腰痛になりにくい靴選び パンプス編
もうすぐ卒業・入学の季節ですね
卒業・入学というと慣れ親しんだ人々との別れがあり、また新しい出会いがあり、せつなさとワクワクが入り混じった季節ですね
この時期は、フォーマルな格好をする機会が多いもの
そんなとき女性ならばパンプスを履かれることも多いのでは?
でも、そのパンプスも足が痛かったら、うれしい入学式のはずが、ちょっと憂鬱になってしまいますよね
また、職業柄どうしてもパンプスを履かなければならない方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はなるべく足や腰、膝などに負担のかかりにくいパンプス選びをご紹介します。
1)足が前にすべっていかないパンプス
パンプスは、ヒールに高さがあるため、足が前の方にいく構造になっています。
足が前の方にいくと、指が靴の中でおしこめられ血液の循環も悪くなります。
また、立っているときは、かかとに60%ぐらいの体重がかかるところが
パンプスを履いていると、つま先に60%ぐらいの体重がかかってしまいます。
また人間の歩くときの体重移動は
はじめかかとにかかり→つぎに外側にかかり→小指のつけ根→薬指のつけ根→中指のつけ根→人差し指のつけ根→親指のつけ根にかかってきます。
このときに、かかとまわりをしっかり支えつつみこんでいるような靴ですと、外側にかかる体重をへらせるのですが、パンプスのように、かかとまわりも浅い、ベルトや紐などもなにもないパンプスですと、外側に体重がかなりかかってきます。
外側に体重がかかっても、からだが倒れないのは、
足や膝、股関節、腰などが倒れないように働いてくれているからなのです
なので、パンプスでもなるべく負担を軽くさせるには、足を前の方にすべらない、体重が外側にかかりにくいよう、
「マジックベルトや紐などがついているパンプス」を履かれるとちがってきます。
2)マジックベルトや紐のパンプスがだめな場合
マジックベルトや紐のパンプスが好みでない場合や服装などに合わない場合もありますよね。
そんなときは、「甲のなるべく深いパンプス」を選んでみて下さい。
甲がなるべく深く、足にあっているパンプスですと、1)のようにからだが外側にかかる負担、足が前にすべっていくのがへり、足や腰への負担がかるくなる場合があります。
3)ヒールの高さと素材
パンプスのヒール高さは3㎝以内が、負担が少ないです。
ヒールが高くなりますと、足首、膝、股関節、腰で調節して負担をかけながら立ちますので、痛みの原因にもなります。
また、子宮の位置などもかわるため、赤ちゃんの頭がまっすぐおさまらず難産などの原因にもなります。
また、ヒールの素材は、「木やプラスチック」ですとかたいため、地面からの衝撃を吸収してくれずからだに響いてきます。
ですので、ヒールの素材は、こちらのリーカーのパンプスのように「ゴム素材」のもの方が負担がかるいです。
4)カップのしっかりしたパンプス
また、靴のかかと周りに入っているカップがしっかりしていて、足にあっていることも大事です。
かかとまわりのカップがしっかりしていると、外側に体重がかかりにくくからだをまっすぐに支える助けにもなります。
5)なるべく長時間履かない
パンプスは、歩くための靴というよりデザインを重視した靴です。
からだに負担をかけたくない場合は、なるべく長時間履かれない方がいいかもしれません。どうしても仕事などで履かなければならないときは、休憩時間のときは、リラックスできる靴に履きかえたり、足の指を「グー・パー」するなどの運動もするといいと思います。
今回こちらに掲載した「ドイツ製riekerリーカー」 のパンプスは
オンラインショップ「ドイツ小人の靴工房」 や
「BUYMA バイマのパーソナルショッパー メルヒェン国の友達」 にも掲載しております。