ありがとうみんな!そして明日は素晴らしい日になる
土曜日、山梨に行ってきました
山梨県国際交流会
国際協力というとカタイけど…
実は僕もそんな大上段なところからやっているのではないし
そもそものはじまりは
ガーナである少年と出会ったこと
彼はストリートチルドレンで、
その日生き延びることがすべての世界で、幼い妹を守りながら生きていた
突然僕の前に現れた彼は
幼い頃の自分と顔がウリ二つだった
…
この衝撃
自分が日本にきたのはちょうどその頃
まだ英語しか話せなかった
人の運命は好きキライでコントロールできることは少ない
日本に来なければ自分は教育というもの受けられなかったかもしれない
そして彼の存在に唖然とする自分に
一緒にいた友だちはこう言った
(暗くなった自分をフォローするために)
「デイビット、この辺りは治安が悪い。僕らもこのレストランがなければ来ない場所だよ。こんな子どもはその辺にいっぱいいる。当たり前のことだ。放っておきなよ。それよりほら、食事を楽しもうぜ」
二度目の衝撃が稲妻のように僕を打ちつけた
児童養護施設にいたとき、
まだ子どもだった自分は悪い先輩に馬乗りになって殴られていた
その時、自分を助けず見て見ぬ振りをする大人もいた
くやしかった
自分が大人になったら、
絶対に弱い子どもを助けるのに…
そんな誓いが記憶とともに蘇った
いま自分が放っておいたら…
当たり前だと思ったら…
あの時の自分を裏切ることになる
困っている子どもを放っておく、
当たり前だとして見て見ぬ振りをする大人には絶対にならない…!
この時強く誓った
僕のその頃の生活はといえば、
NGOとはかけ離れていた
週3でクラブに行き(笑)
しょっちゅう自宅に友だちを呼んで飲み明かすパーティー三昧な毎日
NGOなんて興味がないし、
やり方もわからない
帰国してすぐにパーティー仲間を集めた(笑)
何をしたらいいのかを知るために
みんなに言われた結論はこれ
「デイビットはNGOなんて向いてない(笑)。だけど人を楽しませるのは得意だから、そういう方法でやったらどうなの?」
いまのEnijeの理念がこのとき生まれた
楽しんだ代価をチャリティーにする
だけどやり方なんて実は決められていない
大切なのは情熱だ
そして何があってもブレずに
ブレそうになったりブレたりしても再び原点に返って
ただただ真心でしめくくる
何のためにやるのか?
その答えは結果や事柄というものじゃない
そこを求めたら迷路だ
ただそのプロセスが
子どもたちのため、人々のため、
みんなが喜ぶかなと
そういう思いが
時に大切な決断を下すべき時、力をくれる
流されない自分になれる
そして振り返れば
いつの間にか歩いてきた道が
ちゃんと道になっている
誰もが魂に火を灯すことをあきらめないでほしい
明日、11/9は、神奈川県の児童養護施設職員研修会でお話します
僕も8歳〜18歳まで児童養護施設で育った
当事者としてありのままお話します!