この史上最悪な 地震災害が起きる前まで 菅首相および その内閣は、


その政治的能力と責任を問われ、 解散か、 総辞職かと言われていた。


菅退陣は時間の問題だったが、 結果的に 地震に救われたような状態と


なった。


が、 そこに この大災害が。 大地震に 地獄の大津波。 そして東電の


福島第一原発のトラブル。 国民が これほどのショックに動揺し、 


都民に混乱を与え、 被害者方に涙している際にも 菅首相はいつもの


政治的パフォーマンスと、 責任転換に終始し 事態は混迷を深めています。




ここに昨日の産経新聞を掲載します。




〝そもそも首相は東日本大震災発生直後から「低支持率を挽回するチャンス」


とばかりに 自らをアピールしてきた。


 地震発生翌日の12日午前に急遽 「現場を視察したい」 と言い出し、


福島第一原発を訪問。 放射線漏れたい策に追われていた東電の現場担当者


らは さぞ困惑したことだろう。 何時間も彼の対応に費やされた。

 

 これに懲りず、 首相は その後も被災者視察を望み、 「かえって迷惑を


かける」 と周囲に引き留められた。 「大将は非常時にはどっしり構えて指示


を出さないといけない」(連合幹部)ことを理解していない。




 首都圏で混乱を招いた東電の計画停電に関しても、東電社長は13日午後


6時すぎに発表する予定だった。 ところが、 首相が 「私が発表したい」 と


言い出したため調整に手間取り、 国民への周知は2時間も遅れた。


 発表の際、 首相は感極まり涙をにじませた。 非常時に感情を抑えることが


できないような最高指導者では 国民は心もとない。


 事態が悪化すると 責任転嫁することだけは 相変わらずである。


「陣頭指揮に立ってやり抜きたい!」


 こう言って首相は15日早朝、 統合対策本部立ち上げのため東電本店に


向かった。 もしかしたらそれまで 陣頭指揮を執る考えはなかったのかと


勘ぐってしまうが、 到着すると 居並ぶ東電幹部を 「一体どうなっているんだ」


と怒鳴り上げた。 「あなたたちしかいないでしょ。 覚悟を決めてください。


撤退すれば 東電は100%潰れます」


 首相に この言葉をそっくりお返ししたい。 反論できない相手にかさに


かかっている場合ではないはずだ。 お互いの連帯を密にできなかった責任は


政府にもある。

 

 しかも驚くことに 首相は東電に 3時間11分も居座った。 これでは業務


妨害ではないか。 この間 首相官邸を空けたことは職場放棄だともいえる。




 13日に蓮舫 行政刷新担当相を 節電啓発担当相に、 辻元清美 元国土


交通副大臣を 災害ボランティア担当の 首相補佐官に任命したことにも


必然性は感じられない。

 

 蓮舫氏は 事業仕分けで 大津波対策のスーパー堤防の廃止を判定した。


(又 国会議事堂内で ファッション誌のモデルをやり やはり


 クラリオン・ガールが大臣になっただけ 揶揄された)


辻元氏は 平成7年の 阪神淡路大震災の際 被災地で 「反政府ビラ」 を


まいた。




2人の起用は ブラックジョーク なのか。


 阪神大震災では、 後手後手の対応を取った 小沢潔国土庁長官が


非常災害対策本部長を 更迭された前例もある。


首相もパフォーマンス以外に知恵が浮かばないならば 他の人に代わって


もらうしかない。 〟





私は こう思う。


1 とにかく今は 何よりも 原発の冷却が必要だ。 政治主導などとパフォー


  マンス無しで、 ここは専門家と東電にまかせ、 彼らに必要な援助を


  日本の国力を総括し アメリカの 航空母艦「ロナルド・レーガン」


  などの助けもかりて、 原発の放射能や 最悪な事態を防ぐことでは


  ないか。 



2 よくTVで 放射能の専門家が出て、 淡々と説明をしているが、 国民に


  判らせるのは 一局だけにして、 この方々を 総動員して東電の人達を


  助けたらどうか。


3 そして一刻も早く インフラの整備を整え、 陸上で 水・食料・医療・衣料・


  暖・他を 被災者方に送れるよう 全力をあげるべき。




私は天皇陛下が 東京を脱出されたら、 私も考えてみようかな と思います。




皆さん 慌てるのは やめましょう。