DIOR HOMME 2013 S+S !!! | ダイコ★ブログ

DIOR HOMME 2013 S+S !!!


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 続いてはDIOR HOMME(ディオール・オム)です。今回は珍しく招待状がネイビーでしたね。どんなコレクションなのか、楽しみですね。

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 会場は16区にあるテニスコート。毎回ディオール オムはここで開催しています。中心部からかなり遠い場所なんですが、開始時間にはお洒落が観客で席はビッシリ埋まります。

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 はい、カール大帝です。決して涼しい会場ではないのですが、顔以外、ビッシリ覆ったファションでご登場。さすがです。

 お隣は黄暁明(ホヮン・シャオミン)という中国の俳優さん。ほんとに最近中国系のセレブが沢山コレクションにいらしてますね。これからどんどん成長して行く中国の市場は、ブランドサイドに取ってもビッグマーケットですし、それを意識してか中国系のモデルも沢山コレクションに登場していますね。

 にしても、彼ら、『俺はスターだ!!!』オーラが凄まじい。時々凄い髪型の女優さんなんかいらしてて、ショーが始まる前の待ち時間を、盛り上げて下さいます。

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 真っ白な会場で行われたショー、ファーストルックは鮮やかなブルーのルック。アーティスティック ディレクターのクリス ヴァン アッシュのテーマは『Light』。光と軽さ、その二つを含むクリアーでクリーンなコレクションでした。

 コレクションのテーマになったのは、ブレザー。ミニマムな要素とストイックさ、ネイビーやウルトラマリンの流れるような美しさが込められています。小さめの襟、二つボタン、丈を短くエレガントでしたね。

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 ノースリーブのジャケットは、メゾン マルタン マルジェラやジヴァンシーにも登場していました。夏の退屈になりがちなジャケットスタイルに、フレッシュさを提案していました。

 凄いクールで素敵なアイテムなんですが、どんな方が実際にお召しになるんでしょうか?いくらクール・ビズと言ってもこれじゃぁ、オフィスわね。。。。

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 続いて登場するのは、夏に涼しいグレーのコレクション。グレンチェックのマテリアルを使い、縦長でほっそりとしたシャープなフォルムを作り上げます。細いテーラード、内側に寄ったダブルのボタン等、クリス ヴァン アッシュが得意とするミニマムでエレガントなスタイルですね。

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 先シーズンから続く、スポーツ、ミリタリー、アウトドアのテイストは今回さらに進化し、ミニマムな中にも独特のエレガントな表情を見せます。きっちり仕立てられた方や胸元のテーラリングに、品の良いウエストのドローストリングがポイントのジャケットですね。

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 冷たさをイメージさせるブラック・レザーは、今回クチュールテイストのディティールをプラスされて発表されました。こちら、今回登場したシューズにチラリと見える赤い紐のように、細いパイピングで彩られていました。

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 バッグも同じテクニックが使われていましたね。少し離れると、もう、見えなくなっちゃう程の細い幅の赤のパイピングが、他とは違うディオール オムの、クチュールメゾンとしての拘りを見せてましたね。毎回登場するラグジュアリーなディオール オムの大きなラゲージ。いつか買える日が来るのかしら。。。。

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 数点登場した、ノースリーブのニットも素敵です。どこかセーラーのインナーをイメージさせるヌードベージュもネイビーに生えて素敵です。肩についたボタンも素敵で、創設者ムッシュ・ディオールの紋章が刻まれているそうです。

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 クリス ヴァン アッシュは、ディオール オムのアーティスティック ディレクターに就任して以来、ディオール社の伝統的なクチュールテクニックをリスペクトし、彼のデザインするメンズコレクションの中にも取り入れて来ました。

 現代的で若い、スポーティブでストリートなアイテムの中にも登場し、新鮮さをプラスしています。こちら、パイピングを駆使した襟がポイントのトレンチコートです。ネイビーとホワイト、最高のカラーリングですね。

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 次のシーズン、トレンドの一つのシースルーのアイディアは、ディオール オムでは、クチュールのテクニックを生かしたスタイルで登場しました。服を構成する上で、必要な様々なテクニックからデザインのイメージを膨らませ、デザインを昇華させています。こちら、実にディオール オムらしいルックです。

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 シースルーという事で、裏側の仕立てももちろん完璧です。逆にクチュールテクニックを上品にアピールするかのようにしっかり仕事してありましたね。実際に涼しいでしょうし、紗の着物のような涼しく見えるのも素敵ですね。夏のコーディネイトの一番大切なのは、周りにいかに涼しく見えるという事ですよ。自分がどうかよりね!

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 前回も登場していた、リバーシブルのコートです。ネイビーに白のパイピングが素敵です。ジャケットやボンバージャケットなんかのアイテムでもありましたね。

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 ベーシックなボーダーのニットも登場しました。パターンは数種類あり、インナーの赤のシャツもポイントになって素敵でしたね。極めてベーシックなボーダーのニットなのに、ディオール オムがやると、なんでこんなにエレガントなんでしょうか。。。。

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 沢山登場するネイビーやロイヤルブルーも、ディオール オムでは、より鮮やかでクリアーな印象を受けました。マテリアルによって、微妙な違いがあり、それをコーディネイトする事で同じカラーの中でもトーンを楽しむのも素敵ですね。ポイントの赤がやはり効いています。

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 フィナーレのアーティスティック ディレクターのクリス ヴァン アッシュです。相変わらずハンサムなナイスガイです。こんな人がデザインするんですもの。。。。素敵にならない訳がない。。。。


 私、始めはこのあまりにもミニマム過ぎて、品の良過ぎるグットボーイなスタイルが苦手でした。一見ベーシックに見え、誰が着ても一緒じゃない?くらいに思ってました。感動して服を着たい私としては、このミニマム感に付いて行けませんでした。が、ふとした事でディーオール オムを着る機会があり、一度、袖を通すと、それは目から鱗の出来事でした。

 最高のマテリアルで緻密な計算によってデザインされ、クチュールのテクニックを駆使して作られた洋服達は、一瞬で自分の価値を上げてくれる秀作な服ばかり。一発でその魅力に取り憑かれましたね。私の場合、この強烈な個性は何を着ても、大して変わらないってのも解りましたし。。。。。

 決まったスタイルでオフィスに行かなくて良い男性は、是非着た方がいいと思います。仕事が上手く行くと思いますよ!

 新しく登場した、美しいブルー。次のディオール オムでお楽しみ下さい。



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