間に合うも間に合わないも ー宇ち多(京成立石) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

毎度の超不定期更新ブログ、一応目標は月二更新なんで、そろそろやらないとヤバそうですね。

今年は年明けスタートダッシュが早く、加えて昨日から新しいお仕事が協議開始と例年以上に落ち着かない睦月でございます。
従来なら年始のお仕事は就業のベルとともに切り上げるのが恒例。

なぜってほしいからですよ、タオルが。
そう、大体仕事初めと宇ち多さんのスタートがかさなるものですから、ご挨拶がてらお邪魔するのを楽しみにしております。
あくまでタオルはおまけね、おまけ。



ところが今年は初っぱなからお仕事の暴走に引きづられて、大分あとになっちゃったんですよね、初宇ち入り。

端からタオルは諦めて、時間も遅くですから、ものは四天王のみと覚悟しての入店。
この日は、四番の角に通していただいて、そうさんから梅割りをば注いでいただきます。



冬場のキリッと冷えたウメは良いですねぇ。また、これが味わえる時間にここにいられるのが、なんとも嬉しい♪

さて、四品の何をいただこうかと悩んでいると、一番の奥の方から「カシラ」のお声。しかも通ってる!
これはもう千載一遇と、アンちゃんの通りすぎ様「カシラありますか?」と聞いてしまいました。
「まだあるよ」とのことで、カシラタレノワカヤキの定型句を唱えます。

然るに、次の人のカシラオーダーにはねえさんから「終わった」のお返事が…間に合ったと思わず心でガッツポーズをいたしましたよ。



そして、降臨マイベストウチダ。あたしの最高の一品はこれなんですよね。またこれが肉厚でうまいんだなぁ。
サクサクしたステーキ感と、ネットリしたコラーゲン質のどちらが当たるかは運任せですけど、どちらも美味美味。
勢いでレバタレをばセカンドオーダー。


新鮮な宇ち多のレバのこと、うんと若焼きが人気のオーダーですが、あたしは普通のレバ好みなんですよね。
プリっとした歯応え、宇ち多のレバはやはり良いですねぇ。

こりゃ、いつもの二皿一杯じゃ帰れませんよ。初春にカシラに会えた悦びも重なって、気が大きくなっております(笑)。
ウメのお代わりに、お皿はシロタレヨクヤキで。んー、宇ち多的タレの三重奏をまたやってしまった。
サクサクの焦げ目の食感と、肉厚の歯応えの対比が面白いんですよね。シロはよく焼きが好きかなぁ。



そして、琥珀色のウメの深み…奥にあるおしんこもオーダーしたいところですが、今宵は切りよく1000円でお会計。

いやぁ、いつもは飲んでもひとつ半。2杯いただくとほろ酔い上機嫌ですわ。夏目さん一枚でこの幸せ感が味わえるってのは、本当に嬉しいですねぇ。

アンちゃんから「ちょうど1000円」とお会計を済ませて、今年もよろしくお願いしますと遅ればせてのご挨拶。
今年はタオルには間に合わなかったけど、初訪でラストのカシラに間に合った嬉しさに、スキップしながら帰り道。

捨てる神あれば、拾う神あり。早々捨てたもんじゃないですよね…なんてほんの些細なことかもしれませんが、それを芯から喜べるのが、お酒の一番の効用なのかもしれません。ごちそうさまでした。