信頼とは
道を歩いていると
見た感じ共通点が見当たらない2人が木の下で話していた
携帯売りの若者と
と尋ねると
「いやっゲームはしてない、話してるだけなんだ」
と返してくれた
この後にぞれぞれが何をしてるのかがわかったのだけど
いろんな話をする中で
わたしは携帯売りの若者に尋ねた事があった
「君にはオーナーがいて彼が君にこの仕事をお願いしてるんだよね?」
彼は
「そうだよ」と答えた
「君は彼が仕入れた20個くらいの携帯をカバンの中に入れて、家の門を叩き、自宅販売しているの?
彼は
「そうだよ」と答えた
「そのオーナーはどうして君を信じられると確信してるの?誰かはそのまま携帯を盗んで消える事もあるし、今日は一個失くした、と言って隠し持つ事も、別で売る事もできる」
彼は「そうだね」と答えた
「そんな事が当たり前に起きるこの世の中で、彼は君を信じられるのはどうして?どうやって君が信じるに値するかどうかわかったの?信頼をどうやって見定めたの?」
と尋ねた
彼は「ここまでは長い道のりなのさ、
最初は1個か2個くらいの携帯を渡され、売るよう頼まれる。
次に4個か5個になり、誠実さが認められたら10個になり、そうやって信頼を勝ち得てきた。
最初から信じてもらっていたわけではないし、僕は信頼を勝ち取るために努力し、彼は信頼に値するか代理店契約者を探していた」
わたしは「じゃあ長い年月をかけてこれだけの携帯を持ち歩ける信頼を勝ち取ったの?
と尋ねた
彼は「そうだね、それしかないんじゃないかな、この世の中は。人として信頼があるかどうかだと思う。なければクビにされるのだから」
昨日、ギフティも同じ事を言っていた
ガーナで何が大切なの?
「一生懸命」働く事と「人間性」だと思う
彼女の言葉が蘇った
別れを告げ
わたしの散歩は続いた
そして日が暮れはじめていた
p.s.ところで2人の共通点は?
靴売りのおじさんも訪問販売をしていて、2人は同じ区域で訪問販売をしていて、1人がくつを、1人が携帯を売っている
その近い仕事が2人を友達にしたようだ