Spector Euro4LX vs SSD NS-4CR | でじべ@でぃ~のマニぃブログ

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Warwickのウェンジネックとオバンコールネック比較っぽい記事を書いたので
今度は手持ちのSpectorユーロの新旧の違いでもざっくりですが書いてみようかなと思いますっ
USAのNS-2とかじゃなくてごめんなさい^^;;;
最高峰をご覧になりたい方は是非アメンバーのエビスノビールけんさんの所に(無許可でごめんなさい笑)
ボルトオンモデルReBopの新旧もいつか追加比較してみようかな?初期型ReBopは3.2キロの超軽量ですよ(笑)
それではっまずこちらの写真
SSDNS-4CR&SpectorEURO4LX

【左】 Spector SSD NS-4CR(1997年チェコ製)
 ・オールメイプルボティー
 ・メイプルスルーネック
 ・ローズ指板&ドットインレイ
 ・アクティブEMGピックアップ
 ・搭載プリアンプ EMG-BTS

【右】 Spector EURO4LX(2009年チェコ製)
 ・フレイムメイプルトップ・ウォルナットセンター・アルダーバック
 ・メイプルスルーネック
 ・ローズウッド指板&クラウンインレイ
 ・アクティブEMGピックアップ
 ・搭載プリアンプ Tone Pump

若干SSDの方が小さく感じますが形はほぼ一緒でしょうか。
ボリュートやヒールの形が若干違うのと
EURO4の方がネックのエッジが立っている気がする程度で
グリップの感じはワーウィックの時と違ってそんなに変わりません。
インレイの違いも弾く時にはほとんど関係ないですね。。。
ブリッジの形も違うのですが構造は一緒です^^
ただブリッジの位置がユーロの方が1センチほどネック寄りに設置されてるのでその分ネックが飛び出てるのかな?

大きな違いはボディー材と搭載プリアンプの違いでしょうか。
重さをはかった時にもちょこっと書いたのですが
ユーロ4の方はこんな感じのメイプルトップ、アルダーバック
EURO4LX
メイプルトップアルダーバック
フレイムメイプルトップにしては分厚いですよね。
厚みがあってブックマッチに出来る杢目の出たメイプルって超高いんですよね。。。銘木屋とかに行くと目が飛び出ますよ(笑)
ワーウィックのストリーマーLXなんてボルトオンなだけに幅も厚みも必要で大変そうですが
スルーネックのウィング材幅だとしても上質な材を使うならラミネートしないと厳しいのだろうなと。。。

ただ音が悪いとかそういうわけではないんです。
ラミネートに関しては色んな見解がありますが
この個体に関して言えば倍音がふくよかに鳴る感じです。
まぁ音が散ってしまっていると言われたらそれまでなのですが^^;;;
ラミネートを増やしていくと倍音が減って基音が残ると言われるのでこれはバック材のアルダーが要因なのかも?

以前にワーウィックがウネりながら突き進む濁流で
スペクターはまっすぐ突き抜ける波動砲のような音みたいに言ったのですが

SSDの方は比較的整ってて素直な感じではあるのですがやっぱりスペクター。固く太く重くズド~ン!っていう地鳴り(笑)
EURO4はパワフルでぶっといんだけど華やかでジャジャ馬感のある音とでも言ったらよいのでしょうか。。。
ただ手持ちで一番の若さなので全然本領を発揮している感じがないですね。
まだまだこれから鳴っていくんだと思います。
https://youtu.be/7lHstX5wNkE

やっぱりオールメイプルボディーの個体の方が人気があるみたいですが
USAよりもEUROの方が好きっていう方も結構いるようなので
好みの問題になってくるんだと思います。
双璧をなすとまではいかなくても他社ブランドの「廉価版」とは話が違うようですね。

ちなみに以前オールメイプルのEUROにアギュラーのOPB-3ってプリアンプを載せている人が居たのですが
凄まじい音を発していました(笑)
以前自分のコウモリ螺鈿ベースに試しに載せたプリもそれだったのですが
音の太さというか迫力が半端じゃないですね。。。アギュラー恐るべしです!!

そんなかんじで?
いつか全部のベースをまとめて同じ環境で録音して音の比較とかやってみようと思います^^
いつになることやらですが。。。

最後におまけでロゴが違うヘッドの写真でもSSD&Spector head