さくらさんの活躍により、ブログ記事の大半がアメリカツアーの話題になってしまいました。

その間にアクサレディスが終了し、ヤマハレディースのペアリンクが発表されています。


まずアクサレディスの結果です。

笠さんがイボミさんとのプレーオフを制してプロ通算3勝目を挙げました。笠さん、おめでとうございます。

結果についてはご承知の通りなので、今回は詳しく書きません。


笠さんは今回の試合を契機に勝ち星を積み重ねてほしいのですが、そうトントン拍子に行くかどうか?

絵理香姫は相変わらず好調で、優勝にあと一歩ですが、その一歩がもどかしいほど遠いです。

渡邉さんはコース相性に助けられた印象があり、今後数試合見てみないと何とも言えません。

琴乃ちゃんはとりあえず予選通過しました。彼女にとっては開幕だったわけですね。コース相性も良くない試合でしたし、これから暑くなるまでに少しずつ調子を上げてほしいですね。


この試合、2日目を終了した時点で4アンダー4人、3アンダー3人、2アンダー5人、1アンダー10人でした。22人前後の選手に優勝のチャンスがあった試合でした。

結果的に、笠さんとイボミさんが4アンダーから7アンダーまで伸ばしてプレーオフとなったわけです。

最終日のスコアを見ると、上位20人のうち69が5人、70が11人、71が2人、72が2人でした。

つまり、上位選手の中での僅差の戦いになったわけです。これは混戦となって見る側には面白いのですが、選手の差が付かない試合というのは技術面での差がスコアに直結しないということです。本当は、こういう試合でも66で抜け出すという日本人選手が居てほしいですね。

今大会は例年と比べると難易度が高かったようですが、それでも上位選手はボギー2個以内に抑えています。


これを今回のアメリカツアーと比較すると面白いですね。

KIA CLASSIC上位19人のスコアは、

64 1人

65 1人

66 1人

67 4人

68 2人

70 2人

71 3人

72 3人

73 1人

ステレオタイプの言い方をすれば「最終日にスコアを伸ばせないと勝てない」ということですが、それは日本ツアーも同じです。しかし、アメリカツアーの最終日は上位選手の状態によって差が付くのですね。64とか65を叩き出さないと勝てないと言われますが、調子が悪いと落とし穴に嵌るような設定になっています。

スコアだけを見るとアクサの方が難しかったということになりますが、総合力を必要とするコース設定であったかどうかと言うとKIAの方がイージーなコース設定ではなかったということになると思います。


さて、国内ツアーではヤマハレディースのペアリングが発表されています。

4日間大会の試合で、予選ラウンドは午前と午後、アウトスタートとインスタートを入れ替わる形です。初日の午前インスタートと午後アウトスタートに有力選手を集めています。


最初に注目したことはアンさんが出場することです。故障の状態はどうでしょうか?並みの選手ならスコアメイクもままならないのではないでしょうか。

琴乃ちゃんはアンさんの組の1つ後ろで、上田さん、原ちゃんとのペアリングです。今シーズンはこういうペアリングが多くなるのでしょう。


この大会は例年スコアが伸びず、かなりスコアメイクに手古摺る難コースです。過去に活躍した選手も、どちらかと言うとゴルフが上手い選手です。簡単にパーオンしてパット勝負ということにはなりません。総合力が要求される試合なので、見ごたえはあると思います。