今年に入ってから本格的にいろんな作品に手を出してきたので、ここで「2011年新連載ランキング」やります。2010年11月~2011年12月に連載の始まった作品の格付けです。単行本の発売日ではなく新連載第1話目と雑誌の発売日を基準にします。また連載1話だけだとハンデありすぎなので年をまたぎますが11月から始めます。もちろん1話だけでもランクインすることはあるので2年連続で入る可能性もありますが。
順位はTOP10くらいにしたかったのですが、数えたらいっぱいあったのでTOP50に増やします。
あと、やはり面白さとか好みとか推す要素がバラバラな分順位付けはあまり意味ないですが、雰囲気出すために一応順位付けます。アルファベットのランクもつけるのでそのまとまりで見た方がわかりやすいかも。C以上は選外もタイトルのみ載せます。
それと、このランキングは評価ではなく好みを重点に置いた「自分の好きな順」です。クオリティとランクが噛み合わないことは多々あります。
ちなみに、今年始まった新連載と言っても僕が読んでいるのはあくまでその中の一部なので、すごい面白いのに読んでないというのがごまんとあります。当たり前です。また、だいたいは連載で読んでいるので単行本で読んでる人と感じ方が違うところはかなりあると思います。連載で読むのと単行本で読むのとではかなり違います。
まあ、始まった時期の差があるのでもちろん対等に評価することがそもそも無理ですが。1話だけでも面白いと言えたり、逆に話を重ねるごとにつまらなくなったり、様々ですが、読んだ分での自分の感覚でつけます。アバウト。
一巻発売を基準にしようかとも思ったけれどそれだと連載開始から1年くらいずれるのもあるのでやめました。
※・・・単行本未発売
◎・・・集中連載
↓C
■選外(五十音順)
・I.C.U/タイム涼介 (コミックビーム)
・アナグルモール/福地翼※ (週刊少年サンデー)
・うみねこのなく頃に翼/原作:竜騎士07 作画:ともぞ※ (月刊ビッグガンガン)
・お嫁さんは神様です/瀬川藤子※ (Beat's)
・鎌倉葵茶房/蒼木雅彦※ (月刊コミックバーズ)
・鞍くらうど/能條純一※ (月刊コミック@バンチ)
・CRIMSONS 紅き航海者たち/菅野孝典 (週刊少年サンデー超)
・GREEN BLOOD/柿崎正澄 (週刊ヤングマガジン)
・サイコメトラー/原作:安藤夕馬 作画:朝基まさし (週刊ヤングマガジン)
・さくらDISCORD/増田英二※ (週刊少年チャンピオン)
・ST&RS/原作:竹内良輔 作画:ミヨカワ将 (週刊少年ジャンプ)
・探偵犬シャードック/原作:安藤夕馬 作画:佐藤友生※ (週刊少年マガジン)
・ディメンションW/岩原裕二※ (ヤングガンガン)
・天審/原作:外園昌也 作画:久世蘭 (月刊少年ライバル)
・動物がお医者さん/富士昴 (週刊少年サンデー超)
・バベルハイムの商人/古海鐘一※ (月刊コミックブレイド)
・春になるとウズウズしちゃう/藤村歩実※ (月刊ビッグガンガン)
・ペコロス/シバユウスケ※ (月刊ビッグガンガン)
・40センチの初恋/しまだ (月刊少年エース)
・リーゼロッテと魔女の森/高屋奈月※ (花とゆめ)
↓C+
■選外
・銀の匙 Silver Spoon/荒川弘 (週刊少年サンデー)
・ゴーストライター/椿カヲリ※ (Beat's)
・電波教師/東毅※ (週刊少年サンデー)
・なぜ東堂院聖也16歳は彼女ができないのか/原作:内乃秋也 作画:茂木完田 (月刊少年ライバル)
・BUYUDEN/満田拓也 (週刊少年サンデー)
・雪にツバサ/小林しん (週刊ヤングマガジン)
■50位
・クロガネ/池沢春人 (週刊少年ジャンプ)
■49位
・ビッグオーダー/えすのサカエ (月刊少年エース)
■48位
・ねじまきカギュー/中山敦支 (週刊ヤングジャンプ)
■47位
・監獄学園/平本アキラ (週刊ヤングマガジン)
■46位
・ひぐらしのなく頃に礼/原作:竜騎士07 作画:鈴羅木かりん (月刊ガンガンJOKER)
■45位
・フカシギフィリア/筒井大志 (月刊コミックブレイド)
↓B-
■44位
・ましのの/八谷美幸 (週刊少年チャンピオン)
■43位
・+チック姉さん/栗茶 (ヤングガンガン)
■42位
・りびんぐでっど!/さと (週刊少年チャンピオン)
■41位
・GRAND SLAM/河野慶 (週刊ヤングジャンプ)
■40位
・ひとりみ葉月さんと/カザマアヤミ※ (月刊ガンガンJOKER)
■39位
・Be Blues ~青になれ~/田中モトユキ (週刊少年サンデー)
■38位
・誰かカフカを守って/井田ヒロト (月刊コミック@バンチ)
■37位
・放課後よりみち委員会/桑田乃梨子※ (月刊コミックバーズ)
■36位
・ほしのうえでめぐる/倉橋ユウス※ (月刊コミックブレイド)
↓B
■35位
・87CLOCKERS/二ノ宮知子 ※(ジャンプ改)
■34位
・今日、カレー!/縞野やえ※ (月刊コミックブレイド)
■33位
・トーキョー・ガールズ・デストラクション/別天荒人※ (Beat's)
■32位
・ニセコイ/古味直志※ (週刊少年ジャンプ)
■31位
・ハイスコアガール/押切蓮介※ (月刊ビッグガンガン)
■30位
・ブラックジャック創作秘話/原作:宮崎充 作画:吉本浩二◎ (週刊少年チャンピオン)
■29位
・鏡の国の針栖川/叶恭弘※ (週刊少年ジャンプ)
↓B+
■28位
・寿司ガール/安田弘之 (月刊コミック@バンチ)
■27位
・ギャングスタ/コースケ (月刊コミック@バンチ)
■26位
・ウイナーズサークルへようこそ/甲斐谷忍※ (ジャンプ改)
■25位
・いってミヨーン やってミヨーン/羽生生純※ (コミックビーム)
■24位
・赤パン先生/安永知澄※ (コミックビーム)
■23位
・高円寺リピート/中川悠京※ (月刊コミックバーズ)
■22位
・セックスレスフレンド/筧秀隆※ (Beat's)
■21位
・最後のレストラン/藤栄道彦 (月刊コミック@バンチ)
■20位
・ヒトヒトリフタリ/高橋ツトム※ (週刊ヤングジャンプ)
■19位
・私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!/谷川ニコ※ (ガンガンONLINE)
■18位
・常住戦陣!!ムシブギョー/福田宏 (週刊少年サンデー)
↓A-
■17位
・ザッドランナー/カサハラテツロー (月刊コミック@バンチ)
■16位
・ヒル/今井大輔 (月刊コミック@バンチ)
■15位
・ラストゲーム/天乃忍◎ (LaLa)
■14位
・囚人リク/瀬口忍 (週刊少年チャンピオン)
■13位
・この彼女はフィクションです。/渡辺静 (週刊少年マガジン)
■12位
・素足のメテオライト/小西幹久 (月刊コミックブレイド)
■11位
・ぼくらのよあけ/今井哲也 (月刊アフタヌーン)
10位以下は感想も少し。
↓A
■10位
・軍靴のバルツァー/中島三千恒 (月刊コミック@バンチ)
軍人として既に能力のある主人公が、軍事後進国の士官学校に軍事顧問として派遣される、という骨組み。軍事後進国というのがミソで、主人公の機転やトラブルの解決が主になっています。けれど国同士の関係や王族の存在、そして長いストーリーのためか主人公と過去に関わりがあり現在敵対関係のキャラが出てきたりと巻を重ねても期待できそう。絵も見やすいですし。軍記物は全然知りませんが、面白いです。
■9位
・ノブナガン※/久正人 (月刊コミックアース・スター)
歴史上の偉人を能力として扱う設定が少年漫画っぽくて良いです。敵の存在もはっきり単純でわかりやすく、アメコミ調?のベタと陰影を強調した絵は最初は読みづらくて仕方なかったのですが今ではむしろ好きです。久正人さんの作品は雰囲気が出てて良いなー。
■8位
・一路平安/小林尽 (別冊少年マガジン)
小林尽!ということで作者補正かかります。未だに物語のスタートがわかりませんが二人のやりとりだけでなんかもういいかなって。
■7位
・アゲイン!!/久保ミツロウ (週刊少年マガジン)
タイムスリップもの。これは主人公のキャラがいい具合にだめだめなのでちょっと親近感。正反対キャラを同時にタイムスリップさせたこともありかなりドタバタ的展開ですが、応援団の復活、部長とのあれやこれやで何だかんだで話はガッチリ。と思ったらこないだ超展開が・・・かなり気になる。
■6位
・神さまの言うとおり/原作:金城宗幸 作画:藤村緋二 (別冊少年マガジン)
理不尽すぎるし唐突すぎるし何がなにやらって始まりですが、雑誌で読んでるとかなり良い。毎回次号への引きが良くて楽しみ。ちょいグロですがそれもこの作品なら売りになるかな。それにしても、巻き込まれ型にしてもあまりに可哀想・・・(笑)
■5位
・空が灰色だから/阿部共実※ (週刊少年チャンピオン)
集中連載時、ちょっとした衝撃だったのでネットで調べてみたら何故か既に湧いてました。そして本格連載開始。クォリティは上下あるにしろやっぱりそれなり。週一で読めるってのが嬉しい。心がざわつく。
■4位
・てんむす/稲山覚也 (週刊少年チャンピオン)
こういう楽しいのは好み。と思っていたらやはり大会になると壁があるわけで結局はスポ根だったり人間模様だったり。天子のキャラが強烈なので好き嫌い分かれそうですが、楽しく食べるってのは悪くないです。まあでも嫌われ役だろうなあ。
↓A+
■3位
・空想郵便局/朝陽昇※ (Beat's)
雰囲気が自分好み。読み切りの麦酒姫でアンケ出した甲斐あったみたい。これはたぶん短編を繋げる形式で続けるのが一番かなあ。でも終わりどうするのかも気になる。と言ってもまだ始まったばかりなので様子見段階ですけど。期待値含めてこの順位。
■2位
・エリア51/久正人 (月刊コミック@バンチ)
実在しない生物やら異形の者が存在するエリア51で、人間の主人公は何やら訳ありの様子で拳銃持って仕事中。1話完結形式で派手なアクション有り切ない感動モノあり。しかも主人公の謎含めいろいろと設定があるらしく長編としても期待大。主人公が女性ってのも良いです。というかノブナガンでも言いましたが、この人のは良い!ジャバウォッキー全く眼中になかったけれど読んでみよう。
■1位
・ママゴト/松田洋子 (コミックビーム)
これは5、6話辺りから今年一番だなーと感じたままここまで来ました。切ない疑似家族子育てものです。扶養側のヒロインは過去の経験から子供に特別な感情を持っていて、友人から預かっているその子供とのやりとりが・・・。セリフ回しと口調、絵柄から哀愁漂う雰囲気。ドラマチックだけれどこれは・・・ハッピーエンドが望めん・・・けどハッピーエンドじゃないとかなりきつい。あああ。とりあえずビームではテルマエよりお勧め。
となりました。まあ40位~20位くらいはかなり拮抗していて順位付けてもどうしようもなさそうな気はしますが、とりあえずこんな感じで。一位の「ママゴト」は不動。久正人さん今年知りましたがこんな漫画家さんが!という衝撃。また「空想郵便局」「ヒトヒトリフタリ」など期待値の高さから今現在の面白さ以上の順位になるものもちらほら。まあこんなもんか。
このマンガがすごい!一位に選ばれた手塚治虫のは、それなりに面白かったけれどそんな人に勧めるほど感じたことはなかったです。手塚治虫すごいなーって感想が率直。取材力はかなりすごいです。それにしてもママゴトとエリア51は何で入らなかったんだろ・・・。
あと個人的になんか好きなのが、「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」。にやにや。こういうのは外れが多いから、これは嬉しい。
タイトル挙げまくるとキリがないのでもうやめます。メールの制限文字数に到達するのでもうやめます。上位にした作品もっと売れないかな。てんむすとムシブギョーはアニメ化希望。