しかも揺れて乱反射すると美しい輝きを顔廻りにプラスしてくれます。

 

 左のリングはセンターに1カラットのブリリアントカットのダイヤモンドと232個のブリリアントカット ダイヤモンドを使用していて、真ん中のイヤリングは242個のブリリアントカット ダイヤモンドを使用した合計12カラットのアイテム、ネックレスはチェーンの部分まで小さなキルティングのパーツを繋げて丁寧に作られていて、195個のブリリアントカット ダイヤモンドを使用しています。

 

 

 こちらもメゾンのシグネチャーとしてお馴染みのパールを使用した『Signature de Perles(シグネチャー ドゥ ペルル)』というこちらのコレクションは、肌映りの良い優しい色合いのパールとダイヤモンドが見事な融合を生み出した作品でございまして、パールの光沢のせいか、よりフェミニンなムードを感じましたね。

 

 しかも、使用されているパールの多くは日本のアコヤパールで、世界一のハイ ジュエラーのプレゼンテーションをヴァンドーム広場で見ていて、そこで日本の素晴らしいマテリアルに出会えるというのも、遠い空の下で嬉しく思えましたねぇぇぇ。。。

 

 キルティングのグラフィカルなディテールがアールデコの気分も感じさせてくれるこちらのネックレスは、センターに3,4カラットの大粒のエメラルドカットのダイヤモンドをセッティングし、ブリリアントカットのダイヤモンドで描いたキルティングのモチーフが見事です。

 

 ネックとカスケードする部分にパールを幾重にもあしらい、敢えてダイモンドの部分とパールの部分を、はっきりとコントラストを付けて使い分けているのも、モダンでございましたねぇ。。。

 

 

 こちらも同じ『Signature de Perles(シグネチャー ドゥ ペルル)』の作品でブレスレットでございます。

 

 先ほどもお話したアイコンのバッグ『2.55』のキルティングもそうですが、今回のコレクションでは、キルティングのあの柔らかいプクプクしたテクスチャーを実に繊細に表現しているところが素晴らしかったですねぇぇぇ。。。

 

 ジュエリーという全く違う素材を使うフィールドにおいても、内側に中綿を入れたかのようなこの愛らしい立体感を見事に表現していて、あの肌触りを愛するファン達の気持すら大切にしているようでしたねぇ。。。

 

 こちらのブレスレットは、隙間を作り軽やかに仕上げたホワイトゴールドのキルティングのアウトラインにダイヤモンドを飾り、大小様々な計308個ものアコヤパールをセッティングしています。

 

 中央に向かってより立体的になるキルティングを見事に表現していて素晴らしかったですねぇぇぇ。。。。

 

 

 こちらは少し変化球的な置き時計でございます。『Signature de Nacre(シグネチャー ドゥ ナクル)』という、Nacre=マザー・オブ・パールを使ったコレクションでございまして、自然由来の美しい光沢と模様を持つこのマテリアルを、象嵌細工で繋ぎ合わせた趣のあるコレクションです。

 

 んで、置き時計なんですが、先日発表された『Les Bles de Chanel(レ ブレ ドゥ シャネル)』でも麦の穂を象った実に美しく可愛らしい置き時計が登場して私もInstagramにUPさせて頂きました!!!!

 

 最高のハイジュラーでこの置き時計をクリエイトする所は多く、古くからジュエリーと置き時計は切っても切れない関係です。。。こういう身に付けて、人に見せつける事が出来ない物にお金をかけるのって、本当のリッチな人々の楽しみだと思いますねぇ。。。。

 

 台座の部分はホワイト、文字盤はブラックのマザー・オブ・パールをキルティングのフォルムで敷き詰め、フレームや時計の針にはホワイトゴールド、全体に789個ものブリリアントカットのダイヤモンドが使われいて、実にゴージャス!!!でも、とてもプラベートで清楚なムードを感じさせる素晴らしい作品ですねぇ。。。

 

 丸みのあるキルティングのフォルムがシャネルのコスメティックのケースをイメージさせ、メイクルームのキャビネットに置くと素敵な感じがしましたねぇ〜。。。これを見ながら時間を気にしてメイクする。。。。絶対美人になれる筈です!!!!!

 

 

 ゴールドを意味する『Signature d'Or(シグネチャー ドール)』というこちらは、今回のコレクションの中で唯一イエローゴールドを使用した作品になります。

 

 ホワイトゴールドとダイヤモンドのクリアーな輝きとはまた趣の違った、暖かく穏やかなムードの作品が素晴らしく、黄色い肌の日本人には特に取り入れ易いコレクションにも思えますね。。。。

 

 こちらも素晴らしいプクプク感でございましょう????www イエローゴールドの台座の上に、計1054個もの大小様々なブリリアントカット ダイヤモンドをセッティングして美しく凹凸が表現されているのですが、、、、、、実に特殊なセッティングが施してあり、触るとダイヤモンドが揺れるんです。。。。。

 

 生地で作り上げた柔らかいキルティングの質感までもを、ジュエリーでも表現してしまうなんて!!!!!ほんと、このハイ ジュエラー、、、、やる事がハンパないでーす!!!!

 

 

 キルティングのネックの部分がバックへ向かうに連れてオープンワークになり、フロントにカスケードする3本のフリンジという、実にエアリアルなこちらのネックレスは『Signature White Tie(シグネチャー ホワイト タイ)』というコレクションになります。

 

 マドモアゼル自身も好んでツイードのジャケットの下等に着用した、シルクのブラウスにあしらわれたボウタイや、HAUTE COUTUREのドレスにも登場する少しマニッシュなタイのディテールをイメージさせるデザインで、ニットやカットソーなんかに、繊細なタイをキュッと結ぶようにシャープに着こなすとオシャレな感じでしたねぇ。。。

 

 ホワイトゴールドとブリリアント カットのダイヤモンドで繊細なタイのフォルムを美しく表現していて、同じコレクションのリングもスタイリッシュで素敵でしたねぇぇ。。。

 

 

 こちらはまた実にユニークなコレクションでございまして、繭を意味する『Signature Cocoon(シグネチャー コクーン)』というコレクションのブローチになります。私、大のブローチ好き。。。。しかもこの何だか不思議なムード。。。。目が釘付けでした!!!!

 

 ベースになっているのは円形のロッククリスタルでございまして、そこに彫刻でキルティングのフォルムを描いています。周囲を取り囲むのは軽やかなホワイトゴールドのフェザーでございまして、細かい先端の部分まで緻密にダイヤモンドがセットされています。そしてセンターには1.5カラットのブリリアントカットのダイヤモンド。。。。。見事です。。。。

 

 羽根のモチーフは、マドモアゼルが1932年に初めてダイヤモンド ジュエリーを発表した時から登場しているモチーフで、現在もこのジュエラーにおいては人気の高いモチーフですよねぇぇ。。。

 

 それがキルティングと融合し、しかもこんな宇宙を感じさせるようなダイナミックなデザインに落とし込まれるとは。。。。。。こちら、やはり迫力のあるネックレスやイヤリング等も登場していましたよ。。。

 

 

 『Signature Duo(シグネチャー デュオ)』というこちらのコレクションは、両端に大粒のダイヤモンドを施したディテールを施したパーツを、くるりと指や腕に巻き付けたような流れるようなデザインが特徴です。

 

 二つのアクセントとなるモチーフの間に空間を作り軽やかさを演出し、こちらはブレスレットで二重巻きのデザインになります。リングは一重でモチーフ同士が少し空間を空けて、縦に並ぶようにセッティングされていて、モチーフの一つがダイヤルになったジュエリー ウォッチも登場していて素晴らしかったですね。。。。

 

 

 

 

 

 

 『エレガンスはライン』。。。。。。。。。。。。。。マドモアゼル  シャネルはゆったりと自然に流れるシルエットを生み出す時に、好んでこの言葉を使いました。

 

 

 ミシンで格子状にステッチをかけて行くキルティングというこれ以上ないまでにミニマムな要素を、シャネルのファイン ジュエリーのクリエイティブ スタジオのスタッフ達は、マドモアゼルのインスピレーションに敬意を表しながら、同じ気持になって優雅で美しいシルエットのジュエリーへとクリエイトしました。

 

 

 曲線と直線だけで描かれ、その大半はホワイトゴールドとダイモンドというクリアーなカラー。。。。これだけストイックな要素なのに、どの作品も表情豊かでストーリーのある素晴らしいデザインに落とし込んでいる部分に、このジュエラーの底力を強く感じ、ウエアラブルでリアルクローズを好んだマドモアゼルの精神が、ホントに小さなリングやイヤリングにまで色濃く表現されていて見事でしたねぇ。。。

 

 

 クールでとてもコンテンポラリー。。。。クリーンなデザインが中心なので、重ね付けしたり、時にはネックレスを前後ろ逆に付けて楽しんだりと、着用する人に多くの可能性とイマジネーションを与えてくれる最高のコレクションでしたねぇぇぇ。。。。

 

 

 

 今回のプレゼンテーションにお邪魔させてもらって、ハイ・ジュエリーと言えども、人にひけらかす為や只の資産価値だけではなく、実際に着用出来て、実にフレンドリー楽しめる。。。。。。。シャネルというメゾンの一番大切なアイデンティティーを再度確認させて貰った気がしましたねぇ。。。。。

 

 

 

 

 

 2015-16 AW PARIS HAUTE COUTUREでのCHANEL FINE JEWELRYのリポートはこちらからどうぞ。
 

 

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2016-07-10 23:59:59

続報 !!! 2016-17 AW PARIS HAUTE COUTURE VOL,3 !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 

 はい。HAUTE COUTUREのスケジュールはとっくに終っておりますが、もう少しこちらの友人に会ったり、美味しい物を食べたりとのんびりして、貴重なPARISの夏をエンジョイしているDie-co★でございます。。。

 

 

 InstagramFacebook等をご覧頂いていると、PARISまで行って優雅に楽しい事してんな〜。。。なんて思われている方も多いとは思いますが、実際取材する側からすると、そんな甘い物ではありません。。。そう見えているようでしたら、むしろ作戦成功ですねぇ。。。wwww

 

 なにげに1時間刻みでショーやプレゼンテーションのアポを入れ、PARIS中をメトロで西へ東へ移動する訳ですが、コレクション後半戦ともなるとだんだん頭が回らなくなって来て、全く持って会場を間違って認識していたり。。。。

 

 もちろん、今回も幾つかございました。。。。しかも、30分刻みのハードスケジュールの日にやってもうた。。。。。エッフェル塔の側から凱旋門の側まで、全身真っ赤の出で立ちで、汗だくになりがなら暴走していたのは私です。。。。。トホホ。。。。

 

 

 

 でも、ご覧になって頂いている皆様に少しでも優雅な気分に浸って頂ければ幸いな訳でございまして、白鳥のように水面下ではジタバタと足を動かし、綺麗な部分だけお伝えして行ければと思っております。。。。しかも、不思議といつもなんとか間に合っちゃう持ち前の引きの強さでしょうかぁぁぁぁ。。。。

 

 

 

 

 さて、速報の最終回となる今回は、後半戦に行われたショーやハイ・ジュエリーのプレゼンテーションのリポートをお伝えして行きますね。

 

 まずはCHANEL(シャネル)から。。。。今回のハイジュエリーの発表を記念して、シャネルはヴァンドーム広場にこんな麦の穂を使った壮大なインスタレーションが繰り広げました。

 

 アーティストGad Weilよる『Blés Vendôme (ヴァンドームの麦) 』というタイトルのこのイベントは、2010年から続いている建造物を植物で埋め尽くす『Nature Capitale (ナチュール キャピタル)』というアートインスタレーションの一貫で、たわわに実った麦の穂の草原がヴァンドーム広場を埋め尽くしました。。。

 

 パリジャン達はこの空間の中で読書をしたり、おしゃべりをしたりと、思い思いに突如出現した田園風景に癒されていましたねぇ。。。

 

 

 

 そのシャネルでございますが、改装が終了したばかりのホテル・リッツのスイートルーム、 "Suite COCO CHANEL"で素晴らしい新作を披露しました。

 

 二つのベッドルームをあしらったこちらのお部屋には、ヴァンドーム広場のインスタレーションと同じく、麦の穂が部屋中に飾られ、そのデコレーションが示すように、今回は『麦の穂』をテーマにしています。

 

 麦の青々と芽を伸ばし成長を続ける若い時期の生命力に溢れた姿や、収穫を迎え実り豊かな自然の恩恵を人々にもたらす様、やがて刈り取られた麦は翌年にまた新たな芽を出すという再生と、人間の暮らしには無くてならない麦という植物の存在をリスペクトした素晴らしい作品でスイートルームは埋め尽くされます。。。。

 

 

 ちなみにこちらは今回の目玉のマスターピースでございます。。。。センターに大粒のイエローダイヤモンドを配し、幾重にも幾重にも折り重なる麦の穂が、軽やかなオープンワークで美しく表現されています。。。。

 

 

 どちらかと言えばグラフィカルだったこれまでのシャネルのファインシュエリーですが、今回は実に優しく繊細で、暗雲立ちこめる世界情勢の中で人々が心から求める、本当の豊かさのようなものを象徴しているように思えてなりませんでしたねぇ。。。

 

 

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 続いてはフランスが誇るハイジュエラー、BOUCHERON(ブシュロン)のプレゼンテーションに、同じヴァンドーム広場の本店へとお邪魔して来ましたよ。唯一無二のクリエション、超絶技巧で驚異的な技術には毎回を目を見張りますが、今回もやっちゃってくれてましたねぇ。。。

 

 『自然』、『建築』、『オートクチュール』等幾つかのチャプターに分けて新作が発表されましたが、くり抜いたロッククリスタルのケースの中に、ダイヤモンドで窓から見えるランドスケープを表現したネックレスや、アニマルモチーフに新しく加わったバンビちゃん等注目のアイテムが目白押しでしたねぇ。。。

 

 

 こちらはネックレスという概念を通り越して、襟になってしまったジュエリーです。孔雀の羽根を一枚ずつ重ねたようにパーツを組み合わせ、一つ一つに繊細なオープンワークと、繊細な線の中にセッティングされたダイヤモンドが美しく輝いていましたねぇぇぇ。。。。

 

 

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 日本が誇るハイジュエラーのTASAKI(タサキ)はHaute couture期間中に、ヴァンドーム広場のホテル・リッツにオープンした、タサキの新しいブティックと新作のジュエリーのお披露目、さらに素晴らしいパーティーとスペシャルなイベントを行いました。

 

 長年PARISに拠点を探していたタサキと、コラボレーションしながら素晴らしい作品をクリエイト出来るハイジュエラーを探していたホテル・リッツの相思相愛のマリアージュとなった今回、リッツの歴史やホテル内の建築装飾にインスパヤされた美しいジュエリーは見事でしたね。。。

 

 こちらは、リッツのボールルームで行われる仮面舞踏会のマスクをイメージしたジュエリーです。リッツブルーと言われるロイヤルブルーをサファイアで表現し、ディテールの先端は軽やかに揺れる仕掛けになっています。

 

 

 新しくなったリッツのボールルームとガーデンを使って行われたパーティーでは、室内楽のオーケストラも登場して実に優雅なムードでございました。

 

 会場ではなんとフラソワーズ・モレシャン様とお話させて頂きましたよ!!!!PARISで行われるパーティーでは時々お顔を拝見する事がありましたが、今回は記念写真まで撮って下さいました。一緒に写っているのはパリ在住の困った時はいつも助けてくれる、ジャーナリスト&ブロカント(蚤の市)ハンターの友君です。

 

 リッツのシグネチャーカラーのロイヤルブルーに合わせた訳ではないのですが、何故が全員ブルー系。。。。嬉しいハプニングでした!!!!www

 

 

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 さて、私が一番楽しみにしているコレクションの一つ、VIKTOR & ROLF(ヴィクター&ロルフ)は、13年振りにHaute Coutureを復活させた記念すべき会場、3区にあるイベントスペースのla Gaîté lyriqueでコレクションを行いました。

 

 全て真っ黒のコスチューム、日本庭園をタブロー・ヴィヴァンを見せてくれた感動のコレクションを思い出しちゃいましたね。。。。

 

 

 んで、発表された新作は、これまで使用して来た素材やガーメントの中から厳選した物をセレクトし、そこからイマジネーションを拡げて行きます。『リメイク』や『リサイクル』なんて生易しいレベルではない、再構築された全く新しいユニークピースは、こちらのように複雑に生地を編み込んだディテールや、デコレーションとして施された数多くのボタン等、手間ひまのかかるテクニックにため息が出ます。。。

 

 

 コットンのスウェットやデニム、ホワイトシャツやトレンチコート等、お馴染みのアイテムは想定外のロマッティックなアティチュードを見せます。

 

 チャールズ・ディスケンスの『バカボンド』もテーマの一つとして取り入れられ、何処からとも無く現れ、やがて去って行く独特の漂泊感が漂います。特に後半のフルレングスのグランソワレを見ていると、新しいのに実にクラシカルな美しいフォルムは素晴らしく、『再生』というキーワードを実に彼らしい観点で捉えたコレクションでしたねぇ。。。

 

 

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 6月末から続いた、2017SS PARIS MEN'S COLLECTIONと2016-17 AW PARIS HAUTE COUTURE COLLECTION、途中しばしのバカンスを挟みながら、恒例の私の長いヨーロッパ滞在も間もなく終ろうとしています。

 

 

 今回、一つ不思議に思って事があったんですが、これだけ大好きなヨーロッパですが、途中突然うどんやお米が食べたくなったりしましたねぇ。。。www 今までこんな事なかったんですが、やっぱり血の中に日本人のアイデンティテーが息づいているんでしょうね。。。歳のせいかな????

 

 もちろんパリにもお寿司やラーメンなんか食べれる所は沢山あるので、そんな時は食べてましたが、お寿司は種類が少なかったり、ラーメンは異常にオイリーだったりと今イチ口に合わないのもしばしば。。。。。そんな時、思い出すのは日本で行きつけの寿司屋。。。。。嗚呼、ウニの軍艦とか赤貝とか、今、たらふく頂きたい気分です。。。。。。

 

 

 

 はい、でも、間もなくです。ようやく日本に戻ります。これからアパルトマンの掃除をして、お土産を買って、最後のディナーは。。。。。。。折角なんで、タルタルなんてパリグルメを堪能する事にでもしましょうかぁ?????wwwww

 

 

 

 

 

 

 

 2016-17 AW PARIS HAUTE COUTREの速報Vol,1はこちらからどうぞ。

 2016-17 AW PARIS HAUTE COUTREの速報Vol,2はこちらからどうぞ。

 



 2017  SS PARIS MEN'S COLLECITONの速報vol,1はこちらからどうぞ。
 2017  SS PARIS MEN'S COLLECITONの速報vol,2はこちらからどうぞ。
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2016-07-08 23:59:59

続報 !!! 2016-17 AW PARIS HAUTE COUTURE Vol,2 !!!

テーマ:PARISの話。

 

 

 はい。引き続き2016-17 AW PARIS HAUTE COUTUREの続報でございます。

 

 

 今日はヴァンドーム広場の素敵なサロンでプレゼンテーションを行った、CHAUMET(ショーメ)からお伝えして行きましょうね。

 

 プレゼンテーションの度に何度も足を運んでいるこちらのサロンですが、なんと、今回は新作のテーマに合わせた、素晴らしいペーパークラフトのオブジュエが!!!!サロンの中に樫の木、生えちゃいました!!!!

 

 フランスではこういう紙を使ったデコレーションの技術に、ほんとに感動させられる事が多々あります。様々に趣向を凝らしたそれぞれの招待状の拘りようや、なんかあったら直ぐに豪華本の製作してプレゼントしたりと、紙好きのフランス人の精神が強く伺えますね。。。

 

 

 

 『自然主義』をテーマにしたショーメの新作は、200年を越えるメゾンの歴史の中で、シグネチャーとも言えるお得意のスタイルでございまして、植物の造形にインスパイヤされた美しい新作を披露しましたよぉぉぉ。

 

 『百合』、『ローリエ(月桂樹)』、『麦の穂』、『樫の木』と4つのチャプターで表現される繊細で優しいジュエリーは素晴らしく、豪華なのはもちろんですが、その中に現代的な軽やかさやさり気なさを感じさせ、実に好感の持てる作品でございましたね。。。。

 

 こちらは『百合』をテーマにしたチャプターのティアラでございまして、日本人でしたら百合は白ってのが定番ですが、あえての赤いストーンで飾っているのが個性的です。タンザニア産のレッドスピネル、ロードライト・ガーネット、トルマリン、ダイヤモンド等で、幻想的に、華麗に花開く百合の花を表現しています。。。

 

 

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 フランスが誇る最高級のシューズブランド、Roger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)は、前回に引き続き、装飾美術館の素敵なサロンを使ってプレゼンテーションを行いました。

 

 9月のプレタポルテで発表される、2017 SS COLLECTIONからイヴニングを抜粋した今回でございましたが、このブランドには珍しく、アメリカ西部のネイティブアメリカンのトライバルなムードが強く表現されていましたね。

 

 ターコイズにゴールドやブラックのカラーパレット、羽根を広げる鷹の姿や雄鶏等動物モチーフをフォーキーなエンブロイダリーで表現したりと、エレガントなパリジェンヌが、アメリカの大自然の中で楽しむ開放的な旅がテーマになっていましたねぇ。。。

 

 

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 去年の夏に続き、JIMMY CHOO(ジミーチュウ)がHAUTE COUTURE期間中に、2017 CRUISE COLLECTIONを発表するという事で足を運んで参りましたよ!

 

 ゴージャスなシャンデリの飾られた邸宅のボールルームの中央には、なんとも美しいキラキラの食卓!!!テーブルに飾られたターキーや、ロブスターにはラメのパウダーが施されて、ソースや調味調、フルーツまで全てグリッターが!!!そしてそこに美しくセッティングされたジミーチュウのロゴ入りのお皿に新作が並ぶという、実に粋な演出にノックアウトでございます!!!

 

 コレクションも実に華やかでございましたね。クリスタルやルレックス、メタリックレザー等、様々なテクニックで輝きを表現していて、クラッチやウォレットまでブリリアントでございましたねぇ=。。。。年末年始のパーティーシーンには必需品となりそうな、キャッチーでセクシーなコレクションが注目でしたよ!!!

 


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 エッフェル塔に程近いシャイヨー宮でコレクションを行ったのは、GIORGIO ARMANI PRIVÉ(ジョルジオ アルマーニ プリヴェ)でございます。

 

 毎回このコレクションでは、新作のHAUTE COUTUREをお召しになった顧客達がファーストロウを飾るのが定番でございますが、今年は例年以上に、美しい中国からのお客様が注目でしたね。。。

 

 コレクションはこれぞアルマーニ!!!と言わんばかりのシックで洗練された作品が勢揃いしました。コレクションは美しいコンケープショルダーのジャケットに始まり、帯留めを結んだようなノットのデコレーションや、刺繍やジャカードと様々に姿を変えるハウンドトゥースチェック。お得意のベルベットは威厳と軽やかさを備え、デイウエアからソワレまで幅広く登場しましたよぉぉぉ。

 

 

 今回も『本当の豊かさ』とは何か?という事を明確に提示したようなコレクションでしたねぇ。。。

 

 

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  Rue Saint-Martinの自社のショースペースでコレクションを行ったJEAN PAUL GAULTIER PARIS(ジャンポール ゴルチエ パリ)は、いつもながらに楽しい遊び心満載です。

 

 当日、会場のゲスト達のシートは木材の名前が付けられていて、森の情景が描かれたインビテーションからも、森の奥深くの世界や樹木をテーマにしているようです。ブラウンやグリーンというキーカラーをベースに、木材のテクスチャーをレザーやファー、フェザー等で美しく表現し、さすがのゴルチエのアトリエの仕事が冴え渡ります。

 

 顔を丸く包み込むユニークなヘッドギアのアクセサリーや、木こりを彷彿とさせるオンブレーチェックをラグジュアリーに落とし込んだりと今回も自由自在のクリエイション。。。。コレクションには往年のスーパーモデル、私の大の憧れのクリステル嬢も登場して大興奮でした!!!!

 

 

 

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 2016-17 AW PARIS HAUTE COUTREの速報Vol,1はこちらからどうぞ。

 



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