串焼き屋のレバニラ -鳥新GW完結編 | 丁稚烏龍帳

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鳥さしの山

サラダの山 どかんと鳥もも (前回までのあらすじ)
丼一杯のごはんを抱え込んで幸せな笑顔を浮かべつつ、ホッピーをあおる丁稚。
コロッケ、はんぺんと食べ進み、結構おなか一杯のはずなのに、まだ白っぽいごはんがあるという(丁稚にとっては重大な)理由で、もう一品のオーダーを考え始めます。
数あるメニューとにらめっこする中で、丁稚が選んだ答えとは…?


…正解は、表題のとおりです(笑)。


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そう、いろいろ悩んだとですよ、さっぱりサラダ系…って、ここのサラダは掛け値なしにでかいんです。この時点からではあまりに危険球と断念。

(ちなみに右→のメニューは過去に頼んだ危険球の数々(笑))

丼はたれ焼きだったから、中将ご推奨のプリプリのはつ塩焼き、あるいは名物もも焼きを塩で、って肉だくになるしなあ。


魚系で、隣の方が頼んでたねぎま焼きにしようかって、期待しながら待ってたら、出てきたのは鳥のねぎ間。ねぎマグロじゃないのね~ん、と焦って頼まず正解。鳥屋ですからね、それ(ねぎ間)がむしろ当然なんですけどね。
となると、炒め物系ですかねぇ、ここの炒め物食べたことないし。にんにくの芽とか、もやしとか野菜とかいろいろありますけど、やっぱり炒め物の王様、レバニラ炒めで参りましょう。



レバニラ オーダーから五分後、ほんとにここは出が早い、すばらしい。
と、見た目にわかる、コロリンころりんしたこのレバの身の張り。串焼きのレバを串はずしただけってのが、ありありでしょ。そして、それは味わいにも反映していたのでした。一口口にすれば、レバペーストが舌にまつわるような、ねっとりした質感。うまか~。

タレはオーソドックス。にんにくと韮の風味が食欲をそそる感じ。このたれに関しては、秀が一歩先んじている感があります(単にあたい好みってだけですが)。


m蔵さんの観察によれば、秀のそれには「鳥がらスープが入ってますね」ということだそうですが、秀のレバニラがタレの旨味でごはんを進ませる、いわば中華の…いや敬意をこめて「定食屋のレバニラ」であるとすれば、鳥新のそれは純然たるレバの旨味に酒が進む「串焼き屋のレバニラ」だと思うのです。

どちらを好むかは、その人次第。僕はどっちも好きですけどね~。


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レバニラで、残ったごはんをかき込んで、ふ~、おなか一杯、焼酎一杯のホッピーで酔いも程よく。
ご馳走様でした。二人で満足、腹くちくなってお会計は2700円、これだけの量感があってこの値段で採算大丈夫でしょうかね。
十割ホッピーと並ぶ青砥の特質、それはうまくて、安くて、腹一平ということ。…って、某UFOメンチ屋とこのお店だけかもしれませんけどね。
なにはともあれ、消費者の財布に優しい下町酒場に感謝の思いをこめて、一言。今日もごちそうさまでした。