今日はドイツ語の母音、ウムラウトの[ö]について紹介します
このウムラウト[ö]は、
まぎれもなく、日本人にとって一番難しい発音だと思います
皆さんは、今までドイツ語の授業でどんなふうにこの音の発音を学びましたか
恐らく、
「お」の口をしながら「え」と言う・・・
だと思います。
でも、この方法は根本から間違っています
なぜなら、日本語の「お」
とドイツ語の[o]、
日本語の「え」
とドイツ語の[e]では、発音方法が違うからです。
そんな風に考えなくても、
ドイツ語の[o]
の発音の仕方をしっかりマスターしておけば、
あと大事なのは舌の位置、そう、ベロの位置だけです。
普通、発音のことを考えるときに、
舌の位置って余り考えないと思います。
いつも、口の動き、似たような音、そればかりを考えると思います。
でも、Öウムラウトで一番大事なことは、
舌の位置です。
これは、後で書く予定の、ドイツ語のÜウムラウトコチラ
にも通じることです。
では、さっそく発音の仕方を見て行きましょう
まず、ドイツ語の長い[o:]の音を、[o::::::]
と言ってみてください。
しっかり唇の筋肉を使い(下唇に力を入れると良いです)、
唇が前にすぼまって出ているようにして下さい。
そこで、自分の舌の位置がどうなっているか考えてみてください。
下の歯ぐきの裏より、もっと下の、
柔らかい部分に、舌先が来ていると思います。
(なんかプルプルしてるところです)
では、[o::::]と言いながら、
舌先を、しっかり、
下の前歯の裏に移動します。
さて、今どんな音が出てると思いますか?
もう、[o:]ではないですよね?
[ö:]に変わっていませんか?
舌を下の前歯の裏に持ってくると、
舌全体が、口の真ん中に来て、
空気の流れを変えます。
口の形も自然と、変わります。
普通の[o]よりも、唇の筋肉が使われるようになります。
なので、上と下の唇が「キュ」っと少し縮まります。
その違いを感じられますか
しっかり、舌の前歯の裏に、舌先を当てて下さい。
もう、ウムラウトなんて怖くないですね
ただ、ウムラウトの音自体、日本語にはないので、
この方法で発声したウムラウトの[ö]が、
正しいのか一人では確認のしようがないですね
まあ、「おーでえーの口」よりかは正確だと思います
周りにドイツ人がいる方は、ぜひ確認してもらってみてください
さて、長くなってしまったので、ウムラオトの[ö]の発音の種類について、
次の記事に書きたいと思います コチラ