坊主のお手入れ | 空を見上げて– 乳がんHer2ステージ4 −

空を見上げて– 乳がんHer2ステージ4 −

2016年11月にホルモン受容体弱陽性、HER2陽性、ステージ4の乳がん宣告を受けました。まだまだ元気です。

今回は私の坊主ライフをご紹介しようと思います。

こんな事でもなければ一生経験する事のなかった丸坊主。
坊主も3日やるとやめられないって言いますけど、(嘘)
慣れてくるとなかなかどうして快適ライフなんですよ。
 
坊主だと何もしなくていいから楽だよね、と思われるかもしれませんがそんな事はないんです。
頭の脂はハゲであろうと分泌されますが
それを塞きとめる髪の毛が無いぶんマメにお手入れしなくてはなりません。
 
冬場でこれなら夏はどうなるのか、考えたくもありませんが。
 
そんなわけで私の一日を書いてみようと思います。
 
坊主の朝は早い。
遅くとも5時30分には起床しないと間に合いません。
坊主じゃなくても間に合いませんが。
 
ジュース作って朝ごはん作って。
そして歯磨きと洗顔ですが、ついでに洗顔料で頭も洗ってしまいます。
洗面台のシャワーで流してタオルで拭けば、ほーらさっぱり!朝シャンです。
 
シャワーの後は潤いも欠かせません。
お顔と共に頭にもローションを塗ります。
もちろんSKIIとかではなく、KAZさんオススメのキュレル〜
 
ちなみに今では我が家は洗顔料からリップまでキュレル一色になってます。
でも結構高いのよ、これ。
 
化粧が済んだらいよいよウィッグの装着です。最初にコットン製の黒いガーゼキャップを被ります。
これ。
{7D893C1D-AA28-40F7-9905-0602A505BB8F}

これを被ると皮脂や汗がだいぶせき止められます。
もちろん毎日手洗いします。
中性洗剤でも良いですが私はシャンプーをお湯に溶かして洗っています。
 
ハゲの利点のひとつは朝のブローが要らない事。
これは大きいですよ。
しかも寝ぐせもつかないので悪戦苦闘もしなくていいんです。
 
ただひとつ、このキャップで髪の生え際が決まるので
そこは毎朝鏡を見ながら真剣勝負。
 
眉毛がなくなると描くの大変なのと同じく生え際がなくなると決めるのが難しいです。
うっかりすると ものすごくオデコが広くなったり極端に狭くなったり、
その度に前髪の長さが変わってしまうし。
 
なんだかんだと言いながら1分で装着完了。
風が強いとやだなと思いながらも会社へGO
 
トイレに行く度にズレを直しつつ1日の仕事を終えたら帰宅。
 
帰宅して真っ先にやる事はウィッグのお手入れ。
内側の装着部分にファブリーズみたいなスプレーをかけ、
髪の部分はウィッグ用ミストで濡らしてからブラシで汚れを取ります。
 
頭は身体も拭けるシートで皮脂や汚れをキレイにして
それからメイク落としたりお着替えしたりでやっとご飯の支度にとりかかります。
 
身体が冷えると辛いのでなるべく毎日湯舟につかってますが、
帰宅したらご飯もお風呂も用意できてるような環境ではないので
買い物して、ご飯作って片付けて、とやってるとあっという間に時間が過ぎて行くのよね。
 
しかし、ここでまた利点が。
それはシャンプー要らないから石鹸泡だててささっと洗うだけ。
あ、一応石鹸は純正マルセイユを使ってます。
もうひとつ、髪を乾かす時間を考えなくてもいいので寝る間際でも入れるという。
ハラショー!
 
全身洗ってキャップも洗ってタオルで拭けば一丁あがり。
これぞハゲの醍醐味。
 
しかし楽しいばかりではありません。
とにかく頭が寒いので部屋の中でも帽子は必須なんです。
先日、帽子被らないでうっかり夜のベランダに出たら寒いのなんの。
それにヤマトのお兄さんが配達に来ると普通に出ちゃいそうなので、
何があってもいいようにやはり帽子は被ってないとダメですね。
 
もちろん寝るときも就寝用の帽子を被ります。
こうして1日が終わるのでした。
 
以上、何の参考にもならない私の1日でした。