過日、N. Y. より 午後4時過ぎに 成田国際空港に 着き、


荷物を 車に入れたまま 帝国ホテル 「孔雀の間」 に直行しました。


お化粧と 髪の 仕度は、着陸2時間前に 機内で済ませ、


「『今田 美奈子 食卓芸術サロン』 三十五周年、


フランス政府 農事功労章受章 祝賀晩餐会」 に


無事 間に合いました。


今田 美奈子さんは、 ヨーロッパの お菓子や テーブル セッティングなどに


ご興味のある方なら ご存知の方も 多いと思いますが、


日本で初めて、ヨーロッパ伝統の お菓子を紹介した 著書を 60冊出版され、


これを機に お菓子教室や 芸術様式に沿った テーブル セッティング、


マナーなどを 学ぶ サロンを 開設され、多方面で 活躍されている方です。


このたびの 祝賀会は、 今田 美奈子さんが サロンを 開かれて 35年を迎え、


洋菓子文化の普及に 尽くされた功績を 認められ、


フランス政府より 「農事功労章」 を受章された お祝いの会 でした。


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フランス大使 クリスチャン・マセ 閣下より 心のこもった祝辞を


受ける 今田 美奈子さん。


お召しになっているのは、この日のために作られた 桂 由美さん


デザイン による 美しい 特別シルクの ピンクのドレス。


右胸に 輝いているのは、「農事功労章」 です。


フランス大使は、下記のような賛辞をおくられました。


" 彼女は 夢を 実現させ、本物の 真実を 追求した人。


 日常に 非日常を入れ、ノウハウを 若い世代に 伝承、


 フランスで お城まで 所有。 生活様式を マスターし伝え


 お菓子の 文化遺産の発展に 尽くし、 わかりやすく 単純な


 材料、粉、バター、砂糖で 生徒に 夢と一緒に教え、


 自信と 知識を 持たせました。


 2005年に フランス政府から 「芸術文化勲章」を、


 この度 2012年には 「農事功労章」 を授与されました。"


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檀上で、ご挨拶される 今田 美奈子さん


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この祝賀会に "華" を添える 演出の 数々。


アルビヨン・コレクションの オーナー 有川一三氏 による


宝石の 美の追求の メッセージが 華やかな "洋" の世界を


繰り広げます。


有川氏は、 美味礼賛 において、シャンパンを 流行させた


ルイ15世の 寵姫 ポンパドール公爵夫人 から、


話は クリコー侯爵未亡人 に移り、 ブーブ(未亡人)・クリコー の


シャンパンを 著名にした 逸話を 披露しました。


そして "宝石" のお話に移り、


「"美"は、 「羊」が 「大」と 書きます。


中世の 貧しい旅人が、大きい羊 (当時 生活の中心であった) を


神にささげ、 神の心にかなう ようにしたことから “美しい” という


漢字の語源となったと 白川 静 (日本の 漢文学者 ・ 古代漢字学で


著名な 東洋学者)の 辞書にあります。  宝石は、地球からの 賜物。


宝石は 人類が 神の前に、 存在を 営み、 身を清めるためにあり、


命を 高めたのです。  神の心にかなう 人生の美しさ、 荘厳美 であり、


人間中心、 地球中心 なのです」 というようなことを 述べられました。


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モデルが つけている ネックレス は、 1830年頃の 作品で、


ロシア皇帝 エカテリーナ 旧蔵 の エメラルド ダイヤモンド ネックレス。 


ティアラは、 1865年頃、 デヴォンシャー侯爵家伝来 の


エメラルド ・ ダイヤモンド クラスター ティアラ です。          


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こちらの ティアラは、 1820年頃の ダイヤモンド ティアラ。


ネックレスは、 イタリア ボルゲーゼ家伝来の


ルビー ダイヤモンド ネックレス。 1886年頃の作品です。


リングは、1870年頃の イタリア王室旧蔵の


ルビー ダイヤモンド リング です。                 


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そして、いよいよ 晩餐会の はじまりです。


選りすぐりの 一品、一品が テーブルを 彩ります。


「毛蟹 と 鱈 の ブランダードの 取り合わせ


オマール海老の クリーム と共に」


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「プレス鶏の ティラミス仕立て


帆立貝の タルタルと 柚子の香りのジュレ」


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「パイで包み焼きした プティット マルミット アンリⅣ世風」


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メインディッシュは、「国産牛フィレ肉の ポワレ」。


しめくくりの デザートは、


「秋の二色の クレムーに 洋ナシの コンポート


ピスタチオと キャラメルサレの アイスクリーム と共に


薔薇の飴飾りを 添えて」


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Dinnerの後は、ラッフル (色々なホテルのディナー と 宿泊券) と


エンターテイメント です。


日本舞踊の舞が、”和” の世界へ 導きます。


辰巳流 の方々が キリッと 美しく 舞われました。


おはやしは、杵屋 の方々。


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湯川 れい子さんや 私が 応援する 素晴らしい


5人のボーカル・ユニット Le Velvets (ル・ヴェルヴェッツ)の


華麗な 歌声を 披露。


彼らは、 東京藝術大学(2名)、京都芸術大学、


武蔵野音楽大学、国立音楽大学 出身で、


全国の音楽大学から 1000人が集まったオーディションで


選ばれた 優秀な5名 ( バリトン2名 、テノール3名)の


ヴォーカルグループです。


会場は、うっとりと 酔いしれていました。


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この後、今田 美奈子さんの ご挨拶があったのですが、


時間の都合で 次の予定のために 私は 退くことを 余儀なくされ、


お話を 伺うことが出来ず 本当に 至極残念でした。



祝賀会に 参加された方々と。


まず、 発起人代表の ジェニー牛山氏 ご家族と。


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"ハリウッド メイ・ウシヤマ" は、 麻布、昔の 材木町にあり、


私は 麻布霞町(今の西麻布)で 生まれ 育ちました。


子供の頃から メイ・ウシヤマの 看板を あこがれをもって


見ていました。


そして 大人になってから、メイ・ウシヤマ女史 とお会いする


機会に 恵まれました。


ご家族の お嬢様(白いドレス)は、私と一緒の笄小学校で 学び、


お父上は PTA会長 だったそうです。


とても お話が はずみました。  当然のことです。



そして、 私の左、 服部 幸應氏 (服部栄養専門学校 校長 理事長)、


右から ふたり目、アルビヨン会長の 有川 一三氏、 他皆様 と。


有川氏は、 今 中近東に 世界に類のない 宝石美術館を 建造中です。


アルビヨン・コレクションの 歴史的な ティアラ 250点 前後が


所蔵、展示されるそうです。

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農事功労章 は、フランスの 農業・水産大臣より 与えられる勲章の


一つで、1883年に 創設されたそうです。


農業・水産省が、フランス農産物対外輸出、外国市場での販売促進、


および フランスの食文化の普及に、特に 功績のあった フランス人や


外国人に授与する勲章です。  3段階の等級 (Chevalier シュヴァリエ、


Officier オフィシエ、Commandeur、コマンドゥール) があり、


この祝賀会に 参加された 服部 幸應氏を はじめ、


ここ20年間に 約140人を超える 日本人が 受章されているそうです。


私が 初めてパリに 行ったのは 1962年、そして 1967より パリに住み


なじんでおりましたので、 私にとって フランスは 特別な国 でした。


それ故、日本と フランスの 歴史や 文化・習慣の違いの 大きさを


知っています。


しかしながら、長い食文化の伝統に 恵まれている という点と


その感性において、日本と フランスは 共通しています。


この共通の 美意識と 感性が、両国間に良い交流を生み、


世界を代表する食文化の深さと 広がりが、人々の 友好的な交流に


貢献し、その芸術性に つながっているのではないかと思います。




本日 ニコニコのブロマガに


「どうなる 復興予算の使い道?!」 を掲載しましたので


是非 メンバーになって ご覧くださいませ。